気ままに♪遊歩と小生物の日々

北部九州海沿いの小さな城下町で小動物(海系、カメ系)と共に楽しく暮らしています。

北九州の美術館へ

2022-11-08 13:57:39 | 旅行

おくんちの前、1日に一泊で北九州に行った。目的は藤原新也展とスコットランド国立美術館展。藤原新也はワタシが若いころから気になる写真家で本も東京漂流とか、けっこう衝撃だった。同じ北九でもスコットランドの方は戸畑の美術館で、点数も多いのでまず着いた日に。いや、高速でもやっぱり2時間以上かかるねえ。そう体力もないワタシには一泊は正解。

なかなかに充実したコレクション、このヴェロッキオのマリア様は美しかった~。バロックのエルスハイマーという夭折の画家の作品とか、好きじゃなかったルーベンスもあのばかでかいのじゃなくて聖アンブロジウスの頭部習作はやっぱりすごい!とかほかにもいろいろ発見があって。何しろ人が少ないのでゆっくり鑑賞できた。展覧会はこうでなくちゃね。カフェで一休みしてから若戸大橋を渡って若松へ。ホテルは温泉のあるルートイン。ワタシの沖縄時代の友人がホテルのすぐそばに住んでるので夜会うことになっている。

一休みして6時に待ち合わせしたら、彼女はホテルの入り口の植え込みブロック?に座って待ってた。ほら、そこに見える家がうちよ、ほんとに近いのよと。よく昼食食べに行く居酒屋?さんへ。

このじゃこサラダはとっても美味しかった!じゃこは旬だとか。全く飲めないワタシはお冷やで、友人と相方は焼酎。今の家を建てて間もないころだったか、一度泊まりに来たことがあって、飲み仲間ができて相方も大いに飲んでた。彼女はかなりいける人で、今回もようしゃべった。今はお母さんが住んでいた実家に国家試験を控えた息子さんと二人暮らし、沖縄の家には試験終わるまで帰らない。若松は昔は大きな港の町でそれはそれは賑わった所、実家は町のど真ん中で、おばあちゃんが割烹旅館を営んでいて、彼女は上等の食生活を送ってたらしい。周りは歓楽街で、あそこは近づくなとかいう場所がいろいろあったとか。

大盛り上がりで、また会いましょうとお開き、ホテルへ。こじんまりではあるけどちゃんと温泉があって、ほかに客はいなかったからのんびり手足伸ばして。

翌日は朝風呂に入ってからバイキングの朝食たっぷりとって小倉の美術館へ向かった。

北九州市と言っても、昔は別々の市で、合併したので地理がよそ者にはちょっとわかりにくい。八幡は小学校の工場見学で八幡製鉄所に行ったな。空は工場のばい煙でどす黒赤い地獄のような色だった。小倉は昔マンガ書いてた頃に高校の後輩に誘われてマンガ研究会の親分(といってもワタシと同級生)の6畳一間くらいのアパートに何度かお邪魔したことがある。その後はリバウォークに美術館ができたので、マンガ関係で何度か行ったことたことがあって火事になった昔ながらの旦過市場は面白かった。ほかの若松、戸畑は今回初めて、門司は無料の招待日帰りツアーで行っただけ。

昔繫栄したおかげで戸畑の北九州市立美術館本館のようなすてきな所があるんだな。で、この日は小倉のリバウォークにある同市立美術館の分館での藤原新也展へ。はい、期待以上の迫力でありました。やっぱりタダモノではない。命の力。はーっと圧倒されて、次には小倉城をぐるっと歩いて10分ほどの文学館へ。こちらは書や手紙、絵。絵は写真とは全然違うカラフルで楽しい自由な作品の数々。やっぱり芸大入っただけに上手いっ!で、上の夢のように静かな絵も。

心が満たされた2日間。帰ってきたら、怒涛のおくんち!宵山から3日間熱に浮かされとりました。

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