数か月ぶりに福岡に行った。むかーしワタシが20歳のころ?熱心な友人(後輩)に誘われて福岡から小倉(北九州市)に電車とバスを乗り継いで「親分」という同年の上手い漫画家(女性)の狭い一間のアパートに踏み込んだのが縁で、しばらく参加していた「アズ」と言う漫画好き集団の55周年展の案内をもらったので、コロナが怖いけど、相方の合唱練習の日なので一緒に行くことにした。
ちょうど天気もいいし、高速バスを降りて大濠行きのバスに乗り、(乗客少なくてよかった!)舞鶴公園の入り口あたりで降りて美術館に向かって歩く。
整備された藤棚がずらり並び、圧巻の見ごろ。福岡にいた頃でもこの時期に来たことはあまりない。
その先には30代で亡くなった高校(正確には中三)からの親しい友人の家があった。官舎の跡が区画のまま青々した草地になってる。
美術館にはアズ結成当時からの世話役?のIさんがいて、海外からの若者二人に熱心に説明している。5年前北九州の展覧会で会って以来なので、挨拶して差し入れの松露饅頭渡して懐かしい話なども。そう言えば、子育てのときの作品、ありますよ、と、荷物をガサゴソ、小さい冊子に確かに長男の日々のエピソードのゆるーいマンガがあった。わー、懐かしい、忘れとった!この長男も先生になってますよ、と言うと、個人情報とかあるので展示はしなかったけど、コピー送りますよって。それにしても10代から70代までの圧巻の作品。プロで活躍している若い会員などずらり。皆さん華やかにがんばってますねえ!2世漫画家もけっこういて。亡くなった同世代も。ワタシは途中でフェードアウトしたけど、親分さんと後輩友人は年賀状のやり取りしている。Iさんに彼女の電話連絡先をお願いした。あんな一時期もあったなあ。
外に出ると懐かしい大濠公園。実家からは散歩コースだもんね。若者も年配者もいろいろ歩いたり走ったりわんこと散歩とか。のどかだけど、コロナが無ければもっとねえ。
舞鶴公園(城跡)を通って天神方面へ歩く。移転した裁判所跡?広場では学生のトレーニングが盛ん。陸上にサッカーに、いろんな高校から来てる。
ニセアカシヤの花。札幌の大通公園には背の高い木がずらり並んで花の時期はいい香りだった。
天神方面へ向かってハスの堀を見ながら、どこへ行こう?そうだ、BookOff,古着屋も一年以上行ってないな多分。で、がんばって歩いた。平地なので歩くのは大丈夫。店内の様子も前と変わっていて慣れないので見つけにくいけど、とりあえずユニクロだけどサイズピッタリのいいリネンのシャツを買った。
合唱の練習に行く相方とはバスセンターで別れた。バスは渋滞で遅れてたけど、窓際に座れた。あとの人は隣り合わせにならないよう補助席だった。spotifyでジャズを聴きながらディーノ・ブッツァーティ(「シチリアを征服したクマ王国の物語」のアニメの原作者)「動物奇譚集」というちょっとコワイ短編を読みながら時々寝ながら帰宅。