気ままに♪遊歩と小生物の日々

北部九州海沿いの小さな城下町で小動物(海系、カメ系)と共に楽しく暮らしています。

鹿島、涙雨

2019-09-30 14:13:06 | 日記

今朝の町田川、5~10㎝の稚魚の群れが上げ潮に乗って泳いでくる。やっぱりねらってウが2羽スタンバイ。曇りだけど蒸し暑い。浜で水槽のヨウジウオのためにモゾモゾエビを取って海の家に。注意の貼り紙をしてるのに、カメの水にまたパン切れが投げ込まれてる。どこのバカモンだ!早朝だろうから老人かなあ。エサやりがいいことだと思ってるのか?現場を見てないからなあ。また水抜いて入れ替え。

帰りに駐車場代を払いに行って、増税前のすべり込みと思ったら、すみません、うちの会社は10月分からは10%になってるんですよ、って。そんなあ!まあ、窓口のお姉さんに怒ってもしょうがないからね。残念。

 

昨日は鹿島に、大恩のある工務店の社長の葬儀に相方と行ってきた。思いもよらない急死で、ご家族も社員も相当なショックで、参列する人も悲しみにくれ、ワタシらも涙…。

この方との出会いがなければこの家を再生して住むことはなかったし、それまでまったく家を持つ気の無かったワタシにこの家は大丈夫、直せますよ、私たちも残してもらうとうれしいです、大丈夫、できますよ、何でも言うてください、周りとの交渉やら慣れとりますから、できることはまかせてください、住む方の希望の家を作るのが仕事ですから、とにこやかに。その人柄に安心して甘え、とことん思いのままワガママを通してもらって、こんなにもったいないようなしっかりしたすてきな土壁の家を再建してくれた。凛と美しい仕事をする設計士さん、腕の立つ大工さん、石工さん、左官さん、たくさんの職人さんを率いて。当時札幌に住んでいたので月一で通って家造りを見るたびに感動、着々と進む工事に胸躍った。古い家は、解体するときに昔のやり方がわかるとですよ、勉強です、と若い職人さん、建築の学生さん、ワークショップも開いて、いろんな人を巻き込んで本当に精魂込めて仕事をしてくれた。どんなにワタシには社会勉強になったか。転勤族でほぼサラリーマン家庭しか周りにいなかったけど、職人さんたちとの会話で田舎に住む人の暮らしというのを初めて知ったし、教わったことは限りなく浮かんでくる。なんてすごい人を亡くしてしまったんだろう。もっともっと志のまま仕事を続けてくれるものと思っていたのに…。早すぎる66歳。

お棺を見送り、式場の花をたくさんいただいて帰るころは本降りの雨。涙雨。

でも空腹にはなる。相方が、塩田の製麺所のうどんを食べて帰ろうと、日曜なのに営業しててよかった!しみじみ旨かった。

真っ赤なヒガンバナが燃える田園地帯を抜けて帰ってきた。ゆっくり休んでくださいね、働き詰めだったから。

 

 

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無料招待日帰りバスツアー

2019-09-29 20:52:18 | 旅行

 

土曜朝、相方に糸島市役所まで車で送ってもらって日帰りバスツアー。何年ぶりかな?前はスーパーのツアーで何度か行ったけど、このごろはまったく当たらなかったから。

9時半出発、まずはお決まりの鳥栖の宝石卸会社に立ち寄り、クイズや(顔パック一枚ゲット)遠赤ジュエリーの試着、ちょっとしたお土産もらって、もちろん買い物はせず。

それから日田のすっぽん蜂蜜工場へ。製品の説明、宣伝の後、持ち上げられて首を伸ばしてもがく実物のすっぽんを見せてもらい(可哀そう~。製品になるんだ。)遅めの昼食。追加料金ですっぽん鍋とかあるみたいだけど。蒸し暑い日で、陶板焼きの火が熱い。ちょっとしょぼい内容だけど、タダだもんね。すっぽん蜂蜜ドリンクや酢など試飲して買う人は買い物、もちろんワタシは何も。

すっぽん以外のカメさんたちもずらり。

次はバスを飛ばして久住花公園へ。車内はお腹いっぱいのウトウトぐうぐう~。ワタシも時々目を開けては、杖立温泉…黒川温泉…南小国…瀬の本高原…と山道を揺られて久住へ。

 

初めての花公園、一時間の散策で途中雨も降ったりしたけど、雑貨屋のぞいたり、たくさんの可愛い花で心ウキウキ♪

そのあとは別府に向かい、お土産屋と最後の温泉♪鉄輪温泉は一時間の間にわーっと洗って(バスツアーだと洗い場混んでて忙しい。)いろんなお湯、箱蒸し風呂なんかも入って。

外に出てバスの出発時間まで、朝から長い時間いろんな話をした一期一会の同年のお隣さんと外で心地よく風に吹かれて。趣味のこと、家族のこと、これまでの歩み、これからの生き方など、お互いに知らない同士で気兼ねなくおしゃべりできてよかったな。

糸島市役所に戻ったのは予定より早く夜の9時35分。相方が迎えに来るまで25分ぐらい待って一路自宅へ。一日長~いドライブだったなあ。

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落語会と母

2019-09-27 17:14:40 | 日記

25日(木)は例年のきむら旅館で落語と食事の会。昨年は母が来られず、今年は94歳になった母を福岡まで車でお迎えに。朝からウキウキ待っていてくれた。夕方いったん家で一休み、6時前に会場へ。前座の桂小梅さんも上手くなってるし、橘屋蔵之介さんに続き桂梅團治さんはさすが。やっぱり目の前で噺を聞くのがいいね。2週間前は福岡で招待券の小朝さんだったけど、会場は広いし、内容も期待したほどではなかったような。タダだもんねえ。

大笑いの落語のあとはお楽しみ美味しい懐石料理。ライトアップされたお城と黒々と海岸風景を眺めながら。3人で満足して帰ってきた。

 

翌日は午後、母を送りがてら山越えドライブ。まずは糸島方面、日向峠のうどん屋で旨いかき揚げうどん。2時過ぎてたけど、カウンターは常連さんでいっぱい。しばらく待って座った。おばさんはおおわらわで天ぷらを揚げたり、材料を取りに行ったり、うどん出すのも料金もらうのもみーんな一人で。やっとうどんが出てきたときには、お待たせしてすみませんねえ、と。いやいや、おばさん、がんばってるもん。いただきまーす!と、揚げたての野菜たちがホクホクカリカリと、出汁の旨さ、ごちそうさま♪母も完食。

それから三瀬方面へ。直売所でトイレ休憩、それから背振りへ向かう。母は来週の俳句のお題が案山子だそうで、カカシ、ある?って、今どきもう絶滅危惧語でしょ。どの田舎でも見ないよ。オブジェとして飾ってあるのはどこかで見た気はするけど。あぜ道のヒガンバナを見ながら探したけどやっぱりなかった。

背振の山道をくねくね上がりながら、ほーら、佐賀平野、とか、母は疲れるだろうけど、自分では行けない場所のドライブを楽しんでる。道の駅さざんか千坊館で名水汲みのため停まる。母とワタシは買い物。わー、安いわねえ、と母は大興奮、アスパラ、みかん、カキ、ナス、サツマイモ、青菜、干しシイタケなどめいっぱい買い込んだ。車の場合いくらでも持てるからね。水を汲み終わった相方が好物のあん餅をかごに入れて終了。

背振トンネルを抜けて福岡県側へ抜ける。五ヶ山ダム、南畑ダムを見ながら那珂川町(市になったらしい)に下りて母のホームに帰り着いたのは夕方、4時間近く走ったね。母は、楽しかったわあ、安心して乗ってられる運転で、って。相方は車屋の息子で、事故を起こさないよう、安全運転は身に付いてるからね。

母の部屋でコーヒー入れて一休みしてから高速で帰ってきた。親孝行してくれる相方に感謝♪お疲れ様!

 

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福岡おでかけ♪

2019-09-20 14:26:05 | 日記

昨日は朝8時の高速バスで福岡へ。忙しいよお!ささっと食事、ささっと着替え、庭にネコ除けの木酢をまんべんなくまき、帽子や靴を選んでるとあっという間にギリギリ。だっと走ってバスセンター。あ、トイレ、入ったら間違ってメンズ!ごめんなさあいと逃げてきて、もうバスがいたので走り込み。やれやれ。車中で田川憲さんの本「心を彫る」高嶋進著をざーっと読みながら。

10時の整体に間に合った。先月かなりキツク治療された痛む左肩がその後前より悪くなって、よほど整形外科に行こうかと思ったけど、どうせ電気当てに通うだけと思うとめんどくさくて、まあ小型超音波マッサージと湿布でごまかしながらひと月。前回のあと悪くなって、とぼやいたら、そうですかあ、あんまり緩めすぎたですかね、痛かったら言ってください、と直接ではないあっちやらこっちやらから整えてもらった。鎖骨がずれとる、とか。左の肩周りの筋肉がバリバリに固まって、いわゆる50肩(という病名はないらしい)のようなものかな。後ろの上に手を上げられない。まあ、長年使用すると痛むわな。老化なら急には良くならないってこと。とりあえず前より楽になってよかった。

その後実家で月二回のパン昼食会。母も妹も姪も元気に集まってワイワイ。母の俳句は、8月が休みだったもんだから、なんだかぼーっとしちゃってろくなのできなかったわ、と。それでもマジメに、タクシー呼んで公民館に出かけて行った。

解散してワタシは近くのアウトレット(古着屋)で秋っぽいチェックのスカートを半額で買ってバスで天神へ。この日の映画は「ワンスアポンナタイムインハリウッド」姪が面白かったと言ってたので、メールで誘ってた友人が久しぶりにやってきて一緒に鑑賞。3時間の長さをまったく感じない面白さ。70年代のヒッピーとか、ワタシの大好きな映画ジョアンナとかちらっと出たり、リアルタイムだったこともあって。最後はさすがタランティーノ、これでもかって、しまいに笑ったよ。

 

友人(独り者)が夕飯食べて行こうと言うので、混む天神は避けてアルピノ地下食堂街の蕎麦屋。エビ、マイタケ天サクサク旨い蕎麦でお腹いっぱい。近況報告やら他愛ない話してまたね、って。この日まで相方は三泊大分出張なのでのんびりだった。

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中洲ジャズ♪長崎居留地まつり

2019-09-17 14:26:23 | 日記

 

週末の報告。

14日土曜は福岡の中洲ジャズに出かけた。次男の音楽仲間の浦君出演が4時半からインドアライブ。早めに着いてリバレインをちょっとのぞいてから会場へ。毎回床に座り込んで前の方で見るので、今回は小さい折りたたみ椅子で。(次の屋外用)浦君の気持ち良いサックス聞いてCDを買い、次の一組だけ聞いてから、と思ったら台湾からのバンド、悪いけど好みじゃない。途中で出るのは悪いし、終わってすぐ次の会場へ急いだけど、もう人で一杯!見える場所は入れないので椅子を置けるところでスタンバイ。前のおっさんのしゃべり声がうるさいのでじりじり前方へ移動。

目当てのシュローダーヘッズが始まった♪いいねいいね!!前の若者二人が狭いのにノリノリで踊り飛び跳ね、横のおばさんから注意されてた。わかるけどね。残念ながらピアニストの頭がちょっとだけ見えたぐらい。同じ会場に来てた姪が連絡くれたけど、人込みだし暗くなってくるし、会えなかった。

次がトリの武田真治ッ♪とにかくちょっとでも見ようと人込みに詰めてようやく背伸びしてスタッフのお兄さんの肩越しに姿が!いやあ、うまいッ!カッコえ~♪しかしぎっしりの人で暑い~。さすがに俳優でもあるしエンターティナー、上手いだけじゃなく表現できる人。忌野清志郎のトランジスタラジオまで歌ったのはよかったね。本人にはかなわないけど。人垣の中で充分音楽楽しんだよ。次回は相方と別行動で好きな場所にもぐり込んだ方がいいかも。


翌日曜は長崎へ。居留地まつりの一環で、版画家田川憲の作品に関して甥(憲の孫)のギャラリートークが旧上海銀行の会場で行われる。

先に午前の部に来ていた義姉と合流してお昼は浜ん町の中華屋でちゃんぽん。それから会場へ。田川憲の作品も並べられて大浦バンド(港?外国船が横づけされて積み下ろし商いした所)に関する田川の文や消えゆく長崎への強い思いなどの話。今回はあのジャンジャン(その昔ワタシは那覇のジャンジャンで、先代の津軽三味線の竹山さんや永六輔さんなど聴いた。)の主だった高嶋進さんの本「心を彫る 田川憲と棟方志功」が出版されたので、その紹介とともに長崎だけじゃない日本の宝である田川の仕事を一般に知ってほしいとの想いで、作品、資料を親族から託された甥が仕事の合間に奮闘している。高嶋さんは、田川憲のことを書かせてほしいと、甥の嫁ちゃんが出島の裏でやっている憲関係の店「Soubi'56」を訪ねてきたらしい。で、ありったけの資料を提供してこの本ができた。

このイベントでかなり体力気力を使いきった甥は疲れてたけど、何より、生まれる前に他界したじいちゃんのすごさに魅入られてる。だからがんばれるんだね。ワタシも初めて田川憲を知った時、えっ、金子光晴!?(10代のころの愛読詩だった。クラゲとかオットセイとか)堀口大学!?と仕事をしていた?たぶん作品以上に衝撃だった。

手伝いできないワタシらは応援しよう!

写真はアトリエだった南山手十番館の版画と旧上海銀行の窓から見た現在の同じ風景。

 

帰りの車中から。夕陽の大村湾が美しい。


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