今朝の町田川、5~10㎝の稚魚の群れが上げ潮に乗って泳いでくる。やっぱりねらってウが2羽スタンバイ。曇りだけど蒸し暑い。浜で水槽のヨウジウオのためにモゾモゾエビを取って海の家に。注意の貼り紙をしてるのに、カメの水にまたパン切れが投げ込まれてる。どこのバカモンだ!早朝だろうから老人かなあ。エサやりがいいことだと思ってるのか?現場を見てないからなあ。また水抜いて入れ替え。
帰りに駐車場代を払いに行って、増税前のすべり込みと思ったら、すみません、うちの会社は10月分からは10%になってるんですよ、って。そんなあ!まあ、窓口のお姉さんに怒ってもしょうがないからね。残念。
昨日は鹿島に、大恩のある工務店の社長の葬儀に相方と行ってきた。思いもよらない急死で、ご家族も社員も相当なショックで、参列する人も悲しみにくれ、ワタシらも涙…。
この方との出会いがなければこの家を再生して住むことはなかったし、それまでまったく家を持つ気の無かったワタシにこの家は大丈夫、直せますよ、私たちも残してもらうとうれしいです、大丈夫、できますよ、何でも言うてください、周りとの交渉やら慣れとりますから、できることはまかせてください、住む方の希望の家を作るのが仕事ですから、とにこやかに。その人柄に安心して甘え、とことん思いのままワガママを通してもらって、こんなにもったいないようなしっかりしたすてきな土壁の家を再建してくれた。凛と美しい仕事をする設計士さん、腕の立つ大工さん、石工さん、左官さん、たくさんの職人さんを率いて。当時札幌に住んでいたので月一で通って家造りを見るたびに感動、着々と進む工事に胸躍った。古い家は、解体するときに昔のやり方がわかるとですよ、勉強です、と若い職人さん、建築の学生さん、ワークショップも開いて、いろんな人を巻き込んで本当に精魂込めて仕事をしてくれた。どんなにワタシには社会勉強になったか。転勤族でほぼサラリーマン家庭しか周りにいなかったけど、職人さんたちとの会話で田舎に住む人の暮らしというのを初めて知ったし、教わったことは限りなく浮かんでくる。なんてすごい人を亡くしてしまったんだろう。もっともっと志のまま仕事を続けてくれるものと思っていたのに…。早すぎる66歳。
お棺を見送り、式場の花をたくさんいただいて帰るころは本降りの雨。涙雨。
でも空腹にはなる。相方が、塩田の製麺所のうどんを食べて帰ろうと、日曜なのに営業しててよかった!しみじみ旨かった。
真っ赤なヒガンバナが燃える田園地帯を抜けて帰ってきた。ゆっくり休んでくださいね、働き詰めだったから。