大雨以降、夜が涼しくなった。日中の暑さも前までの耐えられない蒸し暑さとは違って少し秋っぽい。
水槽のコショウダイが大きくなってきたので小さいのがいたら入れ替えようと思って見てるけど、もうこの時期にはやはり育って深いほうへ移動しているんだろう、見当たらない。シマイサキの稚魚はまだいる。ゴンズイは少なかったな。やたら多いのがワタリガニの子ども。今朝も甲羅2cm前後のやつらがワシャワシャハサミを動かしながら砂の中の何かを取って食べている。じゃぶじゃぶ歩くとあわてて深みか砂の中に逃げるけど、一匹ワタシの方にまっすぐ来たヤツがいて、隠れるのかと思ったら、チー!と足の柔らかいとこをはさみよった!
砂にはいろんなヤツがいて、いきなりちくっとしたり、ぬるっとしたり。おもしろい。
今日は海の家のおばちゃんがいつもの椅子でテレビを見てたので、おはようございます!と2度ほど後ろから声を掛けたけど、聞こえないか居眠りか動かないので、まあいいや、今日は庭仕事しないとひどいことになってるし、と帰ってきた。
おばちゃんは語り部、いろんな話が出てくる。戦後すぐの頃はお城の駐車場のあたりはまだ海で、満人(満州人)が大きなジャンク船で来て泊まってた。「何か持って来て何か持って帰ったとじゃろね。子どもじゃったからわからん。」その満人は流れ着くムラサキダコを取って食べていたらしい。美味しくないのに?まあ、中華料理はなんでも食材にするし、味付けてしまえば食べられるか。で、ある時からジャンク船が来れなくなって(密貿易だったのか?)船を全部置いていったそうだ。それが西の浜に沈んで漁礁になったという。「いっぱい魚の寄って。こやん太か(厚さ10cmくらい?)松の板で、だいぶ取ってきたけど、焚き木にしたりね、もう残っとらんと思うけど。船はまだ沈んどるよ。」海底に沈むジャンク船。松材だからなかなか腐らないとか。こんな歴史が!