写真は、戸建の内覧会で、屋根裏の断熱材の様子を撮ったものです。屋根裏には、厚さ100mmのグラスウールやロックウールの断熱材が、一般的に敷き並べられます。戸建の屋根裏は、夏の間には60度以上になることもありますので、ここの断熱は極めて重要となります。
断熱材の施工と言っても、断熱材のマットを敷き並べることだけの簡単なものです。しかしながら、断熱材がしっかりと隙間なく並べられている、これが重要となります。断熱材が浮いていたり、隙間があったりしていれば、当然のことながら、断熱材の意味を成しません。家全体を断熱材ですっぽりと包み込んでしまう、これが断熱工事の基本です。フトンと同じで穴が開いていたら断熱効果は半減します。
写真は、屋根裏にある点検口から、屋根裏内部を撮ったものです。暗くて見ずらいですが、断熱材が浮いてしまっていて、2階の天井の裏が見えてしまっているのがお分かりになるでしょうか。これでは何の為の断熱材かとなってしまいます。普段、開けないところですので、内覧会でチェックして直させなければ、ずーとこのままになるわけです。戸建の内覧会で家をチェックをされる際には、是非、屋根裏の断熱材の施工状態もご覧になって下さい。点検口があれば、業者に開けさせれば良いです。お住まいになられたら、まず、見るところではありません。ですので、要注意となります。(96)
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