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経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

「基本的管理の大きな失敗?」・・・「アメリカ国債はデフォルトしない」ガイトナー発言

2011-05-26 04:34:00 | 時事/金融危機
 



米国の債務不履行は「決して」ない=ガイトナー財務長官
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21362420110525

短い記事なので全文引用します。

<引用開始>

[ワシントン 25日 ロイター] ガイトナー米財務長官は25日、米政府によるデフォルト(債務不履行)の可能性を否定した。

 長官は米政治情報サイト、ポリティコとの実況インタビューで「はっきり言うが、米国は決して債務の履行を怠ることはない」と言明し、「デフォルトすれば基本的な管理の大きな失敗ということになる」と述べた。

 また「議会はこれまでどおり連邦債務上限の引き上げを承認する」と強調し、米政府の計画も代替策も、議会が債務上限引き上げを承認することだと述べた。

 米政府には不測の事態に備えた対応策がないということかとの質問に対しては、議会がデフォルトを容認することはないとの確信を繰り返し表明した。

 米議員による予算協議では、一部の共和党議員が強硬姿勢を示している。

<引用終わり>

■ 「基本的管理を失敗した結果」アメリカ国債はデフォルトする? ■

ガイトナー発言を意地悪に解釈すれば、「アメリカは基本的管理の大きな失敗を犯したから、アメリカ国債がデフォルトするのだ」となります。

では、「基本的管理」とは一体何なのでしょうか?

① 財政赤字の拡大を無視して、戦争を遂行した
② 強いドルを目指さずに、ドルを増刷して「弱いドル」にしてしまった
③ 医療費の国家負担が増えるにも関わらず、国民皆保健制度を導入した(不完全であるが)
④ 住宅バブルを放任した
⑤ 詐欺金融を野放しにした

挙げれば切りが無い程に、アメリカは「基本的管理」をオザナリにしてきました。

ガイトナーが「アメリカ国債はデフォルトしない」と言う度に、「アメリカ国債はデフォルトする」という「こだま」が返ってきます。

・・・ところで、今回は「情報操作の初級編」を活用してみました。
「ガイトナー」のgoogol画像検索で、最初に表示されるのが、この写真というのは、世も末という事でしょうか・・・・。

「不可避な過去」を責められるのか?・・・「海水注入中断」は罪か?

2011-05-26 03:12:00 | 福島原発事故
 

■ 「再臨界の可能性はゼロでは無い」・・・斑目氏が発言 ■

東電が現場判断で開始した圧力容器への海水注入を、官邸の指示で中止したかどうかが注目を集めています。

斑目原子力安全委員長が「再臨界の可能性はゼロでは無い」と発言した事に対して、菅首相始め官邸サイドが過剰に反応して、海水注入を一時ストップさせた事が、事故を深刻化させたとして、批判を受けています。

■ 「今だって再臨界してないとは言い切れない」・・・斑目氏の5月23日の発言 ■

次の記事を読んでいただきたいと思います。

斑目委員長「今だって再臨界してないとは言い切れない」 久木田委員長代理「(可能性)ゼロだと思う」
http://news.nicovideo.jp/watch/nw66290

<引用開始>」

-前略-

七尾記者: 政府の当初発表(政府・東京電力統合対策室が5月21日に、福島第1原発1号機の原子炉への海水注入を中断した際、班目委員長が菅直人首相に「再臨界の危険性がある」と進言したと発表)のなかで、委員長はどの部分を問題視したのか。

斑目委員長: 私として大変気になったのが2点ある。一点は、私の方から再臨界の可能性があるというかそういう発言になっていたということが一点。もうひとつがその前の朝刊などの表現では「可能性」だったのがさらに「危険性がある」という表現になっていた。この2つについて、私としては納得できないというところがある。第一に再臨界の問題については、これは原子力工学の常識としてそれまで真水を入れていたわけである。真水を海水に変えたことによって再臨界の可能性が高まる、というようなことを私が申し上げるはずがない。これは総理かあるいは他の人かその辺はもう私は記憶にはないがどなたかがおっしゃったのに対して「可能性はもちろんゼロではありません」というような回答をしたはずだ。可能性と危険性というのも相当気になる表現で可能性があるとは言わない、可能性はゼロではないといったと思うのだが、危険性という表現になってしまうとあたかも再臨界が起こると危険だ、と私が言ってるような印象を与えるのではないか、という点。少し補足をさせていただくと、現実に今だって再臨界をしてないとは言い切れないと思う。しかしながら問題は熱の発生であって崩壊熱が大量に出ている。それからあの時点ではジルコニウムと水との反応による化学発熱も相当なものであったはずだ。再臨界という現象が起こったら、中性子は出てくるかもしれないが熱の発生量は微々たるものだ。そういう意味であの段階で非常に急がなければならないのは、あくまもで冷却であって、再臨界について何か考えなければいけないから冷却を止めるなどというのはとんでもないことであると。これが私の発言であったはずはない、ということから訂正を申し入れたということだ。

-後略-

<引用終わり>

■ 再臨界は起きていたのか? ■

この斑目発言は大変興味深いものがあります。

今まで政府も、保安院も、東電も再臨界の可能性は徹底的に否定してきました。
東電の現場サイドが再臨界物質を検出しても、保安院が再測定をさせて、その結果「再臨界は起きていない」と結論付けていました。

ところが、今回、原子力安全委員会の斑目委員長は、あっさりと「今だって再臨界してないとは言い切れない」と言ってしまっています。

この発言には、さすがに同席の久保田委員長代理(原子力安全委員会)が、すかさず再臨界の可能性を否定しています。

<引用>

久木田委員長代理: 一点ほど補足する。先ほど委員長が現在福島第1発電所の原子炉で「再臨界が起こっている可能性はないではない」ということをおっしゃったと思うが、これは本当に可能性はゼロではないという意味で、私はゼロだと思うが、そういうふうに受け取っていただきたいと思う。わざわざ発言したのは再臨界ということについて、やはりいろいろな受け取り方があるようで、我々はこういった事故状態で再臨界が起こったとしても、それが海水注入を止めるような危険性を伴うものではないということを当然のこととして考えているわけだが、再臨界という言葉を聞いただけで何か爆発が起こるとか受け取られておられる方がないではない、ということを考えてあえて補足する

<引用終わり>

■ 「再臨界」のイメージが変化した ■

私は兼ねてより、圧力容器内では、「小規模の再臨界は起きている」と書いてきました。
京都大学の小出教授も、小規模な再臨界の可能性を指摘しています。
「測定ミス」とされてしまった、「汚染水からの再臨界物質の検出」と、「半減期の短い放射性ヨウ素131の量が少なくならない」事が、再臨界の発生を示唆していました。

「2号機で局所的再臨界?・・・予断を許さない状況に(3/27)」
http://green.ap.teacup.com/pekepon/367.html

「1号機再臨界・・・データが示すもの(4/9)」
http://green.ap.teacup.com/pekepon/383.html

3月の事故直後、「再臨界」=「爆発を伴う重大事故」と認識されていまいた。

3月12日に斑目委員長が「再臨界の可能性はゼロでは無い」と発言した時は、「再臨界によって大規模爆発が発生し、チェルノブイリの様な広範囲に渡る高濃度の放射能汚染の可能性はゼロでは無い」と、会議の出席者は解釈したはずです。当の斑目委員長自身も、「再臨界」という言葉を、「爆発を伴う事故」という意味あいで使用したはずです。

ところが5月23日の斑目発言においては、「再臨界」=「極めて限定的で小規模な再臨界で、それによる発熱は崩壊熱や反応熱より低い」と変化しています。

今回の福島事故の最大の成果は、「炉心溶融によって再臨界は発生するが、継続的かつ大規模な再臨界に発展する確率は低い」という事が判明した事です。

但し、爆発的再臨界に発展した可能性もゼロではありません。
原子力事故は、確率的であり、非線形的な現象です。
条件さえ揃えば、再臨界爆発は起こりうる事は、忘れてはいけません。

■ 定義の異なる「再臨界」を同一視する愚 ■

「海水注入を一時中断させた」事を非難するマスコミや世論は「後出しジャンケン」です。

「爆発的再臨界が発生しなかった」という結果を踏まえて、3月12日の官邸の対応を非難する事は、フェアーではありません。

3月12日時点では、「爆発的再臨界」を防ぐ事が対策の全てであり、「爆発的再臨界の可能性がゼロっでは無い」海水注入を躊躇したからと言って、それは間違った判断ではありません。

■ 日本人は過去を現在の物差しで否定する ■

日本の世論やマスコミの悪癖は、「過去の出来事を、現状から批判する事」です。

海外でも過去を分析する記事は見掛けます。
しかし、「過去において知りえなかった事実によって犯された過ちを、過去に遡って追求する事はあまり行われません。」

「グリーンスパンが住宅バブルを放置したから、リーマンショックが起こった」と指摘する記事はありますが、グリーンスパンは「住宅バブルが発生していたかどうかは、あの当時は知り得なかった」と発言し、罪を問われる事はありません。

西洋においては、過去の政権が糾弾される事はあまりありません。
テロとの戦争を始めた、ジョージ・ブッシュですら、罪に問われません。
政権を去った者達は、後々、回顧録を書いて「実はあの時はね・・・」なんて、過去の事実をリークする振りをしながら、過去を都合良く改変したりもします。

キリスト教社会では「汝、他人の罪を許せよ」なのでしょう。

一方、「水に流す」や「みそぎ」などという言葉とは裏腹に、日本人は過去に拘ります。
これは日本に限らず、民主主義が成熟していない地域の特徴でもあります。

韓国大統領は、退陣した後、ほぼ全員逮捕されています。
中国は千年前の指導者であっても、国賊となれば、その墓に小便を掛ける者がいるそうです。
儒教の文化圏では、末代まで過去の罪が問われるのです。

ここで注意したいのが、「過去の罪」とは、現在の為政者から見た「罪」である事です。
「勝てば官軍、負ければ賊軍」という言葉の通り、時の為政者によって価値観自体が正反対にシフトしてしまいます。

■ 「神」の存在と不在 ■

キリスト教文化圏では、いつも神様が見ています。
「神」は絶対的な価値基準で、為政者が変わっても、価値基準が大きく変わる事はありません。

尤も、西洋人も「神」を共有しない者には不寛容です。
東京裁判の「人道に対する罪」の様に、後だしジャンケンも平気です。
西洋人以外には「神は不在」なのでしょうか・・・?

■ 海水注入中止の判断ミスは「不可避な過去」 ■

過去の罪が問われるのは、その行為が行われる時に、「罪の認識」があるかどうかです。

今回の原発事故で菅政権が問われるべき罪は「情報の隠蔽」です。
この事は、原発事故がある程度収束した時点で、事の次第を詳らかにし、「内閣総辞職」で国民に詫びるべきです。。


しかし、現在菅政権が責められている「海水注入の遅れ」は、原発事故の経緯が予測出来ない時点の話であり、極めて「学術的」な問題です。
「学問」は間違っていても「罪」には問われません。

もし、仮に菅総理の指示で「海水注入が中断」させれていたとしても、海水注入によって「爆発的再臨界」の恐れがあった3月12日時点においては、その判断ミスは「不可避な過去」になるのではないでしょうか?

原発事故・・・暑い夏が訪れる

2011-05-25 00:53:00 | 福島原発事故




■ 人々 ■

避難所で身内の安否を気にしながら、不安な生活をしている人々。
寒さの中で救援活動をされている人々。
原発の事故現場で身の危険も顧みずに作業に従事している人々。

一方では、株の空売りで莫大な利益を上げている人々。
安全なスタジオから、東京電力の対応に苦言を呈する人々。

善悪の問題ではありませんが、複雑な気持ちにさせられます。

■ 原発事故を冷静に考える ■

原発事故が人々に過剰な不安を与えています。
はたして今回の事故は、どこまで安全で、どこからが危険なのでしょうか?

多くの情報がインターネット上に載っています。
私なりにまとめてみたいと思います。

■ 東京電力福島第一原子力発電所 ■

1号機 沸騰水型軽水炉 1971年3月26日 46.0万キロワット
2号機 沸騰水型軽水炉 1974年7月18日 78.4万キロワット
3号機 沸騰水型軽水炉 1976年3月27日 78.4万キロワット
4号機 沸騰水型軽水炉 1978年10月12日 78.4万キロワット
5号機 沸騰水型軽水炉 1978年4月18日 78.4万キロワット
6号機 沸騰水型軽水炉 1979年10月24日 110万キロワット

1号機: GE
2号機: GE・東芝
3号機: 東芝
4号機: 日立
5号機: 東芝
6号機: GE・東芝

① 地震発生時に稼動していた1~3号機は初期型の古い設計
② 1号機、2号機はアメリカのGE(ゼネラル・エレクトリック社)製
③ 沸騰水型軽水炉である
④ 圧力容器の厚さ・・・内側 16cm / 外側 3cm ステンレス製
⑤ 原子炉建屋のコンクリートの厚さ 2m

■ 原子炉の耐用年数 ■

原子炉は事故発生時にも放射性物質を確実に閉じ込める必要があり、厚いステンレスとコンクリートに守られています。しかし、放射線と高温高圧にさらされる原子炉において、16cm厚のステンレス製の容器とて万全では無く、長年の使用によって多くの亀裂が生じます。

東京電力が福島第二原子力発電所の3号機のヒビを隠していた事が発覚した事件を覚えていらっしゃる方も多いと思います。
http://www.jca.apc.org/mihama/News/news68/news68fukushima.htm

① 原子炉の耐用年数は当初10年と言われていた。
② 原子炉の廃炉には建設コスト以上のコストが掛かる
③ 2003年の法改正で、多少のヒビでも原子炉を運用できるようになった
④ 福島第一原子力発電所の1号炉は40年も使用されている
⑤ 原子炉には多数の配管やバルブがあり、これらも経年劣化する

「マグニチュード9、震度7強の地震に原子炉本体は持ちこたえた。日本の原子力技術は世界一」という報道も見掛けます。

冷静に考えれば、厳格な保守がされているとは言え、建設後40年経ち、老朽化した原子炉が地震によって無傷だったと断言できるでしょうか?

⑥ 地震によって原子炉の圧力容器、又は配管等に亀裂が生じた
⑦ 亀裂から冷却水が漏れる為、注水を繰り返しても燃料棒が露出してしまう。

⑧ コンクリートも40年に及ぶ放射線により劣化する
⑨ 使用済み燃料プールのコンクリートに地震によって亀裂が生じる
⑩ プールの水が漏れて水位が下がり、使用済み燃料棒の一部が水面より露出する

事故の直接の原因は津波によってディーゼル発電機の燃料タンクが流出した事と、発電機が水を被ってしまって使い物にならなくなった事ですが、その結果、規定以上に高温高圧となった炉内の圧力が、経年劣化によって生じた亀裂を押し広げた可能性は否定出来ません。

■ 蒸気圧を下げなければ消防のポンプ車では注水出来ない ■





原子炉の圧力容器の内側は、高温高圧です。記者会見の時の東電の発表では「3メガパスカル」と言っていた様に聞こえましたので、30気圧程度になるかと思います。

① 沸騰水型軽水炉の蒸気圧は200℃で17気圧程度
  (100キロワットクラスは286℃ 70気圧)
② 圧力容器の耐圧基準は90気圧
③ 水温が300℃に達すると94気圧になる
④ 消防車のポンプの水圧は30気圧程度
⑤ 30気圧以下になるようにバルブを開いて圧力容器内の圧力を30気圧以下に下げる

消防のポンプ車で海水が注入されている様なので、1号機と3号機はバルブの開放に成功したものと思われます。しかし、建屋に充満した水素によって爆発が起こりました。

⑥ 水面から露出した燃料棒が高温になる
⑦ 燃料棒表面のジルコニウムと水が反応して水素が発生する
⑧ 開放されたバルブから原子炉建屋内部に蒸気と共に水素が充満する
⑨ 水素が酸素と反応し、1号機と3号機の建屋が水素爆発で吹き飛ぶ

■ 2号機はバルブが開放出来ない ■

一方2号機では上手くバルブの開放が出来なかった様です。
ウソか本当か作業員の2チャンネルの書き込みには次の様な現場の状況が書き込まれている様です。

① 90人で順番で手動でバルブ開放を行っている
② 放射能の数値が高い為一人8秒の作業時間
③ 海水の塩分がバルブに付着してバルブが開放出来ない

一方で2号機の原子炉収納容器に繋がる圧力調整プールから放射能漏れの可能性が指摘されています。

① 通常3気圧の圧力調整プールの気圧が1気圧に下がっている
② 圧力容器が通常より高温の為、圧力調整プールが通常より低い圧力であるはずが無い
③ 2号機で爆発音がしている
④ 圧力調整プール或いはそれに繋がる配管に亀裂が生じている可能性がある
 
2号機は圧力容器のバルブが開放出来ずにいたはずですから、圧力容器に亀裂が生じて内部の高圧の水蒸気が漏れ出し、圧力容器よりも耐圧の低い原子炉収納容器に亀裂が発生した可能性が考えられます。

■ 圧力容器に注水しても水を満たす事が出来ない ■

いずれにしても1号機から3号機までは、消防のポンプ車で海水を注水しても、水は何処かに行ってしまい、燃料棒が露出した状態が続いています。

この事は、圧力容器か、それに繋がる配管に亀裂が生じていて、圧力容器に注入した海水が漏れ出している事を示唆しています。スリーマイル島の原発事故でも同様の状態が発生し、炉心が溶融しました。

■ 再臨界が発生するかどうかが運命の別れ道 ■

圧力容器への海水の注水は上手く行っておらず、以前として燃料棒の上部は水面から露出しています。

① 燃料棒を覆うジルコニウムが高温で溶ける
② 圧力容器下部に燃料棒が解け落ちる

問題は解け落ちた燃料が再び核分裂を起こすかどうかです。(再臨界)
再臨界が起きる条件は定かではありません。
再臨界が発生するには幾つかの条件が必要です。

③ 中性子をある程度減速しなければ核分裂は促進されない
④ 通常は水が中性子を核分裂を起こす速度に減速する
⑤ 圧力容器内はホウ酸を含む海水が注入されている
⑥ ホウ酸(ホウ素)は中性子を吸収する効果がある

⑦ 原子炉下部に通常より近い距離で燃料棒(あるいは溶融したウラン)が散らばる
⑧ ホウ酸による吸収があっても、解け落ちた燃料棒が至近距離であれば核分裂が始まる可能性がる。

再臨界が発生するかどうかは、確立の問題となっています。
再臨界が発生すれば圧力容器内は再び高温になります。

■ チャイナ・シンドローム ■

再臨界が発生すればどうなるでしょうか?

① 圧力容器下部に接する燃料棒が再臨界で高温にhなる
② 圧力容器、原子炉格納容器を溶け破って核燃料が建屋のコンクリート床面に達する
③ コンクリートと核燃料が反応して大量の水素が発生し、水素爆発が起こる

これがスリーマイル事故で心配された「チャイナ・シンドローム」です。

しかし、その前に圧力容器内の海水と、再臨界で高温に達した核燃料が接している訳ですから大量の水蒸気が発生するはずです。

① 圧力容器内で大量の水蒸気が発生する
② 水上気圧が圧力容器の耐圧を越え、圧力容器が破損する
③ 最悪、水蒸気爆発が発生し、放射性物質が周囲に拡散する

こなれば、福岡第一原子力発電所の周囲は放射性物質で長期間汚染される事になります。
さらに飛散した放射線物質が風によって東京に運ばれる可能性もあります。

■ 使用済み核燃料も再臨界の恐れ ■

休止中の4号機も爆発火災を起こしています。

① 使用済み核燃料プールの水位が何らかの原因で低下
② 使用済み燃料の一部が水面から露出して高温が発生
③ 燃料棒の表面温度が1200℃に達し、ジルコニウムと水が反応して水素が発生
④ 水素と酸素が反応して爆発が発生

使用済核燃料プールは原子炉建屋内にありますが、原子炉格納容器の外側に設置されています。現在、原子炉建屋は1号機、3号機、4号機で破壊されており、使用済核燃料は外気と接触する状態にあります。

⑤ 使用済核燃料が溶け出し、使用済核燃料プールの底に堆積する可能性がある
⑥ 条件によっては使用済核燃料が再臨界を起こす可能性がある
⑦ 水蒸気爆発が発生すれば放射線物質が周囲に拡散する恐れがある

四号機に機動隊が高圧放水車で注水を試みる様ですが、ホウ酸を含む海水を注入して、再臨界を防止する処置が取られるでしょう。

1号機、3号機でも水素爆発が発生して建屋が吹き飛んでいますから、使用済燃料プールが漏水している可能性が否定出来ません。3号機の建屋から立ち上る水蒸気は使用済燃料プールから発生しているかもしれません。

■ 再臨界が起こる確率は高く無い ■

いずれにしても、再臨界の条件は良く分かっていません。

しかし、「核反応が連続して起こる丁度良い中性子のスピード」になる確立はそれ程高く無いと思われます。

福島の事故はスリーマイル島の事故よりも重大ですが、黒鉛炉が暴走して炎上爆発したチェルノブイリ事故よりは軽微な事故です。




■ 東京から逃げ出す必要はあるか? ■

既にフランス人などは東京から避難するように勧告されている様です。
はたして東京は危険なのでしょうか?

東京と福島は直線距離で250Km離れています。
もし原子炉が水蒸気爆発を起こして放射性物資が飛散しても、東京に到達するまでには拡散しているはずです。

東京では、一時的に放射線の数値が高くなっても、短時間で人体に影響を与えるような数値を示す確率は低いでしょう。仮に再臨界・水蒸気爆発という最悪のケースが発生しても、パニックを起こす事無く、順次東京から避難すれば問題は無いはずです。

尤も、昨今の「買占め」を見ても、多くの人達がパニックに陥る事は容易に想像出来ます。

■ 今回の原発事故は老朽化問題である ■

今回の原発事故は建築後40年も経過した老朽化した原発を使用し続けた事によって発生した事故とも言えます。

直接的な事故原因は津波による緊急用発電システムの喪失ですが、海水の注入に失敗しているのは原子炉の圧力容器、もしくはそれに繋がる配管に亀裂が生じて冷却水が漏れている可能性が否定出来ません。

原子炉の亀裂隠蔽事件の後、国は2003年に法律を改正し、多少の亀裂が生じても原発を運用できる様にしました。そうしなければ、ほぼ全ての原発が使用出来なくなるからです。

本来10年の耐用年数の原子炉を、40年も使い続けているのですから事故は起きるべくして起きたと言えるでしょう。

これは人災と言っても良いでしょう。

■ あなたはクーラー無しで夏を過ごせますか? ■

日本に多くの原発が乱立しているのは、夏のピーク電力が大きいからです。
日本人の家庭は一家に一台どころか、2台、3台のクーラーを使用している家庭も珍しくありません。

夏場にクーラーを使用しなければ、火力発電でピーク電力を充分賄えるはずです。
現に火力発電所も、水力発電所も休止している所が多いのが実態です。

結局、ガソリンや非常食の買占め同様、個人個人のエゴが原発の建設を推進し、今回の事故を招いたとも言えます。

ちなみに我が家では、7年くらいクーラーを使用していません。夏場はベランダに朝顔を植えて天然のクラーとしています。後は気合と根性で夏場を凌いでいます。

おかげで、ここ数年は夏バテ知らずです。
体が熱さに慣れるので、エアコンの効いた電車の中は寒くて仕方がありません。

今回の原発事故に対して色々な意見が出されている様ようですが、東電や政府の対応を批判する前に、あなた自身が快適な生活を捨てる事が出来るでしょうか?

■ 原発はクリーンエネルギーという暴論 ■

原子力利権を持つロスチャイルド・ヨーロッパ陣営は、二酸化炭素による温暖化というトンデモ理論を流布して、二酸化炭素を発生させない原子力発電を推進してきました。

二酸化炭素が原因の温暖化が虚構である事は、このブログでも何度も取り上げてきました。

「既に崩壊しているIPCCのシミュレーション」
<ahref="http://green.ap.teacup.com/pekepon/86.html">http://green.ap.teacup.com/pekepon/86.html

「捏造された温暖化・・・クライメートゲート事件」
http://green.ap.teacup.com/pekepon/186.html

「「温暖化」までが虚構とは・・・。」
http://green.ap.teacup.com/pekepon/210.html

自然エネンルギー利用は隠れ蓑で、「原発こそクリーン・エネルギー」というキャンペーンを大々的に展開してきました。

今回の事故で、「原発=クリーン」というウソは完全に崩れ去れました。

ロスチャイルド陣営の計画は大きく後退すると同時に、原発停止の気運の高まりから、原油価格の高騰に拍車が掛かりそうです。

石油利権を牛耳るロックフェラーにとっては、まさに天から降ってきた幸運です。

あまりにトラブルが連続する福島第一原発の報道に、私はロックフェラーの工作員の破壊工作を疑ってしまった程です。

■ 暑い夏になりそう ■

原発事故が再臨界など重大事故に発展すれば、日本の信用失墜は免れ得ません。

日本発の株価暴落が、世界同時株安、金融危機の引き金を引く可能性もあります。
そうなれば、アメリカ国債とドルの暴落も免れ得ません。

いずれにしても電力供給が逼迫する今年の日本は、暑い夏になりそうです。


以上3月18日に掲載した記事をそのまま載せてみました。
事故の原因も結果も、この時点である程度予測可能だったのです。


何だか胡散臭い「孫正義」・・・100億円の真相

2011-05-24 04:29:00 | 福島原発事故
 



■ 「孫正義」の100億円の義捐金は未だ払われていない ■

SofutoBankの孫正義氏の義捐金100億円が、未だ支払われていないという週刊現代の記事が話題になっています。

それを受けてか、SoftoBankuのホームページ上に、義捐金の使途の詳細が発表になった様です。

東日本大震災に対する義援金・支援金の寄付先について
http://www.softbank.co.jp/ja/news/press/2011/20110516_01/

何だかツルンとした内容で、あまりヒネリが無いですね。

■ イーホームズの藤田氏が義捐金問題に噛み付いた ■

阿修羅の記事によると、耐震偽装問題を暴露したイーホームズの藤田東吾氏が、孫氏の義捐金問題に噛み付いた様です。

ソフトバンク:孫正義を糾弾する、(イ―ホームズ社長)藤田東吾氏のツイッター語録 {ライジング・サン(甦る日本)}
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/339.html

① SoftoBankは2兆円の借り入れがある
② 震災直後、携帯が不通になったSoftBankに非難が集中した
③ SoftBank株価が下落すれば、経営が不安定になる
④ 孫氏の私財100億円寄付発表で株価下落を食い止めた
⑤ 100億円の出所が、SoftBankでは無いかと藤田氏は疑っている
⑥ 孫氏に100億円をSoftBankが融資していれば、企業の私物化である
⑦ もし、これが事実ならば、孫氏はホリエモンと同様監獄行き

とまあ、藤田氏のTwitterはちょっと言葉は悪いですが、中々面白い視点を提供しています。
これに対する反論もある様です

① 孫氏の個人資産は莫大で、100億は大した額で無い
② 役員報酬を寄付しても、毎年多額の株式配当を受け取っているから問題無い
③ SofutBank意外の役員報酬も多額である

お金の出所はともかくとして、「孫氏の100億円寄付」が、純粋な動機によものかは疑問な点があります。

■ 「孫正義」に付きまとう胡散臭さ ■

「孫正義」を私は昔から好きになれません。
とても「胡散臭く」感じるのです。

確かに彼のお陰で、日本の通信事業の寡占状態は解消され、ブロードバンドの価格破壊も彼なくしては、もっと時間を費やした事でしょう。そういった意味では、私達は彼の恩恵に預かっていて、足を向けては寝れないかもしれません。

SoftBankのコマーシャルは、意表を突いていて、私もいつも大笑いさせていただいております。

でも、「孫正義」は胡散臭い・・・。

この「胡散臭さ」はどこから来るかと言えば、「彼の戦略の成功率はとても低いのに、資金がショートする事が無い」という点に尽きると思います。

ブロードバンド普及の為に、無料でモデムを配るなど、大胆な戦略が話題になりますが、リスクを考えると、普通、そんな危ない企業に融資するでしょうか?

ところが、孫氏は経済界に人気があります。それを「人徳」と言ってしまえば、それまでなのですが、私はどうも「後ろ盾」が存在する様に思えてなりません。

郵政省が管理していた、通信事業を開放させたのが、NTTの民営化であり、通信事業の自由化です。これは、アメリカの構造改革要望に則って行われています。

孫氏はTV局が独占する電波帯を開放する様に働きかけていますが、こちらも郵政省の管轄でした。

郵政省の前身は、「逓信省」で、戦前の日本では、巨大な権勢を誇っていました。
戦後も郵便事業や、通信、電波、放送事業を監督し、資金力もある強力な官庁として君臨していました。

郵政民営化や、通信事業の民営化によって、最早かつての郵政省は見る影もありません。
私は孫正義は、「対郵政省の鉄砲玉」だと思っています。
裏では、巨大利権の争奪戦が繰り広げられているのでしょう。

■ イーホームズの藤田東吾氏もなかなか侮れない ■

孫正義氏と批判する藤田東吾氏も、孫正義に匹敵する「胡散臭い」人物です。

藤田東吾氏を有名にしたのは、「耐震偽装問題」を告発した事件ですが、その後、藤田氏は粉飾決算で逮捕されています。

世間では、「耐震偽装」を告発した英雄と見る向きもありますが、そもそも、永年に渡り、「偽装」を知りながらも、隠していた罪は消えるものではありあません。

それよりも、藤田氏が「耐震偽装」を告発した結果の方が重要です。
「耐震偽装」が発覚した2005年頃は、マンションの建築ブームでした。
都心回帰と、湾岸開発が重なり、建築業界はマンションの建設ラッシュで潤っていました。

そこに「耐震偽装」が発覚した為、「建築確認申請」が厳格化され、マンションに限らず、多くの建築がほぼ半年間ストップしてしまいました。

「耐震偽装」が発覚していなければ、巨大な内需を生み出す建築業界主導で、日本はデフレ経済を脱却していたかも知れません。

日本にプチバブルが訪れれば、当然金利は上昇し、世界経済に大量の低金利の資金を供給する「円キャリートレード」がストップしていた事でしょう。これは、住宅バブルと、MBSバブルを演出して、世界から資金を集めていたアメリカにとっては、喜ばしい事ではありあません。

そこで、アメリカは日本の景気の腰折れを狙って、「耐震偽装問題」を仕掛けたのだと、私は考えています。

実際に「リーマンショック」の原因は、日本の金利引き上げによる「円キャリートレードの巻き戻し」が原因で発生しました。

■ 「孫正義」が太陽電池発電事業を目論む訳 ■

「孫正義」は、「太陽光発電事業」を立ち上げると発表しました。
「ビル・ゲイツ」は、「次世代原発」に投資すると発表しています。

時代に愛される2人の経営者は、接点も多く、彼らの言動は良く似ています。
孫氏がビル・ゲイツを目指していると見る事も出来ますが、同一の目的で動いているとの見方も出来ます。

「原子力」も「自然エネルギー」も、ロスチャイルドの世界戦略の一環です。

「時代に愛される」という事は、最近では、「ロスチャイルド陣営」と同義の様です。

日本に張り巡らされた、ロックフェラーの支配構造を、通信の分野で破壊した「孫正義」は、今度はエネルギーの分野で利権構造を解体してゆくのでしょう。

太陽光が採算ベースに乗るかどうかは、石油次第ですが、ソフトバンクが電力事業に参入するとなると、その目的は「送電の自由化」のはずです。
かつて「通信の自由化」を実現した「孫正義」だからこそ、自民党と電力業界の権益である電力事業を「自由化」出来るのかも知れません。

かつて、ロスチャイルドのエージェントとして日本を開国に導いた坂本竜馬になぞらえれば、「孫正義」は「現代の坂本竜馬」なのかも知れません。



アサガオ・プロジェクト(2)・・・種をまこう!!

2011-05-22 17:03:00 | エコロジー
 



■ 少し遅くなりましたが、アサガオの種をまきませんか? ■


5月も半ばを過ぎ、日中は暑さを感じる事もなります。
3月の計画停電が実施されていた頃には、この夏の電力不足がかなり心配されていました。
その後、火力発電所の復旧や、揚水発電所の発電量を積み増したりして、電力供給量も多少増えました。さらに、自動車業界が土日操業で平日の2日間を操業停止するなど、今後、産業間での電力シェアリングの調整も進む見込みです。

それでも、この夏の電力ピーク時は、ある程度の節電か、最悪は計画停電は避けられないでしょう。

そこで、以前このブログで予告した通り、アサガオ・プロジェクトを始動させたと思います。

「アサガオ・プロジェクト・・・天然のクーラーを作ろう」

http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20110410/archive

尤も、アサガオを植えた所で、涼しくなるの1~2℃程度かもしれませんが、どうせ暑い夏を余儀なくされるなら、それを楽しむくらいの心の余裕が欲しいではありあませんか。

■ 初心者はそれなりに、園芸愛好家でも奥が深いアサガオ ■

これまで園芸なんて小学校のアサガオの観察この方、全く縁の無かった方は、何をどうしたら良いのか分からないかも知れないので、写真を交えながら、簡単な方法を紹介いたします。

園芸はベテランという方は、土の配合などを工夫してみるのも、園芸の楽しみの一つです。
今回私は、市販の園芸用土と、自分で配合した用土で、アサガオの育ち方の違いを比較してみる事にしました。

■ 市販の園芸用土を用意します (初心者向け) ■





① 60cmのプランターを用意します
② 市販の園芸用土 (14ℓ/195円)を購入します。
③ 市販の園芸用土には肥料が入っているので、肥料は不要です
④ 用土14ℓが、プランター1個分です



そのまま植えても良いのですが、殺虫剤を植え込み前に用土に混ぜておくと、厄介なアブラムシの発生を2~3ヶ月防ぐ事が出来ます。

一般的には「オルトラン」という顆粒の殺虫剤を使用しますが、我が家では近年、「オルトラン耐性」のアブラムシが発生しています。そこで私は最近「モスビラン」という殺虫剤を使用しています。こちらも顆粒の商品が販売されています。

殺虫剤なんてエコでは無いとお思いでしょうが、殺虫剤を使用しないと、新芽や蕾にベッタリとアブラムシが付きます。一匹一匹、爪楊枝で駆除するのは無理なので、使い過ぎない様に殺虫剤を使用します。

園芸愛好家が皆さオルトランを愛用された結果、「耐性」を持ったアブラムシが発生したものと思われます。農家の方は「耐性」が発生しない様に、数種の殺虫剤を順番に使用されているはずです。




① 殺虫剤の使用量は、土の表面に上写真の様にパラパラと万遍なく蒔く程度
② 使い過ぎは環境に悪そうなので、程々の量を使用
③ アブラムシが発生したら、プランターの表土に追加して蒔きます
④ 用土への混ぜ込みは、プランターの中でシャベルで良く混ぜる
⑤ 土の表面を平らにして、プランターを叩いて土を締める。

マンションにお住まいの方は、土埃が近所の方に迷惑を掛けないか心配です。
特に、近隣の方が、洗濯や布団を干されている時の園芸には注意が必要です。
私は用土の混合や、殺虫剤の混ぜ込みには、大型のゴミ袋を使用します。

① 大きなゴミ用のビニール袋に用土と殺虫剤を入れる
② ゴミ袋に空気を入れて、風船の様に膨らめる
③ ゴミ袋の口を手閉める
④ ゴミ袋をグルグルと回し、用土を万遍無く混ぜ合わせる
⑤ プランターにゴミ袋の口をあて、ゴミ袋を逆さにして、ゆっくりとゴミ袋を引抜く
⑥ 土の表面を平らにして、プランターを叩いて土を締める

オルトランやモスビランは、後から土の表面に追加して蒔く事も出来ますので、手元に殺虫剤の無い方は、そのまま種まきする事も出来ます。

■ 種を蒔く ■



① 種は市販の種を用意する
② 市販の種は水に漬ける必要は無い
③ 土に人差し指の第一関節までを差し込んで、穴を開ける
④ 穴の間隔は7~10cm四方
⑤ 種を一個ずつ穴に入れる
⑥ 上から土を掛けて穴をふさぐ
⑦ ジョウロでゆっくりと、プランターの下から水が出てくるまで水を掛ける
⑧ 表土が乾いたらら、水遣りを繰り返す
⑨ 1週間弱で、芽が出てくるはず

■ 用土を自分で配合する (中級編) ■

今回私は、市販の用土と、自分で配合した用土でどちらがアサガオの生長が良いか、比較してみます。



用土は (赤玉土(小粒)6 : バーク堆肥2 : 腐葉土2)を混ぜ合わせます。






元肥はマグアンプKを「軽く一握り」程度、使用します。
マグアンプKは、肥当たりが少ないので、使い易い肥料です。

肥料の使用し過ぎは根張りが悪くなったり、根腐れの原因になります。
「ちょっと少ないかな?」という量が丁度良いようです。



今回はマグアンプKの比較として有機肥料(燐酸主体)を使用したプランターも用意します。



PHの調整の為に、石灰を少々使用します。

さらに、「モスビラン」を使用して、アブラムシを予防します

用土の混合は、大型のゴミ袋を使用し、満遍なく混ぜ合わせます。



左が自分で配合した用土、右が市販の園芸用土です。
市販の用土は安価で楽ですが、園芸の喜びは、「実験精神」です。
用土や肥料の配合を変えながら、トライ&エラーを繰り返すのも楽しみの一つです。

一週間後には、芽が出るのでしょうか?
芽が出たらまた記事で紹介します。


さて、皆さんもご一緒にアサガオを栽培されては如何ですか?
梅雨明け頃には、立派な緑のカーテンが窓辺を覆い、日差しを遮ってくれるはずです。