■ 見比べてみると・・・ ■
上の2枚の写真を見比べて欲ください。
一枚目は、以前のストロスカーンIMF専務理事の記事に掲載されていた写真。
二枚目はストロスカーンの保釈を伝える本日のロイターの記事の写真。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21201820110519
上は自信に満ち溢れる、国際金融のリーダーの顔。そして下は、犯罪者の顔に見えるはずです。
■ 写真はウソをつく ■
マスコミは記事の印象を強くする為に、意識的にこの様な写真の使い分けをします。
法廷でのストロスカーン氏がこの写真の様な意味ありげな表情をしていたのかは、私達には知る由もありません。
毅然とした表情の間の、一瞬の表情かもしれない一枚の写真によって、私達は、ストロスカーン氏の印象をコントロールされてしまいます。
肩をすくめ、思惑ありげな表情は、いかにも「性犯罪を犯しそう」なエロオヤジに見えます。
背景に写っている手錠が、彼が犯罪者である事を強調して見せます。
■ マスコミの報道に注意を促したサルコジ大統領 ■
フランスでは法廷での写真撮影は禁じられています。これは日本でも同じです。
一方、自由の国アメリカでは法廷の撮影は禁止されていません。
アメリカで報道された、法廷での手錠を掛けられたストロスカーン氏の写真を、フランスのマスコミが掲載した事に対して、サルコジ大統領はマスコミ各社に自制を促しました。
これは、フランス国内で法廷の撮影が禁じられている事にもよりますが、手錠の写真を見てフランス国民が少なからぬショックを受けた為です。
多くのフランス人が、ストロスカーン氏を、「犯罪者」として見る様になったのです。
次のIMF専務理事に、欧州出身者を推すフランスやヨーロッパ勢にとっては、ストロスカーン氏の印象が悪くなる事は避けたいはずです。
■ 陰謀論の世界では常套手段 ■
陰謀論の世界では、誰かを犯罪者として陥れる場合は、人格を疑う様な、出来るだけ恥ずかしい容疑で逮捕する事は、常套手段です。
日本の例を取っても、「ミラーマン」として有名になった植草教授は、酒を飲んで帰宅する途中の電車の中で、鏡を使って女性のスカートの中を覗いたとして逮捕されました。
公安職員5人程度を車両に乗せておき、被害者女性を装った人物を一人用意すれば、状況証拠を捏造する事は簡単です。何人かが痴漢行為を見たと証言するだけでよいのです。
この時期、植草教授と同様の手口で、会計監査院の職員が逮捕されています。2人の共通点はリソナ疑惑の調査でした。
政府通貨の発行を主張した高橋洋一氏は、ゴルフ場の隣りのロッカーから、腕時計を盗んだとして逮捕されました。
地震学者で、東北地震のM9.0はインチキだと指摘した、北海道大学の島村教授は、地震計を2千万円で売ったとする詐欺罪で逮捕されました。
真実は皆闇の中ですが、共通するのは、「人間性を疑う様なチンケな罪」で逮捕されている事です。
政治家が汚職で捕まっても、人間性がそれほど貶めれる事はありません。「政治とカネ」は切ても切れない関係だという事を世間は認めているからです。
一方、政治家の性的スキャンダルは致命傷になりかねません。宇野首相は史上最短命の総理大臣でした。自民党の山崎拓氏と言えば、「赤ちゃんプレー」を連想させられてしまいます。山崎氏がどんなに優秀な政治家であったとしても、「赤ちゃんプレー」を好む首相を容認する程、日本人は性的に寛容ではありません。
■ 新聞の一面こそ、疑うべき ■
私は新聞の一面は、世界を経営する者達の、広告ページだと思っています。
事の本質は、全く逆の姿をしている事の方が多いのです。
「原発が安全」だと書いてあれば、「危険」。
「アメリカの失業率が下がった」と書いてあれば、「求職をあきらめた人が増えた」。
「株価が上がった」と書いてあれば、「株価は上げられた」。
「景気は底堅い」と欠いてあれば、「景気の底割れ」寸前。
「温暖化が進む」と書いてあれば、「今年は冷夏かもしれない」。
「新型インフルエンザが危険」書いてあれば、「ワクチンを打たせたい理由がある」。
「子宮頸がんワクチンを打とう」と書いてあれば、「補助金を出しても打ちたい裏の理由がある」。
世の中で隠したい事が増えれば増える程、新聞の一面は、現実から乖離してゆきます。
<追記>
さらにロイターのこんな写真も・・・。
IMF前専務理事を起訴、100万ドルで保釈認められる
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21207920110520
さらに後継最有力候補のフランス蔵相を中傷するこんな記事も・・・
次期IMFトップ最有力の仏経済相、法的問題が就任妨げも
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21208220110520
ロイターはここまで感情的になって、欧州勢のIMF専務理事の就任を牽制する理由は何か?
ロイター通信はロスチャイルドと関係に深い会社です。一方、ロックフェラー系のウォールストリートジャーナルはこの問題をあまり取り上げていません。
・・・という事は、ストローンカーン逮捕は、ロスチャイルド(ヨーロッパ勢力)の自作自演という可能性も高まって来ます。
ギリシャ危機も、元を正せばロスチャ系の金融機関が仕込みをしています。
① ゴールドマンサックスがギリシャ政府の財政状況を粉飾して、国債を大量発行
② JPモルガンがギリシャ国債のCDSを大量に発行
③ 危機が表面化してから、JPモルガンがギリシャ国債のCDSを売り浴びせる
④ ギリシア国債のCDSのスプレッドが急拡大し、危機を誇張する
⑤ S&Pなどの格付け会社が、ギリシア国債の格付けを下げる
ヨーロッパでユーロ危機を演出しているのは、ヨーロッパ勢力自信であるとするならば、その目的は?
① ドルをもう暫く生きながらえさせたい。
② 多極化を促す為には、ユーロへの一極集中を避けたい
ロスチャイルドの考える事は、神にも等しく深遠で、とても私などの想像の付くものではありませんが、IMF専務理事を巡る駆け引きは、表面に見えている事よりも、実は奥が深いかもしれません。