人力でGO

経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

○○○は健康のバロメーター

2009-10-21 08:28:00 | 危険なワクチン
■ 朝から汚い話で恐縮ですが ■

朝から汚い話で恐縮ですが、
我が家は健康の基本として、ウンコの話が多い。
いえ、家族のコミニケーションの基本がウンコ話だと言っても過言ではありません。

家内が看護婦だからか、
それとも家族全員が幼児期から成長していないのかは別として・・・。
高一の長男は最近ノリが悪いですが、
中一の長女は、特大が出ると、嬉嬉として報告してきます。

ところで、健康なウンチはどうやら水に浮く様なのですが、
これは、腸の長さなど個人差があるようです。
また、人種によっても腸の長さには差があるようです。

http://hc.kowa.co.jp/guard/enc/05.htm

知り合いに半月間排便が無かった方がいらっしゃいましたが、
病院に行ったら、別に病気では無いと言われてそうです。
・・・尤も、食べた物はどうこへ行ってしまったのか不思議ではありますが・・・。

■ 下痢症状の多い新型インフルエンザ ■

今回の新型インフルエンザは下痢症状を伴う事が多いようです。

<厚生労働省 新型インフルエンザに関するQ&A より引用>

新型インフルエンザの症状は、突然の高熱、咳、咽頭痛、倦怠感に加えて、鼻汁・鼻閉、頭痛等であり季節性インフルエンザと類似しています。ただし、季節性インフルエンザに比べて、下痢などの消化器症状が多い可能性が指摘されています。

<引用終わり>

先週インフルエンザが発症した息子は下痢症状は無く、
ところが、先週の金曜日に家内が下痢を訴えていました。

実は、夏休み後半に娘が夏風邪(私は新型インフルだと思っていますが)を引いた時も、
最後は下痢症状を発症して、回復しました。
私も同時期、下痢を発症しましたが、風邪の症状は一切ありませんでした。

私は医者ではありませんので、話半分で読んで頂きたいのですが、
最近、原因不明の下痢をされた方の多くは、
実は、インフルエンザに感染されていたのでは無いでしょうか?
あるいは、原因不明の下痢症状を多くの方が体験されているのでは無いでしょうか?

■ 下痢のカタルシス効果 ■

文学用語に「カタルシス」とい言葉があります。
「負の感情を吐き出して、スッキリする事」と解釈されています。

「カタルシス」の語源はギリシャ語で「体内に溜まった汚物を体外に排出して浄化する事」
即ち「下痢」や「嘔吐」です。

アリストテレスが「悲劇の効果」について「カタルシス」を引き合いに出して、
「観客は演じられる悲劇の主人公に自己を投影し、浄化される」と説明した事から、
文学用語として用いられるようになり、さらに、心理学の用語としても定着しました。


生体の下痢という反応は、「消化管の中にある毒素を体外に排出する反応」です。
消化器にウィルスが進入した時に、生体は速やかに体外にウィルスを排出します。
その現象が、「嘔吐」であり「下痢」なのです。
即ち「カタルシス」による浄化。

新型インフルエンザは気管で増殖すると同時に、
消化器系統にも進入する様です。
この時、免疫系が正常に作用すれば、下痢をしてウィルスを排出します。

発熱もせずに、突然下痢をされた方は、ラッキーな方かもしれません。

ゴメンナサイ・・・季節性インフルエンザワクチン

2009-10-18 08:45:00 | 危険なワクチン
■ ゴメンナサイ・・・季節性インフルエンザワクチンは供給されます ■

このブログをご覧になられる方は少ないので、
社会的影響は皆無だと思いますが、
間違っていたので、訂正いたします。

先日の当ブログで、
「新型インフルエンザのワクチン製造で季節性インフルのワクチンが供給されない」
と書きましたが、間違いでした。

やはり、個人ブログと言えども、ちゃんと調べるべきですね。
今年の季節性インフルエンザのワクチンの供給が始まったようです。
新型インフルエンザ対策の影響もあって、
ワクチン製造の時期が遅れた為、
季節性インフルエンザワクチンは例年の80%程度の供給となるようです。

すみません、勝手にリンクさせて頂きます。

http://rokushin.blog.so-net.ne.jp/2009-09-09-1

■ 受験生は早めに接種? ■

高齢者にはチケットが配られているようで、
優先的に接種する医療機関も多いようです。

もし、受験生の方達で心配な方は、
早めに接種された方が良いようです。

ワクチンの有効期限としては諸説あるようですが、
4~5ヶ月が通説の様です。

又、免疫が得られるまでにの期間が2~4週間掛かると言われていますが、
これも過去に似た様なインフルエンザに感染していれば、
「免疫記憶」という作用で、抗体獲得の期間は短くなる様です。

■ 新型インフルエンザの「免疫記憶」がある? ■

インフルエンザワクチンは「不活性ワクチン」という毒性の弱いワクチンを用いますが、
毒性が弱い一方で、1回の接種で獲得出来る抗体が少ないという欠点があります。
その為、2回接種して抗体の量を増やす必要があります。

しかし、新型インフルエンザは一回接種で効果がある様で、
この事は、過去に近いタイプのインフルエンザに感染していて、
何らかの「免疫記憶」を保有していると考えられます。

65才以上の高齢者にいたっては、明らかに免疫を持っています。

メキシコでは、2年以内にインフルエンザのワクチンを接種した方は
死亡したり、重症化したりしていないという研究報告もされています。

但し、ウィルス性肺炎で重篤化する例もあるので、
患者が息苦しさや、呼吸困難を訴えたら、
至急、病院に行く必要があります。

息子の病状からも、熱は通常の季節性同様39度近くまで上昇します。
しかし、高熱はほぼ1日で下がり、その後1日で平熱の戻ります。
感染して高熱が出ても、落ち着いて経過観察し、
急変時には速やかに病院へ・・・・。

・・・何だか、常識的な内容になってしまいました・・・。




統計の処理には注意が必要

2009-10-18 03:57:00 | 危険なワクチン


■ 国立感染症研究所のホームページ ■

上の図は、国立感染症研究所の感染症情報センターのページに掲載されているグラフです。
このページは、新型インフルエンザのデータが豊富で、
客観的に、インフルエンザがどういう状況にあるのか判断出来ます。

http://idsc.nih.go.jp/idwr/douko/2009d/39-40douko.html

■ 患者数は現状は意外と少ない ■

新聞報道などでは、パンデミックのイメージが先行して、
「感染爆発」の様な扱いを受けていますが、
こうして定点観測のデータを見ていると、
患者数は例年の季節性インフルエンザのピーク時の1/10に過ぎず、
いかに私達が、報道に躍らされているかが良く分かります。

確かにネットなどの開業医の書き込みを見ていても、
「診察室の込み具合は例年の季節性インフルのピーク時には満たないが・・・。」
というエクスキューズがあったりしますが、
受けての我々は、得てして、「新型インフルエンザが流行している」
という情報を重要視してしまいます。

■ 感染はまだ初期段階? ■

新聞で感染ピークと報道された10月中旬は、例年と比較すると未だ感染初期段階の様です。
2009年の感染者数(定点観測における)の年初のピークは普通の季節性インフルです。

このグラフからは、今年の新型インフルエンザの患者の増加の割合が、
通常の季節性インフルエンザの感染初期の患者の増加の割合より低い事が分かります。
これは、マスクの着用や、アルコール除菌、学校での感染予防が
ある程度効果を示したと見るべきなのでしょう。

新聞等で報道される通り、予防の徹底が、
感染ピークを後ろにずらし、ピーク時の発症者数を減らす効果があると言えるかもしれません。
しかし、未だ感染初期なので、判断には時間が必要です。

■ 統計的誤魔化しに注意 ■

2009年は、年初に通常の季節性インフルエンザの感染ピークがあります。
このまま行けば、新型インフルエンザの感染ピークは年内です。
ですから、2009年はインフルエンザの感染者は通常の年の2倍以上です。

今後、我々が注意が必要なのは、新聞等の報道で
「新型インフルエンザの流行で2009年は例年の2倍以上の患者が発生した」
という記述です。

いかに新型インフルエンザが猛威を振るったかを表現するのに、
季節性も含めた、2009年の総患者数を使用しそうな予感がします。
それが、作為的なものか、それとも記者の無知によるものかは判断しかねますが、
この点を注視していても、新聞報道の「精度」、あるいは「誠意」が読み取れるかもしれません。



ガイトナー発言・・・逆に読めば現状を反映

2009-10-17 04:09:00 | 時事/金融危機



■ アメリカのエリートは「ゴメンナサイ」と言わない ■

アメリカ人は「ゴメンナサイ」と言わない。
エリート程、そう教育されています。

「~の為には、これが最善の選択です。
 私は最善に向けて努力していますし、
 私の対処が最善だと信じています。」

という言い方をします。
現状が最善からかけ離れている事を、決して認めないというのが、
彼らが身につけているディベートのテクニックです。

■ ガイトナーの発言をどう読むか ■

ロイターからガイトナーの発言を引用します。


<引用>

ドルの地位、インフレ抑制などの責務伴う=米財務長官

[ワシントン 16日 ロイター]
 ガイトナー米財務長官は16日、準備通貨としてのドルの地位は、インフレ抑制や国家財政規律の確保といった特別な責務を伴う、との見解を示した。
 CNBCテレビとのインタビューで、最近のドル下落と財務省がドルの価値を維持するため何を行っているかとの質問に対し、ガイトナー長官は「ドルの役割は米国に特別な責務を課している」と指摘。「インフレを長期的に低く安定的な水準に抑制し、財政規律を確実にする米国の能力に対する信認維持に向け、あらゆる可能な手段を講じていく必要があるということを、米国民が理解することが非常に重要」と述べた

<引用終わり>

これを、上記のディベートテクニック的に解釈してみます。

「インフレを長期的に低く安定的な水準に抑制する事は既に難しく、
財政規律も既に崩壊してしまった。
もう、打てる手段はほとんど無いんだよ。
こういった事を理解しないアメリカ国民が悪いんだ。」

顔付きからか、どうもガイトナーは正直者の思えます。

アメリカのスーパー・エリートになると、
(ガイトナー自身もスーパー・エリートですが・・・。)
言っている事と、やっている事がほとんど真逆だったりします。
ファンドの帝王達は、口ではアメリカの衰退を警告し、
一方ではドルの売り浴びせのポジションを確保しているのでしょう。

■ ドル90円台回復 ■

ドルが90円台を回復しています。
日本経済の実態が、経済指標以上にボロボロな事への警戒でもありますが、
アメリカの長期金利の上昇が大きな要因です。

長期金利は長期国債の利回りに影響を受けます。
米ドルが将来的に下落傾向であるならば、
長期国債の利率を高めに設定しなければ、損失が発生します。
ですから、ドルの先行きや、アメリカの財政の先行きが
不透明になればなる程、長期国債の利率は上昇し、
それに釣られる形で長期金利も上昇し、短期金利も上昇します。

アメリカの実態経済は危機的状況で、
FRBが積極的に金利を上げる段階ではありませんが、
米国債の信任の揺らぎが、金利を上昇させます。

世界のお金は金利に飢えていますから、
円よりもドルの金利が高ければ、ドル買いに転じます。
これは、一種、プログラムによる無意識の反応と言って良く、
ドルに暴落のリスクは当面無いので、資金がアメリカに還流しています。

ドルの90円台回復は、アメリカ経済の危機的要因が原因で
決して、ドルが強くなった訳では無いのです。


日本が政権交代直後で不確定要素が多いので、
円が弱含んでいるだけで
ドルは豪ドルに引きずられる形で、ユーロに対しても下落しています。
ドルの下落は、長期的には既定の事実です。


原油価格は高騰しているのか?

2009-10-16 10:35:00 | 時事/金融危機



■ 原油1バレル78ドル ■

原油価格が1バレル78ドルになりました。
さあ、大変だ、又ガソリン価格が高騰したらどうしよう・・・。
誰もがそう考え、家計を心配します。

でも、心配ご無用です。
昨年の原油高騰時の最高値が1バレル147ドルでした。
1ドル105円でしたから、15,435円になります。

これが現在の為替レート90円だと
1バレル78ドルは、7020円です。
実際に、国内のガソリン価格が下落基調です。
ここの所の投機的な原油の高騰で、今後は緩やかな上昇に転じますが
パニックを起す程の値上がりは無いはずです。


■ 本来の適正価格は? ■

世界的不況で、原油の需要は落ち込んでいます。
本来の原油の適正価格は、1バレル40ドル程度でしょう。
ただし、ドルが15%程度105円時代から減価しているので、
現在の適正価格は1バレル45ドルを越えるくらいでしょう。

78ドルというのは、いささか高い様です。
FRBがせっせとばら撒いたドルが行き場を失い、
原油相場に流れ込んで、原油価格を押し上げている事は明確です。

■ 困るのはアメリカ人 ■

日本人も相場の上昇分は、原油価格が値上がりしますから、
ガソリン価格も若干値上がりするでしょう。
しかし、為替が円高なので、価格転嫁は少なくてすみます。

しかし、アメリカ人は「弱いドル」から逃れる事が出来ません。
40ドルが78ドルですからほぼ2倍です。
アメリカ人にとって原油価格は、まともに2倍になっているのです。

■ インフレ圧力ともなる原油高騰 ■

原油はあらゆる産業の基本を成しています。
原油価格が上昇すれば、あらゆる製品やサービスが値上げ圧力を受けます。
これは、米経済としてはインフレ圧力として働きます。

現状、FRBはドルがドルを大量にばら撒けるのは、
インフレ圧力が低いからです。
アメリカが一番心配しているのは、
インフレによってドルの価値が暴落する事です。

ですから、インフル圧力が高まれば、
FRBは利上げを検討せざるを得なくなります。
実態経済は瀕死の状態です。
また、金融機関もほとんど0金利で供給される豊富なドルで利ザヤを稼いで生き延びています。

■ 安全な出口などない ■

「出口戦略」などと格好を付けた言葉で誤魔化していますが、
安全な出口などないのです。
FRBが金利を上げざるを得ない時は、
インフレという圧力鍋の内圧が不本意ながら、高まった時です。

「出口」ではなく「非常バルブ」としての利上げが発動されます。
当然、長期国債の金利もつられて上昇し、
アメリカの借金が返済不能になるリスクが高まります。
(既に、返済不能ですが・・・。)

さて、この様な「非常口」の様な「出口戦略」を世界はどう判断するでしょう?
アメリカの格付会社は、そのような状態でも米国債の格付けを「最高」とするのでしょうか?

安全な出口など、どこにもないのです。


■ インフレよりも怖いスタグフレーション ■

出口戦略でアメリカが描いているのは、
コントロール可能な緩やかなインフレの進行です。
これは、経済成長と同義とも言えます。

しかし、尤も恐るべきは、経済成長を伴わないインフレの進行です。
これは不況とインフレの同時進行で、スタグフレーションと言われます。

日本のデフレは明らかに経済の縮小ですが、
物価が下がっているので、国民は贅沢さえしなければ
生活レベルが極端に定価する事はありません。
いろいろ、不満は溜まりますが、まあ、どうにか生きていけます。

しかし、スタグフレーションの状況下では、
雇用破壊や所得の低下に、物価上昇が追い討ちを欠けます。
輸入大国アメリカで、ドルの為替相場が下落するという事は、
輸入価格の高騰を意味します。
・・・そう、スタグフレーションに陥るのです。

この状況に、アメリカ国民はいつまで耐えられるでしょうか?
アメリカ国民はいつまでオバマを支持し続けられるでしょうか?