アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

ある考察…?

2010-08-21 10:35:09 | Weblog
こうも連日暑いと、男性のサラリーマン、とくに外回りの多い営業職の方は大変でしょうね。いくらクール・ビズとはいえ、アロハにショートパンツってわけにはいかないものね。
一部のビジネス・パーソンを除いて、女性は多少なりとも楽な部分があるかも知れない。ノースリーブとかキャミソールとかさ…。
そういえば先日TVで某お笑い芸人が、ノースリーブの肩から太い腕を出した女性のお笑い芸人に向かって
「そんなとこから脚出して何してん
とからかっていた。
おお、そうだ、そうだとケケケケケケ… と笑っていたのだが…、ん?なんか脳がチクチクするなぁ…ん…ん…?
そうだっ 脚だ…
人間の場合は、《手》または《腕&手》という名称で呼ばれているが、四足歩行の動物の場合、この部分は《前足》という。
ある種の四足歩行動物(脊椎動物で哺乳類)が後足で立つ方向に進化を始め、前脚が徐々に自由になると、その前足を巧みに使うように脳が進化をし、そのことでますます進化が進んで一方では猿の仲間となり、さらにそこから類人猿となり猿人となり原人と進化する種族が分化していき、いまホモ・サピエンス・サピエンスと言われる我々人間に進化するに至っているわけで……。
ん…?いや、だからぁ、いま我々が《腕・手》と認識している身体の構成部分は、もとは《前足》だったのだ、ということよ。
ワンちゃんの“お手々”、ネコちゃんの“お手々”、くまちゃんの“お手々”なぁんて慣用的に言ってはいるが、ありゃ“前足”である。
アライグマ・ラスカルは上手に食べ物を洗うけど、あれも“前足”で洗っている。
中華料理で『熊の掌』は高級食材だが、あれも“前脚”“足の裏ってことになる。
レッサー・パンダの風太君もたまに後足で立ち上がってたけど、自由になった《前足》で踊りは踊らなかった。
…え…っとぉ……、あ、そうそう…、で…、ニホンザルやチンパンジーやゴリラの場合も、TVのバラエティー番組や日常的には《手》というけど、学術的(=動物学的?)には《前足》っていうんじゃなかったっけ…?
え…?…だから何の話をしたいかというとさ、我々が《腕・手》と規定している部分てもともと《前脚》だったのよね、ってこと
だから、
「そんなとこから脚出して何してん
というお笑いのネタも、単なるネタであるだけではなく、また太ったあるいは緩い女性の太い腕を哂う軽いブラック・ジョークというだけでなく、“ひとかけらの真実”の影を潜ませている…と…
………脳が暑気当たりを起こしているらしい……


コメント
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