アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

スーパーってところは…♪

2010-08-15 11:13:45 | Weblog
こう暑いと食中毒とか食品の鮮度とか自分でお料理したものの保存とか、いろいろと気になるよね。
近くにスーパー・マーケットがあることなので、最近は作りおきとか買い置きとかをなるべく控えて、その日食べたいものに必要なものはその日に揃えるようにしている。だからわりとこまめにスーパーに足を運んでいます。
ただこのスーパー・マーケットという所、時として実に実に面白いマン・ウォッチングが出来る所でもあるのよね
《Scean 1》
某月某日19:00頃某スーパーにて。
カゴを片手に野菜売り場から順に見て歩いていたら、大学3~4年生か社会人1年生くらいのカップルとすれ違った。彼女のカゴの中にはレタス、トマト、キュウリ、キャベツ、玉葱、ジャガイモ、ヨーグルトにポテトチップス、食パンなどが入っている。
どうやら必要なものが揃って、レジにむかうところらしい。
上目遣いで彼女が言った。
「おやたい、いっぱいらべよぉろおもってぇ…」
注:「お野菜、一杯食べようと思って」と言いたいのだろうと解釈している、私は…
それに対して彼氏の返事はない。
二人ならんでレジのほうに歩いていくのだが、彼氏のほうはどうも心残りがありそう、と言えばいいのか、後ろ髪を引かれているような表情、と言えばいいのか、なんとも煮え切らない様子。
ははぁ~ん、これはアレだな…、とおばちゃまは解釈した。
彼らはお付き合いを始めてまだ日の浅いカップルで、今日はじめて彼女が手料理をご馳走することになった。彼女のほうは、ほんわか甘えんぼ風でありながら健康にも気を配るしっかりしたところもあるカワイイ女の子、という線で自分を演出したいらしい…
しかしそんな彼女の言葉なんか彼氏は聞いちゃぁいねぇ。
おばちゃまは彼女に教えてあげたいなぁ…と思った…。
「いま彼氏が食べたいのは、アナタじゃなくて“肉料理”なのよ」
ってね。
そのくらいの年齢のオトコノコには、鳥のから揚げとかハンバーグとか豚肉の生姜焼きなんぞを、まずごっそりあてがっておけばいいんである。
健康云々、料理上手云々、その他云々は彼氏の胃袋をがっつり掴んでからでも遅くない。
頑張れ、彼女
《Scean 1》
某月某日21:00頃某スーパーにて。
スーパーに入ってカゴをとっていら、30代半ばくらいのカップルが
「じゃぁ、カレーにしよう。そのほうが時間がかからないじゃない
と話し合いながら先にカゴをとって行った。
野菜売り場から順に回って、カレーの棚の所を通りかかるとさっきのカップルがレトルト・カレーを選んでいた…。
(そ、そりゃぁ、時間はゼンゼンかからないよな…)
「へぇ~、いろんなのがあるんだね…。あ、新宿の中村屋のだ…。こっちは…」
「マサトの好きなのにしていいのよ。アタシのことは気にしないで…
ふぅぅ~~ん。
カレー・パウダーとガラム・マサラを選びたかったんだけど、二人を押しのけるのもナンだし、ま、ほかの食品を先に見て来ましょう、とその場を離れたの。
チーズとかほうれん草やブロッコリーなどの冷凍素材、缶詰などをカゴに入れて、カレーの棚に戻ってみると…
(まぁだ決まってないのぉ…)
相変わらず彼氏はあんなのもある、こんなのもある、というばかり…。
コレはアレだな、とおばちゃまは思った。
彼氏は彼女が作ったカレーを食べたいのである。彼女に作ってほしいのだ。でも
「作って…
の一言が言えないのだ。
また彼女の方もそんな彼氏の思惑に気づかないくらい鈍いのか、気づいていながらシカトをきめこんでいるのか…
市販のルーでカレーを作るんなら30分くらいで出来るのになぁ…、と思いながらそこを離れた。そしてレジに並んでいるときにまた思ったんだけど、
「あの二人、ご飯も買うのかな…
うぅ~~ん。
頑張れ、彼氏

コメント
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