Tiny Happy Days

タイニー・ハッピー・デイズ。ささやかだけど幸せな日々。
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【文】 最近のノート術への違和感

2010-03-19 23:27:34 | 文具(情報・書籍)
ああ、またノート術を特集した雑誌が出たんですね。今度は決定版か…。


少し前に「ノート術は趣味だった」と書きましたが、もう少しノート術について書いてみます。

最近立て続けに読んだノート術の本を列記してみます。

・情報は1冊のノートにまとめなさい/奥野宣之
・読書は1冊のノートにまとめなさい/奥野宣之
・「結果を出す人」はノートに何を書いているのか/美崎栄一郎
・100円ノート「超」メモ術/中公竹義
・東大合格生のノートは必ず美しい/太田あや
・シングルマッピング 最強ノート術/松宮義仁
・「手書き」の力/和田茂夫

これらで紹介されているノート術の多くに共通するのは、1冊のノートにすべてを書き込んでいく「単ノート主義」。

しかし、企業に勤めている人間からすると、この単ノート主義には大きな違和感を抱かざるを得ません。

個人情報保護法や企業情報の管理の観点から、多くの企業では企業情報を外部に持ち出すことは厳しく制限されています。
自分が勤めている会社では、外部からPCを持ち込んだり、個人のUSBメモリを会社のPCに接続することはもちろん、書類をe-mailで自宅に送ることもできません。

こんな状況の中で、1冊のノートにプライベートも仕事のことも書き込んで常に持ち歩くなんてことは怖くてできないわけです。

そんなわけで、情報管理にうるさい会社(今や極々普通ですが)に勤めている人間としては、「多ノート」にならざるを得ません。
「単ノート主義」はあまりにもリアリティに欠けます。
文具好きだから和田哲哉さんの提唱する「多ノート主義」でもあるんですが、勤め人ゆえ、多ノートによらざえるを得ないということでもあります。

それと、どの本でも、思いついたアイデアを絶対に忘れないように、そしてなんとかして膨らませるためにあの手この手が紹介されているわけですが、その必死さがちょっと痛々しくなってしまうこともありました。
私は、もっと楽しく、ルーズにやっていきたい。

もちろん、冒頭に挙げた本から多くにヒントをもらいました。特にメモは奥野さんの方式を参考にしています。
コメント (3)
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