遅まきながら、伊坂幸太郎著「魔王」読了。
アメリカや中国に対する反感が増す世の中の流れの中で登場する政治家と、そのファシズム的な指向に危機感を抱く超能力を持つ若いサラリーマンの対決の物語
こうまとめてしまうとなんだかとても安っぽい話のように思えますね(苦笑)。
でも、ものすご~く乱暴に言うとそんな話です。
小説の中で、アメリカに対する日本の鬱積した感情が一気に爆発するきっかけになるのは、アメリカに遠征したサッカー日本代表の選手が殺害されたという事件なんですが、かなりレベルは違うものの、現実の世界ではちょうどワールド・ベースボール・クラッシックの日本対アメリカ戦での審判のジャッジが騒がれているので、ちょっとドキッとしました。
中国、韓国、アメリカとのなんだかギスギスした現実の緊張関係。針で刺したら一気に爆発してしまいそうな危うさを感じてしまう今日この頃。
この小説は遠い絵空事ではないなあ、と多少の気味悪さを感じながら読みました。
「魔王」はこれまでの伊坂節とは少し感じが違いますが、十分楽しめました。
でもこの小説の続編を読んでみたいと思うのは私だけでしょうかね。
アメリカや中国に対する反感が増す世の中の流れの中で登場する政治家と、そのファシズム的な指向に危機感を抱く超能力を持つ若いサラリーマンの対決の物語
こうまとめてしまうとなんだかとても安っぽい話のように思えますね(苦笑)。
でも、ものすご~く乱暴に言うとそんな話です。
小説の中で、アメリカに対する日本の鬱積した感情が一気に爆発するきっかけになるのは、アメリカに遠征したサッカー日本代表の選手が殺害されたという事件なんですが、かなりレベルは違うものの、現実の世界ではちょうどワールド・ベースボール・クラッシックの日本対アメリカ戦での審判のジャッジが騒がれているので、ちょっとドキッとしました。
中国、韓国、アメリカとのなんだかギスギスした現実の緊張関係。針で刺したら一気に爆発してしまいそうな危うさを感じてしまう今日この頃。
この小説は遠い絵空事ではないなあ、と多少の気味悪さを感じながら読みました。
「魔王」はこれまでの伊坂節とは少し感じが違いますが、十分楽しめました。
でもこの小説の続編を読んでみたいと思うのは私だけでしょうかね。