(ドライマティーニ)
ドライ・ジン 4/5
ドライ・ベルモット 1/5
ステア → カクテルグラス
レモンピール
オリーヴを添える
辛口の代表的なカクテルで、誰もが知ってるマティーニですが、、、
ちょっと解説させていただいていいでしょうか?
ドライジンとは、原料のアルコールを再蒸留させる際に、蒸気が通過する時に、杜松の実をはじめ、アンジェリカ、フェンネル、コリアンダー、キャラウェイ、アニス、アーモンド、レモンやオレンジの皮などを詰めた、巨大なポプリのようなものを通して、香りをつけたものです。これが、イギリス式のドライジン。
これに対して、オランダ式のジンというのもあって、香味成分を直接アルコールの中に入れて、成分を浸透させてから再蒸留するという方法もあります。
(再蒸留というのはね、、、アルコール度数の高い蒸留酒をつくるには、2度蒸留するんです~。)
殆どのカクテルに使うのは、イギリス式のドライ・ジン。
ドライマティーニだからドライジン…ではありません(^_^;)
ドライ・ベルモットとは、白ワインをベースとして、ニガヨモギなどのハーブを配合して、さらにブランデーなどのスピリッツを加えてアルコール度数を高めたもの。日本酒でいうなら「お屠蘇」って感じ?
これに対してスイートベルモットというのもあります。色は赤。甘口ですが、「赤ワインがベース」というわけではありません。ハーブの種類が違う、スイートベルモットはカラメルで着色している、また、発祥の地が違う、、などです。
ドライはフランス、スイートはイタリア。
以上でわかるように、マティーニの材料となる酒は、ハーブの香り満載!って感じなのです。
マティーニのバリエーションはとってもたくさんあります。
ドライマティーニ、エクストラドライ、ミディアム、スィート(この2種はスィートベルモットで作ります)、オンザロック…まだまだもっと!
それに、オリーヴの添え方も、カクテルピンで刺して添える、刺さずにグラスに落とす、別のグラスで出す…
オリーヴ自体も、種のあるもの、種をとって、詰め物をしているもの…
実は私、ジンとベルモットのことをよく知らなかった頃、マティーニが美味しいと思ったことはあまりありませんでした。
正直いって、なんかファッションとして飲んでただけの時代もありました。20代の洟垂れ小僧時代(^_^;)
これは絶対にバーテンダーの技術とも深くかかわりがあると思います。
当時は「拒絶バー」にいったこともなかったし。
いかにして冷たくて濃くてバランスよく混ざりあったマティーニを作るか!
ジンとベルモットの割合より、オリーヴをどう飾るかよりなにより、マティーニはこれがすべて!だと私は思います。「私は」ですからね。私の蘊蓄ですから、悪しからず。
ぬるい、水っぽいマティーニは最悪。論外。「マティーニ」として認められん!
じゃあ、ミキシンググラスでステアなどせず、冷凍庫でとろとろに冷やした酒を直接グラスに注げはいいんじゃないの?
…っていうことになるけど、それもちょっと違うな。多分。ステアすることで、2種類の酒が混ざる、多少の氷が溶けて、両方の酒を繋ぐ役割をしている…と思います。
行きつけのバーで、若いバーテンダーさんたちが、マティーニの修行をしていましたっけ。常連のTAKAMIさんにはめちゃくちゃ気合いを入れて作ってくれてたもんなー。もちろん私だって、バーテンダーさんの手の空いてる時を見計らってオーダーしてたんだから。蘊蓄TAKAMIの感想(文句じゃありませんから!)も素直にきいてくれてたっけなあ。彼らのつくるマティーニは美味しかった。でも、バーテンダーは、暇な時だけに気合いを入れてマティーニを作ればいいわけじゃないので、そこが難しいところでしょうね。
彼らも修行になったかもしれないけど、私もマティーニを深める、いい時代でした。
日常的というほど頻繁に飲んでいると、ジンとベルモットの混ざり具合までわかるようになるものです。
「これはステアが足りないからざらざらしてる」とか… でもステアしすぎると、水っぽくなる、めちゃくちゃ微妙ですよね。今はたぶんわかりません(^_^;)
私は、マティーニから「ギブソン」というカクテルへ移行していきました。
「ギブソン」とは、ドライマティーニのオリーヴの代わりに、「パールオニオン」を飾るってヤツです。文字どおり、真珠のような小さなたまねぎのピクルスっていうんでしょうか?? ただ単純にオリーヴよりこっちが好きってだけのことなんだけど。
ギブソンを注文したら、パールオニオンが別のショットグラスに「どうぞお好きなだけ」って感じでてんこもりで出てきたりすると、「うふふ♪」って気分。
明日は何をかこうかなあ…♪
なんか、リクエストありますかー?
ドライ・ジン 4/5
ドライ・ベルモット 1/5
ステア → カクテルグラス
レモンピール
オリーヴを添える
辛口の代表的なカクテルで、誰もが知ってるマティーニですが、、、
ちょっと解説させていただいていいでしょうか?
ドライジンとは、原料のアルコールを再蒸留させる際に、蒸気が通過する時に、杜松の実をはじめ、アンジェリカ、フェンネル、コリアンダー、キャラウェイ、アニス、アーモンド、レモンやオレンジの皮などを詰めた、巨大なポプリのようなものを通して、香りをつけたものです。これが、イギリス式のドライジン。
これに対して、オランダ式のジンというのもあって、香味成分を直接アルコールの中に入れて、成分を浸透させてから再蒸留するという方法もあります。
(再蒸留というのはね、、、アルコール度数の高い蒸留酒をつくるには、2度蒸留するんです~。)
殆どのカクテルに使うのは、イギリス式のドライ・ジン。
ドライマティーニだからドライジン…ではありません(^_^;)
ドライ・ベルモットとは、白ワインをベースとして、ニガヨモギなどのハーブを配合して、さらにブランデーなどのスピリッツを加えてアルコール度数を高めたもの。日本酒でいうなら「お屠蘇」って感じ?
これに対してスイートベルモットというのもあります。色は赤。甘口ですが、「赤ワインがベース」というわけではありません。ハーブの種類が違う、スイートベルモットはカラメルで着色している、また、発祥の地が違う、、などです。
ドライはフランス、スイートはイタリア。
以上でわかるように、マティーニの材料となる酒は、ハーブの香り満載!って感じなのです。
マティーニのバリエーションはとってもたくさんあります。
ドライマティーニ、エクストラドライ、ミディアム、スィート(この2種はスィートベルモットで作ります)、オンザロック…まだまだもっと!
それに、オリーヴの添え方も、カクテルピンで刺して添える、刺さずにグラスに落とす、別のグラスで出す…
オリーヴ自体も、種のあるもの、種をとって、詰め物をしているもの…
実は私、ジンとベルモットのことをよく知らなかった頃、マティーニが美味しいと思ったことはあまりありませんでした。
正直いって、なんかファッションとして飲んでただけの時代もありました。20代の洟垂れ小僧時代(^_^;)
これは絶対にバーテンダーの技術とも深くかかわりがあると思います。
当時は「拒絶バー」にいったこともなかったし。
いかにして冷たくて濃くてバランスよく混ざりあったマティーニを作るか!
ジンとベルモットの割合より、オリーヴをどう飾るかよりなにより、マティーニはこれがすべて!だと私は思います。「私は」ですからね。私の蘊蓄ですから、悪しからず。
ぬるい、水っぽいマティーニは最悪。論外。「マティーニ」として認められん!
じゃあ、ミキシンググラスでステアなどせず、冷凍庫でとろとろに冷やした酒を直接グラスに注げはいいんじゃないの?
…っていうことになるけど、それもちょっと違うな。多分。ステアすることで、2種類の酒が混ざる、多少の氷が溶けて、両方の酒を繋ぐ役割をしている…と思います。
行きつけのバーで、若いバーテンダーさんたちが、マティーニの修行をしていましたっけ。常連のTAKAMIさんにはめちゃくちゃ気合いを入れて作ってくれてたもんなー。もちろん私だって、バーテンダーさんの手の空いてる時を見計らってオーダーしてたんだから。蘊蓄TAKAMIの感想(文句じゃありませんから!)も素直にきいてくれてたっけなあ。彼らのつくるマティーニは美味しかった。でも、バーテンダーは、暇な時だけに気合いを入れてマティーニを作ればいいわけじゃないので、そこが難しいところでしょうね。
彼らも修行になったかもしれないけど、私もマティーニを深める、いい時代でした。
日常的というほど頻繁に飲んでいると、ジンとベルモットの混ざり具合までわかるようになるものです。
「これはステアが足りないからざらざらしてる」とか… でもステアしすぎると、水っぽくなる、めちゃくちゃ微妙ですよね。今はたぶんわかりません(^_^;)
私は、マティーニから「ギブソン」というカクテルへ移行していきました。
「ギブソン」とは、ドライマティーニのオリーヴの代わりに、「パールオニオン」を飾るってヤツです。文字どおり、真珠のような小さなたまねぎのピクルスっていうんでしょうか?? ただ単純にオリーヴよりこっちが好きってだけのことなんだけど。
ギブソンを注文したら、パールオニオンが別のショットグラスに「どうぞお好きなだけ」って感じでてんこもりで出てきたりすると、「うふふ♪」って気分。
明日は何をかこうかなあ…♪
なんか、リクエストありますかー?
学生の頃は渋谷の居酒屋で
ワインを飲んでいたわ~居酒屋よ~
名前はなんだっけなぁ?惚けたわ~名前が出ない
こういう話を聞くと、今まで「なんとなく苦くてイヤだなぁ」としか思っていなかったジンが、とっても楽しみなものに変わってきます。
早く実践したいです。
何に関する蘊蓄でも私にとってはとても新鮮なので好きなもの、どんどんご披露してくださいませ!!
マティーニは名前の響きが良いし、小説なんかに登場する仕方がステキだったんで、背伸びをして飲んでいました。本当においしいと思うようになったのは飲み始めてずいぶん経ってからですね。なぜオリーブが添えられるかがわかってくると、おいしくなります、あれは。(昔はなめて捨ててたもの)
それでもちゃんとバーで飲むときにはあまり頼みません。なんかすっとなくなっちゃう感じがして。ゆっくりしていると、暖まってくっきり感がなくなるし。
でも、文章を読んでいてすごく飲みたい気持ちになりました。いいなあ。
天狗、つぼ八、養老(^_^;)
私も渋谷で飲んだ飲んだ!
よく男友達をつぶしてました~
どっかですれ違ってるかもね!
そこまで遡った話って、したことないよね~
こんど語ろーね♪
ふと足ももこさん
そうでしょ、そうでしょ♪
私もね、スクールでジンの歴史と製造工程を勉強したとき、「へぇ~!」って、なんかジンを新鮮な気持ちで見直して、好きになったんです。
ジンの発祥はね、オランダの医学部の教授が、薬用として作ったものなんです。
利尿作用などが認められて、薬局で販売していたのです。
ジンは薬なんじゃよ!!
それがイギリスへ渡ったのも、世界史と深い関係があったり、(1689 オランダのウィリアム三世がイギリス王位継承)…奥が深くてお
もしろいです。
かずさん
安いジンはね、アルコールにジン用エッセンスを投入しただけのものだったりするようです。「コンパウンド・ジン」というものです。(Distilled Ginに対して)
なんか、まがいもの臭いので、どうせ飲むならDistilled Ginを飲みたいものですねー。
マティーニのオリーヴはそうそう、
「カレーの福神漬け」
「おつまみ」です。飾りではありません。食
べましょう!
ウォッカはジンに比べて、香りという点では乏しいので、逆にベルモットの香りが際立ちます。
ベルモットの指定をしたいところだなあ~。
ベルモットも薬臭いような気がするのですが、それも安物しかしらないからでしょうか。