WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

ワン・プレート ディナー

2014-07-29 | 美味礼讃





先週の日曜日夕刻、教会で「若人の集い」?っていうのがありました。
部活などで主日(日曜)礼拝に行きにくい中高生を中心に、誰でも参加OKのお食事会です。

Takは、まさに毎週日曜日も殆ど部活で、教会から遠ざかっているので、こういう時には、積極的に参加してます。
参加費、¥200 
牧師先生からご案内のTELをいただき、TAKAMIさんもぜひどうぞ…というので、
まあ、やらなきゃいけないことはあるんだけど、「ご飯つくらなくていいぞ、ラッキー♪」とばかり、参加させていただきました。

その時の食事が、冒頭の画像のようなものでした。
(これはその時のものでなく、後日私が作りました)

ブラジル料理の、「フランゴ・コン・キアーボ」という、鶏肉とオクラの炒め煮のようなものに、サラダも添えられています。

教会では、お皿を洗う手間を節約するため、このようにワンプレートで供されることが多いのですが、
理由はそれだけでなく、
この料理、こうやって、サラダも一緒に乗っけて一緒に食べるとすごく美味しい~!
以下は牧師夫人に教わったレシピ。牧師夫人は、ブラジル人の旦那さまの奥さま(日本人)に教わったとのこと。

1.たっぷりめの油で、たっぷりのみじん切りしたニンニクを炒める。
2.鶏肉投入。焼きつける。
3.玉ねぎ投入。炒める。
4.水とチキンブイヨンをいれる
5.オクラと塩コショウをいれて、味をととのえる。

サラダは、トマトとキュウリをサイコロに、玉葱はみじん切りにして水にさらし、材料を混ぜ合わせてたものを、 塩、胡椒、酢、オリーブオイルで和える(たぶん)

TAKAMI的には、「胡椒」は、あまり最後に味を整えるのに使うことはなく、「フランゴ・コン・キアーボ」にも、タカノツメを使います。
調べたところによると、コリアンダー(パクチーね)も、投入するというレシピもあったよ。

この、一見えっ!?これを混ぜて食べるの!?!?というようなものが、お皿の中で混ざり合うと、えも言われぬハーモニーが生まれるのですよ~~♪
ソウルフルでした。



別々にすると、なんかありきたりでしょ?




以前、「さぬき一番」で食べた「フェジョアーダ」もソウルフルで感動モノだった。
ブラジル家庭料理系、ナイスです。

昨日どどっとアップした教会音楽講習会のダイニングでの食事ももスープやデザートを除いてワンプレートでした。
そうそう、デザートもすっごく美味しかったのですよ~♪撮りそびれてるけど。

講習会のワンプレートは、最初にメインとサイドの料理がきれいに盛り付けてあるところをちょっとどかして、そこにガーリックライスとか、ターメリックライスなどを大皿から取り分けます。
お料理には、芳しいソースがかかっていて、ライスとも混ざり合って、「えも言われぬ」味のハーモニーが生まれるのです。

ハイ、連発です。「えも言われぬ味」を使うな!とは開高健さんの名言ですね。物書きなら文章で味に迫れとのことですね。

では、ちょっと試してみます。

「チキンとオクラの炒め煮…塩胡椒味」ですから、味はとってもシンプル。オクラのねばねばが餡のようになっています。
そこへ、トマトとキュウリのサイコロサラダ。こちらも、味付けは超シンプル。
この両者自己主張の弱くおくゆかしいもの同士が合体…しかも、ライスを介してです。
ライスは、あまりふっくらとやわらかいと、水分をそれ以上に吸収してしまうとべしゃべしゃになって、かわいそうです。
やはり、固めに炊いたものやピラフがいいです。そのライスの表面を、餡とドレッシングがやさしくふんわりと覆い、その周りを、ほどよい大きさのチキンと野菜がごろごろと囲む。
想像したら、やっぱり「ええぇぇ~~っ!」と、引いてしまうでしょう。
しかし、ここは、奥歯で思い切って全部まとめて擂りつぶしてみましょう。
始めは恐る恐る…それがいいのです。 
おくゆかしいものたちのハーモニーは、とても繊細でマイルドで、遠い記憶を呼び覚ますような、決して自己主張しまくることのない、
記憶の奥底で、子どもの自分がおともだちと手をつないで環になって踊りながら歌っている声が幽かに聞こえてくるような… 

味をことばで表せばそんな感じ(^_^;)  やり過ぎ!?!?



聖書宣教会でのワンプレートの食事は、本当は、世界中の貧しい人びとの生活を食事で一緒に味わうという意味がこめられているのではないかという気がします。

実は、教会で初めてこの料理をワンプレートでいただいた時、現地の子どもたちが、大喜びでほおばっているシーンが浮かんできました。
そういうのがソウルフル…と感じるワケです。

騙されたと思って、ぜひ作って、ワンプレートで食べてみてね。
ご飯は、銀シャリでなく、雑穀米とか、玄米、ピラフなどが合いますよ~♪

ちなみに、30代の頃、バングラディシュのカレーやスープやサラダを得意とするお友達に教えてもらったサラダが、このサラダとほぼ同じだった。
違うのは、野菜のサイコロの直径は5~7mmでした。
やはり、これを、カレーに乗っけたりなどして、一緒に食べていたっけ。


近々、「レンズ豆のスープ」もご紹介したいと思います♪♪


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2 Comments

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夏野菜 (楽世)
2014-08-04 22:33:11
夏野菜で....
 へんてこりんな夏をやり過ごしましょう(^_^.)
ライブは休みですか?
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 (TAKAMI)
2014-08-06 16:48:17
♪楽世さま
お久しぶりです♪
今は9月にある生徒さんたちの発表会にシフトです。
発表会でも、ミュージシャン演奏やります。
それが終わったら、人形劇団のお手伝い…と、次々いろいろとあるので、LIVEは暫くお休みです。
12月に、去年もいらしていただいたジャンヌガーデンのストリートライヴ…になるかな?
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