このところ、あまりにも濃い日々が続いています。
なので、早くアップしとかないと、どんどん流れ去る~~~~ヽ(`Δ´)ノ
GWがおわりましたが、私には全く関係のない日々でした。
ふつーに仕事してました。
4日、5日と、我が母校の音楽部(合唱部)OB合唱団の部活がありました。
「クォリティを追求した合唱」がやりたい有志が集まって、徐々にメンバーが固まりつつある合唱団。
練習は3月から始まり、今回は本番の指揮者を神奈川よりお迎えして、
2日間に渡り、1日4時間の練習やりました。
あまりにも濃くて素敵な音楽体験で、テンション上がりまくり、感動しまくりの2日間でした。
「合唱」をあまりご経験のない方が殆どかと思うので、「たかが合唱の練習」、いったいTAKAMIが何に感動したのかのほんの一部を書きます。
まずは「純正律」でハモる。
ピアノの音の「ドミソ」でなく、「ド」と「ソ」の声の中に「ミ」の声を置く。
ドとソの間でヒトの心と体が心地よいと感じる「ミ」はピアノの「ミ」とは違います。
それが「純正律」
指揮者の小川さんは、練習にピアノを使わず、音叉だけを使ってご指導をされます。
そうすることによって、メンバーの音感も研ぎ澄まされていくのだと思います。
それから、「武満徹」という、私が中学生の時に出会って傾倒しまくった作曲家の、アカペラの曲をやるにあたって、
「ド」と「レ」(長2度)、「ミ」と「ファ」(短2度)などのような、隣り合った音程、
ぶつかり合って「不協和音程」といわれて、普通の人はハモりにくいといわれる音程を歌う練習。
私は、むか~しから、この「ぶつかりあう」といわれる音程が「ぶつかりあっている」と思えないし、「ファ」から「シ」(増4度)がどうして音程とりにくいのかもわからなかった。
そんな変人の私にとって、「ド・レ・ミ・ファ・ソ」の音を全員で一斉に歌うことが、あまりにも気持ちよくて、鳥肌が立ちました。
あまりにも幸せでした。
ああ~~~コレだよ…
仏生山温泉の低温炭酸泉に浸かって、とらんす状態寸前になるときの感じとでもいっておこうかな、、、
実際にはそれよりも、もっともっともっと幸せで、ずっとこの中に埋もれていたかった…
ここで全く関係ないうどん画像ですみません…が、ここでも某マエストロKOZO先輩と、うどん談義ではなく合唱談義が炸裂しました
合唱曲の作曲者は、プロのソリストの集団を想定して曲を作ってはいない…とかいろいろ
ちょっと話が逸れますが、私は年に数回大窪寺に「打ち込みうどん」を食べにいきますが、時々お寺にも行きます。
そして、時々、お遍路さんの集団が「般若心経」を一斉に唱えているのところに出くわしますが、そのときは、大ラッキー♪ 私はあれが大好きなのです。
これぞ不協和音?の大合唱。
これをニュートラルになって聴くのには、西洋音楽の「音感」は邪魔になっちゃうかもしれないけど、
みんなが思い思いの音の高さで唱えるのが、大きな塊となってず~~~ん!と心に響く感じがめっちゃ心地よい音楽なのです。
私は、子どもの頃から、ハモるのが大好きで、小学校の頃、親友の「まっこちゃん」といつもハモって歌いながら学校から帰っていました。
友人たちとカラオケに行ったら、自分で歌うより、仲間が歌う曲にハモりを入れまくるほうが数倍楽しかった。
自分のバンドをやり始めても、デュエットやコーラスにこだわり、譜面の読めないメンバー男子を次々特訓しまくりました。
けれども、私は、高校や大学時代の「合唱」の授業や部活においては、ほんとうは心満たされていなかったのではないかと思います。
とても興味深い曲、すごく好きだと思える曲との出会いはもちろん多くありました。
でも、それらの曲を、100人規模の合唱で、ほんとに心から感動をもって歌ったことがあったかな…?
指揮者の仰ることを「う~~ん、なるほど!」と、理性で受け止め、それを私は忠実に歌う団員になるよ…という優等生なスタンスでいたような気がします。
いや、それをいうなら、若き10代、20代、私は今おもえば、アタマで音楽をやっていました。
合唱だけじゃなく、なにもかも。
それはそれで、当時は楽しかったのです。刺激的だったし、自分はこれで音楽生活、充実しまくり!!!…と思っていました。
ほんとにほんとに、この年齢になって、人生、折り返しているのに、
まだもっともっと「こんな深みや、こんな広がりがあるのだ!」と思える自分がものすごく嬉しい。
このたびの一高OB合唱団の本番は、一般公開ではなく、音楽部OB同窓会の場で発表されるもの。
…にしては、あまりにも濃く深く、素晴らしすぎて、広くみなさまにお聞かせできないのが残念でならないのですが、
必ず、もっともっと高めて、遠からず、お聞かせできる日がきます。
充実しまくりの練習の後は、充実しまくりの親睦会♪♪ すみませんね~~画像はヨッパのためこのレベルでご勘弁を
私は、正直申しまして、人生、著しく音楽に偏りまくっているし、これからもそうであろう…「変人」の自覚ありです。
これが、著名な音楽家や芸能人などなら、世間一般の人も「あの人は有名人だから特殊」と、認めてもらえることもあるだろうけど。
私のような変人が、子どもを産んでひとりで育てつつ、それでも音楽への愛と執念は一生持ったまま、
しがないピアノ&ヴォーカル講師として、若き時代ならともかく、
これから熟年→普通に老いてゆくのに、これから先、どんな人生を送っていくのだ…( ̄□ ̄;)!!
…な時に、このたびの合唱団の指揮者、小川さんが、ご自分のブログの中からこんな記事を紹介してくださいました。
音楽教師であるために心がけておかなけばならないこと10ケ条
1.あなたは、子どもを音楽で幸せにしたいと本気で思っていますか?
2.あなたは、様々な音楽に興味があり、それらをマイミュ-ジックにすることを喜んでできますか?
3.あなたは、音楽を「楽しむもの」ではなく、「生きていくために不可欠なもの」と本気で思っていますか?
4.あなたは、音楽の技術を学ぶことと、音楽を「楽しく」感じることとは対立しないものと本気で信じていますか?
5.子どもに音楽の授業で必要なことは、各自の生き方と教材を強く結びつけることであることを知っていますか?
6.子どもたちが音楽をエンジョイし、かけがえのないものとするためには、教師自身がそうしなければならないことを知っていますか?
7.音楽の授業で大切なことは、音楽することそのものであり、言語表現させることではないことを知っていますか?
8.音楽科は人間の情操的側面だけではなく、全ての人間の生き方と、能力の質の向上に関っていると信じることができますか?
9.あなたは、音楽に関わり、音楽を教えることが何よりも好きで、そのために生涯を捧げる覚悟をすることができますか?
1 0.あなたは、音楽に関わることが人生で最も貴重であり、自分に最大の幸福をもたらしてくれるものであることを信ずることができますか?
私は、これでいいんだ…
と、どれほど嬉しかったことでしょうか。
神さまから問われているようだ。
全部そうそう、私はそうやって生きて、働いてきたんだけど、特に、10は、ほんとにソレそのものだ!
そのために私の人生はむちゃくちゃで、私は変人なんだと思って、開き直ってきたけれど、
そんな私をふわっ…と掬って、風船にして神さまむかって放り投げてくれたような…
そんな、10か条でした。
小川先輩と部活で同じ時間を過ごしたのは、ほんの数か月でした。
当時高1の私にとって、ものすごく強烈に音楽的才能溢れまくる魅力的で憧れの先輩でした。
これが私にとっての小川先輩の紹介文ですが詳細はこちら
他にも魅力的で憧れの先輩方で溢れかえっていたあの頃の「音楽部」…
何十年もの時代を超えて、世代を超えて、こうして先輩や後輩たちと集まって、
年功序列ナシな、「音楽」で繋がることがものすごく幸せなのでした。
追記
このたび、東京からこの練習のために帰省してくださった前出のKOZO先輩がアップしてくださった練習の音源を聞き込んでいますが、
「ものすごく幸せ」感から、奈落の底に落とされました( ̄_ ̄|||)
このままじゃイカンよ。
合唱団のみなさま、あの高揚感からいまいちど冷静になって、まずは「音取りは個人の責任」でお互いに頑張りましょお!
そして、網の目をそろえ、「ひとつ」になりましょう!!
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