WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

息子を産んだときのこと(加筆修正)

2018-07-17 | しろかねも くがねも玉も何せむに…





このブログを始めたのは、息子が4歳の時。
…ってことは14年。

息子に関するいろんなことを画像とともに記録できてほんとによかった。

しかし、息子を産んだときのこと、書いたことないかも。
いやもしかしたら記憶にないだけで拙ブログのどこかにあるかも…
盲腸の痛みと出産を比較した記事がどこかみあるかもな、、、



ここで、書いておきたくなりました。
私の出産について。

妊娠から…となるともうあまりにもものすごいストーリーで膨大になりそうなので、とりあえず出産についてのみ。


…といっても、やはり妊娠中からの話から始まるんだけど、
私は妊娠中もLIVE活動も仕事も普通にやっていて、ある日、お腹の張りがすごくて、
仕事を休んで病院に行ったら「切迫早産」と診断され、そのまま入院となりました。
予定日まで3ヵ月以上、ももうこのまま出産まで入院ってことに、、、
しかし、私は退院できたのです。
たいした「切迫早産」じゃなく、点滴の効果で、開きかけた子宮口はそれ以上広がることはありませんでした。
そして、臨月に飛行機で実家に帰って予定通り、香川で出産することができました。


高齢妊娠、出産なのでしたが、突発的ではなく、実は私の中では予定妊娠だったのでした。
LIVE活動をどうしても続けたかったけれど、子供も絶対産みたかったのでした。
もうこの歳が子供を産むギリギリの年齢であろう…と、、、

そのように、積極的な妊娠をした私の心構えは、「出産に前向きに挑む」というものでした。
定期的に通っていた産婦人科の出産カウンセラーみたいな方に、あなたの出産のイメージとはどんなものですか?と聞かれ、私はそう答えたと記憶してます。
カウンセラーは、それぞれの妊婦さんの希望する出産のイメージになるべく近いお産ができるように妊婦の心身を陰で支えてくださるという役割のようです。


そして、いろいろはしょって、いよいよ出産当日。
午前中、お腹の張りの感じで「いよいよ来たか!」とわかります。
少し様子をみてから病院へ。そのまま入院となり、陣痛室(だったかなー)で待機。
夫にも連絡していたので、ラッキーにも陣痛が極限に達する前に来てくれました。
取るものもとりあえず東京から駆けつけてくれた夫は、陣痛室で弁当を食べながら、私の腰を力の限り押してくれます。
夫が来るまでは母が付き添ってくれて、腰を押してくれてましたが、夫はめっちゃ力強く心強かった。
「ヒッヒッフ~~」というのは雑誌でお勉強はしていたけれど、そんななまっちょろいものじゃなく、この激痛には、夫の渾身の力をこめた「腰押し」で対応。
これから生まれようとしている子どもとその両親の3人の、超~~~絶な共同作業。
これまでの経験を超越した、あり得ない、ホントにあり得ない痛み、もがき……と書いている今は、全くもう忘れているのですけどね。

と、そこへ「宇宙のミラクルパワー」がやってきた。
私、こんな痛みもうこれ以上耐えられないんですけど、、、どーすんの??ってところで、さらなる痛みが襲ってくるときに、「宇宙のミラクルパワー」としか言いようのない自分の中には絶対持ってるんじゃないのが来たんだよ。
その「ミラクルパワー」は、介添えをして痛みを和らげてくれるのでなく、さらなる痛みを乗り越えるパワーを供給してくれる感じ。
私の自力で、この痛みに耐えられるワケがないのです。これはもぉホントに宇宙のパワー。
私は宇宙と一体となって、宇宙と同化してこの命を生み出すのだ…と、ホント、これは、痛みの極致の中での究極の感覚と究極の感動だった。



女子はみんなこうやって様々なかたちでの出産を乗り越えてくのだなあ、、、


分娩台に乗っかったときには、もう陣痛はおさまって、赤ちゃん出口のソノ部位とかセンセや看護師さんに触られるとなんだかくすぐったくて笑ったりしてたような。
息子の頭が出てきかけてるところを鏡で見せて貰って「頭の毛がくるくるじゃ~~ん!!」と思ったり、かなり冷静だったっけな。
そして、いよいよ出てきた息子のオギャーの第一声は、私からしたらなんだかとてもか弱くて、おいおい、大丈夫なんかい?って思ったっけな。
でも、とにかく「オギャー」と肺呼吸をしてくれて、もぉ~~安堵感ひたひた。

生まれる瞬間は、陣痛の極致のときの「ミラクルパワー」体験からすると、なんだかフツーに生物の「娩出」って感じ。



五体満足、ほんとうに健康体で生まれたことに神さまに感謝しました。


しかし、母には、その後授乳地獄が待っていたのであった。
ソレ知りたい?

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