WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

瀬戸内国際芸術祭2013 豊島編1

2013-08-30 | 瀬戸内国際芸術祭






8月26日 Takの部活が急にお休みになって、親子一緒のオフが降って湧きました。
ほんっっと、この夏休み、Hiro君親子との休日以外、一緒のオフが全然なくて、人生ってこーゆうもんよね…なんて、諦観してたんですけど(^_^;)

さあ!どうする!? もう明日だよ。

満喫しまくりたい! やっぱり瀬戸芸行きたい!!


というわけで、どこに行くか、あーだこうだと何も知らず勝手なことをいうTakとの妥協点を探りつつ、豊島にいくことに決定。
私は小豆島を推したのだけど、母の言いなりはイヤなようで、Takはいちども行ったことのない女木島に行きたいと言い張る。
でも、女木島はすぐ行けるし、半日で行ける。どうせなら丸一日がかりじゃないと行けないところにしようよ…
この攻防、ホント疲れるんだけど、まあこれも旅のプロローグってことで。


さて。当日朝。
起き抜けから睡眠不足で機嫌の悪いTak。
「雨じゃん。雨なのに行くの?」
「当たり前でしょ。雨は関係なし。今日は昼から晴れるんだよ」

SYOさんが7時ジャストにお迎えに来てくれて、腹ごしらえする暇もなく、じゃあフェリーの中で食べよう…とかいってたのに、勘違いで、フェリーじゃなく高速艇だった( ̄_ ̄|||)



高速艇は、約80人乗り


なので、私たちは朝ご飯を食べずに島に渡ってしまった~~~!!
瀬戸芸系のカフェやキッチンが開くのはだいたい10時ごろからなのに、私たちが島に着いたのは8時半。
さあ、お腹がすいたといって、Takは、ますます機嫌が悪くなる~~~

頼みの綱は「よろず屋」さん(^_^;)
雑貨やさんっていうの!? 朝早くから開いてるお店も殆どない、いや、お店自体があまりない!!

3年前の「積み残し」事件で重々承知しているSYOさんと私は、よろず屋さん?の場所もちゃんとインプットしてた。

(あっそうそう、3年前の旅の道連れ「甲さん」…ってのもSYOさんね(^_^;)
当時はシャイなSYOさんは、ブログに出るのを恥ずかしがって匿名希望だったっす)

「ごめんください…」
こんな言葉もいまどきあまり言わないよね、、、
「子供がお腹を空かせているのです、何か、パンとかないでしょうか…」
「それは可愛そう…あいにく昨日は日曜日だったから、パンは入ってきませんでした。カステラや、ドーナツのお菓子はどうかしら?」

コンビニでおにぎりな発想のTakにとっては、かなりカルチャーショックに違いない…

店にあるものを物色して、Takが選んだのは、1個30円の駄菓子のスルメと、カラムーチョ( ̄_ ̄|||)

島とは、こういうところなんだと、最初から言い聞かせておくべきだった。
しかし、起きてからここまで超不機嫌だったTakも、こんなお菓子ですっかりご機嫌が直りました(^_^;)



私達は、その後も、食べるものにはとても翻弄されまくることとなったのでした。


さあ、スタンプラリー開始!

最初のほうは、館内撮影禁止のところばかりで、画像がないのですが…


木下晋 「100年の闇」ほか

これは、3年前と同じ場所に展示されています。
古い空家の座敷、薄暗い2階の壁…
盲目の旅芸人、小林ハルさんをモデルとした鉛筆画ですが、作品は入れ替わっています。
今回はハルさんの後姿、ハルさんの手、目を閉じた横顔。
これらを鑑賞するのに、この環境が本当にすばらしい。

靴を脱いで上がった座敷には、前回と同じく、小林ハルさんの生い立ちが書かれた資料があり、自由に閲覧できます。
Takは、今回の瀬戸芸、初めての作品がこれで、熱心に隅々まで資料を読んでいました。
前回も訪れた私たちは、先を急ぎたかったけど、初めてのTak優先に。



続いて「豊島横尾館」






中はすべて横尾忠則ワールド。

三連の大作絵画「原始宇宙」をメインとした平面作品11点と、円塔の中や庭園に展開されるインスタレーション作品が敷地全体に拡がる。
生と死をひとつのものとして考える場となる。(瀬戸内国際芸術祭2013 解説より)

館内撮影禁止が続きますので、どうぞ、クリックで、作品の一部、ご覧くださいね。

Takは、
「俺、こんな絵好きや」
保育園時代から、ダリの回顧展に行ったりしてる彼は、楽しくてたまらないらしい。
率直な視点でとらえた感想を聞くのもすごくおもしろい。
当然Takは、解説など事前に読んでもいないし、先入観もなにもない。「横尾忠則」氏がどんな人かも知らない。
言わずにいられないって感じで、次々と感想を喋りまくるんだけど、私が感じるととはまた違った視点からの感想だったりして、
おおおぉぉぉ~~~なるほど、そう観たか …っていうのが新鮮だったりで、
こうやって感想語りながら瀬戸芸巡るって、さらに楽しいよね…と思ったよ。

外観の画像の赤いところは、赤いガラスです。
何故赤いガラスなのか? それは館内に入って、中庭に出てみると、一瞬で「おおぉぉぉ!」ってことになる仕組み。
これにもTakはとっても納得しまくって感動した模様(*^_^*)
外観の右側の円柱系の建物の中に入ると、中は薄暗く、手のひらサイズの川や滝の写真が壁面全部にぎっしりと並んでいる驚きの空間でした。。
そして、床は鏡なので、下にも…
あまり多くを書きたくないなあ、、、

こちらも参考までに

ゼヒ体験してください。



それから、トイレもすごかったよ。
横尾式トイレ。
観るだけじゃなく、実際に座って用を足すべき!…とはTakとの見解の一致(^_^;)



横尾ワールドを満喫して、さあ、そろそろカフェもオープンしてることだから、なんか食べよう。
ってことで、次はこちら。





「あなたが愛するものは、あなとを泣かせもする」トビアス・レーベルガー


ここも、港に面した空家を改装した、不思議なレストラン。

ここで腹ごしらえをしようと思ったら、ドリンクや、ケーキ系しかない( ̄□ ̄;)!!
以前は美味しいランチを食べたのに~~(涙)
ほな、もぉ、しょうがない、ビールね!!






ビールはオードブルつき Takはミルクプリン




次なる目的地へ向かい、ここにもカフェがあったので立ち寄ってみました。
瀬戸芸のレストランやカフェにはハズレはなく、どこもとっても美味しい♪♪














朝ご飯食いっぱぐれましたが、そこそこお腹を満たして、さあ、次は「心臓」いきます!



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