ペンギンの憂鬱

日々のうだうだ~読書と映画と酒と料理~

だから東京は嫌なんだってば。

2011-03-12 | 日記
ようやく物理的にも気持ち的にも落ち着いてきました・・・

まず、3月9日の昼に揺れました。
3月10日の未明にも余震があり少し揺れました。
それで、うちのワンコが異様に怯えて、3月10日の朝、
私が出勤しようとすると、これまでに無いくらい、
狂ったように鳴いて、人間語に訳すなら
「お、お母さん!!お願いだから、今日だけは会社行かないで下さい
 ほんと、一生のお願いですから、私を一人にしないでーーーーー
ってなカンジで、ハシっと私の腕にすがりついて離れない。

ちょっと異常な雰囲気で、心配なものの、その日は一番仕事が忙しい日で、
午前中は何が何でも片付けなくてはならないことがあり、
断腸の思いでケージに入れ、耳を塞いで逃げるように出勤。

今思うと、動物的勘で、大地震を予想していたのかも。
・・・でも、1日早かったよね

とにかく、3月11日14:46分。
私のオフィスは19階。
この世の終わりかと思うほど長く大きく揺れました。
九州人は地震に慣れていないんです。
どうしたらいいか分からず涙目になっていると、周りの席の子たちが
「大丈夫。大丈夫。落ち着いて。」と冷静にたしなめてくれる。

でも、私の心の中は、家に置いてきているワンコのことばかり。
昨日、あんなに怯えていたばかりなのに、どんだけパニックに
なていることでしょう
早く家に帰ってあげたい。

旦那なんてどーでもいい。
大人なんだから、どうとでもなるでしょう。

でも、電車は全て止まったし、会社も軽くパニック。
1時間ほど余震に怯えながらオロオロしていると、
「自宅まで20Km圏内の人は、歩いて帰ってください」と総務からのお達し。

自宅が同じ方面の同僚3人で歩くことを決意。
被災時マップなんてあるけど、本当にこんな日が来るなんて信じられない。
19階から歩いて地上まで降りる。
いつも殆どヒールで出勤していたのに、奇跡的に何故かこの日は
踵の低いブーツを履いていたので、歩ける。

秋葉原の職場から、神田~東京八重洲~銀座の中央通を通り、新橋~浜松町。
もっと最短距離があるのかもしれないけど、迷って無駄な時間かけるくらい
だったら、と、ひたすら大通りを歩く。
まるで博多どんたく並みの混雑。
自分のペースで歩けず、逆流する人とぶつかりながら、何とか進む。

田町駅前あたりで、あまりの人込みで、一緒に歩いていた同僚と、
はぐれてしまう。
20分くらい探してみたが、とうとう見つからず、携帯も全く通じず、
泣きながら一人で帰途をたどる。

3時間半かかって、何とか自宅に辿り着き、ワンコと旦那の無事を確認。
そこで初めてTVを見て、被害の甚大さを知る。

自宅は、壁の時計や台所の調味料の瓶などが落ち、ガラスが散乱していた
ものの、覚悟していたよりは被害が少なかった。
東北地方の方々の被災を思うと、元気に命あるだけでありがたいな、と
思いました。

それにしても、大変なことになりましたね。
日本全国、どこにいても地震のリスクからは逃れられませんが、
こんな縁もゆかりも無い土地では死にたくない。
九州に帰りたいよぉ~。

まだ余震で時々揺れます
犬が怯えて腕の中に飛び込んできます
そして、旦那はグーグー寝ています・・・大物だ

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