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絶対

2020年05月04日 | 社会派らぼ
安倍首相から、「緊急事態宣言」を全都道府県を対象としたまま5月31日まで延長すると、発表がありました。但し、14日をめどに、解除の可否を検討するそうです。予断を許さない状況にありますが、新規感染者数が少し落ち着いて来ているのは確かでしょうか。このまま抑え込めるといいですが、油断は禁物です。

緊急事態宣言を受けて、休校措置はどうなるのでしょうか。既に自治体によれば、31日までの休校を発表しているところもあれば、休校措置が切れるのが1週間後くらいに迫っているところもあります。ただ、各地で教委の方針は異なるのかも知れませんが、再開しても保護者が子どもを自宅待機させたいと申し出た場合、欠席にはならない…のだとか。それって…。

確かに「絶対安全」といった状況は、そうた易くは生まれません。学校が再開されて、通学したことでコロナに感染し、命まで危険にさらされたとなった場合、学校は責任を持てません。だから、自宅待機させておきたいという申し出を、無視することができないわけです。

う~ん、なんだか少し腑に落ちません。学校の価値を認めていない親は、少なからずいます。学校などに行かせておくより、塾に通わせておけばいい? YouTuberとして活躍する方がよほど意義がある? そんな方針を持っている家庭もあるわけで、そうした個々人の偏った教育論から、子ども達を守るのが「義務教育」の役目です。「コロナが危険だから」という隠れ蓑に身を隠す家庭を容認することにつながるような気が…します。

物事に「絶対」はあり得ません。私たちが、何かにつけ「絶対」を求めるのは、間違っているのだと考えます。例えば、ネット上には「絶対」の安全はありません。どうしたら安全が確保できるのかといったアドバイスはたくさんあるでしょうし、耳を傾ける値打ちはあると思います。それでも「絶対」はあり得ません。最後は「自己責任」でしかありません。

同様に学校の安全にも「絶対」はありません。子ども達の安全は、学校が保証できるものではありません(平時であっても)。それでも、自己責任で通わせるところが学校なんだと考えると、再開した学校で、子どもを自宅待機させたいと考える親御さんは、「欠席」させてでも我が子の安全を守るべきなのではないかな…と思うのです。出席日数が足りなくても、命を守れたら、それはそれですから。

だから、自宅待機させたければ欠席にはしません…とか、小1と小6と中3の授業だけを優先させるとか…。学校全体としてのバランス…は、個々の生徒には関係ありません。小1と同じくらい小2の授業も大切です。親も覚悟をして子どもを学校に通わせるのです。学校側も覚悟を持って、生徒一人ひとりを受け容れるべきだろうと思います。