goo blog サービス終了のお知らせ 

その蜩の塒

徒然なるままに日暮し、されど物欲は捨てられず、そのホコタテと闘う遊行日記。ある意味めんどくさいブログ。

立又渓谷~中ノ又渓谷(3)

2008年10月25日 | 風景・紅葉・滝

 ブナ森林道と安の滝の分岐に「出会いの水」という、新しい水飲み場が出来ていました。お天気続きだったせいか、水が出ていませんでした。水が出ていたところで、あなたこんなんで飲みたくなりますか?風情もへったくれもない、やっつけ仕事です。秋田の方言では、「わっぱが仕事」といいます。

 昔の農家の仕事は重労働だったため、仕事の割り当て(わっぱが)が決められたそうです。また米一升分のご飯を「曲わっぱ」に詰め込んで仕事したことにも由来しているとか。

 仕事を終わらせるために、「でたくだど(急いで、かつ適当にというニュアンスも含む)」やった結果が「はがいぐ(能率が上がる)」ことになり、結果一杯やる時間が早くなるということでしかありません。ルーティンワークとか「からぽねやみ(さぼりたがり)」にも通じるところがあるのかなとも。。

 酒を早く呑みたいがために、仕事の出来の見栄えも気にせず、他人の仕事も手伝わずということになりますが、本来の「わっぱが」は一生懸命こなす、目標を達成するという意味だったんですよ。また「終わりにする」「けじめをつける」という意味もあります。

 一方それとは対照的に「まで(丁寧)」という言葉があります。しかし、決していい意味では使われず、皮肉がたっぷり入っています。「までだごど」「までだなんし」なんて言われたら、素直に受け取らないことです。

 あと秋田県人像としては、やっかみが強くて「えふりこぎ(いい格好しい )」で隣近所と競い自慢し合う。あるいは商売においては、「あだまたげ(頭が高い)」がために売ってやるが強く、買ってもらっても頭を下げることはないのが特徴。

 そんな県民性ゆえ、商売気がなく創意工夫もないため、アイディアが出てこないんです。お隣の青森県人と比較すると正反対だと思いますよ。それは祭りにも現われています。青森の結婚式に出たら、秋田県人はびっくりしますよ。ここは沖縄かと(笑)

 この安の滝も、シーズンになれば県外ナンバーでごった返します。平日のこの日だって30台以上は駐車していて、第二駐車場にまで停まっていました。期間限定でも、店を出すべきですよ。テントでもいいじゃないですか。今の状態だと観光客に対する利便性は皆無です。国立・国定公園になれば自販の設置もままならないというのは百も承知ですが、ここは県立自然公園でしょ。内陸線での観光拠点となれば尚のことです。点じゃなく、面で考える、つまりは繋がることが大事なんです。

※お断りしておきますが、「でたくだど」なんかgoogleで検索しても出てきませんので(爆) 方言は含み言葉が多く、訳しても微妙なニュアンスまでは伝わりません。 それと秋田県人、実際は真面目人間の方が多いです。



 ところで立又渓谷の次は、中ノ又渓谷にある「安の滝」に向かいました。途中の紅葉もきれいでしたよ。


 「天国の散歩道」と呼ばれる赤水沢渓谷とは趣を異にしていますが、同じ森吉山麓の渓谷なのでナメに関しては共通するものがあります。





 ブナの紅葉は、黄葉とも呼ばれるとか。語ってしまったため、かつて日本の滝百選第2位にも選ばれたことのある、安の滝は次回です

立又渓谷~中ノ又渓谷(2)

2008年10月24日 | 風景・紅葉・滝

 遊歩道は比較的歩きやすいですが、一の滝を過ぎると短い距離ですが急坂になります。ところどころ、昨年九月の洪水の後遺症が窺えます。


 トチノキの葉は基本5枚で1組なんですが、7,8枚のもあるようです。


 「二の滝」までは、一の滝から30分ほどで着きます。「二の滝」は二段になっています。


 ここでも、流木の残骸が撤去されていませんでした。右上は、下段の滝の左上と同じアングルですが、心霊っぽく写ってました(写真下側)。でもよく見たら岩でした。左上にも写っています。


 こちらは、上段の滝のアップ。


 左上のような切り株状の階段には気をつけて下さい。滑って転んで大怪我しないとも限りません。倒木には、さ(わ)もだしが生えていました。右上の大きな葉は天狗の団扇のようでもあります。


 真弓の木を発見しました。こんな山にも生えているんですね。二の滝から「幸兵衛の滝」までは20分ほどです。最後はきつい登りがあります。写真では分かりづらいですね。


 山道を左に折れてチラ見できるポイントがあるんですが、なんと言っても上の展望台からの眺めがいいです。落差は108mもあるので、写真には収まりきれませんでした。


 この滝の上の方には、天然記念物の「佐渡杉」が生えてるそうです。


 拡大画像は、こんな感じです。

立又渓谷~中ノ又渓谷(1)

2008年10月23日 | 風景・紅葉・滝

 またまた森吉山の麓の渓谷へ行ってきました。行き方は国道105号線を田沢湖方面へ向かい、「道の駅あに」を過ぎて200mほどして打当温泉方面へ左折します。打当温泉から道なりにブナ森林道に入って数キロのところに立又渓谷入り口があります。「幸兵衛の滝」と書かれている立て札がそれです。参考までに、ブナ森林道は土砂崩れ等で、幸兵衛の滝より先へは進めません。


 紅葉は、この前の桃洞や赤水沢渓谷よりはよかったです。


 立又渓谷に入って、10分ぐらいで一番先に現われるのが落差38mの「一の滝」。左上;滝上部。右上;滝下部。


 滝だけもいいんですが、紅葉した木々の間から見える滝もなかなかです。


 滝と紅葉の組み合わせは、これでワンセットみたいな感じですね。光の当たり具合で写真が随分違ってきますので、行きと帰りの両方撮ってみるといいと思います。


 一の滝は、バックの岩肌が黒いので迫力がありました。遊歩道もよく考えられていて、色んな目線から滝を見れます。


 中上;ブナと岩の区別がつかないのが面白かったです。風が吹くとバサバサと落葉します。ついお札だったらいいのに、と思ってしまいます。


 カエデの赤、黄、緑のグラディエーションが見事でした。

おうち海鮮丼他

2008年10月22日 | うちごはん
 うちごはんは撮ったのがある程度たまったら放出することにしてますが、時期を逃すとお蔵入りになりますのでアップさせていただきます。


 バジルペーストのパスタ。10/5に作ってました。家族のうけはよくなかったです。私としては、まぁまぁかなと思います。開きなめこの醤油煮は、この時期食卓に常備されます。七味をかけるもよし、大根おろしを混ぜてもよし。


 親戚から徳島のさつまいも「里むすめ」が送られてきました。安直ですが大学芋になりましたww


 「だまこ鍋」は10/11に作ってました。きりたんぽは、10/15職場のたんぽ会の写真です。たんぽを見せようと引き上げたら、まずそうな画像になってしまいました。笑ってやって下さいww でも味はよかったですよ。欲を言えば、鶏肉にもうちょっと脂とパンチが欲しかったかな。具は寄せてあって、一緒に煮てはいません。盛り付けの際にトッピングします。煮過ぎて煮詰まった場合に、お湯を足すと味までぼやけます。ご注意を!! 


 玉子豆腐も最近は、色んなのが出てきてますね。


 「お家海鮮丼」が我が家で一時期流行り、特に子どもらに好評でした。オクラと長芋を一緒にしたのもよかったですよ。タコときゅうりの酢の物は海草を入れてもいいですね。酒のあてにもなります。


 左から、おでん風煮物、ポトフ、舞茸の天ぷら。


 サンマは岩手三陸の親戚が送ってきたもので、圧力鍋料理です。骨まで柔らかです。梅を使うのがポイント。鶏唐揚げは生姜が多すぎかもww 「調理パン」って面白いネーミングだと思います。

さらば函館鳳来軒

2008年10月21日 | 

 上は函館十字街「鳳来軒」の画像ですが、先月27日をもって閉店しました。高齢と後継者不在によるものです。老舗ラーメン店が暖簾を下ろすのは、理由が赤字とかじゃないだけに惜しまれます。


 過去画像ですが、数年前のちょうど今の時期(10/23)でしたので、合わせてアップしておきます。
 



 上は夜景で有名な函館山を、ロープウェーで除々に撮っていった画像です。


 ホテルはどこか忘れましたが、ツインのシングルユースでした。シングルと同じ料金でも広い方がいいですよねー。


 函館といえば、まずは赤レンガ倉庫群で飲みますね。しかし、しょうもない写真を撮っているものです。それからカラオケ、スナックと流れて終いには記憶も薄れていきますww


 飲んでも朝市があるので早起き。全体的に高めです。


 鉄道の旅は飲み続けるので、酒の弱い私などはひたすら寝ているのでしたww だって、函館朝市で朝一から店貸切で飲んでるんですよ。

※過去画像なので、コメント欄は閉じさせていただきます。画像は一部拡大できます。