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その蜩の塒

徒然なるままに日暮し、されど物欲は捨てられず、そのホコタテと闘う遊行日記。ある意味めんどくさいブログ。

みをつくし料理帖~花散らしの雨

2014年08月12日 | 本・雑誌
 みをつくし料理帖最終話“天の梯”は8/9に発売になりましたが、売り切れ続出のようです。そちらは追々読むとして、シリーズ第二弾「花散らしの雨」を読みました。口入れ屋経由で採用になった「ふき」が、元の奉公先登龍楼へまさかのレシピ横流し。雪ノ下の精進揚げ、三つ葉尽くしと悉く被ります。それを「ふき」だけに、ほろにがふきご飯で決着させたのはさすがです。おそらく三つ葉尽くしには、土筆(つくし)もかかってるんでしょうね。

 つる家は忙しい店なのに、花見や花火を皆で見るために早仕舞いするのはいかにも江戸っ子です。話の中では、太一とおりょうの麻疹(はしか)が一番よかったですね。眉下げと双眸が度々登場する言葉でしたが、逆にこちらが双眸を濡らしてしまいましたよ。特効薬がない時代に、食べることはかなりのウエイトを占めてたわけですが、決して強制されたものであってはならないという意味を、きれいに葛饅頭で結んでます。

 下馬評と鮗(このしろ)には、そういう意味があったのですね。
下馬評…下馬先で城内や社寺に入った主人を待ちながら、お供の者が噂や評判を交わしていたところから。
鮗…「この城を焼く」「この城を食う」

 徳川の三葉葵に似てるから二本挿しは胡瓜を食べない、のを逆手にとるように「忍び瓜」で人気料理に仕立て上げるのも上手いですね。

※耳を欹(そばだ)てる…この漢字初めて目にしました。

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