
つる家は忙しい店なのに、花見や花火を皆で見るために早仕舞いするのはいかにも江戸っ子です。話の中では、太一とおりょうの麻疹(はしか)が一番よかったですね。眉下げと双眸が度々登場する言葉でしたが、逆にこちらが双眸を濡らしてしまいましたよ。特効薬がない時代に、食べることはかなりのウエイトを占めてたわけですが、決して強制されたものであってはならないという意味を、きれいに葛饅頭で結んでます。
下馬評と鮗(このしろ)には、そういう意味があったのですね。
下馬評…下馬先で城内や社寺に入った主人を待ちながら、お供の者が噂や評判を交わしていたところから。
鮗…「この城を焼く」「この城を食う」
徳川の三葉葵に似てるから二本挿しは胡瓜を食べない、のを逆手にとるように「忍び瓜」で人気料理に仕立て上げるのも上手いですね。
※耳を欹(そばだ)てる…この漢字初めて目にしました。