
とはいえ、今回兄ピーターと姉スーザンがいなく、エドマンドとルーシー、いとこのユースチス、カスピアン王の編成ということで物足りなさは禁じえませんでした。次回作があるとしたら、兄姉は戻ってくるのではないでしょうか?光を奪われたナルニアを救うため、彼らは孤軍奮闘するわけですが、恐怖や不安を現実にしてしまう霧という邪魔が入ります。身勝手で鼻持ちならないユースチスは、ドランゴンにされて人間的に成長をみせましたが、これが次回作にからんでくることはなさそうです。やはりナルニアの心の拠り所はアスランだということも、ブレのない点です。
2012・・・私がこの映画で注目した女優は、大統領の娘ローラ役のタンディ・ニュートン。先週の日曜洋画劇場のM:I-2にもイーサンの相方役で出てましたね。もっともあれから10年ほど経ってますから、妖艶さは薄らいでいますが、役柄もさることながら知的な雰囲気が増した印象です。圧倒的なVFXで天変地異を描き、最後は中国へ方舟に乗ることに。金持ちばかりが優遇されることに腹がたちますが、ここでも一波乱。前半はイエローストーン国立公園がメインですが、そこにいたラジオDJ・チャーリーがいい味出してましたね。マヤ暦による2012年終末説が題材なんですが、何でも12月23日に太陽系の惑星が一直線に並ぶからなんだそうですよ。ですから、来年はやりたいことを目一杯やりましょう!!