いやー実に懐かしかったです。というのも東京に住んでた頃天元台へスキーに来て、この東屋に3連泊したのですよ。30年前。ところが平成12年隣の中屋の失火により全焼。国立公園内ということもあり、消防法で萱屋根は再現できず。
当時と変わらない滝風呂は健在でした。打たせ湯にしては太すぎて修行してるかのようでしたね。カランは湯と水を合わせてちょうどよくするのが面倒なので、掛け流してオーバーフローしてる浴槽から直に汲んでました。
この浴槽だけは焼失しなかったみたいで色が違ってました。なんと400年前の浴槽らしいですよ。開湯が700年前の1312年(正和元年)ですから、鎌倉時代になります。右上は、上り湯の掛け湯用みたいですが、入っていいみたいです。結局入りませんでしたけど。
昔はなかった露天ができてました。
加水しないで自然にさますため、壁面を伝って浴槽に注がれてました。泉温は56.8℃。泉質ph7.8の弱アルカリ性カルシウム-硫酸塩温泉。源泉は白布高湯温泉(白布第1号、2号、3号の混合泉)。打たせ湯のみ加水。当然オール掛け流し。
朴葉が浴槽に落ちてるところなどなかなかよかったですね。白い湯花が多い温泉でした。
帰りに流れてる堰を見たら、湯気が上がってましたので廃湯でしょう。
【白布温泉東屋】
山形県米沢市大字関1537
0238-55-2011