


池山吊尾根分岐手前で見たキタダケゾウ。わりとかたまってました。


左上;ハクサンイチゲのツボミ。花は雨にあたると半透明になります。


左上;チョウノスケソウ。あまりいい状態ではないですが、花はキタダケソウ、ハクサンイチゲとよく似てます。でも葉を見ると一目瞭然。右上;キタダケソウとハクサンイチゲの混在。



山頂から下って、トラバース道を八本歯のコル方面へ戻った地点の花畑のキタダケソウ。「とうとうキタダケソウを見れなかった」とボヤいてた人がいましたが、予想以上にあちこちに咲いてましたよ。おそらくハクサンイチゲと見分けがつかなくなってたのでしょう。



故鶴見昌弘氏遭難碑とケルンを過ぎると北岳山荘が見えてきます。疲れた足には遠く感じます。


残雪が多く、重機で除雪してました。まだ完全営業はしてないようで、乾燥室がなくダルマストーブなど3台で濡れた衣類を乾かしました。


夕食は17時からで、2回に分かれて食堂へ。おばんざいとして肉ジャガが追加。


土曜ということもあって山荘はほぼ満室でしたが、1人1枚の布団に寝れるだけでもありがたいのです。ハイシーズンの状態は想像したくありませんね。ストーブを使えるところはコンクリートの自炊部屋で、そこを行き来しながら寒かったのでホットワインを作りました。わりと好評で担いできた甲斐がありました。つまみは皆の持ち寄りで。道中知り合った大阪のS氏も加わり、楽しく過ごせました。


朝食は5時から。とろろをかけていただきました。


束の間晴れたので、部屋の窓を開けて間ノ岳方面を撮りました。計画では、間ノ岳、農鳥岳を経由し大門沢小屋で1泊する予定でしたが、Mさんの体調不良と昨日の悪天候で皆が疲れてたこと、そして本日も稜線は強風で天気の回復は見込まれないことを勘案し、肩の小屋、草すべり経由で広河原山荘へ下山することに決定。なにしろ3千メートルの稜線ですし、無理は禁物です。

出発が6:50と遅くなってしまいましたので、山荘にはほとんど人がいませんでしたが、そのおかげで富士山が見れました。それと朝NHKの取材が入ってたそうです。



昨日トラバース道を通ってなかったので、植生保護区域のキタダケソウを見てから山頂へ行くことに。ニホンジカの被害防止に金網がかけられてました。




肩の小屋へは山頂を経由するのですが、結構急斜面でしたね。風も強かったです。




あとで広河原山荘で聞いた話では、肩の小屋では開山記念にワインとビール、飲めない人にはジュースが振る舞われたそうです。