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その蜩の塒

徒然なるままに日暮し、されど物欲は捨てられず、そのホコタテと闘う遊行日記。ある意味めんどくさいブログ。

大深湿原(2)

2015年08月25日 | 八幡平

 八幡平遠望。


 タチギボウシの群落。


 アオモリトドマツの樹林帯を抜けると再び湿原が広がります。


 左上;ナガバモミジイチゴ 右上;アカモノの実


 ノリウツギって品がありますね。花言葉は清楚に違いないと思ってたら、意外にも「同士」「しとやかな恋人」「高慢」「移り気な方」など。「しとやかな恋人」ってわけ分かんねー!


 イワイチョウって、葉の群生がハンパないです。草紅葉が始まりかけてました。コバイケイソウも茶色く変色してましたが、チングルマはまだバリバリの緑色でした。


 ミヤマリンドウ。すごく小さな花ですが、紫色が鮮やかです。



 水量が多く、まず涸れることはありません。地下水脈だと思われ、かなり冷たいです。この水を目当てに山荘に泊まる人がいるぐらいです。重量のあるINGAの柄杓が設置してありました。


 左上;モウセンゴケとウメバチソウ 右上;風車状のチングルマ


 終盤にさしかかったキンコウカの群生。


 大深山荘から水場までは3分。


 箸を忘れて笹竹で作りました。山ではいかようにも代用できます。山荘に滞在してる埼玉の方がいまして、30分ほど話してました。なんでも年間240日山に入ってて、ここも10日間かけて縦走するそうです。ザックは95リッターで、夏30kg、冬は37、8kgにもなるとか。すごい人がいるもんです。


 秋はバッタが多くなります。中上;イボと脇腹の白いラインが特徴のニホンヒキガエル。かなり大きかったです。右上;岩に紛れるような保護色の蛾。アサギマダラもトリッキーな動きで飛んでましたが、止まらないので撮れず。


 左上;オオカメノキの実 右上;ミズキの実  実はミヤマアケボノソウを見に行ったんですが、見落としたのか咲き終わったのか分かりませんが、写真に収めることは叶いませんでした。また来年リベンジです。

大深湿原(1)

2015年08月24日 | 八幡平


 松川温泉峡雲荘駐車場からすぐの源太ヶ岳登山口から入山。大深山荘まで3時間かかりました。過去にここへ下ってきたことはあります。大深山荘を建て替えた時の作業道で、樹海ラインから直登1時間で着く最短ルートがあるらしいですが、それだとトレッキングの意味がないですよね。


 ミゾソバとキンミズヒキ。初秋の様相を呈してました。他にはヨツバヒヨドリやゴマナ、ミズバショウの群生地も。山アジサイもまだ花をつけてました。


 トチの実が枝ごと落ちてました。固いので運悪く頭に当たったりすると相当痛いと思います。齧った後は、おそらく熊。



 序盤は木道が多く、丸森川の渡渉も一ヶ所。


 ツルニンジン(別名ジイソブ)の咲き始めと蕾。


 前日刈り払いされたようで歩きやすかったです。


 左上;ズダヤクシュの花後 右上;エゾシオガマが1mぐらいに伸びてて、ちょっと引きました。


 水場は水量もあり冷たく美味しかったです。なぜか度のあるメガネの忘れ物。


 多少はゴーロも出てきますが、源太ヶ岳の分岐を右へ行くとまた歩きやすくなります。


 左上;オヤマリンドウも咲き始め。右上;アカバナトウチソウ。もちろんシロバナトウチソウも終盤でしたが、咲いてました。


 ダイモンジソウは盛り。


 左からハリブキの実、オオバタケシマランの実、ユキザサの実。


 湿原から見えた岩手山。

八幡平コウホネ

2014年07月28日 | 八幡平

 キャメルマート八幡平店は、4月~10月オープンで 8:00~17:00 の営業なんですが、朝早いとごはんを食べてなかったりするので、とても助かるコンビニです。しかも、おにぎりがどれも95円と安かったです。アスピーテラインのすぐ近くという立地もいいですね。赤い大鳥居と大竈が目印です。かまどの方は、ナナカマドがどうたらこうたらと書いてましたから、それにかけたんだと思います。登山者ばかりでなく、後生掛温泉で自炊してる人や新玉川温泉の橋を渡らないとこで車中泊してる人なんかも利用してるみたいですよ。(玉川温泉にはわりと大きな売店があります)


 八幡平ビジターセンター前の花壇でヤナギランが咲いてました。結構背丈があるのに、よく風で倒れないものです。右上;ノリウツギは終わりかけてました。


 タチギボウシはこれからです。八幡平では、ブシ谷地がタチギボウシの群生で有名です。右上;大沼の遊歩道は、2mほどもあるヨシで覆われてました。この辺りはヨシ原と呼ばれてます。聞くところによると、この辺を毎日のようにツキノワグマがミズバショウの実を求めて出現してるそうです。特に早朝が多いとか。








 今回の目的は、コオホネ。ズームで撮りましたが、風で揺れてブレてます。葉っぱが大きいですね。そんなに多いわけではないので、環境の変化によってはなくなるかもしれません。八幡平では大沼の他にも長沼で咲いてますが、長沼のはネムロコウホネという別の種類になります。


 こちらは大場谷地。ニッコウキスゲはほとんど終わってました。今年は、ワタスゲとのコラボが素晴らしかったそうです。


 こちらのタチギボウシはまだツボミがほとんど。右上;稲穂のようなアブラガヤ。


 左上;イヌツゲ。黄白色で4花弁、葉は互生ですが鋸歯がないという点から、ハイイヌツゲやアカミノイヌツゲではないと判断しました。実をつけると、赤いか黒いかで白黒つけられますけど。右上;レンゲツツジは花が終わりましたが、葉に勢いを感じました。

PS;先日車でラジオを聴いてましたら、横手かまくらFMの樫尾典子さんだったと思うんですが、「水分補給をとってくださいね」って言ってました。補給で既にとってますので、「水分補給してくださいね」でいいんじゃないでしょうか? まぁ、「残雪がのこってる」なんてうっかり言ってしまうこともあるので、目くじら立てるほどのことでもないのですが。。

八幡平大沼(2)

2014年06月09日 | 八幡平

 コヨウラクツツジですが、左上と右上では葉や花の質感がまるで違ってみえます。葉は輪生なんですが、だいたいはすぼまってる状態のを見かけることが多いはずです。右上のは、葉が柔らかいせいか、その輪生状態すら確認できません。おそらく木自体が若いのでしょう。



 一周すると中ほどで遊歩道がちょっと小高くなって、沼を見下ろす感じになります。こういう目線も変化があって面白いと思います。


 ムラサキヤシオツツジは、その土地の土壌のPHにより紫が強かったり赤っぽかったりするんですが、ここのは淡いピンクでとてもいい色味でした。



 大場谷地同様ここでもエゾノリュウキンカが木道脇を彩ってました。まだツボミのもありましたね。


 タテヤマリンドウも咲いてました。小さい花なので見落としがちです。点線状の斑が入ってるので、イワギキョウと見間違うことはないはず。もっともイワギキョウは夏の花なので、開花はもう少しあとになります。


 現在閉館中の大沼温泉八幡平レークイン。


 この日は、まるでペインティングしたかのような面白い形の雲が出てました。


 大沼の向かいにある八幡平ビジターセンターの脇には、大き目のソーラーパネルが設置されてました。この大きさでどのぐらいの自家消費率になるんでしょうか? おそらく売電にまでは至らないかと。

八幡平大沼(1)

2014年06月08日 | 八幡平


 森林浴の森百選にも選定されている、大沼セラピーロードを歩いてみました。自然公園指導員として、みておく必要もありますのでね。



 5分ほど歩くと大沼キャンプ場に着きます。6/1からオープンしたんですが、もうテントを張ってる人がいました。MSRのハバHPは軽いですが値段も高いです。おまけに素材に問題があるんでしょうか、ベトベトするという声がよく聞かれます。


 キャンプ場を抜けるとヌマガヤ湿原です。池塘がみられました。


 レンゲツツジはツボミがほとんどでしたが、中には咲き始めのも。




 左上;ケナシハクサンシャクナゲのようです。葉の裏に毛がない変異種。タムシバやオオカメノキが盛りで、ショウジョウバカマもまだ咲いてました。


 新緑の大沼もなかなかいい感じですね。