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その蜩の塒

徒然なるままに日暮し、されど物欲は捨てられず、そのホコタテと闘う遊行日記。ある意味めんどくさいブログ。

7/9 森吉山(5)

2007年07月09日 | 森吉山

 石森付近です。頂上に行かない人は、ちょっと小高くなっている石森で満足するという訳です。今回は時間の関係で石森もパスしました。


 同じ場所から下界を見下ろすと、ゴンドラ駅舎が割りと近くに見えます。


 タニウツギ。下界のよりはピンクが濃いですね。


 イワイチョウ。虫が止まってしまいました。


 ウラジロヨウラク。石森~山頂にかけてよく目にする花です。


 ショウジョウバカマ(猩々袴)ユリ科。葉を袴にみたてたものということです。


 ツマトリソウ(端取草)サクラソウ科。花弁は基本的に7枚ですが、まれに8枚のもあります。


 ハクサンボウフウ。花は同じセリ科のシラネニンジンやミヤマウイキョウと似てますが、葉を見ると違いが分かります。シラネニンジンの葉は、人参に似て細かく、ミヤマウイキョウの葉はクッションブッシュのようです。


 ミツバオウレン(三葉黄蓮)キンポウゲ科。


 ムラサキヤシオツツジ。今回は一箇所でしか見なかったです。


 石森を過ぎると避難小屋に到着です。森吉山は、明日で最終となります。

7/7 森吉山(4)

2007年07月07日 | 森吉山


 「ゴゼンタチバナ」。ゴンドラ駅舎が近くなると見かけます。広範囲で分布しており、森吉山では一番多い花です。


 「アカモノ」。釣鐘型のかわいらしい花をつけます。花はツガザクラとよく似てますが、葉が全く違います。

  
 これがゴンドラ駅舎(終点)です。樹氷平へはここで降りてすぐです。


 樹氷平からおりて来た人(赤の他人)です。


 樹氷平付近には、「ノウゴウイチゴ」が沢山自生しています。白い花をつけ、実(み)は甘いです。写真は2005.07.15のもの。今回は時間の関係で樹氷平はパス。赤い花をつける「ベニバナイチゴ」も生えてますが、こちらは美味しくないです。
※実は・・・「みは」とも「じつは」とも読めるのでふりがなをふりました。



 マイヅルソウ(舞鶴草)ユリ科。秋には赤い実をつけます。


 「オオバキスミレ」。どちらかというと、白系が多いなか黄は貴重です。花もかわいらしいですが、実物を見ると花より葉の光沢に目を奪われます。厚みのある葉です。


 「ハクサンチドリ」。かたまってはないですが、道ゆく先々で点在しています。写真は状態がよくないですね。かといって、端折るのは性格上許さないんです


 「ギンリョウソウ」。写真は2005.07.15のものです。写真では右下に花がみえます。今年は見かけませんでした。銀色の半透明っぽい非常に神秘的な花です。

  
 これがオオシラビソ(アオモリトドマツ、モロビ)です。若芽が出てますね。右上は2005.07.15です。

  
 「ナナカマド」バラ科。街路樹としても使われており、よく目にする木です。秋には紅葉し、赤い実をつけます。


 「アカミノイヌツゲ」。これから白い花を咲かせます。秋には赤い実がなります。


7/6 森吉山(3)

2007年07月06日 | 森吉山
 今日はニッコウキスゲ(別名ゼンテイカ)です。ゴンドラ駅舎を過ぎるとまもなく見あたります。尾瀬なんかとは比べ物になりませんが、郷愁をさそう感じがいいです。




 上2点は、今年のです。


 こちらは、唯一2006年07月14日の写真です。








 上4点は、2005年07月15日のものです。

7/4 花の百名山森吉(2)

2007年07月04日 | 森吉山
 昨日写真をピックアップしてしまいましたので、まずはブナ帯キャンプ場の登り口から、おおよそ撮った順に写真掲載したいと思います。


 ブナ帯付近の標高は800mぐらいです。登るにしたがって植物が変化していくのが面白いですね。


 エゾアジサイ。


 こちらは、避難小屋と稚児平の中間付近に咲いてた「オオカメノキ」(スイカズラ科ガマズミ属)です。アジサイと似てるようですが、よく見ると花も葉も違います。上のエゾアジサイと比較して見て下さい。


 エゾユズリハ(蝦夷譲葉)雌雄異株。葉、樹皮に毒成分があり要注意。ゴンドラ駅舎が1,167mなので、およそ1,000m以上では見られなくなります。


 ブナの倒木です。根こそぎもっていかれてますね


 こちらが、反対方向の上から見た写真です。




 きのこはほとんど分かりません。この時期でも生えてるんですね。食べれるんでしょうか?




 水呑場です。雨不足のためかほとんど流れてませんでした。こういう場合には飲むのを控えた方が賢明です。


 水呑場を過ぎるとシダ類が多くなります。登りもきつくなり、ゴンドラ駅舎までブナ林の中を進むので見通しも悪いです。


 シダの中心部はよく見るとカールされてて意外にキレイです。

7/3 花の百名山森吉(1)

2007年07月03日 | 森吉山
 すっかりブロガーの集う山となった花の百名山「森吉山」ですが、地元民にとっては霊峰富士のような存在です。そこにはえているオオシラビソ(アオモリトドマツ、地元ではモロビ)は、今でこそ採取禁止ですが、かつては一家のお守りとして各家々にありました。旅行に行く時などには、その枯れ枝を燻し旅の無事を祈ったものです。ですから、雪などで倒木したオオシラビソの枝を売っていただきたいのです。どうかご検討していただきます様、伏してお願い申し上げます。

 そんな山ですから、今回写真にも特別の敬意を表しまして、それなりの加工を施させていただきました。今年の写真は全て6/30に撮ったものです。行程は、12:40にブナ帯キャンプ場から登り、ゆっくり写真を撮ったこともあって2時間半かかって山頂着。下山には1時間40分かかり、16:50ブナ帯着でした。山頂に着いたらガスがかかってきて、西側に下った山人平に行けなかったのが残念です。そこは、チングルマやイワカガミでいっぱいのお花畑なんです。

 たけのこ採りよりは楽でしたね。翌日筋肉痛になることもなかったですから。体力の衰えはさほど感じませんでした。


 コバイ(小梅)ケイソウ。プロから見たら笑われるかもしれませんが、自画自賛の一品です。


 2005.07.15のコバイケイソウ。終わりかけてますね。


 イワカガミ。意外と広範囲に見られました。


 2005.07.15のイワカガミ。上の方が切れてて残念です。


 チングルマの実の状態。来年こそはもう少し早く来よう!!


 2005.07.15のチングルマの実。花とはまた別の美しさがあります。


 ハクサンシャクナゲ。まだ蕾です。


 2005.07.15のハクサンシャクナゲ。ジャストのタイミングでした。 

 写真は100枚以上撮ってますし、2005、2006年(天候が悪くあまり撮れてません)の写真も合わせて掲載したいと思いますので、気長にお付き合い下さい。