~風に吹かれて~ by ポー(paw)

-人の中に 人の創り出した物の中に 動植物の中に 地球や宇宙の中に 魂の琴線にふれ 愛を感じながら 生き込みたい-

栃木Ⅲ♪

2009-11-17 08:34:47 | ・旅・山
2009.11.13
日光東照宮♪
お勉強編(笑)


眠り猫
左 甚五郎作(江戸時代初期に活躍したとされる伝説的な彫刻職人)

・奥社にねずみ一匹通さないようにした。
・禅問答「牡丹花下眠猫児(ぼたんかかすいびょうじ)」を表した。
・裏側の雀と対で猫の裏では雀も遊べるという安定と平和を示した。
・牡丹と眠る猫で「日の光」を表現した。

など、いろいろと説があるようです。


神厩舎の彫刻は左から右へ8ページの絵本「三猿の物語」になって、猿の一生を描
きながら人の生き方を伝えている。(ここでは4枚を掲載・実は、横や裏側に絵が
あると気づかなかった・笑)

手をかざした母猿が子猿の将来を見ている。
子猿は信頼しきって母猿の顔をのぞき込む。


子どものときは悪いことを「見ザル、言わザル、聞かザル」。


一人立ち直前の猿。まだ、座っている。


人生にまっすぐ立ち向かうが、がけっぷちに立つときも。
迷い悩む仲間を励ます友がいる。

3匹の猿というモチーフ自体は古代エジプトにも見られるもので、シルクロードを
経由して中国から伝わったものだという見解があるそうな^^


廻燈籠
「1643 オランダから奉納された。上部の葵の家紋が逆さになっていることから、
逆紋の逆さ燈籠ともいう」と立て札には書かれています。

ネットサーフィンをしていたら、こんな記述がありました。
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オランダが燈篭を贈った時代というのはオランダが存亡の危機にあったのです。何
故なら島原の乱(キリシタンの弾圧)に幕府軍としてオランダも参戦したのをバチ
カンが知る事となって、オランダはバチカンから破門を宣告されそうになったため
オランダはバチカンに莫大な金を賄賂(わいろ)として送った。一方では日本に対し
ても貿易による権益を失わないようにするため家康の時代からの親交を表わそうと
日光東照宮に燈篭を贈り以後二百年間という長い期間において権益を独占したのです。

日光東照宮は、家康公を大権現として祀るために造られたものです。そして、その
総指揮を執ったのが天海です。
天海は徳川家康をはじめ三代の将軍に仕えたほどの知略家であり快僧と言われた人
物です。
その天海が、徳川家の大事な家紋である葵の紋を逆さにつけて贈られたものを大権
現と呼ばれた家康公を祀った日光東照宮にそのまま設置すると思いますか?
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う~む、天海は、この燈籠にイチャモンを付けて、何やら裏取引でもしたのかなあ
・・・と思って’天海’をウィキペディアで調べてみたら、天海は、この燈籠が贈
られた1643年に108歳で没したとされているようです。

これだけの細密な燈籠において、家紋の上下を単純に間違えるなんて考えられない
わけで、当時のオランダが日本に対して力を誇示する(へりくだらない)精神性を
託したものなのか、はたまたその精神性を当時のバチカンに明らかにするためだっ
たのか・・・

う~む、結局は謎のまま・・・・
どなた様か、何か情報をお持ちでしたらお教えくださいませ^^