~風に吹かれて~ by ポー(paw)

-人の中に 人の創り出した物の中に 動植物の中に 地球や宇宙の中に 魂の琴線にふれ 愛を感じながら 生き込みたい-

2006.8.25~28 奄美大島旅行 part4 最終日 

2006-09-01 12:18:38 | ・2006.8奄美旅行記
6:00起床。
島へ入ってからは、だいたい22時ごろ就寝。5時ごろ起床のサイクル。
暗くなったら寝て、明るくなったら起きるという、
自然のサイクルに合わせて生活する感覚が実にいい。
生命エネルギーというか気力が高まっているような気がする。
また、こちらに来てから時間がゆったり流れている気がする。
2泊3日でも充分楽しめそうだ。









自然の中での朝夕の光の演出は、それはそれは素晴らしい。
刻一刻と変化する倉崎海岸の風景は、一枚一枚、絵を掛け直しているみたいだ。
風・凪・雲・空・光・影・色・形・海・波・・・・・
1時間近く眺めていてもちっとも飽きない。
ハイビスカスは、日の出とともに咲き始め、夕暮れに花を閉じ、落ちる。
新しい一日を積み重ねていく。

今日は、朝焼け後、曇り。午前中は、最後のシュノーケリング。
倉崎海岸右手岩場から南側へのコースをとる。初日と同じような場所で
chibiが、またまたキカモヨウウミウシを発見。アダンの実を拾って
(帰ったら植えるつもりらしい^^)戻ろうとしたところ、ka-chanが、大きな
ミカドウミウシを波打ち際で発見。とても大きく手のひら位あります。
ヒラヒラと泳ぎもとてもうまい。
カメラの動画で撮影してみました。→ミカドウミウシ
最後にいい出会いがありました。



ホテルで昼食(ここの鶏飯は、あっさり系でした。)後、チェック・アウト。
ネイティブシー奄美は、あいさつも感じがいいし、笑顔もステキなスタッフの
気持のいいホテルでした。



国道沿いのお肉屋さん(マンゴを安く売ってくれる^^)に寄って予約しておいた
マンゴを受け取って、サーフィンもできるダイビングスポット、手広海岸による。
綺麗な浜だ。奄美物産センターでお土産を調達して大島紬村へ。350種の植物も
あり、南国情緒溢れる庭園は綺麗。500円入場料で1時間近く、お兄さんが泥染め
~機織までの工程を案内してくれた。

2009年7月22日、21世紀最長の皆既日食が見れるらしいが、日本ではこの奄美大島
が良好な観測ポイントらしい。世界中からセレブが集まるらしいけど、さて大島紬
も売れるでしょうか?






園内で遭遇した、天然記念物の’ルリカケス’。ブレてますね~^^;

16時過ぎに出発。まだ時間があるので笠利半島北部をぐるりとドライブ。
ソテツが生い茂るのどかでなだらかなカーブの続くいい道だ。
土盛海岸近くの’コーラルパームス’に寄る。プールのある綺麗なリゾートホテル
だ。遠浅の海は、倉崎と違いシュノーケリング向きじゃないかな。
17時過ぎに空港近くのGSで給油しレンタカーを還した。

空港のレストランで持ち帰り用のサンドイッチを作ってもらう。
ホテルの夕食時に流れていた歌声のステキなRIKKIのCDを購入。
直後、’まいう~’の石塚英彦さんに遭遇。子供たちと記念撮影後、
彼は、レストランへと消えていきました^^
18:50奄美空港発20:50羽田着JAL機は10分遅れて離陸。



なかなか盛りだくさんの旅でございました。
でも、ゆったりと時間は流れていました。
車での旅と違って、飛行機に乗り目的地に着いたとたんに、日常の時間の流れ
から切り離されて、心は開放されます。
また、いつかこの地を訪れることでしょう。
さらば、奄美!また逢う日まで・・感謝。

2006.8.25~28 奄美大島旅行 part3 加計呂麻島

2006-09-01 10:41:52 | ・2006.8奄美旅行記
2006.8.27

6-7時、朝の倉崎海岸。今日の海はほとんど波が無く、ベタ凪状態でした。












今日は、30年前にアマチュア無線で知り合った仲間、寺さんが加計呂麻島で観光
のガイドをやっているというので訪ねに行った。
http://www.kakeroma.com/
加計呂麻島は奄美大島の南、大島海峡を渡ったところにある。結構距離がある
ので、7:30の朝食を食べてすぐに向かった。

国道58号線を南下。奄美の中心地名瀬を通り、瀬戸内町古仁屋港へ。ここで車を
止めて、海上タクシー(2500円)に乗り込む。少し前に寺さんから電話があり、
スリ浜へ向かうようにとの事。桟橋があれば、何処でも渡れるようだ。15分位で
到着。


・古仁屋は雨。大島海峡を渡ったスリ浜は晴れていました。


・スリ浜の小さな桟橋。

スリ浜で寺さんと再会。ちっとも変わってなかったのが嬉しかったなあ。
島の為にいろいろと尽力されていて、よりエネルギッシュになっていたみたい^^
どのように過ごしてもいいよってなわけで、とりあえずこの美しいスリ浜を
シュノーケリング。chibiは、車&船酔いで着くなり、もどしてしまったが、
元気に潜っていた。

1998年に海水温の異常な高温状態が続いた為に、全世界規模でサンゴの
白化現象が発生したが、奄美のサンゴも壊滅的な打撃を受け、地域によっては
90%以上のサンゴが白化し死滅したようだ。

それでも、ここは、テーブルサンゴやソフトコーラルが綺麗な海だ。クマノミも
沢山見れた。30分位の探索でchibiがタテヒダイボウミウシ2個体を発見。


・南国はクモも大きくて色鮮やか^^


・タテヒダイボウミウシ こちらも色鮮やか^^ 前方の同じ黄色の触覚が分かりますか?


・スリ浜前の’マリングルーかけろま’のブーゲンビリア

ブラウン・シュガーで昼食。オムライスとケーキ、美味しかったです^^
お店の脇に大きな犬小屋があって何やら異様な雰囲気。近づくとえらい勢いで
吼えられた。実は、この犬、イノシシの猟犬なのでした。


・オカヤドカリ。浜辺の陸上で暮らしている、近寄るとゾロゾロ逃げていきました^^

大島海峡を渡る時も雨が降り出していたが、昼食後も雨模様。
後でホテルで聞いたが、雷がホテルの近くに落ちて20分ほど停電したらしい。
寅さんのロケ地にもなった諸鈍のデイゴ並木を見に行く。植えられたデイゴは
80本を超える。どの樹も大木ぞろいだが、並木の奥の方が特に大きい。
推定樹齢は300年と言われている。


・雨のデイゴ並木。一番奥の大きいデイゴです。

寺さんの二期作目の田んぼを拝見。食用奄美黒牛を見て、徳浜へ。こちらで
加計呂麻島自然海塩工房で’さんご塩’の平釜を見学。
海水をくみ上げサンゴの砂でろ過し15時間もの間平釜で炊き込み何も加えず海水
だけで塩を作っています。この「さんご塩」はサンゴの砂でろ過した1トン以上
の海水を平釜に汲み入れマキをくべて15時間もの間燃やし続けて作られています。
そして出きる塩の量というとたった30キロ程。検索でも結構ヒットします。

美しい徳浜を散策。紐のようなナマコに遭遇。ウミウシには残念ながら逢えません
でした。




・さんご塩の平釜と、のどかな無人スタンド^^


・徳浜。雨も上がって散策。天気が良ければ、もっと綺麗だったでしょう。

島にはいろいろな専門的なガイドやインストラクターはいるようですが、寺さん
のように島を案内するガイドは他にはいないようです。彼女は、5年前に移住して
この島のためにいろいろと尽力されています。大変なことも多々あると思うけど
頑張ってもらいたい。また機会があったら来るからね!名残惜しいが仕方があり
ません。15:55生間(いけんま)漁港からフェリーで帰りました。

帰りは名瀬の中心へ入り、菓子工房春風堂、ダイエー、ベスト電器で買い物。
19:00過ぎにお宿到着。

2006.8.25~28 奄美大島旅行 part2 ダイビング

2006-08-31 06:57:52 | ・2006.8奄美旅行記
2006.8.26

朝の倉崎を散歩。







今日の予定は、ウミウシのウェブサイトでお世話になっている今本さん御夫婦と
http://www.umiushi.info/jpn/index.html
お会いして、一緒にダイビングしてウミウシを探そうというもの。

pawもダイビングは、20年ぶりだったのでchibi、ne-chanと体験ダイビング
参加ということにした。
09:00、事前に今本さんに紹介頂いた、ダイブサービス・アマミエンシスの
金原さんが迎えに来た。おお!ヨン様のような、なかなかいいオトコではないか^^

今日のダイビング・ポイント、ピアテグリへ向けて出発。途中、クルマエビの
養殖箇所を通る。空気を送り込む為にスクリューを回しかき混ぜていた。
10分ほどで到着。まもなく、今本さん御夫妻も到着。金原さんより、ダイビングの
注意事項、機材の取り扱い方法等を習い、いざ潜水開始。
と思いきや、
ne-chanはレギュレーターが外れただの、
chibiは、喉が渇いただの、
pawは、ジャケットに酸素を入れすぎただの、
で浮上^^;
まったく手間のかかるクライアントだ。
その後は、順調よく進み、7m位まで潜り、数種類のウミウシやクマノミにも
逢えました^^
とりあえず1本で終了。ne-chanは、フィンを片方何処かでなくしていた・・^^;



ダイビング後は、今本さん御夫婦とウミウシ談義で花が咲いた。
温帯と亜熱帯の特色を合わせ持つこの地には沢山の種類のウミウシが生息して
いるようで、その魅力に魅せられ今本さん御夫妻は、3年ほど前に神奈川
から移住されてきたようです。奄美の新聞にも紹介されていました。
お昼前にお別れ。楽しいひと時でした。



ホテルに戻り、昼食後、倉崎にてシュノーケリング。右岩場の更に奥へ行って
みる。このあたりはテーブルサンゴなどが点在していて結構綺麗。色鮮やかな
魚たちも沢山いる。砂浜には小さなカニがすばしっこく走り回っている。アダン
の実が景色に色を添える。ウミウシは見つけられなかったが、ハリセンボンと
遭遇。足で触っていると、だんだん膨らんできて、しまいにはボールのように
パンパンに膨らんだ。この状態で泳ぐと、可愛いこと!







ゆったりと時間が流れていく。
刻々と色を変えていく空と海に心奪われる。




2006.8.25~28 奄美大島旅行 part1 一日目 

2006-08-30 21:55:39 | ・2006.8奄美旅行記
2006.8.25

熱帯低気圧や台風の発生を気にしていたが、特に問題なく出発の日を迎えた。
朝5時起床。練馬発羽田行のリムジンバス(1200円)に06:25中野から乗り込む。
tel予約しておいたがガラガラ。ほとんど旅行客のようだ。順調よく羽田・
第1旅客ターミナルへ。機械式カウンターで発券するも、窓側の席は、ほとんど
一番後部の33列しか空いてなかった。事前に二席二列を押えておく方法はあった
のかなあ??荷物を預け(ka-chanは花火を買ってもっていこうとしていた。
当然、危険物の為、機への持ち込みは禁止ですな^^)朝食のベークルを買って、
5番のりばへ。茹でて焼いたモチモチ感のあるベークルは、どうも苦手。パンは、
やっぱりパンらしいのがいいや。

08:40発JAL奄美大島直行便に乗り込み、さー離陸と思いきや、凄い横殴りの雨。
雷まで鳴っている。羽田上空に雷雲発生で14-5機の離陸順番待ち。30分位遅れ
てようやく離陸。奄美大島10:50頃着。奄美は晴れ。島が見えたと思ったら、
すぐに着陸。小さな飛行機だったけど、さほど揺れませんでした。預けた荷物も
すぐに出てきて楽チン。

サンサンと降り注ぐ太陽の光、日影では、ほどよい風が吹き、まさに南国に来た
~という感じ。トヨタレンタカーで予約しておいたカローラを借りて出発~!
暑い・・・日差しが強い・・・光と影のコントラストが強烈・・・眩しい・・・
東京とは違うよね~。ただ日影に入れば風が爽やかだ。陽光が強いだけに景色は
くっきり、はっきり。そこらじゅうにハイビスカスの花・花・花。サルスベリも
ショッキングピンクだ。

北部のアヤマル岬へ。海を見渡せる高台があり眺めが素晴らしい。喜界島もよく
見える。エメラルドグリンの海・・・これなんだよね~、南の島は。やっぱり、
来て良かった。時間がゆったりと流れていく。しかし、暑い・・・・!

少し、南下して土盛(ともり)海岸へ。なんて綺麗な海岸でしょう。エメラルド
グリンがみごと。ちょっと海岸を散策。ほどなくchibiが、巨大なイソアワモチ
を発見。こちらではこれを食用とするらしい。アワビのような味がするとか・・。
ただ煮るととても小さくなってしまうとか・・・なんか可哀そう・・・。
腹ペコne-chanの帰ってこ~いコールで次の目的地へ。






空港を通り越し、奄美パークの奄美の郷へ。
http://www.amamipark.com/
5年前に出来た施設で、とても綺麗で立派。まばらな人を見て、やっていけるのか
なーと心配してしまう。ここのレストランで奄美大島名物の鶏飯(けいはん)を
食べる。鶏のささ身やいろいろな具をご飯にのせて、チキンスープをかけて
食べる。まーお茶漬けのようなものだけど、暑くて食欲の無い時などには栄養価
が高くて良さそう。コクのあるスープはやみつきになりそう^^

食後はパーク内にある田中一村記念美術館へ。

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田中一村
明治41年(1908)、栃木県に生まれました。18歳のときには、東京美術学校
(現在の東京芸術大学)日本画科に入学するなど、将来を嘱望されながらも、
病気や生活苦の中で中央画壇とは一線を画し、清貧の中で画業に励みました。
昭和33年、50歳の時に南の島々の自然に魅せられ、奄美大島に移り住み、大島紬
の工場などで働きながら、衣食住を切り詰め、不遇とも言える生活の中で奄美を
描き続け、昭和52年(1977)、69歳でその生涯を終えました。
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彼の絵は、chibiの中学の美術の教科書の表紙にもなっているようだ。
奄美に移ってからの彼の絵は、ゴーギャンがタヒチで描いた絵のように色鮮やかで
とても生き生きとしている。亡くなってから日の目をみたようだが、清貧の中、
奄美の季節の移り変わる自然信仰を絵に現しているかのような作風はみごと。
ファンになりました^^

14:30頃、今日から3泊お世話になるネイティブシー奄美に到着。
http://www.native-sea.com/
ここは、倉崎海岸を望む高台の崖の上に建てられていて抜群のロケーションだ。
14部屋しかないホテルだが、ほど良い広さとスタッフの明るい笑顔での対応は
最高だ。少し休んで、さ~、シュノーケリングへ!





湾内浅瀬では、サンゴが少なくちょっと残念。右手岩場周辺でウミウシ探索開始。
季節的にも少なめのようだが、今年は台風が少ない為か水温が高く(高いといっ
ても1℃位らしいが)特にウミウシは少ないらしい。1時間余り探索し、あきらめ
かけていた時、chibiがついにキカモヨウウミウシを発見。その後、pawも同種を
1個体見つけた。





夕食後、ホテルの岬突端側の中庭から夜空を観賞。
満点の星空・・・天の川・・・流れ星・・・
最高の夜空でした。