~風に吹かれて~ by ポー(paw)

-人の中に 人の創り出した物の中に 動植物の中に 地球や宇宙の中に 魂の琴線にふれ 愛を感じながら 生き込みたい-

ホスピス・チャプレン

2008-02-06 14:58:16 | ・風に吹かれて
昨日、ラジオを聴いていたら、六甲病院 緩和ケア病棟で働かれている
ホスピス・チャプレンの沼野尚美さんが出演されていました。

チャプレンとは、人の働きを示す言葉。キリスト教では、お祈りの場所を教会
(チャーチ)と呼びます。そして教会で働く人のことを牧師と呼びます。けれ
ども、このお祈りの場所が学校や病院などにあるとき、そのお祈りの場所はチャ
ペルと呼ばれます。そしてそのチャペルで働く人は、牧師とは呼ばれずチャプレ
ンと呼ばれるそうです。

彼女は、終末期を迎えた患者さん方々と、宗教を超えた心のコミュニケーション
を行っています。

魂の琴線に触れる沢山のお話を聴く事ができました。ここでは紹介しませんが、
ホスピスチャプレン物語他 沼野 尚美著
には、そんなお話が沢山散りばめられているのではないかと思います。

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ホスピスといえば、最近、知人より紹介された下記の本を読み終えました。
エリザベス キューブラー・ロス氏のその名はホスピスに関心のある人なら知ら
ぬ者はいないほどの終末医療における第一人者。

人生は廻る輪のように エリザベス キューブラー・ロス (著)

出版社/著者からの内容紹介
人生でおこることのすべてには、肯定的な理由がある・・
国際平和義勇軍での難民救済活動、結婚とアメリカへの移住、末期医療と死の科
学への取り組み、大ベストセラー『死ぬ瞬間』の執筆。死の概念を変えた偉大な精
神科医の愛とたたかいの記録。

内容(「BOOK」データベースより)
世界的ロングセラー『死ぬ瞬間』で死の概念を変え、生涯を通じて「生と死」の
考察に深いまなざしを注ぐ精神科医キューブラー・ロスによる、最初で最後の
自伝。スイスで過ごした少女時代、難民救済活動、ナチス強制収容所で出会った
蝶の壁画の謎、医師への道、結婚とアメリカへの移住、終末期医療と死の科学へ
の取り組み、夫との別離、体外離脱体験、詐欺及び殺人未遂被害、ヒーリングセ
ンターの設立、放火によるすべての焼失…。魂の名医が綴った、愛と死と生の
秘密。ページをめくるごとに、希望と感動が溢れてくる一冊。


素晴らしい本でした。
スピリチュアリズムを信奉するしないに関わらず、彼女の人としての生き様には
、圧倒されます。霊格の高い魂であることは間違いなく、私たちの視点に立ち、
身を持って、人としての生き方を教えていただきました。この本には、本物の’
慈愛’と’奉仕’の精神が織り込まれています。

<抜粋>
死は怖いものではない。じつのところ、死は人生でもっともすばらしい、途方も
無い経験になりうる。そうなるかどうかは、いま、自分の人生をどう生きている
かにかかっている。そして、いまというこの瞬間、大切なことはただひとつ、愛
だけである。


どうして子どもが死ななければならないの?

ほんの短いあいだだけ咲く花もありますー春がきたことを知らせ、希望があるこ
とを知らせる花だから、みんなからたいせつにされ、愛される花です。そして、
その花は枯れますーでもその花は、やらなければならないことを、ちゃんとやり
終えたのです。

わたちたちひとりひとりのなかに、想像もできないほどの徳が隠されている。見
返りをもとめることなくあたえるという徳、判断することなく耳をかたむけると
いう徳、無条件に愛するという徳が。

どれだけの愛をあたえ、また受けとってきたか?どれだけの奉仕をしてきたか、
いわば、人生でいちばんむずかしい教訓、つまり無条件の愛を、どれだけ学んで
きたかが問われるのである。

エリザベス キューブラー・ロス hpサイト