上巻に続き、待ちに待った
米澤穂信「秋期限定栗きんとん事件 下」(創元推理文庫)を
また1時間ちょっとで読了。
(ちなみに、最終ページをフライングしないで読む方がよいですよ)
春期・夏期と2冊の内容を忘れていた人はかならず、読み返したくなると思います。
それぐらい、この「小市民」の描きたかったものが何なのかが、
上巻から下巻の流れの中でよ~やく見えてきます。
小市民シリーズの、「小市民」の意味合いがよく分かった上・下巻でした。
結末もしっかりハッピーエンド。でもそうでもない部分を含みながら、
おそらく最終巻である「冬期~」に続くのでしょう。
前作・前々作を読み返して見ると新しい発見がありそうです。
ミステリー的には、相変わらずよくわかりませんが、
犯人は、たぶんそうだろうなと、思ったとおりだったので、今回は簡単なのかな?