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偶然世界、読了

2012-07-14 | 読書【SF】

P・K・ディック「偶然世界」(ハヤカワ文庫SF)、読了。

 

何だかよく分からん。

ストーリーだけ追っていくだけでは何だか意味不明。

宇宙に行ったのかと思えば、地球に戻ったり、いったい何の話なのか、まったく意味不明。

細部や展開はおもしろいと思えるのですが、

根本のストーリーが全く分からないので、再読した方がいいかも。

難しいのではなく、読んでも頭に残らないのです。

ヴォークトの非Aシリーズに似ていると解説に書いてあったのですが、

非Aの方が全然、おもしろいだろ、という感じです。

キャラクターが没個性なのが、読みにくい原因だと思う。

このあと、高い城の男、ユービックと続けるつもりなのですが、

短篇の方がましなのかな、ディックは。

 

SFに何を求めているのか、最近そこがズレているからなのかも。

ミステリのと違いは破綻ではなく、ガジェットでもなく、

何を描きたいか、ただその部分だけだと思う。

あとは、小説としてよくできているかどうかの問題ではないかと。

 

 

 

 

 


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