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未読SFとの闘い③

2012-11-11 | 読書【SF】

パトリック・オリアリー「不在の鳥は霧の彼方へ飛ぶ」(ハヤカワSF文庫)、読了。

まあ、何だか記憶に残らない話でした(ヒドイ)。

タイトルで満腹な小説でした。

最近こんなのばっかり読んでいるかも。

しばらく00年代以降は読むのやめよう、時間のムダムダムダムダ。

 

ということで、次は古典作品、ジュール・ヴェルヌ「海底二万里 上・下」(新潮文庫)に行きます!!

新訳なので読みやすいことを期待しつつ、その後は、

シェクリイ「人間の手がまだ触れない」

ヤング「ジョナサンと宇宙クジラ」

のどちらかに進むつもりです。

 

 

 

 


華竜の宮、読了

2012-11-11 | 読書【SF】

最初の場面がJPGU(日本地球惑星科学連合)のjoint meetingから、ということで一抹の不安を覚えながらスタート。

案の定、なんじゃこりゃという内容だった。

そもそも短篇の「魚舟・獣舟」という設定自体、受け入れられなかった分、だめだった。

これのどこが海洋小説?という疑問符だけだった。

文庫本解説に【プルームテクニクス仮説】とちゃんと書いてあるのが救いか。

これが2010年の日本SF大賞か、といわれると笑うしかなかった。

(これは星雲賞との意味合いがそもそも違うからだろうが…)

個人的には火星ダーク・バラードの方が全然、良かった。

というか00年代から全くSFの魅力がなくなっていたのだと改めて思ったのでした。

元ネタがどうのこうのというより、ヒトの想像力の欠乏に泣けてきます。