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電子書籍の適正価格

2012-11-04 | 家電

キンドルくんをポッチとして、あと一か月で我が家にやって来る。

のですが、心の準備はいりますか?

(まあ、いらないとは思いますが…)

青空文庫形式のテキストベースなら、1MB以下の容量でいいと思うのですが、

ただ取り込んだだけの画像が、紙媒体と同じような値段で売られている暴挙に泣けてきます。

 

既存の電子書籍で、例えばebookjapanでは、

モースの「日本その日その日 1~3」(東洋文庫)が

1冊の値段は本が2400円で、スキャンしたものが1400円で売られている。

当然、スキャンしたものは、保護されているので、自由に素材として使えるわけではないので

微妙な値段である。

石牟礼道子「苦海浄土」は新たに組んだもので、691ページ(30MB)で578円である。

値段は決して安くないのが実情である。

木山捷平「大陸の細道」(講談社文芸文庫)は840円である。

何だこの値段、こっちは出してもワンコイン500円が適正価格でしょう。

たとえば、全著作を一気に買えば、値引くとか、そういった感覚がまったくないから普及するわけない。

本媒体の代用ではなく、別物という感覚がない。

その点、小学館の三浦綾子電子全集は500円。

これがスタンダードになって欲しい。