キンドルくんをポッチとして、あと一か月で我が家にやって来る。
のですが、心の準備はいりますか?
(まあ、いらないとは思いますが…)
青空文庫形式のテキストベースなら、1MB以下の容量でいいと思うのですが、
ただ取り込んだだけの画像が、紙媒体と同じような値段で売られている暴挙に泣けてきます。
既存の電子書籍で、例えばebookjapanでは、
モースの「日本その日その日 1~3」(東洋文庫)が
1冊の値段は本が2400円で、スキャンしたものが1400円で売られている。
当然、スキャンしたものは、保護されているので、自由に素材として使えるわけではないので
微妙な値段である。
石牟礼道子「苦海浄土」は新たに組んだもので、691ページ(30MB)で578円である。
値段は決して安くないのが実情である。
木山捷平「大陸の細道」(講談社文芸文庫)は840円である。
何だこの値段、こっちは出してもワンコイン500円が適正価格でしょう。
たとえば、全著作を一気に買えば、値引くとか、そういった感覚がまったくないから普及するわけない。
本媒体の代用ではなく、別物という感覚がない。
その点、小学館の三浦綾子電子全集は500円。
これがスタンダードになって欲しい。