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E-PM1購入

2012-01-22 | 家電

ついに耐えきれず、オリンパス ペン ミニ olympus pen mini(通称E-PM1)を買ってしまいました。

値段が5万円切ったので。

デジタル一眼レフは、使ったことは何回かありますが、買うのははじめてです。

カメラに関しては、奥が深いのか、マニアな方が多過ぎるのか、よく分かりませんが、

わたし的にはそれなりに撮れればいいので、これで十分。

レンズ交換の楽しみ、シャッター速度を変えられる+α(高速AF、デザイン)というところのみ重視しました。

 

レンズはパンケーキと通常レンズのツインレンズキットを購入。

ボディはアルミなのか、軽いです。その分、ちょっとショボイかな。

この弱弱しいボディに、長~い望遠レンズは必要なのか?という疑問はさておき、

人の顔を撮るぐらいなら、十分過ぎる気がするカメラです。

宝の持ち腐れにならないように、機会を見つけては使いたいです。

 

そうそう、高速AFはほんとうに速いですよ。

今までのデジカメの遅さが嘘のようです。

 

持ち運び用のケースだけは買わないと(今は100円ショップのMDケースの中)。

あと、大容量のSDカードも。

しばらく何も買えないな…、節約あるのみです。

 

 

 

 

 

 


ツミ重なるモノ―歴史

2012-01-22 | 読書【未カテゴライズ】

木山捷平「井伏鱒二・弥次郎兵衛・ななかまど」(講談社文芸文庫)の太宰治のところを読む。

そこに、太宰の「津軽」に関するおもしろい記述があった。

故郷の津軽をどう書くべきか悩む太宰に鱒二が

「もしぼくが書くんだったら、ぼくが津軽を旅行するように書くがね」

と言ったとか。

その言葉を受けてか、そのような内容に仕上がっているとのこと。

 

「津軽」は小山書店の新風土記叢書の第7編で、戦前(戦中といった方が適切か)の一冊。

調べてみるとココに色々と詳しく書いてありました。

 

第1編は宇野浩二の『大阪』(昭和11年4月)

第2編は佐藤春夫の『熊野路』(同前)

第3編は青野季吉の『佐渡』(昭和17年11月)

第4編は田畑修一郎『出雲・石見』(昭和18年8月)

第5編は中村地平の『日向』(昭和19年6月)

第6編は稲垣足穂の『明石』(昭和23年4月)

第7編は太宰治の『津軽』(昭和19年11月)

第8編は伊藤永之介『秋田』(昭和19年11月)

第9編・田中英光の『土佐』、第10編・中山義秀の『白河』が続刊予定だった。

 

稲垣足穂が「明石」を第6編として書いているところも興味深いのです。

また、第5編の「日向」に中村地平という名前が。

これも、木山のこのエッセイの中で取り上げられている人物で、小説「南方郵信」の名前もある。

とは言え、需要が無く、どうせ全集ぐらいでしか読めないのだろうと思っていたら、

ポプラ社の百年文庫の91巻の朴(木山捷平、新美南吉、中村地平)に収録されているとのこと。

このシリーズ、全くノーマークだっただけにびっくりしました。

タイミング良く、昨年の11月刊行でした。

ちなみに角川文庫に「日向」が収録されていますが、1957年刊(復刊ぜったいにありえない、とほほ)。

第9編予定だった、田中英光もどっかで聞いたことのある人だと思ったら、講談社文芸文庫に収録されていた。

第10編予定だった、中山義秀もテニヤンの末日の人だし、この頃の作品というか、

人から人への流れにものすごく興味が湧きます。

その根底には、もちろん井伏鱒二の「荻窪風土記」(新潮文庫)があるのですが、

まあ、その話は別の機会で。