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笑いオオカミ、読了

2008-03-04 | 読書【読了】
津島佑子「笑いオオカミ」(新潮社)を読了。
少女誘拐、戦後の混乱、時刻表。
作者曰く、オオカミは出て来ない。

確かに。

物語は、線路の上を転がり続け、
たまにいくつかの車両は離れて、奈落の底へ落ちてゆく。
ある時代を描くというのは、難しいなと感じました。

次は、津島佑子「火の山 山猿記」(講談社)になるかもしれません。