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20年前の風景

2008-03-06 | 読書【SF】

もう完全にSFから足を洗ったつもりでしたが、
ヤフオクでサンリオSF文庫を見つけると何だか沸々と煮えたぎるものが。
我が家には、サンリオSF文庫はマラフレナの上・下巻の2冊しかありません。
もちろん、コンプリートしたいとも思いませんが、
いくつか読みたい本があるんですよね。(川○弘美解説のディッ○本とか)
まあ、読む価値があるかは別として。
物の値段に対する価値観が揺らいで来るのは確かです。





レム復刊

2007-12-24 | 読書【SF】
ハヤカワSF文庫から「宇宙創世記ロボットの旅」と「エデン」が復刊。
紀伊國屋書店による文庫復刊の一環だそうです。
他には角川、集英社、講談社、ちくま、中公からも何点か。

こういうことができるということ自体が評価できます。
ハヤカワは埋もれたままのものが多いわけで、
こういった機会に一番復刊タイトルが多いというのも、何だかな~。



秘密の花園、読了

2007-09-30 | 読書【SF】

バーネット「秘密の花園」(光文社古典新訳文庫)を読了。

この休みで一気に読んでしまいました。

あらすじや解説でストーリーは予め分かっていても、おもしろいです。

何も考えずに、すっーと読めるのがいいです。

児童文学はこうでないと。(飛ぶ教室以来です、すんなり読めたのは。)

素直に庭っていいな、と思いました。


久々に、全部の本棚整理をしました。

早川さんのページを見ていて、

うちにはハヤカワSF文庫ってどのくらいあるのかと思って、ついでに調べてみました。

ヴォークトからレム、ヴァーリィ、ヴォネガット、ベア、ウィリスまで計50冊以下でした。

いわゆる御三家は全くなく、偏りが激しいのでこんな所でしょうか。

未読率は、55.3%。

ついでの創元SF文庫は、クラークからヴォークト、フレドリック・ブラウン、

プリースト、ヴァーリィ、ワトスン、コナン・ドイルまで、20冊程度。

未読率は、45.5%。

これは、まあ仕方ない数字です。読んでないのが多いので。

まあ、興味を持っている年代がある時期を越えると全くなくなるので、

2000年以降に発表された作品はないですね、海外SFは。

大学入ってから、ここ数年は買ってないということですね、新作は。

図書館で借りてばかりです。

たぶん、未読の「ダイヤモンドエイジ」(早川書房)以来買ってないです。

日本SFも似たようなもので、読まず嫌いが続いてますね、ここ数年。

新作ではなく、復刊ものの企画が多いですから、その影響を受けているのでしょう。


次は、何の文庫本を読もうか、本棚を睨みながら検討中です。





わが愛しき娘たちよ

2007-09-27 | 読書【SF】
何とコニー・ウィリスの「わが愛しき娘たちよ」(ハヤカワSF文庫)が重版されていました。
今日、書店で実際に見て、びっくり。
何で今頃…と思うわけです。
というのも初版1992年7月31日で二刷が2007年8月15日。
ほとんど復刊。探している人の身にもなって欲しいです。
はぁー、ハヤカワの無能ぷっりが如実に表れてる。
なぜに「航路」や「犬は勘定に入れません」の時に一緒に出せないのかね、不思議だね。

あと日野啓三「砂丘が動くように」、「あの夕陽 牧師館」(文芸文庫)も購入。
というか、これを買いに行ったのですけど。



探し物を探しに行こう、行けるときに

2007-08-28 | 読書【SF】
 今日、近くの新古書店で見つけました。
梶尾真治「躁宇宙・箱宇宙」(徳間文庫)。
探していない時ほど、見つかるものです。
1985年の本です。
このタイトルにずっと惹かれていました。
(中身は、ほぼ最近出た短編集に再録されてます)
あと、買おうかどうか迷っていたけど「冷たい方程式」(ハヤカワSF文庫)も購入。


ここ数日、読書する元気なしです。
そう意味も込めて明日、小旅行へ出かけます。
まあ、天気がよければかな。



双生児、読了

2007-06-09 | 読書【SF】
 
 クリストファー・プリースト「双生児」(早川書房)を読了。
はっきり言って、無茶苦茶、難解でした。
謎に関しては、解説の中でおおよその部分がフォローされていますので、何とかなりました。
それでも、難しい小説でした。
読んでいる間、頭に浮かんでいたのは、行っては戻る火星の軌道でした。
(でも、そのSF的な感覚も根本から間違っていたと後から分かったのですが)
話的に500p読めます、読ませてくれます。
がしかし、双生児というタイトルは、どうもしっくり合わない。

エリクソンの「黒い時計の旅」(白水Uブックス)を読んだ後なので、
こういうタイプの小説でも、少しは免疫があると思っていたのですが、
やはり難しい。

ただただ、小説の完成度が高いのは分かりますが、
「奇術師」のようなオチはありませんのであしからず。

溶けていく感じとも合わさる感じとも違います。
時の流れが留まっては二つに分かれて行く
この小説のイメージを端的に表現するなら“分流”が一番近い言葉かな
と思います。





プリーストの新作に対する期待値

2007-06-01 | 読書【SF】
 
 今日は昼から図書館で勉強してました。
といっても眠くて眠くてあんまり進まなかったのですが…。
ブログのコンソロールが新しくなったようです、いい感じで見やすい。

借りてきたのは、この春の新刊ばかり、3冊。

日高敏隆「セミたちと温暖化」(新潮社)
新井素子「窓のあちら側」(出版芸術社)
クリストファー・プリースト「双生児」(早川書房)

1ヶ月前に双生児は買おうかどうか迷ってやめました。
そんなワケで、待ってましたの図書館本日入荷分で、ラッキー。
素子さんのは、未収録短編集入りです。
こちらも手には取ったのですが、買わなかったので、何だか申し訳ない。
日高さんのエッセイも、順当なところです。

プリーストは、奇術師以降の作品ってはじめて紹介されるような気がします。
復刊されそうでされない創元SF文庫の2冊や読む気がしない魔法もあるんですけどね。
映画「プレステージ」はどんな按配なのでしょうか?
話題にならなければ、観に行こうかな

ちょっとした気分転換になればと思いつつ
今年の不作な感じをこの「双生児」が打開してくれることを祈ります。



闇から人を救い出すにはどうするべきか?

2007-02-18 | 読書【SF】

土日の2日間はゆっくり(寝てばっかり…)、久々に20分ランニングをしたら、

翌日足腰が痛い。定期的に運動しないと非常にまずい。

(ちなみに、この記事のタイトルは、内容と関係ありません、

まったく! この二、三ヶ月で与えられた命題のようなものですので、気にしない気にしない)

来月は、いろいろと出るようです。

その一つ、神林長平「膚の下」が早くも文庫化、と思ったら単行本が出てからもう2年経っていた。

何気にショック。というかこの2年新作はなしということか…うーん。

上下巻で出るらしいのですが、

上下といえば確か「猶予(いざよい)の月 上・下」(ハヤカワ文庫)がありましたね。

一時期、版切れになっていて心配したのですが、雪風人気で光文社文庫を含めて

ほぼすべての著作がハヤカワJAにあります。いい時代になったもんだ、と思う一方で、

ハヤカワ文庫のカヴァーはどれもイマイチで、代わる前も代わった後も、微妙…。

前にも言ったかもしれませんが、たぶん対象とする年齢が掴めないからでしょう。

「猶予の月」の内容やストーリーは、二回ぐらい読んだからなのか、よく覚えています。

長いですが、たしか上巻最後の方が好きです。

今更、敵は海賊シリーズ以外は読み返したいと思うことのない作家になってしまっただけに、

早く新作が読みたいと思ってしまいます。


「本は待ってくれる」。たしかに本当にそうだと思います。

休みに入ったら本棚を整理して、どこに何があるかぐらいは把握できるようになりたいと思います。




今日は図書館へ

2006-09-17 | 読書【SF】
 今日は、一ヶ月ぶりに図書館へ行ってきました。
借りていた本を返した後、小説を探すも、何~も読みたいものはなし。
たまに、こういう場合もあるのですが、仕方が無いので目に留まった、『菌類の森』と『昆虫の森』(東海大学出版会)を手に取り、『風成塵とレス』(朝倉書店)を借りる。いづれも専門書であるが、興味のあるところだけ拾い読みをする予定。あとは、スペイン巡礼の道、第三弾として清水芳子『銀河を辿る サンティアゴ・デ・コンポステラへの道』(新評論)を借りる。やっぱり、小説は無いのが悲しいと思い、海外小説の欄からロバート・シェクリィ『無限がいっぱい』(早川書店)を抜き取る。この異色作家短編集、装丁はいいんで揃えれば本棚で光ると思います(色合いはどーかなとも思うけど頭の中のイメージでは何となく栄えるかなと)。あと500円安ければ、その気になるのですが…、どうなんでしょう?。復刊に新しい解説を付けただけなのに、サイズも値段も微妙なんですよね、何か。でも、今の時分、欲しいと思ったら即買っておかないと、後からっていうのが、中々難しいと思うんですよ。その点、早川ならまだ、だいじょうぶだとは思いますが。そういえば、早川のSF文庫の復刊シリーズ(*正式には、ハヤカワ名作セレクション。リニュアールといっても活字がでかい&値段が割り増しのいかんともし難い新刊本)、今度はクラークの『海底牧場』とヤングの『ジョナサンと宇宙クジラ』らしいんですが、両方ともすでに持ってるので、購買意欲はそがれる一方。たしかにカヴァーを挿げ替えれば売れ行きは変わるのは分かるのですが、わざわざ新しくしないといけないというものでもない気がするのです。しかもクラークばかりって所が、安全牌ばかりって感じがするし。普通に復刊フェアでいいのでは?と言っても、大人の事情って奴で、あくまで新刊にこだわる必要があるってのが、悲しいです。


 昼前に行ったら今日は、なぜか駐車場がいっぱいだったのですが、中で本を読んでいる人は別に多くもなかった。なぜ??しかし、学生さんよ、受験勉強は学習スペースでやりませうよ。わたしだって、ちゃんと昔は、学習スペースの狭くて少ない机を競い合って座ったもんです。そこは、一般の人の閲覧スペースなんだから。あと、受付のおっさん、そこで本読んでないで、ちゃんと仕事(応対)してください。ただでさえ、本がない×2と言われている図書館なんだからね。

秋の気配

2006-09-03 | 読書【SF】

秋の気配です。日差しは相変わらず強いですが風や雲はもう秋です。

8月は、何とか北海道旅行へ旅立つことができました。車の旅なので手軽にいろんな場所に行けるのが利点です。欠点は、もちろんガソリン代です。でも、以外に道内の方が本州より安かったりします。

行程は、

新潟⇒フェリー⇒苫小牧⇒日高⇒富良野⇒美瑛⇒旭川⇒札幌⇒小樽⇒フェリー⇒新潟

といったオーソドックスな感じで一週間。中でも富良野と美瑛は最高でした。ラベンダーがすでに散っていたのが残念でした(ラベンダーのピークは7月下旬から8月上旬だそうです)。流れ星も見ることができて、なんだか幸せでした(でも願い事を叶える間もないほどの一瞬でした)。美瑛のパッチワーク路は、日本ではないような風景で、丘、丘、丘~がすてきでした。また、行きたいです夏の北海道。

 旅行中、読んでいたのは、オールディスの『地球の長い午後』(ハヤカワSF文庫)。名作は、旅行とかじゃないと読めない、ってのは本当ですね。SFとしては、人類の終焉をどう迎えるのか、というテーマに対して、タイトルにある、地球の長い午後という舞台設定で以って、人類と地球の終点が重なり合う、壮大なスケールが印象的でした。(所々、ん?という展開はあるのですが、それはそれとして)おもしろかったです。今は、『星の巡礼』(角川ソフィア文庫)に挑戦中。