goo blog サービス終了のお知らせ 

近宇宙、遠未来

2009-07-19 | 読書【未カテゴライズ】

本屋で見つけた「別冊大人の科学マガジン 決定版 ロケットと宇宙開発」を購入。

ロケットの歴史から重力エレベータ、かぐやの成果やスピンイン・スピンオフした技術、

宇宙日本食、最新のISSの話題まで、完全網羅してあります。

アポロから40年の記念出版と侮ることなかれ、

この中身で定価1680円は非常に安いです。

授業の資料に買ったのですが、一般の方にも十分お薦めの一冊です。

ほんとは日食グラス付きの本が欲しかったのですが、やっぱり今更見つからず。

水曜日の日食は、どうも天気がダメそうなので、気にしないことにします。


そういえば、今朝の読売新聞の朝刊記事もおもしろかったです。

3人の月宇宙飛行士のその後の人生が書いてあったのですが、

興味深いものがありました。



あと、今野紀雄「マンガでわかる統計入門」(サイエンス・アイ新書)も購入。

分布・推定・検定あたりが分かり易く書かれていたので買ってしまいました。

マンガで~、というのはちょっと悩んだのですが、

まあ許せる範囲かなと思ったので…。

サイエンス・アイ新書はお堅いブルーバックスにない視点でたまに良い本が出るので

なかなか侮れないです。

数学系と物理系・地学系がもう少し充実して欲しいとは思いますが、

それはあまり売れない本になりそうなので、微妙です。

大人の科学のように、宇宙開発ものはまだまだ新書のネタがあると思います。





崩れる前に

2009-07-12 | 読書【未カテゴライズ】

今日は、幸田文「崩れ」(講談社文庫)を読みながら思ったことを少し書きます。

「崩れ」といっても“山崩れ”や“地すべり”といった専門用語が飛び交うような本ではなく

著者が日本各地の「崩れ」を訪れ、そのときの雑感を書き記している本です。

その中で、男体山の薙や富山の立山の鳶崩れと、私が行ったことのある場所について

書いてあるので興味深く読んでいました。


読みながら感じていたことは、

どうしても、日本の滝のように流れる激流の川と、豊かな海、砂浜という風景が

消えてしまったというある種の危惧があるのです。

つまりは、ダム建設の問題なのです。

荒れ狂う川や土砂によって、下流域で氾濫し、住宅や人命が奪われるという

ことが少なくなって来たとはいえ、ゲリラ豪雨のような現象もあります。

治水という言葉そのものが、どういう代物なのか。

考えても“向こう側”はさっぱり見えません。

このままではいけないと思うのですが、具体策はすぐには思いつきません。

どうすればいいのかを真剣に考え続けることが必要なのでしょう。






青田風を見る季節

2009-07-05 | 読書【未カテゴライズ】

スタニスワフレム「星からの帰還」(ハヤカワSF文庫)を新古書店にて50円で購入。

昔、読んだことがあるのですが、気付いたら本棚から無くなっていた一冊。

10年ぶりくらいに漸く見つけました。

レムは大原まり子「戦争を演じた神々たち[全]」(ハヤカワJA文庫)で触れられていた、

映画「惑星ソラリス」の話題からはじまり、どういった作家なのかと調べているうちに

出会った一冊。というよりもはじめて読んだレムの作品でした。

読んだ感想というか印象は、ストーリー的には何もないけど、

何だか深い話だったなという記憶のみ。

久々に、見つけた時の、おぉ!!、という感動の方が大きく、

中身のことはどうでもよかったりして…。

そういえば、ジョイン・ヨーレン「白い女神」(ハヤカワFT文庫)も

探してはいるのですが、中々見つかりません。

たまに、ヤフオクで出品されていますが、何だか負けた気がするので買っていません。


最近の読書はというと、

新潮社にだまされて買ってしまった山田詠美「ぼくは勉強ができない」(新潮文庫)の

カバー挿げ替えバージョンをさくっと読了。

何回読んでも、いろんなことを考えさせられる一冊です。

それから、椎名誠「新橋烏森口青春篇」(新潮文庫)を読みながら、

谷崎潤一郎「細雪 上・中・下」(新潮文庫)に挑戦してみようと思います。

とはいえ試験が近いので、何とも言えませんが。


追記:高校生の女の子が「ぼくは勉強ができない」を読んでいたので
   どう、おもしろい?と聞いてみたのですが、
   「年上の悪いお姉さんが出てくるだけの話じゃん。」
   と言われてしまい、ショック!!
   【勉強ができない】という意味のウラを感じとって欲しかったのに…。
   



太陽の季節

2009-06-28 | 読書【未カテゴライズ】

久々に新刊を購入。

森絵都「リズム」(角川文庫)
森絵都「ゴールド・フィッシュ」(角川文庫)

リズムとゴールド・フィッシュは、すでに新書版で合本ででたものの文庫化です。

さらっと読んでしまいました。

1991年当時に書かれたもので、細かい点を現代風に少し変えたぐらいで、

内容は、こういうものを書いていたんだなという気のするお話。

デビュー作であるという点からも、「永遠の出口」(集英社)に通ずる部分が

多いような気がします。

実は、読みながら佐藤多佳子「黄色い目の魚」(新潮社)を思い出していました。


ついでにずっと買い忘れていた

森絵都「宇宙のみなしご」(フォア文庫)

も購入。何と初版でした。これはすこし意外でした。売れてないのか…。

これを読めば代表作は網羅。

受賞以後遠ざかっていた何かが戻って来た、という感じでもないんですよね。

でも、次は「ラン」(理論社)を読みたいでのすが、図書館で見当たりません。

理論社だから、ヤングコーナーにあるのかな?





ヒバリの舞う空

2009-06-21 | 読書【未カテゴライズ】

長々と車中読書していた椎名誠「哀愁の町に霧が降るのだ 上・下」(新潮文庫)を読了。

続編があるそうですが、今は読む気がせず。

お次は、今年4月に改版された江戸川乱歩「江戸川乱歩傑作選」(新潮文庫)を購入。

実をいうと私「乱歩」ははじめてなのです。

2、3読んでみたのですが、特に拒否反応もなくスラスラ読めます。


あと今日、本屋で帰り際、

関野吉晴「グレートジャーニー1 パタゴニアからチチカカ湖へ」を(角川つばさ文庫)見つけました。

書き下ろしではなく文庫化です。

ただ、今年3月にスタートした角川つばさ文庫といういかにもアレなレーベルの中で、

非常に異様な本があるなと思って、買うのを控えてしまいました。

つまり、続きが出るのかどうか不安だったので買うまでには至りませんでした。

2巻以降が出るのでしたら、購入を検討したいと思います。

来月の新刊に、川端裕人「嵐の中の動物園 三日月小学校理科部物語(1)」

というのも出るようですが、表紙ですでに買うことをためらってしまうことでしょう。




busy- busy-

2009-06-13 | 読書【未カテゴライズ】


今日、久々に大きな本屋に行ってみたら、

4月に井伏鱒二「晩春の旅|山の宿」(講談社文芸文庫)が復刊されていた。

すでに持っているので買いませんでしたが、

ひっそりと復刊してもだれも知らないって。


読書は、多田等観・牧野文子編「チベット滞在記」(講談社学術文庫)。

同著に「チベット」(岩波新書)も復刊されているがこちらは、旧字体のまま。

さすが岩波変える気全くなし。このままがイイのかどうかは不明。




雲の切れ間に、光の帯

2009-05-31 | 読書【未カテゴライズ】

この土日はかの上下巻の本に時間を使っている人が多いのではないかと

ある種の不安を覚える。

(まあ、洗脳以外の何ものでもないのですが…)

今はもう読まない(読めない)という選択肢の方が正解な気がする。

というより閉じた世界の話に興味がないだけかもしれない。


わたしはというと、定期テスト作りの真っ最中で、何とか半分できました。

そして、晴れ間を見つけて、バイクに乗ってました。

高速回転時は快適で楽しいです。


読書は引き続き、有吉佐和子「日本の島々、昔と今。」(岩波文庫)を読んではいますが、

他には何も進まず、見つからず。

今月は読了はたった1冊でした。

これはいくら何でも悲し過ぎる…。





麦畑、ツバメ、水田の風

2009-05-23 | 読書【未カテゴライズ】

来月、KAWADE道の手帖シリーズから尾崎翠がでます。

このシリーズ、倉橋由美子、中島敦に続き、購入予定です。


サイエンス・アイ新書の新刊、

渡辺儀輝「おもしろ実験と科学史で知る 物理のキホン」がよいです。

流体力学の簡単な実験が載っているのが特にマニアックでよいです(塩水振動子とか)。

全般的に簡単ですが本格的な実験の例が豊富にあって、参考になります。



さてさて今日はよい天気で、バイクが楽しいです。



海のように青く

2009-05-17 | 読書【未カテゴライズ】

さて今年も教採の時期がスタートしました。

(といっても願書は去年のコピペの予定ですが…、勉強も全くできていません)

(朝学習にするかな…)


そんなことよりついにHONDA VTR250がウチに到着しました~。

(保険や登録料もろもろ込みで60万円から足が出てしまいました)

晴れ間を見つけて走ってみました。2kmだけど。

すぐに3回くらいエンストしました…。

免許取ってから半年ぶりぐらいに乗ったから仕方ありません。

低速で走っている限りでは、エンジンのパワーは原付程度かと思いました。

もう少し速度を上げるとスイスイ走るのかな、という感じです。

ああはやく、晴れた週末が来ないだろうか。


読書は、有吉佐和子「日本の島々、昔と今。」(岩波文庫)。

読み易く興味深い内容ばかり。

こういう本は絶版のままではいけないです。






雨上がりの午後に学ぶこと

2009-05-06 | 読書【未カテゴライズ】

GWも終わりであります。

今年はカゼを引いて、セキが続き、カラダもだるく、

つまり、何もできなかったでのあった。

サイテー。


ということで何となく、太宰治「人間失格」(新潮文庫)を読む。

太宰治は今年で生誕100年ということで、たくさん本が出ています。

作家は顔だよね、ではないのだけど、

この人、ほんとになんだろうなと思ってしまう人生だ。