幸福学専門30年 筬島正夫が語る本当の幸せ


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刑場初公開 「絞首刑」に思う エリ・ヴィーゼル『夜』

2010-08-28 | 


死刑制度について国民的議論を呼びかける千葉景子法相の指示で
27日、東京拘置所の刑場が公開されました。
今、日本の死刑は絞首刑です。

ここで私は、一冊の本を思い出しました。

ノーベル文学賞を受賞した、エリ・ヴィーゼルの書いた
ドキュメンタリー小説『夜』です。

この本は自伝小説であり、ナチスのユダヤ人虐殺について
書かれたものです。

その中には子どもが絞首刑にあう場面が描かれています。

子どもは軽いので、長いあいだ、苦しみ続けたのです。
30分あまりも。

「あの恐ろしい日々のうちでも恐ろしい日、
 この子どもはもうひとりの子ども
 _彼が言うには、不幸な天子のような顔をしていた
  ということである_
 にたいする絞首刑(そう、文字どおりの!)に立ち会った
 のであるが、彼はその日、自分のうしろで誰かがこう
 言ってうめくのを聞いた。

 『神はどこだ。どこにおられるのだ。
  いったい、神はどこにおられるのだ』

 そして私の心のなかで、ある声がその男にこう答えて
 いた。

 『どこだって?
  ここにおられる。
  ここに、この絞首台に吊るされておられる』」

「私は原告であった。
 そして被告は、・・・神」

「神は死んだというニーチェの叫び声は、ほとんど身体にじかに
 応える、一つの現実の表現であった」


「なぜ祈るのだろうか。
 なぜ生きているのだろうか。
 なぜ呼吸するのだろうか。」

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

極刑は死刑。

しかし「死」は万人にやってくるという事実。
フランスの作家、ヴィクトル・ユーゴー

「人間は、不定の執行猶予のついた死刑囚のようなものである」

               (死刑囚最後の日)


と書きました。

「死」を前にして、神もなく、希望もないとすれば、
人の一生はいったい何なのでしょう?

「なぜ生きる」の問いが猛然とわきあがってきます。

その答えを知られたい方は、以下のサイトをごらんになられる
ことをお勧めいたします。

 ↓↓↓

仏教講座|死を考えぬ私の人生観は間違いか|浄土真宗 親鸞会 公式ホームページ
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■死刑に関する記事

「死刑廃止139カ国で増加傾向、58カ国が継続」:イザ!

目隠しの死刑囚は大きな音とともに下の部屋に 5分後に納棺 刑場公開(産経新聞) - Yahoo!ニュース

「刑場ルポ 香のにおい 青いカーテンの先に執行室 赤いテープで囲まれた踏み台」:イザ!

「日本の世論、85%超が死刑容認 「廃止なら犯罪増える」」:イザ!

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「死刑廃止139カ国で増加傾向、58カ国が継続」:イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/trial/432925/"target="_blank"

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