マルセル・プルーストの名作として名高い「失われた時を求めて(a la recherche du temps perdu)」
は、『考える人』2008年春号特集 「海外の長編小説ベスト100」 では
2位に選ばれました。
(1位はガルシア=マルケスの「百年の孤独」
大作で、集英社文庫(鈴木道彦訳)では全13巻です。
その最後の方に、このようなことが書かれてありました。
「あたかも人間は生きた竹馬の上に乗っているようなもので、
その竹馬はたえず成長して、ときには教会の鐘塔よりも高くなり、
ついには歩行をひどく困難で危険なものにしてしまう。
そして、やがてそこから人間は一気に落下するのである」 p280
時が立つほど、つまりは年を重ねるごとに、人はあやうい状態となり、最後一気に落下する(死ぬ)ということですね。
「老いは死と事情がよく似ている。人によってはこともなげに
老いと死に立ち向かうが、それは彼らが他人より勇気があるから
ではなくて、想像力に乏しいからだ」p41
とも書かれています。
確実な未来を的確に思い描き、その準備をする必要があるでしょう。
竹馬が恐ろしく高くなり、間に合わなくなってからでは手遅れですから。
※プルーストの写真はウィキペディアより
は、『考える人』2008年春号特集 「海外の長編小説ベスト100」 では
2位に選ばれました。
(1位はガルシア=マルケスの「百年の孤独」
大作で、集英社文庫(鈴木道彦訳)では全13巻です。
その最後の方に、このようなことが書かれてありました。
「あたかも人間は生きた竹馬の上に乗っているようなもので、
その竹馬はたえず成長して、ときには教会の鐘塔よりも高くなり、
ついには歩行をひどく困難で危険なものにしてしまう。
そして、やがてそこから人間は一気に落下するのである」 p280
時が立つほど、つまりは年を重ねるごとに、人はあやうい状態となり、最後一気に落下する(死ぬ)ということですね。
「老いは死と事情がよく似ている。人によってはこともなげに
老いと死に立ち向かうが、それは彼らが他人より勇気があるから
ではなくて、想像力に乏しいからだ」p41
とも書かれています。
確実な未来を的確に思い描き、その準備をする必要があるでしょう。
竹馬が恐ろしく高くなり、間に合わなくなってからでは手遅れですから。
※プルーストの写真はウィキペディアより