幸福学専門30年 筬島正夫が語る本当の幸せ


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あいつは下手だなと思ったら、そいつは自分と同じくらい。(古今亭志ん生)

2007-01-31 | 煩悩




他人の芸を見て、

あいつは下手だなと思ったら、

そいつは自分と同じくらい。

同じくらいだなと思ったら、かなり上。

うまいなあと感じたら、

とてつもなく先へ行っている。

    古今亭志ん生



人間は皆、うぬぼれ強いといわれます。

どうしても自分を欲目でみてしまう。

だから、上のような心がけが大事なのでしょうね。

気をつけたいと思います。



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せんせいのおよめさん やさしいか

2007-01-27 | 無常




 せんせいのおよめさん
 やさしいか
 こわくないか
 キスしますか
 だんだんおよめさんになれたら
 こわくなるで
 きをつけや
 
 (ある児童の詩)

 
 
理屈抜きで面白いですよねー

子供の目は実にスルドイ!

さて、

「嬶」 

この字、読めますか?

答えは


「かかあ」

おしとやかだったお嫁さんが、子供を産むと

たくましくなり、

鼻高くなる

また、

鼻は顔の中心にあるように、

家の中心は「嬶」

さらに

「目について女房がやがて鼻につき」

とやら。

禅僧・一休に、

「世の中の
 娘が嫁と 花咲いて
 嬶としぼんで
 婆と散りゆく」


という面白い(?)歌があります。

いつまでも娘でいたいと思っても、止まることはできないですよね。

男性も呼び方が変わるだけで同じ。

すべての人は、抵抗できない力で、不可逆的にこのコースを進みます。

ちなみに最後、お婆さんでもとどまれないわけです。



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【居安思危】

2007-01-22 | 



 【居安思危】(きょあんしき)


 「安きにありて危うきを思う」と読みます。




  その次に、
 「思えば、備えあり。」と続き、
 「備えあれば憂い無し」とあります。

 これは中国の【貞観政要】(じょうがんせいよう)という本に出ています。
 中国は、人間というものを研究し、中国3千年の歴史を学ぶと人間のことば
 かり教えられていて大変面白いです。

 その中国の長い歴史の中で最も平和で評価の高い時代が「貞観の治」と言わ
 れる唐の時代の名君、太宗(たいそう)の治世です。
 その太宗と側近たちが、力を合わせて国を安らかにしようと取り組んだ苦心
 談が書かれているのが「貞観政要」です。

 以前、今の日本はこの「貞観政要」を最も必要とされているとブームになっ
 た。
 その中に出ている言葉です。
 
 まだ大丈夫なときに、未来の問題に備えることが大事。

 人間の確実な未来は「死」

 元気な今、この未来の大問題に取り組むことこそ大事なのです! (歴史)

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それは人生ですらないような気がする。パックマンみたいだ。(村上春樹)

2007-01-19 | 



今日は、村上春樹さんの小説から。


俺はどうなんだろう、と僕は考えてみた。

ピーク、と僕は思った。

そんなものはどこにも無かった。

振り返ってみると、

それは人生ですらないような気がする。

少し起伏はあった。ごそごそと登ったり

下ったりはした。

でもそれだけだった。

ほとんど何もしていない。何も生み出していない。

誰かを愛したこともあったし、

誰かに愛されたこともあった。

でも何も残っていない。

奇妙に平坦で、風景が平板だった。

まるでビデオ・ゲームの中を歩いている気がする。

パックマンみたいだ。

パクパクと迷路の中の点線を食べていく。

無目的に。そしていつか確実に死ぬ。

「あんた幸せになれないかも知れない。」と羊男が言った。

  (村上春樹)



実に鋭い文章だなーと、うなってしまいます。

無目的な人生に身震いします。

「人生、夢幻の如し」古今東西の先哲が忠告していますが、

どれだけその言葉に耳を傾けていることでしょう。

何も残らぬ人生に終わらせたくはない。

だから、生きる目的は万人に必要。

特別な人、ましてや弱い人にだけ必要なものではない、

人間存在根本の問題でしょう。

この問題の大きさに気づくかどうかが、まず大きな

分かれ道になることでしょう。


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夏目漱石の「こころ」に見る漠然とした不安

2007-01-14 | 不安



今回は夏目漱石の【こころ】。

これは有名ですね、私も高校時代学校で習いました。
宇多田ヒカルの愛読書でもあるそうです!
なにやら深いものを感じますね。
今日はその一説をご紹介!!

 この中で登場人物の「先生」は

「不安を駆逐するために書物に溺れようと努め」
「猛烈な勢いをもって勉強し始めた。」

 しかしどのように勉強したところが不安から逃れられないと悟った
 時、彼は勉強をやめた。

 彼はまた
「酒に魂を浸して、己れを忘れようと試みた時期」もあった
 しかしこれも成功しなかった。

 彼は何か
「恐ろしい影」が時々閃くのを感ずるようになった。

 それは
「自分の胸の底に生まれた時から潜んでいるものの如く思われだした。」

 彼は
「ただ人間の罪というものを深く感じた。」

 彼はそのため
「路傍の人から鞭打たれたい」と思い、

 更に、
「人に鞭打たれるよりも、自分で自分を鞭打つべきだ」いや、
「自分で自分を殺すべきだ」と考えた。

 最後に
「死んだ気で生きていこうと決心」したが、しかしそう思うや否や、
「恐ろしい力がどこからか出て来て」彼の心を抑えつけた。

 そしてその力は
「お前は何もする資格のない男だ」と彼に語りかけるのであった。
 彼は何度かその力に抗しようとしたがムダであった。

 彼が「何で他(ひと)の邪魔をするのかと怒鳴りつける」と
 その「不可思議な力は冷ややかな声で笑い」ながら、

「自分でよく知っている癖に」といって、彼はまたもやぐたりと倒れざる
 を得なかったのである。





●誰もが実は、この心の闇を抱えていると思います。
  熱病に犯されている人は、どんな山海の珍味も美味しく頂けないように
  心の暗い人は、何をやっても本当の満足が得られないのではないでしょうか?

  何よりも知られぬものは己なりけり、といわれますが、この自分の心を
  知ることこそ、本当の幸せへの道だと思います。

★夏目漱石の記事

 夢の間に製造した爆弾

「こゝろ」に見る漠然とした不安

呑気(のんき)と見える人々も、心の底を叩いて見ると、どこか悲しい音がする

行人

勝って満足した人は一人もいない


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