東日本大震災・311から4年が経ちました。
昨日一日、自分を振り返り、今一度、原点に立ち返りたいと思いました。
東日本大震災
死者1万5889人 行方不明2594人
自然災害で死者・行方不明者の合計が1万人を超えたのは日本では戦後初めてだといいます。
ここで忘れてはならないのは、亡くなられた方が多かった、ということよりも、
1人の人が亡くなった事件が1万5889件あった、ということです。
1人1人に尊い命があった。
その人命が失われたという事実。
それが「短期間に多くの方が亡くなる」というショッキングな出来事によって、ねぼけた目を覚まさせられるのでしょう。
あなたは、この日本で年間、何人の人が亡くなるか、ご存じでしょうか?
答えは、
約125万人、です。
これが昨年も、おととしも、「無常」という名の見えない津波にのまれていった人の数です。
実に毎年、東日本大震災の犠牲になられた方の80倍もの人が亡くなっているのです。
「死」は、当人にとって怖ろしい最大の大事件なのですが、
日頃、私達は、他人ごととして流しがち。
亡くなられた場所が色々で、時間も少しずつだと、
本当は最も怖い「死」も日常に埋もれ、まったくというほど問題にされていませんが、実は大変なことです。
1日で計算すると
約340人。
この340人の中には、若い人もあれば、健康な人もあったでしょう。
突然、無常の風にさらわれていったのです。
ある中年男性は、
トンネルが崩れ、カラオケマイクを握ったまま亡くなり
ある受験生は、
机にうつ伏せ鉛筆を握ったまま、阪神大震災でこの世を去り
ある女性は、
余命一カ月の父親の看護から帰る途中、車にひかれて父親に先立ち、
ある花嫁は、
結婚式当日、突然、具合が悪くなり、
結婚式が葬式となってしまいました。
悲しいことに、これは皆、実際にあったことばかりなのです……。
【朝(あした)に紅顔(こうがん)ありて
夕べに白骨となれる身なり】(白骨の御文章)
朝、元気に、「行って来ます」とでかけた人が
帰ってこないことがある。
帰ってきたと思ったら、変わり果てた姿で
無言の帰宅をとげることがある。
「行って来ます」とは、
「行って、帰ってきます」ということ。
その言葉すら果たせないことがあります。
そんなことが、今日もあったのです。
勿論、津波や地震、それ自体も大きな大きな問題です。
けれど、実はそれらは皆、「死」を、間接的なもの、別の形に置き換えた問題なのです。
一番、大きな問題は、「死」そのものではないでしょうか?
例えば、仮に(実際にはありえませんが)東日本大震災によってライフラインは崩壊しても、死者0名だったとしたらどうでしょう?
深刻さは、実際の比ではないでしょう。
ある有名な女性サーファーが片腕をサメに食いちぎられてしまいました。
しかし、病室で彼女は、両親と「よかった、本当によかった」と抱き合っていました。
片腕を失ったのに、なぜ?
答えは難しくないでしょう。
サメに襲われ、血を流せば、まず命はないといわれるのに、
死ななかったからです。
片腕以上に大事なもの、それが命。
「死」そのものは、真正面からはとらえがたいですし、
「仕方ないこと」とアキラメの対象となっているのかもしれません。
確かに、不死身になることは無理でしょう。
私の父は医者ですが、
「延命のみを目的とする限り、医者は必ず負ける戦いをすることになる」
と言っていました。
このように、死という現象はなくせません。
なくせませんが、
死に潜む問題を探究し、克服することはできます。
今から2600年前、インドで活躍されたお釈迦さまは、
もとはシッダルタ太子といわれる王子でした。
お金や財産、地位、名声を生まれながらに持ち合わせ、
若さと健康に輝き、国一番といわれる女性と結婚し、子宝にも恵まれました。
しかし、それらは皆、老いと病と死によって失われる、一時的な輝きでしかないと気づき、老いと病と死を超えた真理を探究され城を出られたのです。
35歳12月8日、仏という最高のさとりを開かれ、
80歳でお亡くなりになられるまで45年間教えられたのが、仏の教え、仏教です。
老いと病と死を超えた幸せこそが本当の幸せ。
しかも、それは、修行や瞑想などを一切必要としない、
欲や怒りやグチの心といった煩悩あるがままで、
すべての人がなれる幸せが教えられているのです。
この大問題が解決されれば、あとは皆、小事です。
毎日毎日、自由な心で地に足がついた、喜び多き一生を歩めます。
あなたにとって大切な「あの人」にも、「あなた自身」にも、確実に「死」はやってきます。
大津波が形を変え、すべての人を100%襲うのです。
「無常を観ずるは菩提心のはじめなり」
世は常無く、命に限りがあることを見つめることが、
本当の幸せを求めようという心(菩提心)を起こす出発点といわれます。
この大切な「死の問題」について、適切な資料があまりにも少ないように思えます。
あるのは、死の統計や、アンケート結果、心の分析、といったもの。
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