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絶賛される親鸞聖人(夏目漱石)浄土真宗親鸞会講師のブログ

2009-05-06 | その他

親鸞聖人の教えを正確に伝える集まりが親鸞会です。

親鸞聖人を絶賛する声はあふれているのですが、
現代、その教えがどれだけ届いていることでしょう。
せめてもと、このブログで親鸞聖人を褒め称える声を紹介
したいと思います。

今日は、夏目漱石です。


ウィキペディアより


・・・・・・・・・・・・・・・・・

大規模なアンケートで20世紀人気ナンバーワン作家に
選ばれた夏目漱石。


下記、ウィキペディアより

夏目漱石

(なつめ そうせき、慶応3年1月5日(1867年2月9日) - 大正5年(1916年)12月9日)は、
日本の小説家、評論家、英文学者。
本名、金之助。
『吾輩は猫である』『こゝろ』などの作品で広く知られる、森鴎外と並ぶ明治・大正時代
の文豪である。
江戸の牛込馬場下横町(現在の東京都新宿区喜久井町)出身。

大学時代に正岡子規と出会い、俳句を学ぶ。
帝国大学(後に東京帝国大学)英文科卒業後、松山中学などの教師を務めた後、
イギリスへ留学。帰国後東大講師を勤めながら、「吾輩は猫である」を雑誌
『ホトトギス』に発表。
これが評判になり「坊っちゃん」「倫敦塔」などを書く。
その後朝日新聞社に入社し、「虞美人草」「三四郎」などを掲載。
当初は余裕派と呼ばれた。

「修善寺の大患」後は、『行人』『こゝろ』『硝子戸の中』などを執筆。
晩年は胃潰瘍に悩まされ、「明暗」が絶筆となった。


その大文豪、夏目漱石は、親鸞聖人についてこう書いています。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

坊さんというものは肉食妻帯をしない主義であります。

それを真宗の方では、ずっと昔から肉を食った、女房を持っている。

これはまあ思想上の大革命でしょう。

親鸞上人に初めから非常な思想があり、非常な力があり、

非常な強い根柢《こんてい》のある思想を持たなければ、

あれほどの大改革は出来ない。


外《ほか》の坊主と歩調を共にしたいけれども、如何《いかん》せん

独り身の僕は唯女房を持ちたい肉食をしたいという、そんな意味

ではない。

その時分に、今でもそうだけれども、思い切って妻帯し肉食をするということ

を公言するのみならず、断行して御覧なさい。どの位迫害を受けるか分らない。

尤《もっと》も迫害などを恐れるようではそんな事は出来ないでしょう。


                    「模倣と独立」1913年

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

「肉食妻帯」をgoo辞書で調べると、こう書かれていました。

http://ext.dictionary.goo.ne.jp/leaf/idiom/%E8%82%89%E9%A3%9F%E5%A6%BB%E5%B8%AF/m0u/%E3%81%AB/


にくじき-さいたい 【肉食妻帯】

僧侶そうりょが肉を食べ、妻をめとること。
▽僧侶は殺生をしてはならず、禁欲生活を送るべきものであるという考え方から、
かつて浄土真宗以外の宗派ではこれを禁じていた。
「食」は「しょく」とも読む。


さて、仏法者でありながら肉食妻帯をされたということですが、
ここで、仏教は大きく2つに分かれることを知っておかねばならない
でしょう。

その2つとは

聖道仏教(自力仏教・難行道)

浄土仏教(他力仏教・易行道)


※インドの龍樹菩薩は、難行道、易行道と教え、
 中国の高僧、曇鸞大師は自力仏教、他力仏教と示し、
 道綽禅師は聖道仏教、浄土仏教という呼称で分けられました。


親鸞聖人は聖道仏教は方便(仮)の教えだから、
早く真実の仏教、浄土仏教に入りなさいと勧められました。

聖道仏教とは、華厳宗、天台宗、真言宗、禅宗、法相宗、律宗などをさします。
これらに共通するのは、修行によって、欲や怒りや愚痴などの煩悩を
断ってさとりを得よう、とするものです。
その為に戒律というものがあり、その中に、

不邪淫戒(女犯を禁ずる)
不殺生戒(生き物を殺してはならない)

があります。

肉食は、不殺生戒を犯すことになり、
妻帯は、不邪淫戒に反します。

しかし、この戒律を守ろう、そして煩悩を抑えよう、断とうとすると何が知らされて
くるか?

煩悩よりない自分。


親鸞聖人ご自身が九歳から二十年間、比叡山で法華経の仏道修行に励まれ、
それによって欲や怒りや愚痴の煩悩をなくし、さとりを得ようとされましたが
抑えようとすればするほど吹き上がる煩悩。
見ザル、聞かザル、言わザルまではできても、思わザルの猿だけはどうしようも
なかったのです。

肉を食べたり、結婚する者が救われないなら、一般の民衆は、だれ一人助かりません。
(聖道仏教の人も心では肉食妻帯しているのでは?)
仏さまの慈悲は、煩悩より他にない、すべての人にかかっているのです。
ですから親鸞聖人の肉食妻帯の断行は、堕落ではなく、全人類を、ありのままの姿で
助けると誓われた、弥陀の本願(浄土仏教)を、開顕されるためであったのです。

「弥陀の本願には、老少善悪の人をえらばず。ただ信心を要とすと知るべし」

                             (歎異鈔1章)





関連記事:歎異鈔をひらく
      http://www.10000nen.com/book/tanni/tanni.htm

     浄土真宗親鸞会公式HPより・『歎異抄』に驚嘆した哲学者ハイデガー - 浄土真宗 親鸞会 講師のブログ・人生の目的と生きる手段
     http://blog.goo.ne.jp/pandagananda16/e/53faea137ea09cb964c078a18b61bafc


     親鸞聖人の肉食妻帯―その信念の根底には/夏目漱石
      http://inochi.jpn.org/hitoiki/T02.htm

     アニメに学ぶ親鸞聖人「肉食妻帯の理由」
      http://www.shinran.org/study/st02.html
     浄土真宗 親鸞会 公式ホームページ|親鸞会で知った、歎異抄の本当の意味
     http://www.shinrankai.or.jp/koe/071130tanisyo.htm


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