■３ ・仏と菩薩とどっちがエライの？・・・あなたも菩薩！？

 

こんにちは、浄土真宗講師の筬島です。
　　　　　　

仏教用語でよく「菩薩（ぼさつ）」という言葉を耳にします。

「『仏』の意味は分かったけれど、『菩薩』は？」

という疑問を持たれる方も多いでしょう。

では、「菩薩」とは一体どんな意味なのでしょう。

順番にお話し致しましょう。

 

有名な菩薩といいますと、

弥勒（みろく）菩薩、

観音（かんのん）菩薩、

勢至（せいし）菩薩

文殊（もんじゅ）菩薩

普賢（ふげん）菩薩

地蔵（じぞう）菩薩

などでしょう。

 

では、菩薩と聞かれて、何を思い浮かべるでしょうか？

「ああ、あの赤いよだれかけ、じゃない何か赤い前かけを

　した石の像がたまに道端に立ってるけど、あれかな？」

とか

「何やら、この世のものではなくって、

　雨が降っても、風が吹いても、雪が積もっても、じっとそこに立
ち尽くして、

　お願いしたら何かかなえてくれるとかいうあれかな？」

 

と思わる人が多いかも知れませんね。

ですが、菩薩とは、道端にじっと立っている石像ではないのですね。

 

では、【菩薩】とは何なのでしょう？

まず言葉の意味から見てみましょう。

「菩薩」とは「菩提薩捶（ぼだいさった）」の略です。

もともとは、

「ボーディ・サットヴァ」というインドの古い言葉（サンスクリット語）

を漢字で表したものですね。

「菩提（ぼだい）」とは、

「真実の悟り」のこと。

「真実の幸せ」と言っていいでしょう。

「薩捶（さった）」は

「求める人」。

 

 

ですから「菩薩」とは、

「さとりを求める人」であり、

「真実の幸福を求める人」を言うのです。

 

仏と菩薩を混同してしまう人がありますが、

仏のさとり・本当の幸せを求める人が菩薩ですから、

菩薩は、仏の弟子といえます。

 

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 

【ここまでのまとめ】

　菩薩　＝　本当の幸せを求める人

　菩薩　＝　仏の弟子

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 

さて、

 

考えてみれば、子どもから大人まで、人は誰でも「幸せ」を求めて生きています。

最近レストランに行かれたことはありますか？

メニューとにらめっこして、何を選ばれたでしょうか。

まさか、自分の意思で、大嫌いなものを選んだりはしなかったでしょ
う。

自分が好きなものを選ぼうとしたはずです。

買い物（特に高い買い物）をするときも、値段、性能、デザイン、
など総合して、「一番嫌いなもの」を選びますか？

まさか！当然「どれが一番いいか」を考えますよね。

このように、すべての人は、幸せを求めて行動し、生きています。

ですが現実は、

幸福を得たと思っても一時的で、ちょうど両手ですくった水のようにこぼれ落ち、消えてしまいます。

心の奥底から

「人間に生まれてよかった」

との大安心大満足、

生命の歓喜を日々味わっている人はどれぐらいあるでしょうか。

逆に、嫌なこと、悲しいこと、淋しいこと、

思わぬ誤解や、仕事のミス、突然のケガやアクシデントなどで、

「ああ、オレ何やってるんだろ」

と嘆く日々の方が多いかもしれません。

でも心の底をのぞきみれば、誰だって、

いつまでも輝く幸せな身でありたいと思うはずです。

 

ですから、

本当の幸せとは、色あせず、消えない幸せではないでしょうか。

では、一体、何を得れば心からの安心満足が得られるのでしょう。

どうすれば本当の幸せになれるのでしょう。

 

すべての人が最も知りたい、真実の幸せを教えられたのが、

仏教を説かれたお釈迦様です。

 

お釈迦さまは、

「人身受け難し、今已に受く」（じんしんうけがたし　いますでにうく）

とおっしゃり、

仏教を聞き抜けば

「人間に生まれてよかった！この身になるための人生だったのか！」

と、生命の歓喜あふれる身になれると教えてゆかれました。

 

この本当の幸せを求める人を「菩薩」というのです。

もし、この文章を読まれて、

「ああ、もし本当の幸せがあるなら、私も手にいれたいな」

と思われたなら、あなたは菩薩です。

“本当の幸せになりたい”と真実の仏教を求め始めたならば、

その時からあなたもまた

「菩薩」の仲間入り。

 

ご自身のお名前を入れて

「私は、○○菩薩であります！」

と宣言してみましょう。

 

私の周りにも「里美菩薩」とか「謙三菩薩」とか、

たくさんの菩薩さまがおられます。

ちょっと、おしゃべりだったり、おっちょこちょいだったり
しても、そこはまあご愛嬌。

仏教を求めるあなたは、もう○○菩薩です。

辛いときも

「私は○○菩薩だから頑張ろう」

と心の中でつぶやいてみると、何かが変わってくるかも
知れませんね。

 

◎結論：菩薩　＝　仏教（本当の幸せ）を求める人

　　　　　　菩薩　＝　仏の弟子

　　　　　　あなたも本当の幸せを求めるならば菩薩です！

 

 

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★もし、貴方が大切な人（親、子供、夫、妻、親友など）から
　　　　　　　　　こう言われたら、どう答えますか？

 

 

 

　　┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
　　　　　　　　　　　　　毎日同じことのくり返しやし、

 

  　　　　　　　どうせ最後は死ぬのに、なぜ生きなならんの？

 

 　　┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

 

 

 

統計によると【80.9%】の人が、このような事で悩んだ経験があるそうです。

 

 

 

このディープな問いの答えが【浄土真宗】に教えられていました。

 

 

 

　

 

 

 

敷居が高く見られがちな浄土真宗ですが、

 

 

 

 

 

 

 

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