ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

HG モビルバクゥ(その1)

2007年02月05日 | SEED・DESTINY
 ようやく長期にわたる大ネタが終了し、ホッと一息のオッサン・かめっチです。

 今日からはHGバクゥです。四脚獣型モビルスーツということで、今までのガンプラとは違う構造の部分も多数あり、小さいキットのわりにはパーツ数も多くてスゴいことになっていますねぇ! ABS樹脂関節の技術の恩恵によってHG化が実現したアイテムだと思います。バクゥが出来たんだから、ディンのHG化(腕や脚をシグーよりも細くしなければならないので、ポリキャップ式では無理のようです)も可能ですね、バンダイさん!
 
 このHGバクゥ企画はエプロンさんとの合同企画になっていますので、合わせて見てくださいね!

 さて、制作に入りますが、いきなりアクシデント発生!

 モノアイの部分をどうしようかなぁと、パーツを見ながら考えていたら、「湯流れ不良」を発見してしまいました(大汗)。写真の赤い矢印で示した部分ですが、反対側と形が違います。製造段階で、金型に流れ込む「溶けたプラスチック=湯」が、金型の端まで行き届かなかったという成型不良です。筆者的には旧1/144バウ以来、久しぶりです。

 バンダイさんに不良パーツを送って良品と交換というやり取りをしていたら、どうしても日にちがかかってします。スケジュール通りに進めるべく(デスティニーで思いっきり日数を使ってしまいましたので:汗)自力で補修することにしました。

 全塗装する場合ならパテを盛れば簡単なのですが、成型色を活かす方針なので、「カラーパテ」で対応しました。

 問題のパーツと同色のランナーをヤスリで粉にして、プラスチックを溶かすタイプの接着剤(筆者はGSIクレオスの「Mr.セメント・リモネン系 流し込みタイプ」を使用しています)と混ぜて溶かし、歯磨き粉ぐらいの固さ(もうちょい固めでもOK)のペースト状にします。これがパーツと同色のパテになります。


 パーツを剥離紙の上に伏せ、問題の箇所(前もって接着剤を少量塗っておきます)にカラーパテを盛り付けます。リモネン(または溶剤)が揮発して乾くと、盛った量よりもパテが縮んでしまうので、多めに盛り付けておきました。

 盛り付けた部分の底面がシャープに仕上がるよう金属定規の平面の上にパーツを置き、パーツと定規のすき間に接着剤を流し込み、放置します。
 パテが乾燥するまで、3日は作業できませんねぇ…(泣)。モノアイどうしよう…。


 余談ですが頭部下半分のパーツの、頭部の上側のパーツをはめ込む板状の部分が、椅子の背もたれのような形になっています。ちゃんとヘッドレストが別パーツになっているように見えるし、まるでゾイドのコクピット…(笑)。

 このキット、可動ギミックにパーツ数を多く取っていたり、透明パーツのビームサーベル刃が付いていたり、サイズが小さかったり、ストライプ状の塗装部分があったりと、いろんな理由により(?)パーツ分割による色分けがかなり省略されています。
 筆者はそれを逆手にとって、地味めのオリジナルカラーリングにすることにしました。基本色はそのまま、派手な色の部分をグレー系にまとめることによって最小限の塗装で印象を変えようかと…。

 アンテナは塗装前にシャープに削りました。先端を斜めにカットし、厚みを削るのですが、ただ薄くするだけでなく、飛行機の翼の断面のような感じに削ると良い感じです。
 それにしても、翼のエンジン後部のショックコーン(?)状のパーツ、塗装前なら色といい形といい、工事現場とかにおいてあるカラーコーン(「パイロン」でしたっけ?)にソックリです。底の部分が丸いですが…(笑)。


 順番バラバラですが、ミサイルポッドの弾頭部分です。底板(?)の部分も赤くて目立つので、ガンダムマーカー「スミ入れ用ブラック」で塗りました。黒くなれば目立たなくなるので、適当です。


 レールガンの砲口はコトブキヤ「モビルパイプ」外径3.5ミリを貼ってディテールアップしました。そのままの太さでは入らないので、パイプの一部をちょっと削ってます。設定の口径(450ミリって、戦艦大和の主砲並み…:汗)よりも小さいですが、まあええか…。


 首のフレームはABS樹脂・合成ゴム・リード線という複合素材で非常に豪華です。上下方向にグネグネ動きますよ! 見た目もリアルでカッコイイっす!!
 節のパーツはパーティングラインが段差状になっているので、1個1個丁寧にヤスリ&耐水ペーパーで仕上げました。

 長いこと大ネタをやっていたので、小さいキットってスゴく新鮮です。楽しいなぁ~♪