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ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

1/60 ガンダムエクシア(その8)

2007年12月25日 | 現在製作中
 クリスマス&お正月のファミリー(?)向けキットともいえる1/60ガンダムエクシア(マニア向けはMGユニコーンガンダムでしょうか?)の製作もいよいよ大詰め! 武器の製作に入ります。

 GNビームサーベルおよびGNビームダガーの柄の部分は3パーツ構成です。ビーム発射口の部分が別パーツになり、1/100キットではゲート処理をしにくくしていたモールドもゲートとは関係ない位置にあります。
 柄の部分には手の平に付いている武器保持用の突起を差し込むスリットが2本あり、その裏側には肉抜き穴埋め用パーツがはまるようになっています。


 ビーム刃のランナーには1/100キットと同様、ダガーの刃部分を除外できるスイッチが設けられています。今後、他のガンダムが1/60キット化されるかどうかは分かりませんが、ビーム刃のランナーに関しては1/60キット化を視野に入れた設計がなされているようです。


 写真左:エクシア本体とビーム刃のサイズ比較。
 写真右:サーベルやダガーの柄を背中側に取り付けた状態。




 ガンダムエクシア、本体完成です。どうも筆者は脚が短く見えるカメラアングルが好きなようです(汗)。できるだけ頭を大きく見せたいからなんですけどね…。


 GNショートブレイドのパーツ分割はこんな感じです。ロングブレイドも刃の長さが違うだけで、同様のパーツ分割です。


 写真左:ブレイドのラックへの取り付け方法は、1/100キットと同様です。ブレイドのラックへの取り付け用穴の奥は刃のパーツの一部が見えるようになっていて、白さが目立ちます。
 写真右:黄緑色の矢印で示した部分を濃いグレーで塗っておくと良いです。


 完成したGNロングブレイド&ショートブレイドです。下に敷いているカッティングマットの方眼目盛りが5センチ四方であるのと、横に置いてあるスミ入れ用ガンダムマーカーとの比較で、その巨大さが分かると思います。


 先日も書きましたが、ブレイドのラックは太もも付け根の球状パーツとの接合部分で回転できるため、腰にブレイドを取り付けた状態でのポーズ付けの自由度はかなり高いです。ただ、サイズがサイズだけに、大胆なポーズを取らせると置き場所に困るんですよ…(笑)。


 腰にブレイドを装備させると、腰周りの空疎感がなくなって見た目の安定感が格段に増します。ああ、また脚が短く見えるカメラアングル…(汗)。

 ―おまけ―

 再販のナイトガンダムシリーズを仕分け中に気になっていた「超機甲神ガンジェネシス」を作業の合い間にパチ組みしています。今回はガンジェネシスのコアとなるエルガイヤーだけ組み上がりました。なかなか可愛いヤツです♪メタリックレッドの成型色がキレイですが、これを塗り分けるのは大変ですねぇ。BB戦士をメインに作っている方たちって、スゴいと思います。

 *ジャアさん、ウェポンコンテストの集計ありがとうございます&お疲れ様です。う~ん、改めて見ると、どれにしようか迷ってしまう…(汗)。

 *最近、いただいたコメントへの返事がたまっていて申し訳ございません。m(- -)m
 質問がありましたので、とりあえずこの場にて…
 ・はぼっくさん:筆者はバスターライフルの後部カバー(バード形態時に顔を隠す部分)を脇の下に引っ掛けるようにして持たせています。塗装ハゲの恐れはありますが…(この時、腕はキットのポジションから3ミリほど胴体から離れた状態にして、肩幅を広くしてあります。肩アーマーの位置はキットのままです。無改造でカトキ氏の描くガンダムらしくなるので、オススメですよ)。
 ・バモンさん:はじめまして! 筆者はアトムハウスペイントの「水性 工作用カラー」は近所のホームセンター(ケーヨーD2)で買っています。ホームセンターの塗料コーナーや、塗料屋さんで探してみてくださいね♪

 

 

1/60 ガンダムエクシア(その7.5)

2007年12月21日 | 現在製作中
 今日はで再販SDナイトガンダムシリーズの発送作業をやっていました。普段は運動不足気味なので、これが良い運動になるんですわ♪

 さて、1/60エクシアの続きです。

 スネのフレームを構成するパーツはポリキャップを含め3パーツです。足首付け根関節が省略されている分、HGキットよりもシンプルですねぇ。このパーツ、かなり大きいです。まるで家電製品のパーツみたい…(汗)。

 
 ヒザアーマーの下にチラっと見えるフレームの一部は、パーティングラインだけでなくヒケもスゴいので、丁寧にヤスリ掛けしました。


 下側ヒザ関節のドラム状部分は1/100キットではモールドが入っていませんでしたが、1/60では良い感じのモールドが入っています。


 スネの装甲パーツはHGキットや1/100キット同様、パーツの合わせ目がほとんど目立たないように工夫されています。写真の状態にパーツを並べている途中、どうしてもスネ正面&後ろのパーツを上下逆さに置きたくなってしまうんですが、歳のせいでしょうか…(笑)。


 なかなか豪快なヒザの可動部です。上の方にチラッと写っているヒザアーマー取り付け部分というか裏の部分は、ヒザアーマーを取り付けない状態でヒザの曲げ伸ばしをする時にクニャッと曲がってしまう恐れがあります(ヒザ関節の保持力が強力ですので、この部分をついつい持ってしまうんです)。曲がるとパーツが白くなってしまいますので、気を付けましょう(筆者はやってしまいました:汗)。


 写真左:ヒザ関節は空気圧式シリンダーを内蔵した関係かどうかは不明ですが、HGや1/100と比べるとやや可動範囲が狭いです。でも、これだけ曲がれば充分でしょう。実はこの写真のエクシアは支え無しで立っています。わりと安定感があるんです。
 写真右:足首の横方向への可動範囲はかなり広いです。大きく開脚できる股関節の動きに充分対応できます。

 
 足首の前後方向への可動範囲です。写真右では関節部のすき間が気になりますが、アキレス腱部分を覆うアーマーが可動しますので、ある程度カバーできます。


 完成した脚部。一部の装甲パーツははめ込みがユルいので、瞬間接着剤ではめ込み部分をコーティングしてポロポロ外れないようにしました。
 サイズが大きいので、普通に写真を撮ってもパースが付きます。この写真では実際よりも足首が小さく見えますねぇ。ひょっとしたらアニメ用設定画の足首の小ささは、パースが付いた状態で描かれているからかも…というのは考えすぎでしょうか?(笑)。

 

1/60 ガンダムエクシア(その7)

2007年12月20日 | 現在製作中
 総パーツ数約350個と非常に細かくパーツ分割されたMGユニコーンガンダムを組み立てた後では、1/60ガンダムエクシアの合理的なパーツ分割による大きなパーツを組み立てるのは爽快感があります。転がすと「ゴロン」と鳴るほど重みのあるパーツをブロック玩具のようにガシガシと組み立てるのは、細かいパーツのキットとはまた違った楽しさがありますねぇ。


 写真真ん中は足首関節のポリキャップです。比較用に置いた1/144ティエレンの平手やエクシアの足首と比べるとその大きさが良く分かると思います。

 1/60と1/144の靴パーツの比較。とにかくデカいです。


 足首のパーツ構成は実にシンプルです。片方で6パーツ、MGユニコーンの4分の1のパーツ数です。


 同スケールの実在のメカ(トミカのランサーエボリューション)との比較。モビルスーツってホンマ大きいですねぇ。


 1/100キットのようなつま先独立可動はありませんが、グレー部分が色分けされているのがありがたいです。
 つま先を動かす必要があるポーズを付ける場合、1/60スケールキットのサイズと重さでは確実にコケるでしょうからねぇ(汗)。


 太もも付け根の球状関節のパーツ分割です。股関節基部がボールジョイント、太もも本体との接続部が軸による回転が可能です。

 GNロング/ショートブレイドのラックは差し替え式です。ラックのパーツはHGや1/100キットでは左右の区別がありましたが、1/60では左右共通パーツになっています。非常にありがたいです。

 ブレイドのラックはHGや1/100とは違い、回転が可能です。ラック自体の長さもありますので、ブレイドを装備した状態で腰アーマーと干渉して太ももの可動範囲が限定される心配はかなり少ないのではと思います。


 前々から気になっていた関節部の新機構がこれです。ABS樹脂製のシリンダーをポリ製のパイプ(片方の端はふさがっています)に通すのですが、注射器のように空気が中に入った状態になるため、伸縮させる際にはかなりの手応えがあります。この空気圧によってヒザ関節の保持力を高めるようになっているんですねぇ。


 太もものパーツ分割です。空気圧シリンダー以外は実にシンプルなパーツ構成です。

 
 写真では分かりにくいですが、ヒザの屈伸に合わせて空気圧シリンダーが伸縮します。

 上側ヒザ関節の保持力は極めて高いですが、各部関節軸もそれに対応すべく丈夫に出来ていますので、安心感があります。
 太ももの装甲パーツをはめ合わせる時は、空気圧シリンダーのポリパーツがまっすぐ組み込まれているかどうかに注意しましょう。歪んでいると装甲にすき間が開きますよ。


 股関節の可動範囲は今まで出たエクシアのキットの中ではいちばん広いような気がします。装甲との干渉も少なく、保持力にも安心感があるので、ストレスを感じません。軸の位置が適切なんでしょうねぇ。シンプルな構造ながら、優れた可動機構だと思います。

1/60 ガンダムエクシア(その6.5)

2007年12月08日 | 現在製作中
 だいぶ前にも書きましたが、筆者にとっての初モビルスーツキットは「1/60シャア専用ザク」でした(初ガンプラは「シャア専用ムサイ」でしたが…)。1980年代の第一次ガンプラブームの頃は現在とは違ってどのキットでも入手が困難だったのですが、父が大阪松屋町筋商店街(通称「まっちゃまち」:玩具・人形関係で有名な商店街)で買ってきてくれたんです。当時の筆者としては1/144キットで充分だったのですが、いきなり巨大な1/60キットを手に入れてうれしいような困惑するような、複雑な心境でした。もちろんうれしさの方が勝っていたのですが、1/60キットだと友達が持っている1/144キットとは対決できないんですよねぇ(汗)。

 さて、1/60エクシアです。

 手首は1/60ゼータガンダム以来伝統(可動方式は異なりますが)の可動指手首です。PGシリーズと違い、全ての指関節が可動するのではなく、構造的にはMGザクver2.0ゲルググver2.0のモノと似た方式ですが、中指~小指の指先のパーツも3本つながっているのが異なります。
 手首の組み立ては、工程を簡略化するための新たな試みが導入されています。上の写真をご覧いただければ分かりやすいと思いますが、親指・人差し指・中指~小指それぞれのパーツがランナー上で手のひらのパーツに組み合わせられるように配置され、手のひらのパーツをランナーから切り取って指パーツ側に取り付けると、各指のボールジョイントが手の平のボールジョイント受け部分にはまり込むようになっているんです。後は手の甲のパーツを取り付ければ手首の組み立て工程の半分以上が済むようになっています。
 MGザクver2.0の動力パイプほど凝ったシステムではありませんが、パーツの紛失や組み間違いを防止できるようになっているんですねぇ。こういったランナーの工夫による組立工程の簡略化は、1/144Vガンダムシリーズの「ランナーロック」方式など、わりと以前から取り組まれています。

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 3本つながっている指パーツは、切り離すことによって独立可動するようになりますが、このつながっている部分が長さ約4ミリ・厚さ約1ミリ(測ったのではなく目分量ですが…)のABS樹脂板ですので、切り離しには力が要ります。グレー成型のABS樹脂パーツは刃物で切り離す時に白くなりやすいので、注意しながらデザインナイフで「トンッ!」と押し切りました。切り離した切り口は、ヤスリや耐水ペーパーで丁寧に整形します。
 指パーツの各部にはけっこう肉抜き穴が開いています。筆者はパワーショベルやブルドーザーなどのアームに近い雰囲気が気に入ったので、そのままにしてありますが、気になる方は埋めてしまっても良いでしょう。
 つながった指パーツを切り離すことによって5本指独立可動となり、1/60Gガンダム以降の1/60キットと同様の可動となりました。切り離す手間を考えると、従来のGガンダム方式でも良かったのではと思いますが…(汗)。
 筆者のキットの右手首は、親指と薬指の付け根関節の可動がユルかったので、手の平パーツのボール受け部分に瞬間接着剤を少量コーティングして対処しました。
 MGクラスのキットだと、3本つながった指と人差し指では成型の向きが異なるので、ディテールが違っていたりするのですが、このキットでは人差し指の成型の向きも他の指とそろえられているので、ディテールが統一されているのがうれしいです。

 
 関節の保持力は低下するものの、やっぱり指パーツ切り離しの効果は大きいです。手の平には武器取り付け用の突起が2枚付いていますので、武器の保持については問題ないかなぁと思います。この記事の冒頭に出てきた1/60ザク(旧キット)の手首は、1/60であっても造形的には1/144と変わらない「穴あきゲンコツ」でしたが、ヒートホーク保持用のポリキャップが内蔵されていました。マシンガン保持用には専用の手首が用意されているなど、昔から武器の保持には対策がなされていたんですねぇ(1/60ゼータガンダムについては知りませんが…)。
 手首付け根には最近のキットではおなじみの前後に折れる関節があります。1/60でキュリオスが発売されたら、「居住ブロックを押し戻すキュリオス」も再現できるとは思いますが、残念ながら手首のパーツが配置されているランナーには他のガンダムとのパーツ共用を考慮した金型切り替えスイッチが付いていないんです。1/60で他のガンダムが発売される可能性は低いかもしれません。


 人差し指~小指の第2関節が深く曲がるので、かなり固く握った握り拳にすることができます。手首がコンパクトにまとまるので、「ユルく握った細長い握り拳」を持つ1/100キットのような「ゴリラ体型」化は避けられそうです。
 

 両腕(左手首を除く)が付いた状態です。この時点ですでにFGキット4体分以上の体積があります。武器もフル装備でFGキット9個分という価格は、金額自体は大きいですが、内容を考えるとむしろ割安感があると思います。とにかくデカくて重いです!

 あ~、もう片方の手首の組み立てが…(汗)。
 

1/60 ガンダムエクシア(その6)

2007年12月07日 | 現在製作中
 筆者が子どもの頃、「ジャンボマシンダー」という大型のロボット玩具がありました。1970年代のロボットアニメ「マジンガーZ」とか「ゲッターロボ」などのシリーズに登場するロボットを50センチぐらいの巨大サイズで立体化したモノで、材質はシャンプーの容器のような硬めのポリだったと思います。可動部は腕の付け根と首が回転するぐらいでしたが、ミサイル発射ギミックがあったような記憶があります(足の裏にタイヤが付いていて、転がし走行できたような気も…)。手頃なサイズで金属ダイキャストパーツを多用した「超合金」とは違い、ギミックは少なかったのですが、とにかく大きかったです。筆者は持っていませんでしたが、近所の友達が持っているのを見て、その大きさに圧倒されたもんです。
 ガンダム系の立体物でいうと、「ジャンボグレード」が「ジャンボマシンダー」に近いノリの商品だと思います。アレもかなり大きいですねぇ(汗)。
 1/60のガンプラは、そこまで大きくはありませんが、1/144や1/100キットと比べると迫力が違います。ただ、そのサイズや重量のために可動ギミックがアクション性よりも保持力や強度を優先したモノになっているので、HGや1/100と比べるとやや大味な感じはあります。なんとなくHG・1/100=超合金、1/60=ジャンボマシンダー→というポジションのような気がするんですよ。

 さて、1/60エクシアの腕です。
 注:写真の前腕外側装甲のグレー部分(GNバルカンがある部分)は、先に塗装してあります。

 全ての可動部にはポリキャップが内蔵されますので、やはり安心感があります。ポリキャップの径が大きいので保持力が期待できる上に、可動軸が太くて破損しにくいです。大型重量級キットならではの仕様ですねぇ。

 ヒジ関節が二重関節ではないので、1/100よりもHGに近い印象があります。ヒジの可動範囲は約90度。最近のキットとしてはちょっと可動範囲が狭いですね(汗)。
 前腕の手首付近のリング状装甲が前腕装甲とは別パーツになったのは実にありがたいです。これは1/100キットでも実現しなかった部分ですからねぇ。
 各部のはめ込みはそれほどキツくなく、組み上げた後でもわりと簡単に分解できます。関節がユルんでしまった場合のメンテナンスも楽にできそうです(もっとも、ユルむ心配は少なそうですが…)。最近はポリキャップレスのキットが多いので、関節部にポリキャップをはめ込むという工程が減ってきています。うっかりしているとポリキャップをはめ込むのを忘れてしまう可能性がありますが、そういう場合にも容易に分解できるのは助かりますねぇ(実は1個忘れてました:汗)。
 書き忘れそうになりましたが、前腕のグレー部分(ソードやシールドの取り付け用ラッチ)のパーツをはめ込むと、前腕全体の強度が増すようになっています。実に良く出来ています。


 肩アーマーの取り付けは、HGに近い方式です。個人的には1/100キットの方式の方が好みなのですが、組みやすさを重視した設計になっているのでしょう。ただし、接続部分にはポリキャップが入りますので、可動部がユルくなってアーマーが垂れ下がるという心配は無さそうです。
 1/100ではベルト状ケーブルの肩アーマーへの接続用パーツがありましたが、1/60では省略されています。やはり1/100キットは年齢がやや高めのヘビーユーザー向けの仕様で、1/60キットはターゲット年齢を低めに設定したファミリー向けキットだといえそうです。例のコマーシャルのように、家族でワイワイ言いながら組むのが正しい楽しみ方なのかもしれませんね。


 とにかくデカいです。なんかトリック写真のように見えますねぇ(笑)。
 1/60キットともなると、ランナーとパーツがつながっているゲートの部分がかなり太いです(3ミリ角近くある場合も…:汗)。デザインナイフでゲートを削り落とす際は、ケガの元になりますので余分な力を掛けないように注意しながら少しずつ削りましょう。


1/60 ガンダムエクシア(その5)

2007年12月06日 | 現在製作中
 前回載せ忘れた写真ですが…。

 「ここにいたのか、キラ・ヤマt…(以下、省略)」じゃなくて、コクピット内はこんな感じです。中は薄暗いので、フィギュアの塗りが適当でもわりと大丈夫です。
 それにしてもこのコクピット位置、動力源となるGNドライヴとモロにかぶってるのですが…(汗)。


 コクピットの写真に写っている胸のクリアーパーツもそうですが、頭部や腕部、脚部のクリアーパーツの裏側のフチの部分にはガンダムマーカー「ガンダムメタグリーン」を塗っておくと、表側から見た時にクリアーパーツの外周がグリーンに光ります。下の写真ではちょっと分かりにくいですが…(汗)。
 
 

 首をプラ板で延長した部分は、ガンダムマーカー「ファントムグレー」で塗りました。キットのフレームの成型色に近い色なので重宝していますが、セット売りなのが残念なところです。単品販売してほしいなぁと思います。
 ボールジョイントが付いた軸部分は、下から見るとスカスカなのが丸見えなので、コトブキヤの「丸モールド」に穴を開けたモノを通してカバーにしました。カバーは首に接着せず、頭の動きに応じて位置がズレることによって可動に干渉しないようにしてあります。

 ガンダムマーカーは長時間放置しておくとインクが分離してしまい、思ったとおりの色が出ない場合があります。こういう場合はひたすらマーカーを振って、腕が疲れたころにペン先をティッシュペーパーに押し当ててインクをティッシュに吸わせると、ちゃんと色が出るようになります。
 筆者の「ファントムグレー」も、しつこいぐらいに振ったので、インクの出が絶好調になりました。そこで…

 この機会を逃してはもったいないので、腰フロントアーマーやGNソード、前腕外側装甲のグレー部分を一気に塗っておきました。塗り分け部分のはみ出しは気にせずに、ムラなく塗るのを心掛けて塗ると、マーカーの一度塗りでもかなりキレイな塗装面が得られます。今回は満足のいく塗り具合になりました。

 インクがはみ出した部分は、インクが完全に乾いてからデザインナイフの刃先でこすり落とすと、塗り分けの境界線がシャープに仕上がります。こすり落とす際は、力を抜いてインクの塗膜に触れるか触れないかギリギリの距離でナイフの刃を横移動(カンナ掛けの要領で)させると、パーツ表面に傷が付いてしまうのをある程度防げます。


 腰の組み立てに入ります。腰のパーツ分割は、1/100キットを拡大コピーしたような感じです。股関節がボールジョイント接続になっているのと、ウエスト部分の軸隠しカバーパーツが無いという違いはありますが…。
 腰後ろのGNビームダガーのラック基部パーツは、左右がつながっている部分をノコギリなどで切り離せば独立可動しそうな雰囲気です。


 このサイズになってもフロントアーマーのグレー部分が色分けされなかったのが残念ですが、パーツ数を考えると仕方がないかなぁと思います。


 腰フロントアーマーはボールジョイントで可動します。保持力が高いので安心です。グレーで塗った部分は、1/100キットでは動かし方によって他の部分と干渉する恐れがありましたが、1/60ではウエストの左右スイングが無い分その恐れは無さそうです。

1/60 ガンダムエクシア(その4)

2007年12月05日 | 現在製作中
 ソレスタルビーイングが所有する4機のガンダムには、胸のGNドライヴをはじめ機体各所にビー球のような球体が内蔵されています。ビー玉といえば…
 筆者が幼児のころ、直径1センチぐらいのビー球を口に入れてレロレロと遊んでいたのですが、息を吸い込んだ時に「スポッ!」とビー玉を飲み込んでしまいました(汗)。「うわっ!」とあせりましたが、怒られるのが恐くて両親には言えませんでした。しばらくは「死んでしまうんかなぁ」という恐怖に悩まされましたが、特に健康上の問題はなく、今でも元気に生きています。たぶん、気付かないうちに体外に出たのでしょう(笑)。


 1/60ガンダムエクシア胸部の装甲パーツです。サイズが大きいため、背中側は別の写真にて…。胸中央の白いパーツは、グレーの部分をガンダムマーカー「ガンダムグレー」で塗っておきました。
 前にも書きましたが、アンテナのパーツは左右共通です。おそらく1/100キットよりもターゲット年齢層が低いだろうと思うのですが、組み間違いをしないように配慮されているんですねぇ。


 背中側のパーツです。ヤドカリの貝状パーツの上にあるカメラ(?)のワクがヤドカリと一体成型の白になりました。HGや1/100でもこうなっていたら良かったんですけどねぇ。ヤドカリ下側のグレーのパーツは3個が一体成型されています。

 ヤドカリ部分のクリアーパーツは1/100ではリング状の1パーツでしたが、1/60では3分割され、内側にタービンの羽根車のようなモールドが入っています。1/100に比べ可動部の省略がけっこうあるキットですが、大きいサイズを活かした見せ場がちゃんと用意されているんですねぇ♪

 キット付属のシールです。タービン部分には右上にあるメタリックグリーンの帯状シールを貼るようになっています。貼る時は、写真のように軽く丸めたシールをデザインナイフの先やツマヨウジで保持し、位置決めすると貼りやすいです。

 シールを貼り付け、クリアーパーツをはめ込むのですが、クリアーパーツのはめ込みピン側の端面にガンダムマーカー「ガンダムメタグリーン」を塗っておきました。

 シールのメタリックグリーンとクリアーパーツのタービンパターンの複合により、「不思議メカ」な感じが良く出ています。写真ではその魅力をお伝えしきれないのが残念です。見る角度によっては、クリアーパーツの端面に塗ったガンダムメタグリーンがギラッと光ります。


 胸部GNドライヴは、劇中で起動時に浮かび上がる文字をシールで再現するようになっています。ホイルシールは曲面にもある程度なじむとはいえ、球体の表面に貼り込むのはなかなか難しいです。シールに入っている切れ込みによって球体に対応しているのですが、切れ込みが重なる部分を目立たないように貼りたいものです。
 まずコクピットハッチの開口部上端にシールの凹部を合わせ、切れ込みが入った部分を下・中・上の順番で貼り込みます。

 折りシワになった部分はツマヨウジの先細棒部分を斜めに当て、しごいてなじませます。ツマヨウジの尖った先端を使わないように注意しましょう。折りシワが目立たなくなったら、親指の腹でシールをパーツの球面になじませます。
 いくら慎重に貼っても、シールの折りシワや重ね合わせの部分はある程度までしか目立たないようになりません。塗装して仕上げるヘビーユーザー向けに、文字部分だけのデカールでも付いていたらもっと良かったのですが…。

 とはいえ、シールの重ね合わせの部分は装甲パーツなどで大半が隠れますし、クリアーパーツをかぶせると良い質感が得られるので、満足度は高いです。



 組み上がった頭部と胸部です。延長した首とかヘルメットの薄紫色はまだ塗っていませんが、これについてはガンダムマーカーの「00」用セットが発売されたら試してみようと思っています。



 ホンマに大きいです。接写で撮るとパースが付いて巨大感満点です。FGキット9個分、HGキット4個分、1/100キット2個分の価格ですが、このサイズによる迫力を味わうと(可動ギミックの省略があるとはいえ)むしろ割安感すら感じますよ! 大きいキットが好きな方にはオススメです♪




 

1/60 ガンダムエクシア(その3)

2007年12月04日 | 現在製作中
 首の長さは想像以上にロボットプラモのプロポーションを左右します。首が短いと力強い印象に、長いとスリムな印象になります。ガンプラはほとんどが首の短いプロポーションになっていますが、首を延長してやると大きくイメージを変えることができます。特にカトキハジメ氏デザインのガンダムには、首の延長は絶大な効果がありますよ♪ 

 さて、1/60エクシアの続きです。
 胸部はあまりにパーツ数が多い&サイズがデカいので、いつものようなパーツ配置写真は撮れませんでした(汗)。少しずつやります。
 
 胸部両サイドの可動式ブロック&肩関節軸は1/100エクシアに似た可動方式ですが、各可動部にはポリキャップが配置され、信頼性が向上しています。保持力はかなり強力です。写真左端に写っているポリキャップは、筆者のキットでは左胸側のポリ受けパーツ(写真左から2番目)との間に遊びがありました。ガタ付き防止のためにポリキャップ受けのパーツとポリキャップとのすき間に瞬間接着剤を少量流し込み、充分乾燥時間を置いてから肩関節軸パーツをはめ込みます。


 コクピット内の刹那君フィギュアはマーカーで適当に塗りました。背中側は塗っていません(笑)。

 
 ボディーのフレーム、胸側(写真左)と背中側(写真右)へのパーツ取り付け状態です。
 胸側にはコクピット内装とコクピットハッチ開閉用ヒンジ、わき腹のベルト状パーツ、ウエスト可動用ポリキャップを取り付けてあります。首関節部はボディーフレームと一体成型です。FG・HG・1/100では首付け根の可動があったので、ちょっと残念…。ウエストは1/100では左右方向へのスイング可動がありましたが、1/60では回転のみです。そのため、1/100には存在したウエスト可動時のすき間隠し用パーツもありません。
 背中側には胸両サイドブロック接続用ポリキャップが付きます。


 ボディーフレームの前と後ろを貼り合わせて、装甲パーツを一部取り付けてから、再び首の長さをチェックしました。胸両サイドパーツが付くと首の長さの認識が変わると思ったためです。やっぱりちょっと首が短いように感じます。
 このキットは斜め前から見ると、とても頭身が高く見えます。もともと頭はやや小さいのですが、首が短いためにヘルメットの下側がアンテナ基部の装甲に隠れてしまい、よけいに頭が小さく見えるためだと思います。首を長くすれば、その分だけ身長が伸びますが、頭がアンテナ基部の装甲に隠れることなく全て見えるようになるため、キットのままよりも頭が大きく見えるはずです。

 
 写真左:そういうわけで、首のフレームをノコギリでカットしました。
 写真右:首フレームのパーツ位置を移動するには、フレームの前側を削り落とし(ピンクの線で示した部分)、さらに斜めに広がっている部分(ピンクの斜線部)を平らに削ってやる必要があります。
 
 写真左:首元のパーツに対する首フレームの位置は、キットのままだとこんな感じです。
 写真右:首フレームを上にずらした状態。約2.5ミリ首を延長することにしました。


 首を延長した状態にして、首の長さをチェックします。個人的には「ちょうど良いかな?」と思える長さになりました。
 ただ、このままでは首がスカスカですので…

 延長した部分をプラ板で囲み、形状を修正しました。時間の都合もあってキットのパーツに形状を合わせることのない適当造形ですが、色を塗れば大丈夫かなぁ、と…(汗)。
 あと、少しでも首が太く見えるように、ノドのベルト状ケーブルパーツや首側面の出っ張り(これもベルト状ケーブルかも?)をプラ板の細切りで追加しました。首側面の出っ張りは、写真を撮った後にさらにプラ板を貼り足して厚みを増しました。首の太さは正面から見るとキットより2ミリほど太くなっています。


 首を延長した結果、斜めから見てもヘルメットの下側がアンテナ基部のブロックに隠れることはなくなりました。これで少しでも頭が大きく見えると良いなぁと思います。


1/60 ガンダムエクシア(その2)

2007年12月03日 | 現在製作中
 *今回の記事はかなり個人的好みのレベルの話について書いてあります。
 最近のガンプラは昔と比べて格段に造形が良くなっていると思います。大改造をしなくても充分カッコ良いですし、「ちょっとバランスが悪いかな?」と思えるキットでも関節軸の位置を変えてやれば、外装パーツに手を加えることなく良い感じになってくれる場合が多いです。
 ただ、バンダイさんの造形には特有の「クセ」があるのでしょうか、ヒーロー的でない華奢な体型のMSがややマッチョなヒーロー体型になってしまっている場合があります(やや古めの例としては旧1/100∀ガンダム)。あと、人型から大きく離れたデザインのMSは、微妙に人型に近くなってしまったりします(例:HGUCやMGのアッガイはキット開発用画稿よりも頭身が高くなっています)。
 顔についてもクセがあるようで…

 注:図はどの機体か特定できないように描いてあります。
 上の図の左側が本来のデザインとした場合、キットになると右側のようになってしまうことがあります(かなり極端に描いてありますが…)。
 1.アンテナの角度が急になる。
 2.目が大きくなる。
 3.マスクがやや大きくなる。
 4.トサカが大きくなる。
 5.ヘルメット両サイドに、左右に広がった耳のようなパーツがある場合、後ろに向かってやや寝かせた角度になる。
 …これについてはかなり昔の記事にも同じようなことを書きましたが、最近のキットでもこの5つの傾向のどれかが当てはまる場合があります。PGウイングガンダムゼロカスタムは、この5つ全てが当てはまっていると思うのですが…(汗:キットの顔と設定画では別人です…)。
 それぞれに理由はあると思います。平面に描かれた設定画を立体にする過程で、どうしても二次元→三次元のギャップが生じてしまうのですが、そのつじつまを合わせるための処置であることが考えられます。また、小さいスケールのガンプラは目が小さくなってしまうと表情が分かりにくくなるため、目を大きくしているのかもしれません。

 さて、1/60ガンダムエクシアですが、上の5つのうち1と5が当てはまっていると思います。これについては前回の最後の方に載せた証紙の正面顔設定画を見ていただくと分かりやすいと思うのですが、とりあえず対処法を…。
 → 
 方法は簡単です。ヘルメット両サイドの耳が付いている外装パーツの、後頭部側のはめ込みを左右各1.5ミリほど浮かせるんです。顔側のはめ込みは奥まではめ込んでおきます。この時、クリアーパーツの付いた透明半球のブロックは頭部の芯となるパーツ(目とかアゴがある赤いパーツ)に取り付けるのではなく、耳のパーツ側に取り付けておくと良いです。これだけでヘルメットの最大幅が約3ミリ広がります。
 → 
 後頭部に大きなすき間が開いてしまいますけどね(汗)。

 パテやプラ板などですき間を埋めるとこんな感じになると思います(写真は画像加工したものです)。

 → 
 劇中の作画やイメージイラストではエクシアの頭部は球体に近いのですが、キットではかなり幅が狭くなっています。ほんのわずかですが、球体に近付いたかなぁと思います。


 ところで、どのスケールのキットでも、エクシアはやや首が短いような気がします。これもバンダイさんのクセの一つなのですが、首を少し延長してやるとスッキリした感じになります。とりあえずキットのままの首の長さを見てみると…

 やっぱりちょっと短いかも…。

 首を延長することにしました。胸部前面フレームに一体成型された首フレームをノコギリでガリガリと…。もう後戻りは出来ません(汗)。続く…。

 

1/60 ガンダムエクシア(その1)

2007年12月02日 | 現在製作中
 1/144FGHG1/100に続いて1/60エクシアの登場です。正直、当ブログでまさか1/60スケールキットをやるとは思いませんでした(笑)。おそらく新作TVシリーズの放映&1/60キット化が無ければやっていなかったでしょう。
 久しぶりに(PG Zガンダム以来なので、何年ぶりでしょう…)1/60スケールキットを作るのですが、やっぱりデカいです。どのくらいデカいかといいますと…
 
 写真左:ヘルメット頭頂部のパーツを持つFGエクシア。写真右:同じく背中の装甲とFGエクシアの比較。FGがえらく小さく見えますねぇ。

 説明書を見た印象では、1/100キットよりも可動部を減らし(首の付け根はFGでも可動していましたが、1/60は固定になっています)、アクション性よりも強度や組み立てやすさを重視した設計になっているようです。また、肩のアンテナなど、左右のパーツを間違えそうな部分は左右共通のパーツになっていたり、組み間違いが生じにくいような工夫が各部に施されていたりします。1/100キットはMG並みのパーツ構成やディテールなど、かなりマニアックな作りになっていましたが、こちらはクリスマスやお正月に親子で組み立てるのに最適な仕様になっているようですねぇ。
 プロポーション的にはやや頭部が小さく、首が埋まっているような印象がありますが、恐ろしいほどの巨大感があります。首が短く胴体は大きく、腕が太いプロポーションはPGシリーズに近い雰囲気があります。フレーム部分の成型色が黒に近いグレーというのもPGみたいです。劇中やイメージイラストではヘルメットがやや大きく首が長いプロポーションですので、小改造でなんとかイメージに近付けることができないかなぁと思うのですが…。

 可動部は1/100に比べて減っているものの、パーツ分割はかなりスゴいです。頭部のパーツ分割はこんな感じです(ほぼ実物大?)。

 大スケールを生かしたパーツ分割により、合わせ目はほとんど気にならないようになりました。

 サイズは大きいですが、作業はいつも通りです。目の周りの黒い部分や額のカメラ(?)部分の周辺を黒系色のマーカーで塗り、目は付属のシールの目の部分だけをデザインナイフで切り取って貼り付けます。


 
 写真左:マスクの外周部はガンダムマーカー「ガンダムグレー」で塗りました。サイズが大きいので、各部の塗り分けはかなり楽にできます。逆に、塗る面が広いので塗りムラが目立ってしまうのが難点です(汗)。
 写真右:ヘルメットのヒサシの裏側は組み立て前に黒く塗っておくと良いです。あと、目~アゴの赤いパーツは頭部の構造材にもなっているのですが、下側をグレーに塗っておいた方が良いです。


 ほっぺたのダクトの黄色部分はパーツ分割で色分けされているのが非常にありがたいです。念のため、黄色パーツの裏側はグレーに塗っておきました。

 側頭部の透明半球は、グレー成型された内部パーツにシールを貼り込んでからクリアーパーツをかぶせるようになっています。シールはある程度曲面にもなじむホイルシールなのですが、シワが入らないように注意してパーツに密着させます。親指の腹でじんわり押さえてやり、シワが入ったらツマヨウジ(尖った先端ではなく先細の棒の部分で)でしごいてなじませると良いです。手の爪やツマヨウジの先端でシールに傷を付けないように注意が必要です。


 シールを貼ってクリアーパーツをかぶせた半球ブロックと後頭部の装甲を頭部に組み付けた状態です。半球ブロックはヘルメットの耳の部分のあるパーツに取り付けておくこともできます。

 ターゲット年齢層が低めの商品のためか、アンテナはかなり先が太くなっています。できるだけシャープに尖らせたかったのですが、あまり深追いすると取り返しの付かないことになる恐れ(要・パーツ請求)があったので、適当なところで止めました。

 FGの頃から気になっていたのですが、どのスケールのキットも耳の部分というかヘルメットの横幅があまり広がっていないような気がするんです。

 キットの箱に付いている証紙の正面顔を見ると、かなりヘルメットの横幅が広くて球体に近い輪郭であることが分かります。それに対してキットは…

 横幅が狭く、四角い印象があります。

 でもこのキットは細かく分割されたパーツ構成のおかげで、手軽にヘルメットの横幅を広げることができます。詳しくは次回にて…♪