goo blog サービス終了のお知らせ 

ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

1/100ガンダムキュリオス(その6)

2008年02月03日 | 現在製作中
 久しぶりに1/100ガンダムキュリオスに戻ってきました。昨日まで見ていた1/144ゲバイのパーツと比べると、やっぱり20年という歳月の間のプラモデル製造技術の進化を感じずにはいられません。接着剤不要でパーツ同士がピタリと合わさるのですから、組み立ても比べ物にならないほど楽です。
 
 写真左:太もも~ひざ関節のパーツ分割はこんな感じです。この部分で使用するポリキャップは全てPC「C」ですので、間違えることはまず無いでしょう。
 写真右:太ももの上半分は変形のために回転可能になっています。ポーズ付けにも有効ですが、軸の位置が太ももの中心からオフセットされていますので、動かす角度によっては違和感が生じるかも…。太もも正面に付くGNコードのパーツは向きを間違えないように注意が必要です。


 ひざ関節は上側だけでもけっこう曲がりますねぇ。


 太もも上端の外側にあるブロックは、説明書の完成見本ではグレーになっています。これはキット開発用詳細設定に準じたものですが、塗るのをやめておきました。この部分をグレーに塗ってしまうと、写真右側のように腰の両サイド部分の空疎感が増してしまうと思ったからです(写真のグレー部分は画像加工したものです)。もちろん、手抜き目的でもありますが…(笑)。


 すねのパーツ分割はこんな感じです。すね本体の組み立ての際には、足首付近の回転用ポリキャップがきちんとはまるように注意する必要があります。ポリキャップにランナーや綿棒などを差し込んで、すねの両側のパーツの受け部分にポリキャップの軸が入るように動かしながらはめ込むと良いです。


 すねの内部はこんな感じです。最近のキットは関節部のすき間から内部の空洞が見えないように仕切りが設けられているのがありがたいです。

 
 完成状態の脚です。ひざから生えた巨大な主翼やすね外側の黒いパーツ、馬のひづめのようなバランスの足など、ガンダムタイプとしてはかなり特異な形状ですねぇ。足首付近の装甲パーツが寝た状態になったまま撮影してしまいました(汗)。どうもこの部分の可動はユルめですので、可動軸に瞬間接着剤を少量コーティングしておいた方が良いかもしれません。


 ひざの可動範囲は広いです。でも、主翼がジャマで正座はできませんねぇ(笑)。


 両脚を腰に取り付けて本体の完成です。別のアングルから撮った写真は次回にお送りします。

 いやぁ~やっぱり今のキットは楽ですわ♪


1/100ガンダムキュリオス(その5.5)

2008年01月29日 | 現在製作中
 今回はあまり進んでいませんが…

 すねの下側、足首付近のパーツです。他のガンダムなら足首の関節を保護する可動式の装甲が付くだけですが、キュリオスの場合は変形時にこの部分が回転するようになっています。

 この部分の正面の装甲は、パーツの合わせ目が中央ではなく片側に寄っています。写真の水色の線で示した部分が合わせ目です。装甲の上の方に長方形の凸モールドがありますが、これを成型する都合で黄緑色の線で示した部分にパーティングラインが入っています。合わせ目やパーティングライン周辺には段差が生じているために、これらを消すのはやや手間が掛かりそうです。きちんと処理したい場合は、長方形の凸モールドを削り落としてから正面全体をヤスリ掛けし、プラ板などで凸モールドを復活させてやるのが良いでしょうねぇ。
 筆者は面倒くさいので軽くペーパー掛けしただけですが…(汗)。

 
 足首関節の可動範囲はこれぐらいです。最近のキットとしてはやや狭いですが、地面を歩いているシーンをあまり観ることのないキュリオスです。多くの人はアクションベースなどで宙に浮かせて飾るだろうと思いますので、たいした問題ではない…のかなぁ(汗)。
 左の写真では合わせ目がしっかり写っていますね(汗)。


 ひざに付く主翼のパーツです。表裏で貼り合わせ式で、可動部にはポリキャップが内蔵されます。合わせ目を消すとなるとちょっと大変そうですねぇ。

 完成した主翼です。フラップなどの可動翼が無いのと、翼の断面形状が通常の翼断面とは違う、ナイフの刃のような形状をしているところを見ると、通常の航空機の翼のように揚力を発生させる機能は無いのかもしれません。まあ、エクシアなど他のガンダムたちも翼が無いのに長距離飛行できますので、キュリオスだけ翼を使って飛ぶというのは考えられませんからねぇ。この翼はオプション用の取り付け部分か、ひょっとしたら武器そのものなのかもしれません(単に飾りだったりして…:笑)。

 今日はこの辺で…。

1/100ガンダムキュリオス(その5)

2008年01月28日 | 現在製作中
 製作記事が2日にわたって中断していましたが、1/100ガンダムキュリオス再開です。

 腰周りのパーツ分割はこんな感じです。各パーツのグレーや黄色の部分は、前もって塗装しておきました。ちょうど写真を撮ろうとするとデジカメの電池が切れたので、充電の時間待ちの間に塗りました。


 装甲というよりはスラスターの機能の方が優先されたようなフロントスカートは先端部のノズル部分がパーツ分割により色分けされているのがありがたいです。可動部はいつもどおりのポリパーツによるボールジョイント式ですが、可変MSの場合は特にポリ接続というのはうれしいですねぇ。


 リアスカートの裏側にはGNビームサーベルが付きます。やや取り付けがユルめですので、基部パーツ側のはめ込み用ピンに瞬間接着剤を少量コーティングしてやっても良いかもしれません。

 
 サイドスカートが無いデザインですので、あっさり組み上がります。

 ウエスト部分は1/100エクシアやデュナメスと同様、左右方向にスイングさせた時のすき間を隠すパーツが内蔵されています。


 このキットにも「アクションベース・1」(別売り)に対応するためのジョイントパーツが付属していますが、MS形態用(写真左)と飛行形態用(写真右)の2種類が付属しています。飛行形態用はテールユニットとの接続部にもなりそうな雰囲気なんですが、今後テールユニットが発売されるかどうか…?



 腰まで完成すると、アクションベースへしっかりと接続できるようになりますので、撮影が楽です。


 足のパーツです。片方で6パーツと、かなりシンプルです。MGユニコーンガンダムを作った後では楽勝です。ところでこのキュリオスの足ですが…


 地面に立つことが少ないために足の機能を多少省略したのか、それとも軽量化のためか、足の甲の部分がくぼみになっています。足の裏もふさがっていません。足の裏の設定画は見たことないのですが、設定でも足の裏はふさがっていないのかもしれません。
 人間の足を再現したモノというよりは作業用車両などのアウトリガーの足部分のような感じだと思います。フラッグやティエレンのかかとも同様のイメージですが、主役クラスのガンダムに、こういった思い切ったデザインの足首を持ってくるというのは面白いですねぇ。
 足の甲と足の裏のくぼみはグレーで塗るように指定されていますが、面倒くさいのでやめておきました(汗)。


 つま先と足の甲に被さるアーマーは、切り欠きのあるABS樹脂製の軸受けにパチンとはめ込む方式で可動します。


 MS形態の足(写真左)と飛行形態の足(写真右)です。やっぱりグレー部分を塗った方が良かったかなぁとも思いましたが、スミ入れだけでもけっこうイケますよ(笑)。
 

プラモのZガンダムに真の「完全変形」は可能か?

2008年01月26日 | 現在製作中
 1/100ガンダムキュリオスを組み立てながら「この変形ってシンプルなわりにシルエットが大きく変わるなぁ…」と思いながらも、「たまには複雑な変形をする可変キットを作ってみたい」と思うオッサン・かめっチです。

 先日、TBS系の「サンデージャポン」にて、1/35スケールの「ジャンボグレード Zガンダム」が公開されました。「初公開」ということで何が出てくるか期待していただけに、すでに情報が公開されていたジャンボグレードのZだったのはちょっと残念でしたが、報道系情報番組(?)でZガンダムがスタジオに登場したのはやっぱりうれしかったです(笑)。

 さて、このジャンボグレードZガンダムですが、番組を観た感じでは「MG Zガンダムver2.0」を拡大したようなプロポーションをしていて、ウェイブライダー形態のフォルムも「ver2.0」と共通のイメージにまとめられているようです。1/35スケールという巨大サイズで変形を実現したのはスゴいなぁと思います。サイズが大きくなると内部に余裕ができますが、重さが増すので保持力や強度に問題が出てくるでしょうからねぇ。
 
 Zガンダムのウェイブライダーへの変形は、「機動戦士Zガンダム」放映当時に発売された旧1/100キットでも再現されていました(プロポーションにやや難アリですが)。その後、旧「HG Zガンダム」は大河原邦男氏による新設定の「ウェイブシューター」に一部差し替えで変形しましたし、「MG Zガンダム」や「PG Zガンダム」ではカトキハジメ氏による合理的なデザインを採り入れることによって両形態のプロポーションを格段に良くすることに成功しています。「HGUC Zガンダム」では大胆な差し替え方式により、アニメのZガンダムのイメージを見事に再現し、そして「MGver2.0」ではよりシャープなスタイリングと信頼性の高い構造を実現しています。

 あの複雑な変形をよくプラモで再現できるなぁと、Zガンダムの可変キットの新作が出るたびにバンダイさんの技術力には驚かされます。しかし、藤田一己氏によるウェイブライダーの設定画を見ると、「MGver2.0」をもってしてもややイメージが異なるのも事実です。
 設定画のウェイブライダーは、まるでイタリア製スポーツカーのようにコンパクトにまとまっています。各パーツがギュッと凝縮された感じです。一方、プラモのウェイブライダーは強度面などの制約から、この凝縮感が薄い気がします。前後に長い感じです。特に、脚がフライングアーマーの防護範囲から長く突き出ているのが気になります。
 設定画の変形過程をよく見てみると、Zガンダムの変形はかなり無理があるのが分かります。以下は今のところプラモで再現されていない変形です。
 ・頭部がウエストの部分まで引き込まれ、ウエストの外装は頭部を包み込むように幅が狭くなる。
 ・肩アーマーと前腕がくっ付くほど腕が縮む(手首は90度内側に曲がる)。
 ・後ろ腰アーマーが背中に向かってスライドし、背中の装甲と後ろ腰アーマーがつながる。
 ・すねが逆関節で「Z」字型に折り畳まれ、太ももと重なるが、すねの位置は太ももの上端よりも前に来る。
 ・つま先はプラモよりもさらに短くなるように引き込まれている。
 …これらの変形により、設定画のウェイブライダーはギュッと凝縮された三角形のフォルムを実現しています。特に、前後の長さをコンパクトにまとめるために「縮む」という動作が多いです。しかしこの変形にはいわゆる「二次元のウソ」が盛り込まれているようです。設定画の各形態を見比べてみると、各部のブロックのサイズや形状が微妙に異なります。それに設定画の変形過程を見ると、「どこに内部のメカが入っているんやろう?」という疑問が出てきます(両脚に1基ずつジェネレータが内蔵されているという説はその点で素晴らしいですねぇ)。
 プラモデルの場合は各ブロックのサイズや形状を都合よく変えるわけに行きませんし、強度も確保しなければなりません。もし設定画の変形を完全実現したとしても、MS形態時の可動範囲が狭いと商品としての魅力が半減してしまいます(汗)。
 最近ではHGUCアッシマーの手首収納部やMGユニコーンガンダムの変形システムなどでスライド伸縮機構が確立されましたが、昔からスライド伸縮というギミックはプラモデルが苦手とする部分でした。設定画のような伸縮はやっぱり難しいのだと思います。構造が複雑になり過ぎると、今度は組み立てが大変になりますからねぇ。
 
 そう考えると、やっぱり「MGver2.0」はウェイブライダー形態の薄さとMS形態の可動性能を両立させているところが素晴らしいと思います。変形して、なおかつ腰が可動するなんて夢のような話ですもんねぇ♪
 今後もガンプラはどんどん進化していくでしょうから、「Zガンダム」30周年あたりには設定画の変形過程を完全再現した「MG Zガンダムver3.0」が出るかもしれませんね!

 う~、こんな話を書いていると、ますます積んだままの「ver2.0」を作りたくなってしまう…(汗)。

1/100ガンダムキュリオス(その4.5)

2008年01月25日 | 現在製作中
 筆者が帰宅すると、姉が餅をニュ~ンと伸ばしながら美味しそうに食べていました。
 「これ美味しいで♪ あんたも食べてみ~!」
 その餅は電子レンジで温めてからしょう油と砂糖とバターで味付けしたものですが、キャラメルのような味でとても美味しかったです。ぜひお試しください♪ しょう油少なめが筆者の好みです。

 さて、1/100キュリオスの続きです。

 肩アーマーは片側4パーツと、見た目よりもシンプルな構成です。写真は右肩のモノです。白いパーツは表面にもグレー塗装するところがありますが、この部分も塗り分けの境界線が入り組んでいてなかなか手ごわいですねぇ。


 前回も書きましたが、腕の取り付け方法は通常とは違います。飛行形態時の腕のポジションとMS形態時の肩の可動を両立させるための構造のようです。


 肩アーマーは斜め上に長く伸びたデザインで、カッコ良いですねぇ。番組後半の新型主役MSのような雰囲気があると思います。


 肩の取り付け部はABS樹脂製可動軸対ABS樹脂製軸受けの組み合わせです。簡単に抜けてしまわないように、鍵穴状のジョイントになっています。



 腕まで完成した状態です。上腕や前腕も面倒くさかったので合わせ目は消していませんが、やっぱり目立ちますねぇ(汗)。
 

 斜め後ろから。左右に長く伸びた肩アーマー、背中に倒れ込んだ機首、肩アーマーの後ろにぶら下がった機体背面カバーなどにより、Zガンダム的な可変MSでありながらZとはかなり雰囲気が違います。しかも変形方法はZガンダムに比べ格段にシンプルなものになっているため、現在組み上がっている部分に関しては強度的に心配な部分はあまり無く、非変形のMSのキットと同じ感覚で扱えます。変形用の可動部はユルむ心配がありますが、完成後でもメンテナンスが可能な部位なので個人的には問題無しです。プラモデル化のために充分に練り上げられたデザインだなぁと思います。
 

1/100ガンダムキュリオス(その4)

2008年01月24日 | 現在製作中
 寒いですねぇ。今日は大阪でも雪が降りました。筆者は冬が苦手です。
 

 
 写真左:肩の内部ブロックと上腕のパーツはこのように分割されています。ヒジ関節は上側がABS樹脂、下側がポリキャップによる二重関節です。肩と上腕の間の回転可動部はABS樹脂製の軸受けを介して接続されます。
 写真右:肩を横方向に開く関節部は珍しい構造になっています。腕自体は胸に直接接続されるのではなく、肩アーマーに設けられた可動軸(赤線で示した部分)に腕を取り付けるようになっているんです。変形のためにこういう構造になっているのかなと思いますが、今のところ分かりません。


 上腕の構造はこんな感じです。GNコードのパーツは上腕回転部の軸受けに取り付けるようになっていますが、後ハメにするのは難しそうです。
 上腕の外装パーツは左右貼り合わせ式ですが、合わせ目が片方に寄った状態になっています。「コ」の字にフタをするような感じです。合わせ目が目立たないようにとの配慮ですが、合わせ目部分にはやや段差が生じているので、合わせ目消しは慎重に作業した方が良いでしょう。

 
 写真左:前腕もシンプルなパーツ構成です。上腕と同様、装甲パーツは合わせ目が片寄った貼り合わせ式です。合わせ目が目立つ場所にあるのと、凸モールドにパーティングラインが掛かっていることを考えると前腕前側(武装用マウント部がある側)だけでも真ん中に合わせ目があった方が合わせ目処理をしやすかったのではと思います。MGクラスのキットになるとあと3パーツほど外装パーツが増え、合わせ目が目立たない構成になるのですが、この価格帯のキットの場合は仕方ないですねぇ。
 写真右:ヒジ関節から伸びるGNコードはデュナメス同様、ヒジを曲げるとズルリと引き出されます。前腕外側、ヒジの装甲部分のGNコードは後ハメ可能かもしれません。前腕前側の武装用マウント部の穴は組み立て前にグレーで塗っておいた方が良いでしょう。


 手首は1/100シリーズでおなじみの「ユルく握った細長い握り拳」ですが、変形用に関節部が追加されています。ポーズ付けにも有効ですねぇ。関節パーツは向きを間違えないように注意が必要です。


 前腕のデザインはどことなく「Sガンダム」や「Zプラス」に似ていると思います。上腕に比べて前腕がかなり長いバランスと、手首付近が斜めになっていること、そして2枚の装甲で腕を両側から挟んだような構造が似ているんでしょうねぇ。やっぱりZ系の血が入っていますね、キュリオスは…。

 ヒジ関節は二重関節のおかげで良く曲がります。180度とまでは行きませんが、ほぼ人間並みですね。ヒジ関節内部に通っているABS樹脂製の関節軸がやや細めで、しかも肉抜き穴が開いていますので強度的にはやや不安があります。ヒジを曲げる時は力を掛け過ぎないように注意した方が良さそうですねぇ。

 次は肩アーマー…といきたいところですが、ページの都合で次回に回します(汗)。
 

 

1/100ガンダムキュリオス(その3)

2008年01月22日 | 現在製作中
 ガンダムキュリオスは主翼や長い機首、展開ギミック付きのシールド、すね外側のパーツなど、プラモデルにした場合に意外とランナーの面積を食うパーツが多いです(1/100キュリオスの主翼パーツは表裏貼り合わせ式)。1/100エクシアや1/100デュナメスよりやや高めの価格になっていますが、それでもこの価格に抑えるためにはパーツ分割による色分けをある程度省略する必要があったようです。さいわい、色分けの省略はグレーに塗る部分ですので、腰後ろアーマーをオレンジに塗る必要のあるHGキュリオスと比べるとかなり楽です。
 昔のガンプラは全塗装する必要があったことを考えると、グレーの部分塗装だけで済むこのキットは非常にありがたいです。

 とりあえず昨年暮れに発売された新製品・GSIクレオス「ガンダム00マーカーセット」の「00グレー」の色合いを試す目的で、キュリオスのグレー部分を塗ってみることにしましたが…
 充分にシャカシャカと振って撹拌(かくはん)したつもりだったのですが、寒さのせいか振りが足りなかったのか、それとも「ファントムグレー」よりも明るめのグレーであるためか、かなり色ムラが出ます(汗)。部分塗装といっても、1/100キュリオスのグレー塗装が必要な部分はかなり広い面なので、色ムラや筆ムラがあると非常に目立ちます。
 「こ、これでは完成できないことはないにしても、かなりの苦戦を強いられるだろう…」
 そうも言っていられないので、とにかくなんとかして塗ることにしました。目標は「デジカメで撮影してブログに載せる場合だけでなく、肉眼で見た場合でも色ムラや筆ムラが気にならない程度の平滑な塗装面」です。
 ずいぶん高いハードルです。なぜなら、ガンダムマーカーは二度塗りしようとすると、最初に塗ったインクがすぐに溶けて下地(プラスチックの成型色)が見えてしまうからです。おそらく、他の塗料よりも溶けやすいと思います(ペン先が硬いのが最大の原因ですが…)。
 それでも今後のために挑戦する価値はあります。


 使用した塗料と道具類です。上から、ガンダムマーカー「00グレー」、ヌーベル・カラーパステルの「005」番、使い古しの平筆、ツマヨウジ、面相筆、平筆(幅約4ミリ)、デザインナイフです。写真には出ていませんが、他に筆洗い用の消毒用アルコールとティッシュペーパーを使っています。

 ここから先は各工程の写真を撮っている余裕が無かったため、文章だけでお送りします。m(- -)m

 まず、GSIクレオスさんオススメの塗り方(セット売りのガンダムマーカーのケース裏に書いてあります)で塗ります。マーカーのペン先で塗装する面全体をひたすらベタ~っと塗ります。隠ぺい力の強い色なら、このベタ塗りの一度塗りでけっこうイケます。筆者は色ムラになりそうな部分はパーツの上でインクをかき混ぜるようにして塗っています。
 塗装の前に、前もって800番ぐらいの耐水ペーパーで塗装する面を荒らしておけば塗料のノリが良くなるのですが、忘れてました(汗)。
 完全に乾いたら、色の具合を確認します。全体にグレーが行き渡りましたが、ところどころに色が薄く透けている部分がありますし、逆に色が濃い部分もあって、なんとなくまだら模様になってしまっていました(汗)。
 「うわぁ、ヤバいやん…でも大丈夫!」と気を取り直して平筆にマーカーのインクを含ませます。この時、塗料皿にマーカーのインクを出すことはせず、筆先に直接マーカーのペン先を押し当て、インクを筆の毛に行き渡らせます。今回の方法には大量のインクを使用しません。むしろ少ないインクに勝算があるんです。大量のインクで塗っても、先に塗ったインクが溶け出してしまいますからねぇ。軽くインクのグレーが筆先の半分ぐらいに行き渡ったらOKです。インクがベットリと多いのはマズいです。

 さて、先ほどベタ塗りしてまだら模様になってしまっている塗装面に、触るか触らないかぐらいの優しいタッチで筆圧をかけずに(←重要です)平筆で1方向に平行に塗ります。色がかすれても構いません。まだら模様の表面に平筆の平行線で規則的なパターンを上乗せしてしまいます。「色を塗る」というより「筆で軽くなでる」といった感じです。この時点で、色が薄い部分はかなり消えてくれます。また色が濃すぎる部分もちょうど良い色の濃さのインクで隠れます。でも、平筆で引いた平行線はかなり残っています(交差法で塗れば万全なのですが、今回は1方向だけでもなんとかなりました)。
 ここからがポイントです。平筆で軽くなでているうちに、筆先のインクがなくなってきます。すると、筆先に残ったインクが徐々に「ドライブラシ」で使う塗料の状態に近くなってくるんです。塗料に含まれる溶剤が少なくなり、かすかに色だけが塗装面にこすり付けられる状態です。こうなると、これまでに塗った塗装面のグレーが溶け出すことはなくなります。後はドライブラシの要領で、平筆のかすれた線が残っている塗装面にまんべんなく色を乗せていきます。ドライブラシの利点は、少しずつ色を乗せられることと筆の跡が目立たないことだと思いますが、これにより色ムラがなくなっていきます。

 ドライブラシ的な塗装により、かなり平滑な塗装面を得られたのですが、それでも多少は色ムラやツヤのムラが残っています。そこで、グレーのパステルにデザインナイフでカンナ掛けして作ったパステル粉末を使い古しの筆で塗装面にまぶしていきます。パステル粉末をまぶすことによって、塗装面のごくわずかな凹凸が埋まり、軽く色が乗るため、色ムラ・筆の跡・ツヤのムラがかなりマシになります。化粧品のファンデーションのような感じだと思います。
 パステル粉末をまぶし終わったら、ツマヨウジやデザインナイフの刃先ではみ出た塗料をこすり落します。ツマヨウジは先端をマイナスドライバーのように削って使うと、必要な部分の塗膜を削り落とす危険性が減ります。



 部分塗装の場合の最大の難関、肩アーマーの塗装が終わりました。まだ微妙に色やツヤのムラがありますが、この上からツヤ消しのトップコートを吹き付けると、ほとんど分からなくなると思います。

 腰後ろアーマー裏も塗っておきました。

 この方法は今回たまたま成功(?)しましたが、まだ実験段階ですのであまりオススメできません。マスターするにはまだまだ練習が必要です。色がグレーなのでなんとかなりましたが、他の色の場合も使えるかどうかは不明です。でも、今回のような広めの面を塗る場合でもガンダムマーカーでなんとかなりそうな気がしてきたのは大きな収穫でした。
 
 他の塗料を使えばもっと作業が楽なんですが、今回は「ガンダムマーカーを使用する実験」ということで…。

 追記その1:書くのをすっかり忘れていましたが、面相筆は肩アーマーの入り組んだ部分や塗り分けの境界部分を塗るのに使いました。使うタイミングは、最初にマーカーでベタ塗りしたのが乾いた後が良いと思います。
 追記その2:肩アーマーの前後パーツは合わせ目が目立ちますが、完成後のメンテナンスを行いやすいように「接着→合わせ目消し」はやりませんでした。
 

 

1/100ガンダムキュリオス(その2.5)

2008年01月21日 | 現在製作中
 1/100ガンダムキュリオスの続きです。

 ガンダムキュリオスの飛行形態の機首部分には、戦闘機のコクピットと同じような部分にクリアーグリーンのキャノピーがかぶさっています。どうやらここにはカメラやセンサーが詰まっているんでしょうねぇ。
 キットのキャノピーはクリアーグリーンではなく無色透明で、付属のシールにより再現されるメタリックグリーン部分の上にかぶせる構造になっています。
 シールは位置を慎重に決めてから親指の腹でパーツになじませていきますが、貼り面積が広いのでけっこう難しいです。山折りになる部分は一気に曲げずに指の腹で徐々に角度を付けていきました。シールの表面に爪などで傷を付けてしまうと非常に目立ちますので、慎重に作業する必要があります。ツマヨウジの使用も外周部をパーツに貼り付ける時だけに止めました。
 なんかこの状態だとチョコレートの包み紙みたいです(笑)。


 キャノピーのクリアーパーツは、裏面のフチにガンダムマーカー「ガンダムメタグリーン」を塗っておくと、表側から見た時にパーツのフチが白く光るのを防げます。その効果は下の写真のような感じで、パーツの外周がグリーンに光ってくれます。

 メタリックシールとクリアーパーツの組み合わせによるキャノピーは、従来のガンプラに無かった独特な雰囲気があってカッコ良いです。


 機首は機体の中でもかなり大きなブロックなのですが、パーツ数が少ないのであっさり組み上がります。


 Zガンダムでいう「ロングテールバーニアスタビライザー」にあたるパーツと、背中のコア(?)のパーツです。

 機首とスタビライザーの取り付けは、スチロール樹脂製の軸をABS樹脂製の軸受けで受けるようになっています。可動部の保持力については、軸と軸受けとが接する面積を極力広くするように設計されているので、思ったよりしっかりしています。
 それでもスチロール+ABS樹脂ですので、動かしているうちに軸が磨耗してユルむ不安があります。でもMS形態時は機首とスタビライザーが連結されますし、飛行形態時は機体の上面を上に向けている限り機首とスタビライザー自体の重さで定位置を維持できますので、それほど問題なさそうです。


 背中のパーツが付きました。こういうコーン状のパーツが背中に付いているのを見ると、ガーベラテトラのシュツルムブースターを思い出します。


 次は腕の組み立て…と行きたいところですが、このキットはグレーに塗装しなければならない部分が多いです。とりあえずGSIクレオスのガンダムマーカー「ガンダム00マーカーセット」の「00グレー」で塗装中ですが、広い面を塗るので手ごわいです(汗)。

1/100ガンダムキュリオス(その2)

2008年01月19日 | 現在製作中
 ガンダムキュリオスは可変MSですが、変形機構はそれほど複雑ではないと思います。いわゆる「寝転び変形」の一種です。そのためか、胸部の構造は可変MSならではのギミックはあまり見られません。

 胸部のパーツ分割はこんな感じです。わき腹のGNコードのパーツを配置するのを忘れてましたが…(汗)。

 
 写真左:「ガンダム00」のガンダム4機(新ガンダムについては今のところよく分かりませんが…)に共通する胸の両サイドの可動式ブロックですが、キュリオスは外側に2ミリほどスライドする機構が備わっています。この写真では右側(左胸)のブロックをスライドさせた状態にしてありますが、ちょっと分かりにくいですねぇ。このブロックを外側にスライドさせると、前方へスイングさせるための余裕というかすき間ができるようです。
 写真右:わき腹のGNコードやウエストのポリキャップの配置は1/100エクシアなどと同様ですが、胸部内部には胸両サイドブロックのスライド用のレールがあるのが分かります。

 
 写真左:1/144HG以上のガンダムに共通する仕様ですが、機体各部のクリアーパーツは実に効果的ですねぇ。部分塗装パチ組みの状態でも、クリアーパーツのツヤと輝きのおかげで非常に満足度が高いです。
 この角度から見ると、首パーツは意外と長いのが分かります。長い首を、襟状のパーツでぐるりと取り囲んだ状態というのが良いですねぇ♪
 写真右:胸を上から見た状態です。左胸のブロックを外側にスライドさせ、さらに前方に傾けてあります。思ったより可動範囲は狭いですが、ポーズ付けの自由度はかなり広がりそうです。通常の状態では可動のためのすき間が目立たないのがうれしいですねぇ。

  
 胸やウエストの装甲パーツを取り付けた状態です。胸正面の装甲パーツにはコクピットハッチの両脇にグレーで塗り分ける部分があります。こういう入り組んだ部分はマーカーで塗るのは難しいですが、穂先の幅が1.5ミリほどの細い平筆を使うと楽に塗り分けられます。
 背中側の装甲パーツはこの段階では取り付けません。背中に付く機首や尾翼(?:Zガンダムでいう『ロングテールバーニアスタビライザー』に似たパーツです)と同時に取り付けます。
 

 機首周りのパーツです。巧みに上下分割されています。ひと昔前のガンプラなら、機首は左右に分割されていたかもしれませんねぇ。
 Zガンダムに似た雰囲気の機体ですが、飛行形態の機首はMS形態時のシールドではなく、背中のパーツが展開するようになっています。MS形態での戦闘中にシールドを失ったとしても変形可能というのは、演出上でも有利だと思います。
 それにしても、デカいパーツです。機首だけで10メートル以上ありますので、かなりの大型戦闘機になるでしょうねぇ。うう、完成後の撮影が…(汗)。
 

1/100ガンダムキュリオス(その1)

2008年01月18日 | 現在製作中
 FGもHGも諸般の事情によりスルーしてきたため、筆者にとってはこの1/100キットが初キュリオスとなります(FGは途中まで作りかけましたが…)。ここ数年、ゼータ系の機体を組み立てたことはなかったので、ゼータ系によく似た雰囲気のキュリオスの製作記事が書けるのがとてもうれしいです。
 とりあえず、HGデュナメスの時に作ったメタリックダークグリーン(GSIクレオス「水性ホビーカラー」のミッドナイトブルー+メタリックグリーン)でクリアーパーツの裏側と、クリアーパーツを取り付ける穴の底を塗っておきました。両方に塗っておけば、メタリックダークグリーンを塗った部分の下地が透ける心配がありません。


 では、説明書どおりにボディーの組み立てから、と思ったのですが…

 先に頭部とボディーを仮組みして、首の長さをチェックしておきました。バンダイさんのクセの一つに「首の短さ」があるのですが、このキットの場合は「首が短い」というより「首の両サイドにあるアンテナの基部ブロックが高い」という感じです。あまり問題無さそうなので、今回は首を延長するのはやめておきました(ホンマは0.5ミリほど延長すると良さそうなのですが、あまり効果が無さそうなので…)。

 首の長さをチェックするのにアゴ&マスクを組み立てる必要があったのですが、この顔を見ているとやっぱり頭部から組み立てたくなってしまいました。
 
 キットの顔はなかなかの男前なのですが、個人的好みをいうとやや目が大き過ぎると思います(写真左)。
 そこで、目のモールドの目尻側を約0.8ミリ、目頭側を約0.3ミリずつカットして目を小型化しました(写真右。下図参照)。目にはキット付属のシールを使わず、自作ホイルシールを使用しました。



 頭部はこのようなパーツ分割になっています(側頭部のクリアーパーツは左右の区別が付きにくいので、ヘルメット側面にはめ込んだ状態で撮影しています)。合わせ目がまったく気にならない構成が見事です。頭部に関しては並みのMGクラスのキットよりもスゴいと思います。

 
 塗り分ける部分が多い頭頂部付近のブロックは外装と内部メカが分割されているので、塗り分けはかなり楽です。頭部のGNコード(今までは「水色のベルト状パーツ」と呼んでいたパーツは「GNコード」という名称らしいことが分かりましたので、今後はそう呼びます)はガンダムマーカー「00バイオレット」で、グレー部分は「ガンダムグレー」、頭頂部正面のカメラ周辺は「SEEDダークブルー」、カメラのシールド部は「ガンダムアームズグレー」、後頭部のカメラはクリアーパーツの塗装に使用したダークメタリックグリーンを使用しました。

 
 まるで「勇者王ガオガイガー」の角のような幅広のアンテナが特徴のキュリオスですが、個人的好みでアンテナの幅を約1ミリ狭くしました。これ以上細くするとキュリオスではなくなってしまいそうですねぇ(汗)。

 

 完成した頭部です。よく見るとゼータと共通している部分はほとんど無いのに、それでもゼータっぽく見える不思議なデザインですねぇ。

今年はスゴかった!

2007年12月30日 | 現在製作中
 今年も残すところあとわずかとなりました。30歳を過ぎてから年々、「1年間」が短く感じられます。若い頃は1年というととても長く感じたのですが…。やっぱり1年を分子、年齢を分母とした場合、分母がどんどん大きくなってきているために短く感じるのでしょうか(汗)。
 あ~、なんか落ち込んでしまいますわ…。

 でも、今年はプラモ的には良い1年でした。HGUCではアッガイや陸戦型ガンダムが印象に残っています。HGUCキットはだんだん高額化していくのが気になりますが、内容もそれに見合った進化を遂げていますので、単に「高い!」とは言わせないほどの満足感が得られます。MG化の後にHGUC化されたアイテムって、出来が良いんですよねぇ♪

 MGはザクver2.0やターンAガンダム、デスティニーガンダム、ユニコーンガンダムといった傑作キットぞろいで「ガンプラの進化って、どこまで行くんやろう…(汗)」と、恐ろしくなるぐらいでした。
 ガンプラではありませんが、R3エルガイムMk-Ⅱや1/20スコープドッグなどもMGクラスのキット内容で、オッサン的には涙がちょちょぎれる(←懐かしい…)アイテムでした。ただ、R3にしてもスコープドッグにしてもガンプラの1/144HGクラスのサイズとキット仕様で出ていたら、シリーズ続行ももう少し楽になるのでは…と余計な事を考えてしまいます。

 ガンダムSEED系ではHGバクゥや1/100アカツキがまさかのキット化で大変驚きました。「ガンダムSEED」放送が終了してからかなり年月が経ってからのバクゥの発売は、「ひょっとしたら外伝などの機体と共通パーツがあれば、今後も未発売の機体のキット化も望めるかも…」という期待を持たせてくれます。HGUCジム・クゥエルも同じパターンですねぇ。

 そして何といっても今年は新作ガンダムのTVシリーズ「ガンダム00」の放映開始が大きいですねぇ。放映開始前からのキット発売、ほぼ毎週新キットが発売される怒涛のラインナップなど、パワフルな商品展開にキット製作の方が追い付かないほどです(汗)。今年の初めごろはまさか新作TVシリーズが開始されるなんて思ってもみなかったですから、新作キットを作るかたわら1/144ジュアッグを作る余裕があったほどでした。ホンマ、何が起こるか予測不能です(予測不能といえば、MG100アイテムめのターンAも意表を突かれましたねぇ)。
 新作キットのラッシュがあまりに激しいため、予定に入れていたものの断念せざるを得なかったネタもあるぐらいですから(ごめんよ~、グレンラガンとかヤクト・ドーガとかカルソニック・フェアレディZ…)、やっぱりTVシリーズの放映はガンプラにとって重要な動力源なんだと痛感します。

 BB戦士は新シリーズの開始で、海外でも活気づいているようですねぇ。トールギスやベルガ・ギロスといった意外な機体がラインナップに入るあたり、思わずニヤリとしてしまいます(筆者はトールギスもベルガ・ギロスも大好きなので、とてもうれしいです)♪。

 なんか内容があるのか無いのか分からない文章になってしまいましたが、それだけ今年はスゴかったです。来年も楽しみ~♪ 

 *さて、年明け最初のネタはこの文章の中に隠れています。バレバレですけどね…(汗)。

 *ジャアさん主催のガンプラウェポンコンテストは、今のところ投票がありませんので、誠に勝手ではありますが明日にでも筆者の審査で表彰式を行おうと思います。大晦日に表彰式って、やりたかったんですよ…(笑)。ということで、ジャアさん、よろしいでしょうか?

 

MGデスティニーガンダム・通常版(最終回)

2007年12月29日 | 現在製作中

 MGデスティニーガンダム、いよいよ最終回です。写真が多いので、前置きは抜きにしてさっそく行きます。

 「00」関連キットやMGユニコーンを間に挟んだため、肩アーマーを製作記事に載せていないことに気付いていませんでした(汗)。

 肩アーマーはこのようにパーツ分割されています。パーツの合わせ目が極力見えないように配慮されているのはさすがMGですねぇ。

 胴体側の肩関節軸への取り付け基部とビームブーメラン取り付け部はABS樹脂製です。

 無印1/100キット(写真右側)との比較。肩アーマーの前後面は単なる平面ではなく、上の方で面に折れがあります。

 上から見ると違いがはっきり分かりますねぇ。幅というか厚みがぜんぜん違います。ビームブーメランもかなり薄くなって握りやすそうです。


 MGデスティニーガンダム、ようやく組み終わりました。実に均整が取れたプロポーションですが、MGユニコーンガンダムを見た後ではちょっと脚が短く感じますねぇ(汗)。

 横から。ウイングが前傾できるのは見た目効果バツグンですね♪

 ウイングがデカいです。

 本体はコンパクトにまとまっているんですが、付属品が巨大なので場所を取りますねぇ(汗)。

 筆者はこのアングルから見るのが好きです。ちょっとつま先が地面から浮いていますが…。

 有機的な曲線を描くウイングが、独特な雰囲気をかもし出しています。

 MGストフリと記念撮影。本当はこの後、2機をからめてのアクションシーンを撮りたかったのですが、ご覧の通り並んで立たせただけで背景からはみ出してしまいます(汗)。しかも、保存状態は万全だったにも関わらずストフリの各可動部にユルみが生じていたので、泣く泣く断念しました。リハビリが必要ですねぇ…。しかも、写真を撮った日は湿度が高かったので、マーカーでゴールド塗装した部分が黒くならないよう、すぐにストフリを収納する必要がありました。
 MGストフリ対MGデスティニーのアクションシーンを期待されていた皆様、申し訳ございません。m(- -)m

 とりあえずMGストフリフルバーストモードに付属のポスターの構図で…。

 さて、このMGデスティニーですが、「ガンダムSEED」系特有の大きく脚を開いたポーズを再現すべく、股関節の角度を開くギミックが採用されているのですが…
 
 写真左のように、腰サイドアーマーの取り付け軸よりも上の板状部分が長いので、脚を大きく開こうとしてアーマーを広げても、この板状部分がウエストに干渉して大きく開くことができません。
 簡単な解決法としては、この板状部分の裏側に両面テープを貼り付け、腰フレームのポリキャップが付いている部分あたりに貼り付けるんです(写真右)。サイドアーマーの取り付け位置を下げて、ウエストとの干渉を防ぎます。

 すると、股関節の可動範囲を存分に活かしたポーズが取れます。ただし、この両面テープで取り付ける方法は、写真を撮る時など、短時間のポーズ付けにのみ有効です。ずっと両面テープで貼ったまま飾っていると、いろいろ問題が生じそうですので…

 上の図のように厚さ1ミリ、長さ8ミリ~10ミリ、幅5ミリほどに切ったプラ板の両端に直径3ミリの穴を開け、片方の穴に直径3ミリのプラ棒を接着して作った補助パーツを介してサイドアーマーを取り付けてやると、両面テープの場合と同じ効果で長時間飾ることができると思います。板の長さは8ミリ~10ミリと書きましたが、サイドアーマー裏の軸が腰フレームに干渉しない程度の長さを確保できていれば大丈夫だと思います(あまり長すぎると見た目が…:汗)。
 取り外し可能にしておけば元の状態にすぐ戻せますから、本体に手を加える改造ではありません。3ミリプラ棒は腰フレームのポリキャップに対してちょっとユルめにしておくと取り外しやすいですよ~。ランナーから作れば材料も要りませんねぇ。


 今回もアクションポーズが少ないですが、広い場所を確保しないとポーズを付けて飾るのは難しいです(キット付属のスタンドはとても長く、背景からはみ出してしまうので、使うのを断念しました)。逆にいうと、広い場所さえ確保できればカッコ良いポーズで飾れるキットです。また機会があればアクションポーズやらストフリとの対決を記事にしてみたいですねぇ(当分は無理ですが…)。

MGデスティニーガンダム・通常版(その7.5)

2007年12月28日 | 現在製作中
 筆者は昔から自分に刃を向ける方向でデザインナイフを使うクセがあります(危険ですので、絶対にマネしないで下さい!)。最近はゲート部分が太いABS樹脂パーツがあるので、とうとう力余ってサクッと指を切ってしまいました(汗)。さいわい傷は浅くすぐに血は止まったのですが、傷口が開いたままでは作業の支障になります。
 そこでメンソレータムの「キズぴったりカバージェル」という液状絆創膏を使ってみました。チューブに入った透明な接着剤状の液を傷口に塗ります。う~ん、普段のプラモ製作ではかぐ事のなくなった、プラ用接着剤っぽいニオイがします。いや、待てよ…接着剤というよりはむしろメロンのニオイに近いような気が…。メロン好きの方、オススメです♪(ちなみに筆者はメロンを食べると舌がしびれるので、苦手です)。

 さて、MGデスティニーガンダムの製作もいよいよ終盤です。

 足(写真左)と足首関節周辺(写真右)のパーツ分割はこんな感じになっています。片方の足で13パーツ、MGユニコーンガンダム(片方で24パーツ)と比べると少ないような気がしますが、組み立てやすい数だと思います。シリンダーのパーツにはガンダムマーカー「メッキシルバー」を塗っておきました。

 
 写真左:まるでZプラスの足のように鋭く尖ったつま先がカッコ良いです。
 写真右:写真は右足です。まるで人間の足のように内側と外側で違うラインを描いた形状になっています。MGストライクフリーダムでもそうなっていましたねぇ(ただしストフリはかかとが左右共通でした)。ガンプラでこういった人間的な足の形状を導入する試みは「MG Gガンダム」の開発時のビークラフトによるキット開発用画稿でもありましたが、結局は実現しませんでした。元はといえば、初代RX-78ガンダムの劇中の作画で人間的な足をしている時がありましたから、けっこう歴史は古いんですねぇ。

 無印1/100キット(写真左側)との比較。MGは追加されたディテールにより、さらに説得力のある足裏になっています。筆者はMGのようなグレーの足裏がけっこう好きです。

 
 写真左:足首関節は上下2ヶ所のダブルボールジョイントにより、タイトなデザインのわりに接地性はかなり高いです。足首関節にアンクルアーマーが付いたことにより、自由度がかなり向上しているようです。MGストフリではダミーだったシリンダーが伸縮可動式になったのはうれしいですねぇ。
 写真右:つま先が上方向に独立可動するので、足を後ろに踏ん張ったポーズにも対応できます。

 
 無印1/100キット改造品(写真左側)との比較。無印1/100の方はMGストフリと身長を合わせるために関節部でかなり延長してありますので、長さはあまり参考になりませんが(アンクルアーマーの取り付け位置も変更してありますし…)、各ブロックの形状の違いをよく見ていただければさいわいです。MGは太ももにボリュームがあり、ふくらはぎの位置は高くスネは細くなっていて、全体的にメリハリがありますね♪
 
 いよいよ次回、MGデスティニー最終回です。


MGデスティニーガンダム・通常版(その7)

2007年12月27日 | 現在製作中
 間にHGデュナメス・HGティエレン・MGユニコーン・1/60エクシアを挟んで、ようやくMGデスティニーに戻って来れました。前回はいつの記事だったかなぁとさかのぼってみると、なんと11月17日!(汗)。前回どこまで作ったかをすっかり忘れているオッサンでした。あ~、新作キットのラッシュは恐ろしい…。


 太ももからヒザ関節にかけてのパーツ群です。ヒザの屈伸に連動して太ももやヒザの装甲がスライド可動するギミックが備わっているのですが、MGユニコーンを組んだ後ではパーツが少なめに感じてしまいます。たぶん気のせいでしょう(笑)。
 → 
                              ↓ 
                 
 太もも~ヒザ関節~スネのフレームを片側半分だけ組んだ状態で、ヒザ関節の屈伸に連動する太もも&ヒザアーマー基部の動きを見ているところですが、写真では分かりにくいですねぇ(汗)。


 スネのフレームは足首関節基部とふくらはぎ後部のスラスター基部のポリキャップを挟み込むだけのシンプルな構成です。3重構造が当たり前となりつつある最近のMGクラスのキットとしては物足りない気がしますが、こうでもしないとキット開発用画稿のようなスリムな脚は実現できないんでしょうねぇ。

 
 写真左:太もも周辺のパーツです。股関節は最近のMGクラスのキットではおなじみの3本の可動軸による前後・左右・回転の3方向への可動です。ボールジョイント方式よりも見栄えが良く、可動範囲が広いのが良いですねぇ。太ももの装甲パーツはヒザ関節連動スライド可動のため&合わせ目が目立たないようにとの配慮による前後分割式です。
 写真右:この太ももの装甲ですが、通常なら左右共通パーツになるところです。しかしMGデスティニーでは太ももの内側と外側では形状が異なります。写真は太ももを上から見た状態ですが、やや平行四辺形になっているのが分かると思います。劇中の作画のイメージを追及し、アスリートのような体型を目指した結果、左右共通パーツでは不可能な有機的ラインをさりげなく採り入れているんですねぇ。


 スネの装甲パーツ群です。ふくらはぎ後部のスラスターノズル内部はアサヒペン・カラーパレットマーカーの「ルビーレッド」で塗っておきました。

 
 ふくらはぎ後部のスラスターはポリキャップによる1軸可動ですが、ノズルがグワッとせり出すので、開閉前後のイメージはかなり変わります。


 MGエールストライクガンダムに採用されて以来、ガンダムSEED系のMGキットではおなじみのヒザ関節連動スライド装甲ギミックですが、先ほども書いたとおり、太もも前面とヒザアーマーが可動します。これならあのMGストライクフリーダムにも負けませんねぇ。しかもヒザアーマーは2段スライドします♪
 ヒザ関節は可動の固さの関係で上側が曲がった後に下側が曲がるようになっています。ひょっとしたら、ヒザを軽く曲げる程度ならフレームの露出が少ない上側の可動部を使う、という演出かもしれませんねぇ(←考えすぎやろ!:笑)。

 ―おまけ―

 作業の合い間にガンジェネシスの左脚となる「マーキュリアス」をパチ組みしました。炎系キャラなのになぜ水系(水星とか…)のネーミングなのかが気になりますが、「マーズ」という名を使うとモロにアレとかぶってしまうのが…(以下、自粛)。そういえば「マーキュリアス」ってガンダムWに登場したMS「メリクリウス」と同じ語源なのですが、こちらの方が先なんですねぇ。

 エルガイヤーよりもちょっと大きいです。

 *当ブログのコメント欄常連ジャアさん主催によるガンプラウェポンコンテストは現在投票受け付け中です。読者の皆様による投票、お待ちしております(コメント欄に書き込んでくださいね)。
 

1/60 ガンダムエクシア(最終回)

2007年12月26日 | 現在製作中

 朝日をバックに…ではなく、爆発と照り返しのつもりです(汗)。1/60ガンダムエクシアの製作・最終回をお送りします。


 シールドのパーツ分割はこんな感じです。1/100キットとほぼ同様の構成ですねぇ。白いパーツのダクト部分はスミ入れ用マーカーで塗ってあります。


 シールドの裏と表。裏面にはスライドレール状のディテールがありますが、残念ながらスライドは出来ません。

 ちょっとお遊び。1/144スケールのエクシアが乗るボードとしてちょうど良い大きさです♪


 GNソードの刃のパーツです。デカいです。果物ナイフぐらいの大きさが…(汗)。刃のパーツは表裏貼り合わせ式ですので、合わせ目をスジ彫り処理してGN粒子のビームが出るところ(?)を再現してやっても良いかもしれませんねぇ。


 GNソードのビームガン部分です。グリップの可動部はABS樹脂によるモノですが、それ以外のソードの可動部は全てポリキャップ使用で安心感があります。


 GNソードのシールド(?)部分です。白いパーツのドラム状部分は以前も書きましたが色分けされていないので、ガンダムマーカー「ファントムグレー」で塗っておきました。


 写真左:FGエクシアとの大きさ比較。とにかく大きいです。重さも相当なものですが…
 写真右:前腕とのジョイント部分による接続により、保持には問題ありません。可動指がビームガンのグリップをガッチリと握り込めるのがうれしいです♪ 残念ながら、第1話のようにビームガンをシールド部分に格納することはできません。


 1/60ガンダムエクシア、フル装備です。う~ん、カッコ良い♪









 ポーズ付けはなかなか難しいです。可動範囲は1/100キットよりも狭い部分があるとはいえ、近年のガンプラの標準的な可動範囲は確保されているため問題ないのですが、とにかく大きくて重いのでポーズを維持したまま立たせるのが大変です。
 ポーズによっては右腕のGNソードの先端から左足のつま先までの長さが50センチを超えるぐらいありますので、場所の確保も必要です。背景の画用紙とか足元のカッティングマットの範囲をオーバーしないようにするのがやっとという感じです(笑)。
 それでもこのサイズによる迫力はモノスゴいものがあります。見てるだけで充分に満足感を味わうことができるのは、やはりこのサイズならではのものだと思います。
 強度と保持力を重視した結果、関節の構造が1/100キットよりも単純化されていたり、ターゲット年齢層が低めに設定されているためか武器類の先端が丸くなっていたりしますが、逆にこれらの部分を作り込むことによってさらに完成度を高めることが可能だと思います。置き場に余裕のある方にはオススメのキットですよ♪
 うう、どこに置こう…(汗)。