MGクロスボーンガンダムX1を組み立てていると、サイズやデザイン、コアファイターなどからVガンダム(正式名称「ヴィクトリー」タイプ)を連想してしまいます。MGでVガンダムが出たらこんな感じかなぁと、ワクワクしますよ!
ぜひクロスボーンと同じ設計者の方でお願いします、バンダイさん! もちろんカトキ氏の監修でですよ!(カトキ氏のデザインなのにカトキ氏の監修が入っていないMGマスターガンダムやPGウイングガンダムゼロカスタムは、カトキ度が低かったですからね!!)
で、Vガンダムの話が出たところで、お恥ずかしながら昔の作品を引っ張り出してきました。現存する最古の完成品です。10年以上前でしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/3d/8de5234283353aa80262def105bdaf5a.jpg)
1/100スケールよりもカトキ氏デザインの再現度が高い1/144のVガンダムです。1/100は、アニメーターの方が描いたと思われる作画用の設定画を参考に作られていて、確かに劇中のVガンダムに似ているのですが、カトキ氏デザインのガンダムは、カトキ氏による設定画&イラストが一番魅力的です(断言!)ので、筆者は1/144の方が好みです。 右の写真がほぼ原寸大(17インチのモニターの場合。他の大きさのモニターなら違うかも?)です。
このキットは、年少者向けに組み立て簡単な「Vフレーム」と呼ばれる方式を採用しています。従来のポリキャップ方式では、1/144スケールの小型モビルスーツを再現するのは難しいので採用された方式で、ポリパーツで構成されたフレームに装甲パーツを組み付けていくようになっています。小さいのに腰アーマーは独立可動、足首は2重関節となっています。
また、ランナーにVフレームを組み付けてからもう一枚のランナーを貼り合せると各部のブロックが完成するようになっていました。
さらにスタンドが付属(スタンドの角度は2種類が選べました)、スタンドに取り付けられる背景用のパネルも付属していました。
またVガンダムやガンイージでは、HGグフカスタムの何年も前に足首のパーツで「パーツを上に積み上げていく方式のパーツ分割」が採用されており、合わせ目が出ない上に足の裏が再現(肉抜き穴はありますが)されていました。
年少者用の演出により、チープな印象があるものの、その実体は最近のキットの内容を先取りしたような先進的なキットでした。
といっても、スケールの小ささゆえに省略されている部分もありますので、その辺をチマチマといじった記憶が残っています。肉抜き穴をプラ版で埋めまくりました。
頭部は、カトキ氏による設定画のイメージをできるだけ再現しようと躍起になった部分です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/0f/35a890fcad24cfc65c638721d3edfe84.jpg)
スミ入れが汚いですねぇ(大汗)。例によって目が大きすぎるのでプラ板で作り直したり、ヘルメットからマスクを分割したり、各部のエッジを落としたりと、かなり気合いを入れて作ったもんです。
アンテナはポリパーツなので、仕方なくプラ製のアンテナであるV2ガンダムのものを加工して使いました。
胸部はコアファイターの分割ラインをスジ彫りしてあります。
両肩のマーキングは、当時出ていた「MSVハンドブック」の付録シールです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/5d/3e72139e32590c0b5c67075c037d5c27.jpg)
腕部は肩のポリ製ボールが削れてユルんだり、ヒジ関節が設定と違ったりと、出来の良いキットの中では不具合が多い部分ですのでかなり手を入れました。肩の中にウェーブのBジョイント(小)を入れ、上腕を分割して回転する部分を変更(ヒジのポリパーツの軸に穴を開け、Bジョイントの軸を差し込んであります)、ヒジ関節内側をプラ版で隠してあります(あ、写真では上腕のパーツの向きが逆になってる~:汗)。この改造で、ビームシールド発生器は展開できなくなりました(泣)。
その他には、手首は「Vガンダム武器セット」に付属の出来の良いものを、ビームライフルはシャープなモールドの「1/144ガンイージ」のものをそれぞれ流用しています。
当時はラッカー系塗料や缶スプレーが使用できたので、塗装はその頃のグンゼ(現:GSIクレオス)の新製品、キャラクターカラー(「キャラクターブルー」とか)の缶スプレーを使用しました。
スミ入れは発売されたばかりの「ガンダムマーカー・スミ入れ用グレー」を使ったところ、はみ出した部分をふき取ろうとしても、インクがラッカー塗料の塗膜に染み込んでしまい失敗に終わりました。
仕方なくエナメル塗料のジャーマングレーでスミ入れしましたが、ふき取りが上手くいかず汚いですねぇ(大汗)。
18メートル級MSとのサイズ比較。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/fe/61b49a8e8a77fa09a749f2d65d001977.jpg)
小さいのに脚長い!! 最近の小・中学生みたいですわ(笑)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/5f/c71bdc2bb7d85b86401effb250cc7df2.jpg)
スタンドに取り付けて飛行姿勢。スタンド写ってませんが…。足、切れてるし…(汗)。
このキット、「機動戦士Vガンダム」の作品自体が中途半端な時期に放送された(昔のガンダムファンの多くは別の生活に入り、現在のSEED世代は「ガンダム」を観る年齢ではない、もしくはまだ生まれていない時代ですから…)作ったことのない方も多いとは思いますが、売ってたら一度作ってみてください。面白いキットですよ!
ぜひクロスボーンと同じ設計者の方でお願いします、バンダイさん! もちろんカトキ氏の監修でですよ!(カトキ氏のデザインなのにカトキ氏の監修が入っていないMGマスターガンダムやPGウイングガンダムゼロカスタムは、カトキ度が低かったですからね!!)
で、Vガンダムの話が出たところで、お恥ずかしながら昔の作品を引っ張り出してきました。現存する最古の完成品です。10年以上前でしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/7a/383a19d0dcc18be43d464b2bc13d53ae.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/3d/8de5234283353aa80262def105bdaf5a.jpg)
1/100スケールよりもカトキ氏デザインの再現度が高い1/144のVガンダムです。1/100は、アニメーターの方が描いたと思われる作画用の設定画を参考に作られていて、確かに劇中のVガンダムに似ているのですが、カトキ氏デザインのガンダムは、カトキ氏による設定画&イラストが一番魅力的です(断言!)ので、筆者は1/144の方が好みです。 右の写真がほぼ原寸大(17インチのモニターの場合。他の大きさのモニターなら違うかも?)です。
このキットは、年少者向けに組み立て簡単な「Vフレーム」と呼ばれる方式を採用しています。従来のポリキャップ方式では、1/144スケールの小型モビルスーツを再現するのは難しいので採用された方式で、ポリパーツで構成されたフレームに装甲パーツを組み付けていくようになっています。小さいのに腰アーマーは独立可動、足首は2重関節となっています。
また、ランナーにVフレームを組み付けてからもう一枚のランナーを貼り合せると各部のブロックが完成するようになっていました。
さらにスタンドが付属(スタンドの角度は2種類が選べました)、スタンドに取り付けられる背景用のパネルも付属していました。
またVガンダムやガンイージでは、HGグフカスタムの何年も前に足首のパーツで「パーツを上に積み上げていく方式のパーツ分割」が採用されており、合わせ目が出ない上に足の裏が再現(肉抜き穴はありますが)されていました。
年少者用の演出により、チープな印象があるものの、その実体は最近のキットの内容を先取りしたような先進的なキットでした。
といっても、スケールの小ささゆえに省略されている部分もありますので、その辺をチマチマといじった記憶が残っています。肉抜き穴をプラ版で埋めまくりました。
頭部は、カトキ氏による設定画のイメージをできるだけ再現しようと躍起になった部分です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/0f/35a890fcad24cfc65c638721d3edfe84.jpg)
スミ入れが汚いですねぇ(大汗)。例によって目が大きすぎるのでプラ板で作り直したり、ヘルメットからマスクを分割したり、各部のエッジを落としたりと、かなり気合いを入れて作ったもんです。
アンテナはポリパーツなので、仕方なくプラ製のアンテナであるV2ガンダムのものを加工して使いました。
胸部はコアファイターの分割ラインをスジ彫りしてあります。
両肩のマーキングは、当時出ていた「MSVハンドブック」の付録シールです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/5d/3e72139e32590c0b5c67075c037d5c27.jpg)
腕部は肩のポリ製ボールが削れてユルんだり、ヒジ関節が設定と違ったりと、出来の良いキットの中では不具合が多い部分ですのでかなり手を入れました。肩の中にウェーブのBジョイント(小)を入れ、上腕を分割して回転する部分を変更(ヒジのポリパーツの軸に穴を開け、Bジョイントの軸を差し込んであります)、ヒジ関節内側をプラ版で隠してあります(あ、写真では上腕のパーツの向きが逆になってる~:汗)。この改造で、ビームシールド発生器は展開できなくなりました(泣)。
その他には、手首は「Vガンダム武器セット」に付属の出来の良いものを、ビームライフルはシャープなモールドの「1/144ガンイージ」のものをそれぞれ流用しています。
当時はラッカー系塗料や缶スプレーが使用できたので、塗装はその頃のグンゼ(現:GSIクレオス)の新製品、キャラクターカラー(「キャラクターブルー」とか)の缶スプレーを使用しました。
スミ入れは発売されたばかりの「ガンダムマーカー・スミ入れ用グレー」を使ったところ、はみ出した部分をふき取ろうとしても、インクがラッカー塗料の塗膜に染み込んでしまい失敗に終わりました。
仕方なくエナメル塗料のジャーマングレーでスミ入れしましたが、ふき取りが上手くいかず汚いですねぇ(大汗)。
18メートル級MSとのサイズ比較。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/fe/61b49a8e8a77fa09a749f2d65d001977.jpg)
小さいのに脚長い!! 最近の小・中学生みたいですわ(笑)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/5f/c71bdc2bb7d85b86401effb250cc7df2.jpg)
スタンドに取り付けて飛行姿勢。スタンド写ってませんが…。足、切れてるし…(汗)。
このキット、「機動戦士Vガンダム」の作品自体が中途半端な時期に放送された(昔のガンダムファンの多くは別の生活に入り、現在のSEED世代は「ガンダム」を観る年齢ではない、もしくはまだ生まれていない時代ですから…)作ったことのない方も多いとは思いますが、売ってたら一度作ってみてください。面白いキットですよ!
実は、Vガンダムは『初めてリアルタイムで見たテレビシリーズ』でして、コレクションシリーズも集めたりしてかなり思入れのあるシリーズです。
当時我が家ではテレビ朝日系列が映らない、フジテレビ系列はノイズがひどく見れない状態でしたので、色んなものを見逃してきました。ドラえもんも映画でしかアニメは見たことありませんでした(笑)
話がそれましたが、『1/144キットを元に分離変形を再現できる物を作る』ようになりたいのですが、まだまだ遠いようです。
長々と失礼致しました。