だいぶ前にも書きましたが、筆者にとっての初モビルスーツキットは「1/60シャア専用ザク」でした(初ガンプラは「シャア専用ムサイ」でしたが…)。1980年代の第一次ガンプラブームの頃は現在とは違ってどのキットでも入手が困難だったのですが、父が大阪松屋町筋商店街(通称「まっちゃまち」:玩具・人形関係で有名な商店街)で買ってきてくれたんです。当時の筆者としては1/144キットで充分だったのですが、いきなり巨大な1/60キットを手に入れてうれしいような困惑するような、複雑な心境でした。もちろんうれしさの方が勝っていたのですが、1/60キットだと友達が持っている1/144キットとは対決できないんですよねぇ(汗)。
さて、1/60エクシアです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/d4/62d80f275c0e0499f734eae9ba41a25e.jpg)
手首は1/60ゼータガンダム以来伝統(可動方式は異なりますが)の可動指手首です。PGシリーズと違い、全ての指関節が可動するのではなく、構造的にはMGザクver2.0やゲルググver2.0のモノと似た方式ですが、中指~小指の指先のパーツも3本つながっているのが異なります。
手首の組み立ては、工程を簡略化するための新たな試みが導入されています。上の写真をご覧いただければ分かりやすいと思いますが、親指・人差し指・中指~小指それぞれのパーツがランナー上で手のひらのパーツに組み合わせられるように配置され、手のひらのパーツをランナーから切り取って指パーツ側に取り付けると、各指のボールジョイントが手の平のボールジョイント受け部分にはまり込むようになっているんです。後は手の甲のパーツを取り付ければ手首の組み立て工程の半分以上が済むようになっています。
MGザクver2.0の動力パイプほど凝ったシステムではありませんが、パーツの紛失や組み間違いを防止できるようになっているんですねぇ。こういったランナーの工夫による組立工程の簡略化は、1/144Vガンダムシリーズの「ランナーロック」方式など、わりと以前から取り組まれています。
→ ![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/17/e6c5e4b0b3aefed2f15393eaca7aeaa8.jpg)
3本つながっている指パーツは、切り離すことによって独立可動するようになりますが、このつながっている部分が長さ約4ミリ・厚さ約1ミリ(測ったのではなく目分量ですが…)のABS樹脂板ですので、切り離しには力が要ります。グレー成型のABS樹脂パーツは刃物で切り離す時に白くなりやすいので、注意しながらデザインナイフで「トンッ!」と押し切りました。切り離した切り口は、ヤスリや耐水ペーパーで丁寧に整形します。
指パーツの各部にはけっこう肉抜き穴が開いています。筆者はパワーショベルやブルドーザーなどのアームに近い雰囲気が気に入ったので、そのままにしてありますが、気になる方は埋めてしまっても良いでしょう。
つながった指パーツを切り離すことによって5本指独立可動となり、1/60Gガンダム以降の1/60キットと同様の可動となりました。切り離す手間を考えると、従来のGガンダム方式でも良かったのではと思いますが…(汗)。
筆者のキットの右手首は、親指と薬指の付け根関節の可動がユルかったので、手の平パーツのボール受け部分に瞬間接着剤を少量コーティングして対処しました。
MGクラスのキットだと、3本つながった指と人差し指では成型の向きが異なるので、ディテールが違っていたりするのですが、このキットでは人差し指の成型の向きも他の指とそろえられているので、ディテールが統一されているのがうれしいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/e3/71387642cfa6f59dfc8c9ca472bdf652.jpg)
関節の保持力は低下するものの、やっぱり指パーツ切り離しの効果は大きいです。手の平には武器取り付け用の突起が2枚付いていますので、武器の保持については問題ないかなぁと思います。この記事の冒頭に出てきた1/60ザク(旧キット)の手首は、1/60であっても造形的には1/144と変わらない「穴あきゲンコツ」でしたが、ヒートホーク保持用のポリキャップが内蔵されていました。マシンガン保持用には専用の手首が用意されているなど、昔から武器の保持には対策がなされていたんですねぇ(1/60ゼータガンダムについては知りませんが…)。
手首付け根には最近のキットではおなじみの前後に折れる関節があります。1/60でキュリオスが発売されたら、「居住ブロックを押し戻すキュリオス」も再現できるとは思いますが、残念ながら手首のパーツが配置されているランナーには他のガンダムとのパーツ共用を考慮した金型切り替えスイッチが付いていないんです。1/60で他のガンダムが発売される可能性は低いかもしれません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/5c/939c7f8d63cadf553eb4024c976e4404.jpg)
人差し指~小指の第2関節が深く曲がるので、かなり固く握った握り拳にすることができます。手首がコンパクトにまとまるので、「ユルく握った細長い握り拳」を持つ1/100キットのような「ゴリラ体型」化は避けられそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/ba/274824caa1b1d9f7fffea79b93390d2e.jpg)
両腕(左手首を除く)が付いた状態です。この時点ですでにFGキット4体分以上の体積があります。武器もフル装備でFGキット9個分という価格は、金額自体は大きいですが、内容を考えるとむしろ割安感があると思います。とにかくデカくて重いです!
あ~、もう片方の手首の組み立てが…(汗)。
さて、1/60エクシアです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/d4/62d80f275c0e0499f734eae9ba41a25e.jpg)
手首は1/60ゼータガンダム以来伝統(可動方式は異なりますが)の可動指手首です。PGシリーズと違い、全ての指関節が可動するのではなく、構造的にはMGザクver2.0やゲルググver2.0のモノと似た方式ですが、中指~小指の指先のパーツも3本つながっているのが異なります。
手首の組み立ては、工程を簡略化するための新たな試みが導入されています。上の写真をご覧いただければ分かりやすいと思いますが、親指・人差し指・中指~小指それぞれのパーツがランナー上で手のひらのパーツに組み合わせられるように配置され、手のひらのパーツをランナーから切り取って指パーツ側に取り付けると、各指のボールジョイントが手の平のボールジョイント受け部分にはまり込むようになっているんです。後は手の甲のパーツを取り付ければ手首の組み立て工程の半分以上が済むようになっています。
MGザクver2.0の動力パイプほど凝ったシステムではありませんが、パーツの紛失や組み間違いを防止できるようになっているんですねぇ。こういったランナーの工夫による組立工程の簡略化は、1/144Vガンダムシリーズの「ランナーロック」方式など、わりと以前から取り組まれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/34/7f87723086e42da430a9ec1468aa72d0.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/17/e6c5e4b0b3aefed2f15393eaca7aeaa8.jpg)
3本つながっている指パーツは、切り離すことによって独立可動するようになりますが、このつながっている部分が長さ約4ミリ・厚さ約1ミリ(測ったのではなく目分量ですが…)のABS樹脂板ですので、切り離しには力が要ります。グレー成型のABS樹脂パーツは刃物で切り離す時に白くなりやすいので、注意しながらデザインナイフで「トンッ!」と押し切りました。切り離した切り口は、ヤスリや耐水ペーパーで丁寧に整形します。
指パーツの各部にはけっこう肉抜き穴が開いています。筆者はパワーショベルやブルドーザーなどのアームに近い雰囲気が気に入ったので、そのままにしてありますが、気になる方は埋めてしまっても良いでしょう。
つながった指パーツを切り離すことによって5本指独立可動となり、1/60Gガンダム以降の1/60キットと同様の可動となりました。切り離す手間を考えると、従来のGガンダム方式でも良かったのではと思いますが…(汗)。
筆者のキットの右手首は、親指と薬指の付け根関節の可動がユルかったので、手の平パーツのボール受け部分に瞬間接着剤を少量コーティングして対処しました。
MGクラスのキットだと、3本つながった指と人差し指では成型の向きが異なるので、ディテールが違っていたりするのですが、このキットでは人差し指の成型の向きも他の指とそろえられているので、ディテールが統一されているのがうれしいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/da/9c4358ef5b1138e324a06ffe25d2af5e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/e3/71387642cfa6f59dfc8c9ca472bdf652.jpg)
関節の保持力は低下するものの、やっぱり指パーツ切り離しの効果は大きいです。手の平には武器取り付け用の突起が2枚付いていますので、武器の保持については問題ないかなぁと思います。この記事の冒頭に出てきた1/60ザク(旧キット)の手首は、1/60であっても造形的には1/144と変わらない「穴あきゲンコツ」でしたが、ヒートホーク保持用のポリキャップが内蔵されていました。マシンガン保持用には専用の手首が用意されているなど、昔から武器の保持には対策がなされていたんですねぇ(1/60ゼータガンダムについては知りませんが…)。
手首付け根には最近のキットではおなじみの前後に折れる関節があります。1/60でキュリオスが発売されたら、「居住ブロックを押し戻すキュリオス」も再現できるとは思いますが、残念ながら手首のパーツが配置されているランナーには他のガンダムとのパーツ共用を考慮した金型切り替えスイッチが付いていないんです。1/60で他のガンダムが発売される可能性は低いかもしれません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/5c/939c7f8d63cadf553eb4024c976e4404.jpg)
人差し指~小指の第2関節が深く曲がるので、かなり固く握った握り拳にすることができます。手首がコンパクトにまとまるので、「ユルく握った細長い握り拳」を持つ1/100キットのような「ゴリラ体型」化は避けられそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/ba/274824caa1b1d9f7fffea79b93390d2e.jpg)
両腕(左手首を除く)が付いた状態です。この時点ですでにFGキット4体分以上の体積があります。武器もフル装備でFGキット9個分という価格は、金額自体は大きいですが、内容を考えるとむしろ割安感があると思います。とにかくデカくて重いです!
あ~、もう片方の手首の組み立てが…(汗)。
もう上半身だけで1/144より高いではありませんかっ!
だいぶできてきましたねぇ~。
僕も出来上がり、楽しみです!
この1/60エクシアができたら次はデスティニーですか?
それともまた別のものでも作るのですかぁ?
多忙ですねぇ。
ボーナス出たら買っちゃおうかな(^^;
かめっチさんは作り終えた作品はどのように保管(飾って)してるんですか?興味津々です。
話は変わって、今週のガンダム00はヴァーチェさんがあんなふうになるなんて!(ぇ
しかしヴァーチェがあんなにスッキリ体型になるなんてビックリしましたね
プラモでは再現しますかね
さてさて、ついにキターーーーーーーーーーーーーーーー・・・あれ?
なんかビミョー・・(あくまで個人の意見ッ!)
ヒゲっぽいのもありましたし・・・まぁ今日、前回をみておもったのは”CBの面々は宇宙がニガテ?”でした
さておき、1/60エクシアタソですが肉抜き穴がめだちますね~、まぁ組み立てやすさを優先したならパテで生めればいっか^^;
アレについては…キン肉マンの悪魔将軍が脳裏に浮かんだり^^;
>陸戦型事務屋さん
>かめっチさんは作り終えた作品はどのように保管(飾って)してるんですか?
初めまして~、横レスですみません m(_ _)m
保管については私も「1/60 ガンダムエクシア」の記事のコメで質問させて頂いたところ、かめッチさんからの回答を頂きましたので、よろしければそちらもご参照下さいね~^^
ディスプレイについては私も興味があります^^
リンクはこちらですね。
http://blog.goo.ne.jp/ossan-obahan1-2/e/114a926f56f2822ec9a974ca75e636bf
ガンダムナドレ、キメエエエエ!(自分のように見逃した方は、YOU TUBE載っています)
>この1/60エクシアができたら次はデスティニーですか?←思ったより早くMGユニコーンのサンプルが来たので、現在製作中です。
陸戦型事務屋さん:1/60エクシア、丈夫で見応えがあって良いですよぉ♪ ただし、飾る場所が…(汗)。保管についてはスパイクさんへのコメントに書いたとおり、破損を防ぐために細かい部品を外してビニール袋に詰め、キットの箱に収納しています。
飾るモノはホコリの付着を防ぐため、ツヤ消しトップコート吹きしたモノでなおかつシンプルな外見のモノを飾っています(現在は1/20スコープドッグを飾っています。入り組んだデザインのモノはホコリがたまると大変です:汗)。あと、倒れにくいようにポーズ付けは素立ちにしています。
大仏殿さん:はじめまして!コメントありがとうございます!
ユニコーンは現在組み上がっている部分をMG Hi-ニューガンダム(ファンネルハンガーやプロペラントタンクを除く)と比較すると、ユニコーンモードではHi-ニューよりひと回りほど小さく、デストロイモードにするとHi-ニューとほぼ同等です。デストロイモードは異様に脚が長いので、身長はもっと高いかもしれません。
ヴァーチェのギミック…1/100では再現されるかもしれませんねぇ。例の髪の毛がどうなるかが気になりますが…。
今後も遊びに来てくださいね!
δさん:ヴァーチェのキャスト・オフ後は予想していたモノとはかなり違ったのでホンマに意表を突かれました。今後の活躍次第ではカッコ良く見える…といいなぁ(汗)。
>CBの面々は宇宙がニガテ?←MSの性能さえもっと良ければセルゲイ中佐の圧勝でしたねぇ!(燃)
スパイクさん:主人公側のガンダム乗りであの性格(というか体質?)というのはかなり冒険ですよねぇ! とりあえずヤバいことが起こらない程度で暴れてほしいです(汗)。
悪魔将軍…おお、そういえばカラーリングとか髪の毛とか♪
陸戦型事務屋さんへのレス、ありがとうございます! m(- -)m 最近、返事が遅れまくっているので助かりました。
ジャアさん:キットをよく観察するのがいちばんですねぇ。慣れてくると、どこを改造すれば良いのかが分かるようになってきますよ。デジカメで撮った写真を画像加工ソフトでいじってみると改修の計画が効率良く行えますよ。
最近の若い人は「キモい」を「キメエエエエ」というんですか。なるほど…。