goo blog サービス終了のお知らせ 

ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

HGUC ギラ・ドーガ(その5)

2009年01月08日 | 現在製作中
 まずはお詫びと訂正から…

 昨年11月26日の記事「平手が無いとやっぱり寂しいので…」の内容に誤りがありました。

 申し訳ございません。m(- -)m

 記事内ではザクⅡ改の手甲パーツとギラ・ドーガの手甲パーツにははめ込み用の突起の位置に違いがあるため、ザクⅡ改の平手パーツには加工する必要があると書きましたが、実際は上の写真のようにはめ込み用突起の位置に違いはありません。
 問題の記事を書いた時、筆者はマシンガン保持用の右手の甲パーツを間違えて使用していました。

 というわけで、「ギラ・ドーガにはザクⅡ改の左平手が無加工で流用できる」と訂正させていただきます。でも、後日発売予定のレズン・シュナイダー機には左平手が付属するそうですねぇ…。

 さて、製作記事の続きです。 

 前回塗装したひざ関節の動力パイプですが、太もものパーツとの間にあまりすき間が開いていません。このまま下手にひざを動かすと、動力パイプに塗った塗料が剥がれてしまう可能性があります。


 そこで思い出したのが、旧キットの箱絵です。この画では太ももの装甲が、動力パイプをよけるように丸くえぐられています。
 「逆襲のシャア」の旧キットシリーズは箱絵がカッコ良いですねぇ♪ 特にサザビーが…。


 この箱画に描かれている形状を再現しつつ、動力パイプの色剥げを予防します。細い丸棒ヤスリでパイプに近い部分を削るだけでOKです。


 太ももの装甲と動力パイプの間にすき間が出来たので、色剥げの危険性が大幅に減りました。


 ところでこのキットのすごいところは前腕の装甲パーツだと思います。見事な成型技術により、実機(←存在しませんが:汗)の装甲の分割ラインを活かしたパーツ分割になっているんです。パーティングラインを消す必要はありますが、パーツを貼り合わせる必要が無いのは非常に助かります。


 前回作ったスタンド取り付け穴のフタですが、取り付けるとこんな感じです。ノズルにした方が良かったかもしれませんねぇ…。

 うう、今回はあまり進みませんでした(汗)。

HGUC ギラ・ドーガ(その4)

2009年01月04日 | 現在製作中
 今年の最初の製作記事はHGUCギラ・ドーガの続きです。キットの出来が良いので、やることがあまりありません(汗)。重箱の隅をつつくような細かい改修が続きますが、どうぞお付き合いください。
 
 写真左:旧キットの腰部分です。股間部分の装甲が下に向かって長く伸び、その先端は鋭く尖っています。奇抜な形状ですが、設定画には近いと思います。
 写真右:こちらはHGUCの腰部分です。股間部分の装甲の下方向へ尖った部分はあまり長くありません。無難にまとまっているものの、ギラ・ドーガのデザイン上の個性はやや薄くなってしまっていると思います。


 写真左:写真の左の方に写っているのが問題の部分です。全塗装をしない製作のため、パテやプラ板などを使った改修はできませんが、少しでも延長しようと思いました。
 写真右:問題の部分にランナーを貼り足し、接着剤が硬化してからヤスリで削って整形しました。問題の部分はゆるくカーブが掛かっていましたので、ヤスリで平らに削ってからランナーを貼ります。

 
 写真左:改修後の状態です。結局、2ミリ弱ぐらいしか延長できませんでした。改修前とあまり印象が変わっていないような…(汗)。
 写真右:接着剤の硬化待ちの間に、ひざのノズルの穴を深く彫っておきました。深くといっても、パーツを貫通してしまわない程度に1ミリ径のドリルで彫ってあります。

 
 股関節はHGストライクノワール方式(←だったかな?)で左右に回転するようになっています。「アクションベース」への取り付け穴が開いていますが、穴をふさぐためのパーツは付属していません。適当な丸いパーツに3ミリ径のランナーを接着し、フタを作りました。


 ひざ関節の動力パイプは、結局キットのままで行くことにしました。すね正面にチラッと見える動力パイプは、すね装甲に組み込んだ状態だとあまり見えないと思っていたのですが、意外と外から見えてしまいます。側面部分までキッチリ塗っておきましょう(汗:最初は正面のみ塗っていて、すねに組み込んだ時に気付いてあわてて塗り直しました)。

 年末、お正月に読者の皆様からたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございます。とてもうれしいです♪
 お返事は少し遅れますが、追々書かせていただきますので、もうしばらくお待ちください。
m(- -)m 

HGUC ギラ・ドーガ(その3)

2008年12月29日 | 現在製作中
 久しぶりの「HGUC ギラ・ドーガ」です。筆者は小さいキットが好きなので、MGシナンジュを組み立てた後にHGUCの大きさを見ると、なんとなく安心してしまいます。

 
 バックパックのパーツは、設定画のディテールを再現するために金型の分割ラインが工夫されているのですが、目立つ部分にパーティングラインが出来ています(矢印で示した部分)。
 耐水サンドペーパーを掛けてこのパーティングラインを消すのですが、写真中央よりやや左に見える四角い小さなモールドが作業の邪魔になります。このモールドを活かしたままパーティングラインを消すのは困難ですので、ナイフでこのモールドを削り落とし、パーティングラインを消しました。 
 

 なくなってしまった四角モールドを復活させます。使用するのはパーツと同色のランナーです。ランナーのタグにある突起部(バンダイさんのロゴマークの一部を使用しました)をナイフで削り取り、薄くて幅の狭い板状にしたものを細かく切って貼ります。プラ板や伸ばしランナーなどを細かく切る時は、両面テープやマスキングテープに貼って机に固定してから切ると、紛失する危険性が少なくなります。


 写真左:復活したモールドです。左右両方にあるので、位置を慎重に決めて接着しなければなりません。ちょっとでも位置がずれていたら気になるんですよ…(汗)。
 写真右:ギラ・ドーガのバックパックは筒状の推進剤タンクが上下に2本並んだ地味なデザインで、けっこう好きです。06Rやハイザック、マラサイとの関連性を感じさせるデザインですね。
 


 ひざの動力パイプについてはちょっと悩みました。キットの動力パイプはかなり細く、弱々しいイメージだと思います。「旧キットの動力パイプを移植する」とか「HGUCグフのヒートロッドを使ってみる(写真は検討中に撮ったものです)」とか考えてみましたが、構造的に無理がありそうなのでやめておきました(泣)。


 筆者は細かい部分の設定カラーの再現にはあまりこだわらない方ですが(←単なる手抜きです)、ギラ・ドーガの場合は機体各部の推進ノズルの黄色は良いアクセントになるため、ちゃんと塗ることにしました。
 暗めのグリーンの上に黄色を塗るため、発色を良くするべくシルバーで下塗りしているところです。


 ノズルに塗ったシルバーの塗料が乾燥するのを待つ間、他の部分を組み立てていきました。HGUCは旧キットとは右肩のデザインの解釈が違うんですねぇ(!)。新旧キットの比較写真は後日、掲載いたします。

 *「MGシナンジュ・サンプル品レポート(最終回)」にも読者の皆様からたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございます!
 「MG Sinanju·样品报告(最后一次)」从读者的大家也领受了很多的评语。谢谢!
 The readers gave me a lot of comments in "MG Sinanju sample goods report (final times)". Thank you!

HGUC ギラ・ドーガ(その2)

2008年12月05日 | 現在製作中
 今回は胸部の組み立てです。HGUCギラ・ドーガは最新鋭のポリキャップ「PC-132」を使用している点を除いては特に目新しいところはなく、最近のHGクラスの標準的な構造になっています。革新的なところはないものの、信頼性の高い可動部による安心感があります(ただし、可動軸の根元付近に開いている穴には強度的な不安が…。バンダイさん、なんとかしてくださいよぉ~)。これってギラ・ドーガの実機(←存在しませんが:笑)のコンセプトにピッタリ当てはまるじゃないですか! 設定とプラモの構造がリンクしているのはなんとなくうれしいなぁと思います♪ 
 
 写真左:首関節部は最近のHGUCでは標準となりつつある、上向きにグイッとスイングできる可動方式になっています。宇宙空間での戦闘がメインである「逆襲のシャア」登場MSには欠かせないギミックですねぇ。その代わり、首パーツの背中側には大きな肉抜き穴が開いています。
 写真右:こちらは旧キットの背中側パーツの首付近を写した写真です。HGUCのようなスイング可動はありませんが、設定画どおりのディテールが再現されています。パイプ状のパーツが縦に2本並んだような形状であることが分かります。

 
 写真左:穴を埋めつつ設定画の形状に近づけるため、ランナーで穴をふさぐことにしました。「D」ランナーのパーツ「1」が付いている辺りに、断面が半円形になっている部分があります。この部分を適当に切って真ん中にスジ彫りを入れ、首パーツの後ろ側に貼り付けました。
 写真右:作業が終わった状態です。本来ならばもう一段パイプ状のパーツが付くのですが、可動の支障になりそうなので取り付けるのはやめておきました。

 後ろから見るとこんな感じです。

 
 胸部の組み立てに難しいところはなく、ストレスなく組み上げることができます。首元の部分はメカ部分と同じガンメタリックで塗るよう説明書では指示されていますが、個人的好みでボディー色のままにしておきました。


 頭部を胸部に取り付けた状態です。首の両サイドに付く動力パイプは設定画とは配置が異なりますが、首周辺の密度感が増していてカッコ良いと思います。


 本来、ギラ・ドーガの動力パイプは節が細かくてスプリングのような感じなのですが、HGUCではザク系MSのようなパイプにアレンジされています。それはそれで良いのですが、成型上の都合で横から見ると平行四辺形になっている部分があります。HGUCグフのヒートロッドがちょうど良い太さとディテールなので交換しようかと思いましたが、労力のわりに効果があまりなさそうな気がしたのでやめました。
 ひざやすねの動力パイプは成型色による色分けがありませんので塗装する必要があります。色調を統一するため、成型色によって色分けされている部分のパイプもタミヤアクリル塗料の「ダークイエロー」で塗装しました。

 前回の補足です。
 
 写真左:頭部上半分のパーツの裏側です。いちばん下の穴の、ちょうど矢印で示した辺りを先の細い棒ヤスリで削っておくと、頭部上下パーツの分解が楽にできるようになります。
 写真右:指揮官機用のアンテナはケガ防止用の突起(フラッグ)を削り落し、正面から見た際に先が細くなるよう側面を削り込みました。
 

HGUC ギラ・ドーガ(その1)

2008年12月01日 | 現在製作中
 約半年ぶりのジオン系モビルスーツ製作です。筆者はジオン好きで量産型モビルスーツ好きなので、やっぱり血が騒ぎます♪
 いつも通り頭部から順番に組み立てて行きます。頭部のパーツ構成はHGUCザクⅡ改のBタイプ頭部(旧ドイツ軍のフリッツヘルメットに似た形状のもの)と似ています。しかしザクⅡ改とは違い、このキットの頭部にはうれしいモノアイ可動ギミックが備わっています。
 
 写真左:ザクⅡ改よりも顔が小さい頭部ですが、頭部の底になるパーツの軸に輪っか状のモノアイレールのパーツをはめ込むというシンプルなパーツ構成により可動式モノアイを実現しています。
 写真右:頭部の底パーツを裏側から見たところです。矢印で示した部分はモノアイ可動用のレバーです。完成後も頭部を分解することなく、アゴ下のレバー操作でモノアイを左右に振り動かすことができます(!)。


 オレンジ色の丸で囲った部分はモノアイレールパーツに一体成型されているモノアイレンズです。ここに付属のシールを貼ることでピンク色のモノアイを再現するようになっているのですが、いつも通り市販ディテールアップ用パーツの組み合わせによるモノアイレンズに置き換えることにしました。
 レンズはウェーブ製「Hアイズ ミニ(ピンク)」の直径2ミリのもの。周囲の枠はコトブキヤ製「丸ノズル<S>」の外径3ミリのものです。例によってレンズの裏面にメタリックテープ(ニチバン製「ラピーテープ」を使用しました。台所用のアルミテープでも代用可能です)を貼り、丸ノズルと組み合わせてあります(詳しくはここから始まる一連の記事を参考にしてください)。
 
 モノアイレールパーツのレンズ部分は約1ミリほどの厚みがあります。そこにレンズパーツをそのまま貼ったのでは、望遠レンズのように長く突き出たレンズになってしまいます。レンズ全体ができるだけ薄くなるように、キットのパーツのレンズ部分の厚みが0.1~0.2ミリぐらいになるまで削り、丸ノズルやHアイズも薄くなるように削ってから組み立てました(Hアイズは裏面の凹みをなくすために耐水ペーパーの上で削る際に、いつもより多めに削っておきました)。
 薄く削ったキットのレンズ部分にモノアイレンズを接着すると、キットのままよりもやや厚みは増しましたが、なんとか問題ないレベルに収めることができました。

 次はモノアイシールド(モノアイカメラを保護するための透明な防弾バイザー)です。キットでは頭部のサイズが小さいためモノアイシールドは省略され、カメラがむき出しになっています。
 個人的にはやっぱりシールドがないと寂しいと思いますので、自作します。使う材料はいつも通りキットのランナーを包装してあるビニール袋です。「A」ランナーを包装しているビニール袋が薄くて透明度が高いのでオススメですよ♪
 モノアイシールドの製作については「HGUCザクⅡ改(その2)(その2.5)(その8)とほぼ同じ作業ですので、そちらもご覧ください。
  
 ギラ・ドーガのモノアイシールドは傾斜角が付いたデザインなので、ビニール袋はまっすぐな帯状ではなく、U字型にカーブした形に切り取ります。サイズや形状はHGUCザクⅡ改に付属しているモノアイシールド用のシールを参考にしています。シールは裏面の粘着力を弱めておくと、ビニール袋に貼り付けて切り出した後にはがしやすいです。

 
 写真左:ビニール袋はいくら薄いといっても多少の厚みはあります。キットの頭部内部はビニール袋の厚みが入らないほど高い精度でパーツが組み合わさっていますので、ビニール袋が入るだけのスペースを確保する必要があります。
 写真は頭部下半分のパーツです。ピンク色で示した部分をナイフで少しずつ削り、スペースを確保しました(両側とも)。
 黄色い矢印で示したピンは頭部上半分のパーツを取り付けるためのピンです。頭部上半分のパーツの裏側に開いている、このピンを差し込むための穴は真円ではなく一部が出っ張っています。この出っ張りを先の細い棒ヤスリで削っておくと、頭部の上半分と下半分を組み立てた後の分解が楽になります。この後の作業では何度も頭部を組み立てたり分解したりする必要が出てきますので…。
 頭部下半分のパーツは一部が非常に細くなっています。折らないように注意が必要です。

 写真右:切り取ったビニール袋製モノアイシールドを頭部に組み込んでみました。サイズや形状が良くないため、目尻のあたりのシールドが歪んでいます。この後、何度か試作→組み込みを繰り返しました。


 結局、カーブはゆるめの方が良いということが分かったため、ザクⅡ改のノーマルタイプ頭部用シールを参考にビニール袋を切り出しました。


 写真左:まだビニール袋が入るスペースが足りないようなので、ピンク色の線で囲った部分を削り込みました。パーツの強度が落ちますので、取り扱いは慎重に…(汗)。
 写真右:頭部にビニール袋製シールドを組み込んだ状態です。頭部下半分のパーツに頭部底のパーツを完全に組み込んだ状態にすると、ビニール袋は入ってくれません。頭部下半分のパーツに頭部底パーツをゆるくはめ込んでおき、ビニール袋を所定の位置に差し込んでからポジションを調整→ビニール袋の位置が決まれば頭部底パーツを完全に組み込む、という順番で組み込みました。
 この作業をするときは、頭部底のパーツに動力パイプのパーツを取り付けてから行うと作業が楽になります。

 
 透明パーツ+メタリックテープによるモノアイレンズとビニール袋製モノアイシールドを組み込んだ状態の頭部です。モノアイシールドは薄いので、モノアイの可動に支障はありません。

 
 横から見たところです。出渕裕氏による横顔の設定画では、右の写真の水色の線で示した部分までモノアイシールドが伸びているんですが、さすがにその状態の再現は無理でした。
 他に資料は無いかと思ったら、ちょうど手元にある旧キットの説明書に福地仁氏によるものと思われる頭部分解図が載っていました。その図ではモノアイシールドはザクのような雰囲気に描かれていました。今回の製作では、その図に近い状態にまとめることができたので、まあ良かったかなぁと思います…。

平手が無いとやっぱり寂しいので…

2008年11月26日 | 現在製作中
 HGダブルオーガンダムの次のネタはHGUCギラ・ドーガ量産型にしようと考えています。もう半年近くジオン系モビルスーツを作っていないので、そろそろ禁断症状が…(汗)。でも、もうすぐMr.ブシドー専用アヘッドも発売されるそうなので、どっちを優先しようか迷っています。
 とりあえず今回は、ギラ・ドーガには平手が付属しないのをなんとかしようという小ネタで行くことにしました。HGUCザクⅡ改の記事の補足も兼ねていますので、そちらも合わせてお読みください。

 ザクⅡ改とギラ・ドーガは機体のサイズがひと回りほど違いますが、キットでは手のサイズが統一されています。造形もほとんど同じです。「0079年の統合整備計画で採用されたマニピュレーターが0090年代でも基本設計はそのまま(ダミー/トリモチランチャーの装備などの改良はあるでしょうけどね)使われているのかな?」とか、いろいろ想像できますねぇ。←HGUC旧ザクもほとんど同じ手首なので、もっと古い設計なのかも(笑)。

 HGUCギラ・ドーガにはHGUCケンプファーの平手が流用可能だそうですが(手の甲のパーツも加工なしで交換できるという噂です)、ちょうど手元にHGUCザクⅡ改のキット(パーツ取り用)がありますので、素直にザクⅡ改から流用することにしました。
 上の写真はギラ・ドーガ(左)とザクⅡ改(右)の手甲の裏側の比較です。はめ込み用の突起の位置が違います。表側は微妙にディテールが異なります。

 
 ザクⅡ改の左平手です。ギラ・ドーガの手の甲を取り付けられるように、内部の仕切り板(写真右の赤く示した部分)をナイフで削り落としました。彫刻刀があれば、さらに作業しやすいと思います。

 
 手の表情が硬いので、親指・薬指・小指をエッチングノコギリで付け根から切り離して、角度を変えて再接着しました。切り離した指は側面のパーティングラインを削り落とし、指の節にスジ彫りを入れておきました。
 指の角度は微妙に力を抜いたような表情にしました。ロボットの手がこんな感じになるかどうかは不明ですが、個人的好みで…(笑)。
 

 内部の仕切り板を削り取り、指の角度変更が終わった状態の平手です。

 
 ザクⅡ改の手の甲パーツを取り付けてみると、ちょっと収まりが悪かった(手の甲が浮いてしまう)ので、赤い線で囲った部分の面をデザインナイフのカンナ掛けで少し削りました。これでピッタリはまるようになりました。手の甲パーツは余分が無いので握り拳と共用になります。

 
 これでHGUCギラ・ドーガ対応の左平手が出来ました。あとは最大の難関、手のひらのグレーをギラ・ドーガの成型色に合わせてガンメタリックに塗り変える作業が待っています。微妙な色合いですので、調色が難しそうです…(汗)。

 この平手の表情なら、ビームマシンガンのフォアグリップに手を添えて両手持ちさせることもできそうです。そこで、左のユルく握った穴開きゲンコツは深く握り込んだ拳(HGUCザクⅡ改HGUCザクⅠスナイパーの記事参照)に加工して小型化を図ることにしました。出渕裕氏が描くモビルスーツって、握り拳が小さいのが特徴ですからねぇ。

HG サーシェス専用赤イナクト(その6)

2008年11月08日 | 現在製作中
 久しぶりのイナクトです。HGダブルオーと平行して製作記事をアップするつもりでしたが、実際にダブルオーを組んでみると最新キットの斬新な設計が楽しくて、ついついイナクトの方は作業が遅れまくりで…(汗)。こうなる事は分かってはいたんですけどね(笑)。

 腰の部分はF1マシンや航空機のデザイン要素が色濃く表れている所だと思います。腰正面の装甲なんか、F1のフロントノーズ+フロントウイングのイメージですね。腰後ろの2基のエンジンポッドの間には可動式のウイングが付いているのが芸コマですねぇ。

 さて、後は両脚を残すのみとなったのですが、今のペースでは今後のスケジュール(←ちゃんとあるのか?)に影響を及ぼす可能性が高くなってきました。ヤバいなぁ…。
 ――こうなったら、…トランザムっ!

 …というわけにも行かないので、赤い外装パーツへのコンパウンド研磨をパーツ1個1個の状態で行うのではなく、組み立て後に行うことにしました。パーツのすき間にコンパウンドが入り込んだり、磨ききれない場所が出てくる可能性がありますが、作業効率を考えると…。
 両脚のパーツは左右共通であるものが多く、そうでないものも一目瞭然で左右を見分けられるので、全パーツをランナーから切り離して左右同時進行でゲート処理→組み立てを行うことにしました。



 左右共通パーツの中には、ゲートの位置が片側だけに設置されているものがけっこうあります。ゲートの無い側(もしくはゲートが目立たない側)を機体の外側に配置するように統一して組み立てると、無塗装パチ組みの場合でもゲート跡が目立ちにくくなると思います。

 とりあえず、全身の組み立てが完了しました。

 流れるような曲線で構成されたフォルムがカッコ良いですねぇ♪ 残念なのが腰後ろのウイングです。フラッグのような可変翼ではないので、ヒジと干渉してしまうんですねぇ。設定画のような立ちポーズにするのが難しい…(汗)。
 

 腰後ろのスラスターノズルを塗るのを忘れていました(汗)。アグリッサ型のカラーリングって、今見るとアロウズ所属機のようにも見えますねぇ。出ないかなぁ、擬似太陽炉搭載型のフラッグまたはイナクト系モビルスーツ…(←カスタムフラッグⅡは別として…)。



 
 

HGダブルオーガンダム(その2)

2008年10月31日 | 現在製作中
 前回からだいぶ日にちが開いてしまいましたが、HGダブルオーの続きです。

 第1シーズンのガンダム4機はGNドライブを中心にしたブロックと左右の可動式ブロックとの組み合わせによる3分割式という斬新な構造の胸部でしたが、第2シーズンのガンダムたちは「00」以前のガンダムのような構造の胸部に戻っています。3分割式はプラモ的には面白い可動をするのですが、アニメではあまり効果的ではなかったからなのかもしれません。
 デザインと構造がシンプルになった分、パーツ数はHGエクシアと比べてかなり減りましたねぇ。

 このキットでは新型ポリキャップの採用以外にも新しい部分があります。ランナーのゲート部分です。
「パーツをランナーから切り離しにくくなった」「ゲート処理は楽になった」という噂のゲート部分ですが、確かにランナーの太い部分がパーツに近くなったので、ニッパーでパーツを切り取る際には従来よりも気を付ける必要があります。
 でも、ゲート処理はかなり楽になったような気がします。

 図は胸前面のパーツです。ピンク色で示した部分がゲートの部分で、ランナーから注意深く切り離した後、長さ約0.5ミリぐらいを残してニッパーで切ってしまいます。
 その後、デザインナイフでゲートを切るのですが(図・右側)、従来のゲートに比べて軽い力で切れたような気がするんです。ナイフの刃を入れる方向はパーツによってまちまちですが、たいていの場合はパーツの表側が良いと思います。うまく行けば一発でゲートがキレイに切れてしまいます。でも、今のところ全てのパーツのゲートを切ったわけではありませんので、ひょっとしたら気のせいかも…(汗)。


 胸部上面に付く白いパーツ(まさかここがコクピットハッチだとは思いませんでした)は、アンテナ先端裏側に付いている突起を削り落し、内側の面を削ってやや薄くしました。

 写真の右側が削った後の状態です。これ以上薄く削っても良いのですが、破損するのが恐いので…(汗)。
 このアンテナ、やや角度が立ちすぎているような気がします。 じゅにあさんはアンテナをいったん切り離して角度を変えて接着されているんですが、これが実に良い感じです。ぜひ見に行ってくださいね♪


 組み上がった胸部です。エクシアと比べて斬新さは薄れましたが、メリハリが効いていてカッコ良いですねぇ。

 上から見たところ。胸の左右ブロックが固定式になった代わりに、肩関節付け根部分はポリキャップが前方にスイングする方式になりました。写真右側がスイングさせた状態です。ABS樹脂製のボール可動からポリキャップに変更されたことによって、HGエクシアよりも可動部の信頼性が格段に向上しています。さらに肩の接続部分がボールジョイントになっているので、可動範囲もより広くなっているのではと期待できます♪

 

 頭部を取り付けたところ。画像のサイズがバラバラですねぇ(汗)。首の長さはちょうど良い感じだと思います。ただ、ポリむき出しの細い首になっていますので、プラ板で囲うなり角ノズル状のパーツをかぶせたりするなどして太くしてやったほうが良さそうですね。
 

HGダブルオーガンダム(その1)

2008年10月13日 | 現在製作中
 HGイナクト製作の途中ですが、HGダブルオーの製作に入ります。やっぱり新しいキットが目の前にあると、どうしても作りたくなるもので…(笑)。

 ダブルオーガンダムは第1シーズンの最終回のラストにチラッと出てきたり、わりと早いうちにネットで設定画らしき画像が出回ったりしていたので、すでにおなじみの感はあります。しかし立体になったものを見ると新鮮な感動がありますねぇ。地味な量産機が好きな筆者ですが、やっぱり主役ガンダムも良いもんですね♪

 説明書の順番とは異なりますが、いつもどおり頭部から組み立てることにしました。

 頭部は1/100スケール マスターグレードモデル並みの10パーツ構成です(!) こんな小さな頭に10パーツも! しかも透明パーツがふんだんに使われていてゴージャスです。写真のパーツは撮影前に部分的に塗装しておきました。

 前回の記事でhtfさんからご質問いただいた額の赤いパーツですが、透明パーツのツヤを活かすためにパーツの裏側からガンダムマーカー「ガンダムメタレッド」を塗ってあります。有希さんと同じです。塗りムラとか乾燥後のベタ付きを気にする必要は無く、思ったよりキレイに仕上がるのでオススメです。裏側だけでなく側面も塗っておくと良いですよ。
 耳の部分のダークグリーンはGSIクレオス「水性ホビーカラー」の「メタリックグリーン」と「ミッドナイトブルー」を1対1の割合で混ぜたメタリックダークグリーンを、これまたパーツの裏側から筆塗りしてあります。顔パーツの側面(シールを貼る部分)にも塗っておくと透け防止になりますよ。
 目の部分は最初、ガンダムマーカー「ガンダムメタブルー」をパーツの裏側から塗っていたのですが(パーツの表面から見ると光の当たり具合によってはキレイに光ってくれました)、目の周りの黒を塗ってしまうとほとんど光ってくれなくなりました(泣)。仕方が無いので目は透明パーツであることを活かすのはあきらめて、パーツ表面を適当に作った水色で塗りました。
 
 
 写真左:目の下というか鼻の部分、いわゆる「クマドリ部」が無い、珍しいデザインですねぇ。マスクの両サイドのグレー部分はガンダムマーカー「00グレー(セット売り)」で塗ってあります。
 写真右:後頭部のカメラのシールド部まで透明パーツ! 最初はパーツ表面に先ほどの「メタリックダークグリーン」を塗っていたのですが、後の作業で塗装面に指紋を付けてしまったので、結局パーツの裏側から塗装しました(表面の塗装は消毒用アルコールで拭き取りました)。


 写真左:アンテナには安全対策のための突起(フラッグ)が付いています。しかも縦方向に伸びるアンテナ(黄色い方)が太いというか分厚いので…
 写真中央:フラッグを削り落し、各アンテナを削り込みました。工具はプラ板に耐水ペーパーを貼り付けたものを使用してあります。アンテナは破損しやすい上に左右対称をキッチリと出す必要があるため、ナイフやヤスリではなく耐水ペーパーで少しずつ様子を見ながら削るのが良いと思います。時間は掛かりますが…(汗)。
 写真右:黄色く塗るアンテナの厚みは元の3分の1ぐらいになりました。V字アンテナの先端はもうちょっと削った方が良さそうですねぇ。


 仮組みした頭部を横から見たところです。いろんな所で指摘されている通り、やや顔が前に突き出している感じですねぇ。でも、顔をあんまり奥に引っ込めると今度は目が目立たなくなってしまいます。そこで、ほんの少しだけ顔を後退させることにしました。

 写真左:赤い線で示した部分をエッチングノコギリでカットします。エッチングノコギリはコトブキヤさんの物を使用しています。
 写真右:切断する時はゆがまないように気を付けながら、あまり力を入れないようにして切ると良いです。

 切断したら顔面の各パーツ(目・マスク・アゴ)はバラバラになってしまいますので、接着しておきます。接着剤が乾いたら、ノコギリで切断した断面をヤスリなどで整えて、再接着します。断面をヤスリで削ったり再接着したりする時は、顔が斜めを向いてしまわないように細心の注意を払いながら作業しました。


 アンテナに塗る黄色はガンダムマーカー「SEEDイエロー」と「00イエロー」のどちらを使用するかで迷いました。写真は色の具合を見るためにキットの黄色いランナーにマーカーを塗ってみたところです(黄緑色のワクで囲った部分。左側が「SEEDイエロー」、右側が「00イエロー」です)。写真ではほとんど分かりませんが、肉眼で見ると「SEEDイエロー」の方がキットの成型色に近いような気がします。

 

 完成した頭部です。目は水性カラーのクリアーを上塗りしてツヤを出しています。ヘルメット両サイドのインテークはガンプラによく付属しているマーキングシール(テトロンシール)の文字などの黒い部分を細かく切って貼り付けています。スミ入れよりもシャープに仕上がるのでオススメです。
 ヘルメットの目立つ部分に分割ラインが来ていないパーツ構成が見事ですねぇ。後で分解するかもしれないので、合わせ目は消さないでおきました。 

HG サーシェス専用赤イナクト(その5)

2008年10月02日 | 現在製作中
 もうすぐ「ガンダム00」第2シーズンが放映されるというのに、まだ赤イナクト作ってます(汗)。

 肩アーマーを胸部に取り付けた状態です。見る方向によっては胸部と肩アーマーのラインがつながっているように見えてカッコ良いですねぇ。胸と肩アーマーの両方の前端部に黒いモールが入っているのもオシャレだと思います(肩アーマーのモール部分はガンダムマーカー「SEEDダークブルー」で塗りましたが、胸のモールと色が揃っていないですねぇ:汗)。このモール、機能性よりもデザインの統一感というかカッコ良さを狙ったもののような気がします。実在の兵器でも「これ、どう考えてもカッコ良さを狙ってるやろ?」というものがありますからねぇ(笑)。

 上方向から見ると、肩アーマーが意外と前後方向に長いことが分かります。左肩にサーシェス本人の刺青とおそろいの獣マークを描き込む計画もありましたが、思いっきり浮きそうな気がしたので保留にしておきました(←ウソです。面倒くさかったので…:汗)

  
 写真左:上腕のパーツは肩の球状ブロックを取り付けると矢印で示した部分が白化してしまいます。これは球状ブロックの可動軸に付いている突起(右の写真で赤く示した部分)によって上腕パーツにストレスが掛かってしまうためと思われます。突起部分が低くなるようにデザインナイフや耐水ペーパーで軽く削れば白化はある程度防げると思いますが、可動がややユルくなってしまいます。無塗装の場合はこういう部分が悩みどころですねぇ。

 手の甲の赤い部分はガンダムマーカーで塗装した際の筆ムラを消すために耐水ペーパーで軽くならした後、ツヤ消しトップコートを吹いておいたのですが、やっぱり他の部分との質感にかなりの違いが出てしまいました(汗)。なぜツヤ消しトップコートを使ったかといいますと、グレー部分がツヤありになってしまうのがイヤだったので…。

 「面倒でもグレー部分をマスキングしてツヤありトップコートを吹いておけば良かったのに…」と、今ごろになって後悔しています。ううっ…。

 

HG サーシェス専用赤イナクト(その4)

2008年09月17日 | 現在製作中
 筆者はモビルスーツ本体を作ってしまうとライフルやシールドなどの武器類を組み立てるのが面倒くさくなってしまうという難儀な性格なのですが、変形用のパーツとして機体の一部となる武器の場合なら話は別です。航空機形態の機首になるライフルとなると思わずテンションが上がります♪

 ブレイドライフルの後端部分はガンダムマーカー「SEEDダークブルー」で塗りましたが、飛行形態時のこの部分はコクピットのキャノピーっぽく見えるため、なんとなくツヤが欲しくなりました。ツヤありの黒に塗り直そうかとも思いましたが、「SEEDダークブルー」の塗装面の上に「タミヤ ウェザリングマスターCセット」の「ガンメタル」をこすり付けておきました。「ガンダム00」に登場するMSの装甲や骨格にはカーボン系の素材が使われているそうですが、筆者は「カーボン」と聞くとレーシングカーなどで見かけるガンメタリック色の網目模様の部分を思い出してしまうんです。00のMSに使用されているカーボンに網目模様があるのかどうかは別として、雰囲気が出ればなぁ、と…(1/144スケールということで、さすがに網目模様の再現は無理でしたが:汗)。
 
 銃身のカバーとブレードのサヤ、さらには機首となるブレイドライフルの前半分ですが、フチの部分のバンダイエッジが気になるので(写真左)、エッジを落としてみました(写真右)。 


 上の図は機首の先端方向から見た断面図です。エッジを削り落とす時は金属ヤスリを使わずに、デザインナイフの刃を横方向に引いてカンナをかけるようにして削りました。金属ヤスリを使うと、ヤスリの刃による傷がけっこう深く残ってしまいます。カンナ掛けだと、後のペーパー掛けも楽ですからねぇ(←とかなんとか言いつつ、作業の最初の方は金属ヤスリを使っていたので小さな傷が残っていたりしますが…:汗)
 エッジを落すことによって機首の断面の丸みが強調され、板っぽい雰囲気が軽減できたと思います。

 機首の先端部はF1マシンのノーズを参考に、軽く尖らせておきました。


 リニアライフルの砲口部分にはコトブキヤさんの丸いパーツを貼りましたが、ライフル本体を組み立ててしまうとほとんど見えませんでした(汗)。


 腕や脚の組み立てがまだですが、とりあえず飛行形態にしてみました。ライフル中央付近の黄色い長方形は気にしないでください(笑)。
 う~ん、カッコ良いぞ、イナクト! なんか色といい形といい「カウボーイビバップ」の主人公スパイク・スピーゲルの愛機「ソードフィッシュⅡ」を連想してしまいます。ついでですが、モラリア型の青いイナクトのMS形態がスパイクに似てると思うのは筆者だけでしょうか? ヒョロッとした体型とか左右に広がった頭(髪型)とか、エリの部分とか肩の辺りとか…。

HG サーシェス専用赤イナクト(その3)

2008年09月11日 | 現在製作中
 筆者はクルマ好きです。メカオンチなので性能とかメカニック面についての話は苦手ですが、クルマの外観・デザインが好きなんです。時代ごとのデザインの流行とか各メーカーごとの特徴、バリエーション展開などを追っていくと実に奥が深いです。
 
 AEUイナクトのデザインはスポーツカーを意識したものだそうですが、筆者にとっては「モビルスーツ+クルマ」という2大好物のコラボなヤツです♪ 某イタリアのスポーツカーを意識した仕上がりを目指そうと企てているところですが、いろんなスポーツカーのデザイン演出を採り入れてみようと思っています。


 胸部下側の吸気口は、本来は実際の開口部(穴の底面)のみツヤ消し黒で塗るべきなのでしょうが(写真上)、穴の内側の部分も黒く塗りつぶしました(写真下)。この方が塗り分けが楽ですからねぇ♪ しかも「開口部の面積が広そうに見える→大きな吸気口は冷却効果が高そうに見える→いかにもパワーがありそうに見える」という効果も狙っています。
 最近のスポーツカーはラジエーターグリルの周囲を黒く塗りつぶしたものが多いですが(日産GT-R三菱ランサーエボリューションXフォルクスワーゲンゴルフGTIアウディTTなど…)、実際の開口部よりも広い範囲でブラックアウトされたグリルにより、精悍で高性能なイメージが伝わってきます。塗り分ける部分を変えることによって、見た目のイメージは予想以上に変わるもんなんですねぇ。


 背中に付く丸っこいバックパックは、背中との接続部分に良い感じのモールドが入っています。せっかくなのでシルバーで塗っておきました。その上の部分、半円状になっているところは何もディテールが入っていません。完成後も首の後ろからチラッと見える部分に何も無いのはちょっと寂しいですねぇ。とりあえず、何かディテールアップ用のパーツを貼ろうと考え中です。


 頭部は顔面のクリアーパーツの表面がやや荒れていたので、1500番の耐水ペーパーでならしてからコンパウンドで磨きました。そのクリアーパーツですが、裏面に例の目のようなモールドが入っています。ガンダムマーカー「ガンダムCGイエロー(「Gジェネマーカーセット」に入っているメタリックイエロー)」でスミ入れしてみましたが、表面から見るとほとんど分かりません(汗)。でも、こんなところにまでモールドが入っているだけでも満足です♪
 首の関節部はやや可動が固いですねぇ。変形時に顔パーツの鶏冠やアゴを折ってしまわないように注意した方が良さそうです。


 胸部に頭部とバックパック・主翼ユニットを取り付けた状態です。主翼の基部となるエンジンポッドのパーツは目立つところにパーティングラインがビシッと入っています。ペーパー掛けしてラインを消してからコンパウンドで磨きましたが、他のパーツとツヤの差が出てしまっています。磨きが足りないようです(汗)。主翼の下に見える突起部分には肉抜き穴が開いていますが、冷却用か何かのダクトと解釈して穴埋めしませんでした。この部分、F1マシンの運転席後ろにあるインダクションポッドに似てますねぇ。

 さて、バックパックの半円形のくぼみ部分はどうなったかといいますと…

 コトブキヤさんのディテールアップパーツの中から丸いものを選んで、並べて貼り付けました。クルマの計器パネルに並んだメーター類を意識しています。バックパックの丸みがちょうど計器パネルのフードのように見えましたので…。
 丸いパーツがズラッと並ぶのもスポーツカーでよく見られる手法だと思います。計器パネルのメーターの他にもヘッドランプやリアコンビランプなどで丸いパーツの集合体が見られる場合が多いですねぇ。どういう原理なのかは分かりませんが、丸いパーツの集合体には「スポーティーなカッコ良さ」を感じてしまうようです(←でも、イカとかタコの吸盤はちょっと…:汗)。



 
  

HG サーシェス専用赤イナクト(その2)

2008年08月24日 | 現在製作中
 読者の皆様、たくさんのコメントをくださり誠にありがとうございます! 皆様からいただいたコメントを拝読していると、やっぱりあのセリフが浮かんできました。
 「こんなにうれしい事は無い…」(←またか!:笑)
 初めてコメントしてくださる方もいらっしゃり、とてもうれしかったです。コメント欄にてお一人お一人にお返事したいところなのですが、時間の都合もありますので、この場にて御礼申し上げます。m(- -)m ブログをお持ちの方のところにはまたおじゃまさせていただきますので、よろしくお願いいたします♪

 それでは製作記事の続きに入ります。

 左の写真に写っている大きな黒いボトルは、自動車(プラモではなく本物)の塗装面を磨くための液体コンパウンドです。10年以上前、「モデルグラフィックス」誌でモデラーさんが使っていたのを見てホームセンターで購入したのですが、とにかくたっぷり入っているため、まだ「あと10年は戦える」状態です(汗:300ミリリットル入りで1000円強ぐらいでした)。このコンパウンドは現在、写真の「3000番」は廃盤になっているようです。より粒子の細かい「9800番」なら入手できると思います。でも、やっぱりプラモ用には量が多すぎるので、プラモ用に発売されているコンパウンドを使うのがよろしいかと…。
 右の写真はコクピット中央のブロックです。真ん中にビシッと入っているパーティングラインを耐水ペーパーで削り落としてから、液体コンパウンドを染み込ませた綿棒で磨きました。
 前々回の記事で書いた「イタリア某社のスポーツカー化」計画が好評だったため、赤い成型色のパーツをコンパウンドで軽く磨いてツヤを出すことにしました。 

 手の甲の部分に次いで塗り分けの難しい部分がコクピットブロック側面部の白い帯です。ダークグレー成型色のABS樹脂に白を塗らなければならず、しかも塗り分け境界部分があいまい(角度の浅いエッジ)になっています。せめてスジ彫りでも入っていれば良かったのですが…。

 最初はお手軽に済ませるためキット付属のシールを貼り込んで、その上から白塗装してシールの切れ目やシワを目立たなくしようと思ったのですが、思ったほどの効果は上げられませんでした(泣)。

 
 仕方が無いのでシールをはがし、白くする部分の表面に耐水ペーパーをかけてからガンダムマーカー「00ホワイト」のインクを筆塗りしました。塗っては乾かし…を繰り返して4度塗りしてあります。はみ出しは気にせず、筆ムラを出さないように注意しながら塗りました(左の写真の左側)。「00ホワイト」はツヤ消しで、筆ムラがあまり出ませんでした。
 左の写真の右側のパーツは、はみ出した部分の塗膜を耐水ペーパーで削り落した後の状態です。プラ板などで当て木した耐水ペーパーを下図のような方向でパーツに掛け、塗り分け境界部分をシャープに仕上げます。その後、コクピット側面の黒いレモン型(?)の部分全体に耐水ペーパーを掛けて均一なツヤ消し面にしました。 


 前回の記事の時点では撮っていなかった写真ですが…

 頭部の鶏冠部分の削り込みですが、上から見るとこんな感じです。もっと薄くシャープに仕上げることもできそうですが、あんまり薄くすると割れる危険性がありますので…。


 *前々回のコメント欄にUNKNOWNさんからいただいた質問、モノアイの固定方法についてですが…
 「Hアイズ・ラピーテープ裏面(粘着面)/表面(色の付いた面)・両面テープ・丸モールド」といった感じで、実際の固定には両面テープを使用しています。詳しくは下記のURLの記事を参照なさってください。
http://blog.goo.ne.jp/ossan-obahan1-2/e/702ad4a096d86de2e674db8bb0ff0111
 ご質問への回答が遅れてしまい、誠に申し訳ございません。m(- -)m

 *不知火アスカさん、モノアイの件のフォローありがとうございます! m(- -)m

 
 


お久しぶりです ―― HG サーシェス専用赤イナクト(その1)

2008年08月19日 | 現在製作中
 前回、「今後も当分の間は週イチぐらいのペースになる予定ですが」と書いたのですが、諸事情により週イチどころか2ヶ月近くも更新を休ませていただきました。その間にも毎日たくさんの読者の皆様がお越しくださいました。ありがとうございます。
 「こんなにうれしい事は無い…(←最終回のアムロの声で)」
 コメント欄で筆者の体調をお気遣いくださった方もいらっしゃいましたが、体調は問題ありません。ありがとうございます&ご心配おかけいたしました。m(- -)m 
 久しぶりに記事を書くとなると、どう書いて良いものなのかという感覚が鈍ってしまっています。実際、記事を書きかけて中止してしまうことが何度かありました。更新を待ってくださっている読者の皆様には申し訳ないなぁと思いつつも、書けないでいたのです。読者の皆様、ご心配&ご迷惑おかけいたしました。m(- -)m

 それではぼちぼち製作記事に入ります。HGイナクトは発売されてからすでに2ヶ月。「模擬戦なんだよぉ!」のデモカラーも発売され、モラリア戦での活躍が印象的な青いサーシェス機の発売も決定しています。しかもユニオンフラッグとよく似たパーツ構成ということもあって、読者の皆様にはすでにおなじみのキットなのではと判断しました。
 そこで通常の製作記事にあるようなパーツ展開画像は省略し、手を加えた部分に的を絞った記事にさせていただきます。

 さて、前回の記事で図を載せた「巨大アリー・アル・サーシェス化計画」ですが、キットの頭部パーツを手に取ってみて…
 「ち、小さい…(汗)。これにアゴヒゲを生やすのは無理や…(汗)」
 ということに気付きました。強度を保ったまま図のようなアゴヒゲにしようとすると、プラ材ではまず無理でしょう。ホッチキスの針を加工したものを使おうかとも思いましたが、頭の可動範囲をかなり狭めてしまいそうなのでボツにしました。

 とりあえずキットを見ていちばん気になる所から行きます。

 特徴的な形状のイナクトカスタム頭部ですが、中央の鶏冠(とさか)部分の先端が安全性確保のためか欠けたような形になっています(写真左)。先端部にランナーを貼り足して延長し、尖らせようと思ったのですが、左右に張り出したツノとの長さの対比が設定画とは違ってしまいます。そこで、削り込んで形状を修正することにしました(下図参照)。

 削り込みによって、てっぺんのV字になっている部分の角度も設定画に近付くのではないかと思います(設定画の角度は意外と鈍角です)。

 また、鶏冠の裏側の先端部(水色で示した部分)を、先端に向かって薄くなるように削り込みました。左右対称に削るのは難しいですが、ナイフやヤスリを使わずに、当て木(プラ板など)に貼った耐水ペーパーで少しずつ削ると失敗が少なくて済みます。

 このキットはとても出来が良いのですが、パチ組み~部分塗装派にとってやっかいな部分があります。手の甲が指と一体成型されたダークグレー成型色であるため、本体色に合わせて塗装する必要があるんですねぇ。
 
 キットの成型色の赤は微妙な色合いで、似た色を作るのは難しかったです。ガンダムマーカー「SEED DESTINY」セットの「SEED DESTINYレッド(2)」と「Gジェネマーカー」セットの「ガンダムCGレッド」を適当に混ぜた色を筆塗りしました。筆ムラを出さないように、多少はみ出しても気にせず塗りましたが、結局筆ムラだらけに…(汗)。ツヤありのインクをムラなく塗るのは難しいですねぇ。
 肉眼で見ると、キットの赤成型色と似た色に仕上がったのですが、写真で見るとかなり違う色になってしまっていますね(汗)。この後、はみ出した部分の修正と筆ムラ部分の修復をするのですが、インクが完全に乾燥してからの作業になります。ツヤありのインクはなかなか乾かないもので…。

 

 


 

HGUC ザクⅡ改(とりあえず最終回)

2008年06月07日 | 現在製作中

 HGUCザクⅡ改も今回で一応の最終回となります。いつもどおり最終回は縦長の写真がズラズラと並ぶ構成になるため見づらいですが、ご了承願います。m(- -)m

 
 脚の可動は1/144スケールのザク系キットとしては最強クラスと思われます。特に見た目と可動範囲を両立した足首が素晴らしい♪
 あと、脚を腰に取り付けてから気付いたのですが、股関節の前後スライドギミックの可動部がややユルいです。腰フレームへの取り付け用ポリキャップの軸に瞬間接着剤を少量塗ってからポリキャップを取り付けると、接着剤の乾燥後にちょうど良い固さの可動になってくれますよ。 


 このキットは可動と色分けを充実させつつ1200円(税抜き)という価格に抑えるためか、右の握り拳や股間のスタンド取り付け穴のフタといったパーツが省略されています。スタンドに取り付けないと、ポリキャップの穴が丸見えですので…

 コトブキヤさんの角モールド(だったかな?)にランナーを貼り付け、ポリキャップ隠しのフタを作りました。着脱しやすいようにランナーは短め(2ミリほど)で、ポリキャップに対しややユルめにセッティングすると良いと思います。

 フタを取り付けたところです。使用したパーツは、出渕メカっぽく見えるようなディテールのものを選びました。


 HGUCザク改、一応の完成です。なぜ「一応」かといいますと、8月ごろにHGUCの0080シリーズ対応の水貼りデカールが発売される予定だからです。デカールでマーキングした後にダメージ表現やウェザリングを施したいですからねぇ(劇中ではアップになった時の傷み具合が印象的ですから…)。


 斜め前と斜め後ろから。写真ではかなり細く見えますが、実物をじかに見るともうちょい太いです。また、よく似たプロポーションと思っていたMGザクver2.0とシルエットを比較すると、HGUCザクⅡ改はひと回りゴツいプロポーションになっています(特にボディー周り)。


 Bタイプ。頭部に厚みがあるため、通常型とはやや雰囲気が異なります。


 旧キットの箱絵はこんな感じだったでしょうか(うろ覚えですが…)。動きのあるポーズを取らせると細さが気にならなくなります。筆者はほぼ完全にこのキットのプロポーションに慣れました。たぶん旧キットを見ると逆に違和感を覚えるのではと思うぐらいです。個人的には「これはこれでアリやねぇ」と思います。
 思い入れのあるファンの方が多いであろう機体だけに、設定画や劇中のイメージとは異なるプロポーションであるのにはやや疑問を感じますが、可動ギミックや色分けが素晴らしい(全体にスポンジヤスリを掛けてやると良い色と質感になりますよ♪)キットですよ! 写真を見て「細い!(汗)」と思われた方、実物は見慣れるとけっこう良い感じですよ~♪

 ――あ、ヒートホーク忘れてた…(汗)。


 *7月にMGキャンペーンが開催されるそうです。今回は特別カラーのアクションベース台座部分やキャラクタープレートが封入されるようですよ♪

 *通りすがりさん:Hアイズにこだわってモノアイ改造してきましたが、ネイル用のデコパーツも良さそうですねぇ♪ 値段が安くて量が多いのも魅力ですね。今度100均に行ったら探してみます。ありがとうございます!

 *コジロウさん:やっぱりこれぐらいシンプルな方が「機動歩兵」といった感じで良いですねぇ♪ 翼とか巨大な武器を持つ機体とは違う魅力がありますね。

 *ASAHII@さん:巨大感とか精密感を考えると、Hアイズはあまり向いていないかもしれませんねぇ。デフォルメされた表現のモノアイという感じですね。アニメ風の仕上がりなら、キットのシールをシワが寄らないように貼るというのも意外と良いですよ♪

 *HKRさん:旧キットが手元に無いので比較できませんが、おそらくザク本体との対比から同じぐらいの大きさでないかと思います。
 モノアイの件のフォロー、ありがとうございます♪

 *あああさん:はじめまして! コメントありがとうございます。m(- -)m 。筆者も同感で、「これはこれで♪」と思います。写真写りや設定画などとのギャップから、かなり損をしているキットだなぁと思います。一つ完成させた後にもう一個組みたくなるキットって、久しぶりです♪
 今後もよろしくお願いします!