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ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

HGUCガンキャノン量産型(その1)

2009年05月05日 | 現在製作中
 我々モデラーにとって、未組み立てのキットがたまってしまう、いわゆる「積みプラ」は大きな問題だと思います。特にガンプラは新作キットの発売ペースが他のジャンルのプラモデルよりも早いため、積みプラが発生してしまう可能性が高いのではないかと思うんです。
 特に「いつかはこのキットをじっくり手を加えて作ってやる…!」というキットは、思い入れの強さからなかなか手が出せず、数年間も大事に保管したまま…ということになってしまうのではないでしょうか?
 そんな積みプラは結局、作らずに何らかの方法(捨てたり売ったり)で処分してしまうことになってしまうかもしれません。せっかく「欲しい! 作りたい!」と思って買ったキットです。処分してしまうよりも、手早く作ってしまった方がキットも幸せかもなぁと思う時があります。

 そこで登場したのが、今回取り扱う「HGUCガンキャノン量産型」です。購入後、ずっと積んだままになっていました。

 時間と手間とお金をあまり掛けずに、それでもそこそこ見栄えの良い完成品にすることを目指しました。部分塗装も最小限で行きます。
 料理で例えると、「冷蔵庫の残り食材で作る」とか「本格的に作ると時間が掛かる煮物料理を、電子レンジで手軽に!」という感じにできたら良いなぁと…。

 キットの製作時間を短縮するための強い味方…

 「タミヤ 薄刃ニッパー」です。切り口がきれいに仕上がる上に、通常のニッパーでは切りにくいような形状のゲート部分にも威力を発揮します。
 ニッパーの中でも値が張るものですので、筆者にとっては長年「いつかは使いたい憧れの逸品」でしたが、PGガンダムアストレイのサンプル製作時に導入しました。おそらく数時間は作業時間を短縮できたのではと思います。


 短い時間で作業しようとすると、ゲート跡部分に細かいヒビ割れや白化が起こってしまいがちです。そういうトラブルが発生した時、キットの成形色と似た色の油性マーカーがあれば助かります。写真は「コピック」や「ZIG」というイラスト用のマーカーですが、模型用のアイテムとして「コピックモデラー」やガンダムマーカー「リアルタッチマーカーセット」も発売されています。ヒビ割れや白化部分は、これらを塗るとかなりましになります。

 
 あと、爪楊枝(写真左)や綿棒(写真右)があると、何かと便利です。写真の綿棒はカメラ屋さんで売っているレンズ掃除用のもので、先端が細くなっています。塗装やスミ入れのはみ出し部分を拭き取る時に便利です。通常の綿棒に比べて高価なのが弱点…(汗)。

 さて製作です。
 

 胸の側面にある丸い部分は姿勢制御用のバーニアノズルと思われます。形状は異なりますが、初代ガンキャノンにも付いていますねぇ。
 キットのバーニアは金型の抜けの都合で開口されていません。本格的に手を加えるなら、この丸モールドをドリルで彫り抜いてしまい、市販のディテールアップ用パーツを埋め込むというのが定番工作ですが、今回はデザインナイフと丸棒ヤスリでパーツを貫通しない程度に穴を彫りました。

 次は頭部カメラのバイザーです。
 
 HGUCのジム系モビルスーツは透明パーツのバイザーが標準になっていますが、このガンキャノン量産型はHGUC最初のキットであるガンキャノンに合わせるためか、不透明のパーツにシールを貼って再現する方式です。ガンキャノンと並べるには問題ないのですが、ジム系の機体と並べると違和感が生じてしまうでしょう。

そこで、キットのバイザーのパーツはカメラの内部メカとして使用し、バイザーは透明素材で自作することにしました。方法はジオン系やザフト系のモビルスーツのモノアイ周辺部 とほぼ同じです。(HGUCザクHGUCゲルググ にも関連記事あり)。
 
 写真左:適当な厚みに重ねたプラ板に、両面テープでナイフの刃やエッチングノコギリを貼り、パーツに一定の高さ(=プラ板の厚み)のスジ彫りを彫ります。
 写真右:パーツの中央をドリルで貫通し、レンズ(ウェーブ製「Hアイズ ミニ」を使用)が入る大きさまで丸棒ヤスリで穴を広げます。穴を開ける際の中心の位置決めには、パーツにデザインナイフの刃の先端突き立て、クルクル回して小さな穴を彫ると良いです。いきなりドリルで中心位置を決めるのは失敗する可能性がありますので…。

 
 写真左:スジ彫りが終わったパーツに、デザインナイフで斜め方向のスジ彫りを追加しました。でも、センスの無いスジ彫り…(汗)。
 パーツの塗装にはガンダムマーカー「ガンダムメタグリーン」を使用しました。塗装後にレンズを取り付けてあります。
 写真右:最近のキットでは、ガンキャノン系・ジム系のカメラはモノアイにもツインアイにも見えるデザインが採用されています。ツインアイ部分を再現するため、キットのシールを細かく切って貼り付けました。適当ですが…(汗)。

 
 写真左:透明バイザーの再現には、HGダブルオーガンダムのGNソードⅡで使用したお菓子の包装フィルムを使用しました。パーツの裏側に両面テープを貼り、ビニールフィルムを適当な大きさに切って巻き付け、先に貼っておいた両面テープで固定します。
 パーツにすき間なくフィルムを巻き付けるのが、ちょっと難しかったです…(汗)。
 写真右:余分なフィルムをニッパーで切り取ります。 


 仮組みした頭部にカメラブロックを組み込んだ状態です。カメラ部分を本格的に作り込んだ作品に比べると奥行き感に乏しいですが、まあ透明な質感は出せたかなぁと思います。

 結局、今回はいつもと変わらない製作ペースでした。当初予定していた「手早く作る」という目標は達成できず……ううっ。

HGオーライザー(その2)

2009年04月26日 | 現在製作中
 朝、目が覚めると首の左側と左肩に激痛が走りました。どうやら寝違えてしまったようです。おかげで今日は首の可動範囲が大幅に制限されています。ああ~痛い…(汗)。

 さて、HGオーライザーの続きです。機首のキャノピーはオレンジ色のクリアーパーツになっています。「ガンダム00」シリーズでは、キャノピーの色をシールで再現したり、無色透明のキャノピーの色をシールで補うキットがありましたが、このHGオーライザーの仕様は部分塗装派にとっては非常にありがたいです。
 ただ、このキャノピーのオレンジ色が、カラー設定画のキャノピーの色に比べるとずいぶん鮮やかな色であることが気になります。設定画では「スモークブラウン」といった感じの色に見えますからねぇ。
 
 写真左:通常の戦闘機なら機首のキャノピー内は操縦席が設けられているところですが、オーライザーの場合はセンサー類(?)がぎっしりと詰まっています。このセンサー部分をシルバーに塗ってやると、キャノピーのオレンジ色がよりキレイに見えるとは思いますが、派手すぎるかもしれないのでガンメタリックで塗ることにしました。
 写真右:キャノピーの色をちょっとでも設定画の色に近付けたかったので、ガンメタリック(タミヤアクリル塗料の「メタリックグレイ」を使用)には赤と緑色を加えて「茶色っぽいガンメタリック」にしてみました。「焼鉄色」に近い色です。でも、写真ではほとんど分かりませんねぇ(汗)。
 

 キャノピーの裏側の縁の、プラスチックの厚みの部分にも同じガンメタリックを塗装します。

 
 キャノピーのパーツを機首のセンサー部分にかぶせた状態です。センサー部分とキャノピーの縁裏に塗ったガンメタリックのおかげで、キャノピーのオレンジ色が濁った色になりました。キャノピーの縁裏に直接塗料を塗った部分は、特に色が濃くなっています。ガンメタリックをさらに暗い色にすると、もっと濃いスモークブラウンになるかもしれません。

 プラモデルの透明パーツは、どうしても厚みが出てしまいます。そのパーツの厚みが、外観に影響してしまいがちです。特に、無色透明のキャノピーのパーツなどは、パーツの厚み部分が白く光ってしまうんです。そこで、パーツの縁裏の厚み部分に色を塗って、ごまかしてしまおうと考えたんです。
 1/100ガンダムキュリオスの記事1/100ダブルオーガンダムのサンプルレポートでは、透明パーツの縁裏にメタリックグリーンを塗装して、表から見ると透明パーツの外周が緑色に光って見えるようにしてみました。

 無色透明のキャノピーの場合、パーツの縁裏を黒やグレーで塗ることにより厚みを目立たなくする(MGクロスボーンガンダムの記事参照)こともできます。

 透明パーツの厚みは厄介ですが、それを逆に利用することで、他にもいろいろと表現方法が生まれるかもしれませんねぇ。

HG Mr.ブシドー専用アヘッド(最終回)

2009年04月21日 | 現在製作中
 ミスター・ブシドー専用アヘッド製作記事の最終回です。まずは前回貼り忘れた完成写真から…。





 写真を撮った時の光源の具合により、色がかなり濃く写っています(汗)。これぐらい濃い色で塗っても良かったかも…。


 こちらは実物に近い色の写真です。

 さて、ここからは前回予告した「実体剣」の製作です。

 刀身は「1/100ガンダムアストレイ レッドフレーム」のガーベラストレートのものを流用しました(←もったいない…:汗)。
 1/100スケールのガーベラストレートは安全のため刃の部分が鋭くなっていません(PGアストレイのサンプルレポート参照)。そこで、できるだけ刀身に施されたメッキを活かすように刃の部分をヤスリで削り、鋭くしました。

 
 刃の反対側の部分(峰:みね)にはパーティングラインが入っているので、ここもヤスリで削りました。ヤスリで削った部分は、当て木をした耐水ペーパーで仕上げましたが、この時もメッキを残す部分を削ってしまわないように注意する必要があります。

 
 写真左:柄の部分はブシドーアヘッドのビームソードのものを使用します。アヘッドは機体のサイズのわりには手が小さい(ジンクスと共通)ので、太い柄を握らせることができないんですよねぇ。ガーベラストレート刀身の茎(なかご)の部分を削って小さくし、ビームソードの柄に取り付けられるようにしました。
 写真右:ところが、柄よりも刀身の方が幅が広いことが分かりました(汗)。これでは不自然です。この不自然さを解消するため、鍔(つば)を取り付けることにしました。 


 メッキがなくなってしまった刃と峰の部分はガンダムマーカーの「ガンダムシルバー」で塗りました。「ガンダムメッキシルバー」は生産中止となってしまった今となっては貴重品ですからねぇ…。「ガンダムシルバー」はメッキのような光沢はありませんが、インクを筆塗りするとなかなか良い感じの金属感が出るのでよく使っています。
 ただ、メッキの部分にインクがはみ出してしまうと、修正が厄介です(汗)。納得のいく仕上がりになるまで、何度もはみ出した「ガンダムシルバー」を「ガンダムマーカー消しペン」で拭き取らねばなりませんでした…(泣)。

 
 プラ板を削り出して、刀の鍔(鍔)を作ります。鍔の形状は「オーバーフラッグス」のマークを細長くアレンジしてみました。かつての戦友達の志を宿した刀という意味合いを込めたのですが、これではブシドーの正体がすぐにばれてしまいますね(笑)。
 図面を引かずにフリーハンドで切り出したため、精度が低いです…。

 
 鍔の塗装にはミドリ店長おすすめの「ファレホ(vallejo)」社の水溶性アクリルカラーの「リッチゴールド」を使用しました。写真ではその良さがお伝えしきれないのが残念ですが、粒子が細かく、華やかな金色です! 水性ですので、臭いもあまり気になりません。
 従来は入手が困難だったファレホ社の塗料ですが、ボークスさんが取り扱うようになったため、比較的入手しやすくなりました。ありがたいです♪


 完成したブシドーアヘッド用実体剣です。




 鍔は刀身と柄の間に挟んでいるだけです。


 ちょっと刀が長すぎたかも…(汗)。






 刀の鞘(さや)は…? ←気にしないでください!(笑)。

 ブシドー専用アヘッドは武骨なデザインで、作っていて楽しかったです。筆者はこんな感じの武骨で悪役系デザインのロボットが大好きなんですよ。 グフとかマラサイとか、モビルスーツ以外ではオーラバトラーのレプラカーンとかSPTのブルグレンとか… 
 この辺の話はやり始めるときりが無いので、また別の機会にお送りします。7月発売予定の「スサノオ」も楽しみです♪

HGダブルオーガンダム(その3)+HGオーライザー(その1)

2009年04月17日 | 現在製作中
 ブシドー専用アヘッドの製作がほぼ終わったので、久しぶりにHGダブルオーガンダムに戻ります。
 キットを組み立てたのが半年前のことですので、記憶があいまいになっている部分があります。またキットの出来はとても良いので、説明書どおりに組み立てると良く動く上に男前のダブルオーが完成します。そこで、順を追う形の製作記事ではなく、「ここが気になる」という部分を抜き出してお送りすることにしました。
 
 物語後半の主役メカは、前半の主役メカに比べて付属品が多くなる傾向があります。自然と「パーツの裏側」となる部分も増えてきます(TV版およびOVA版ウイングガンダムゼロの翼とか…)。プラモデルになると、その「パーツの裏側」の部分が省略されることが多いですが、このHGダブルオーの場合、肩のGNドライヴが装備された装甲の裏側は構造材が張り巡らされたような形状になっています。グレー塗装するだけで良い感じになってくれます。
 グレー塗装はガンダムマーカー「ガンダムグレー」のインクを筆塗りしました。はみ出した部分は後で耐水ペーパーやナイフを使って修正しました。


 肩のGNドライヴはエクシアのもの(写真左)と比べるとかなり大きいです。ダブルオーのGNドライヴを積む「エクシアR2」のキットではどちらのサイズになるか気になるところですねぇ。

 
 写真左:前腕の手首付近に付くレンズ状のパーツは、可動部との兼ね合いから「くぼみにはめ込む」ではなく「表面に貼り付ける」構造になっています。そのため、レンズパーツの厚みがやや目立ちます。
 筆者はレンズの塗装に水性塗料を使いました。つや有りの水性塗料特有のべた付きを防止するため、レンズパーツの表面ではなく裏面を塗装したのですが、レンズの厚み部分が横から見ると無色透明のままになっています(矢印で示した部分)。
 写真右:そこで、レンズのふちの厚み部分をグレーで塗装しました。


 GNソードⅡの透明パーツには、以前の記事で実験した自作クリアーカラーシールを使用しました。クリアーブルーの塗料を筆塗りするのに比べ、色むらが無いのは良いのですが、素材として使用したビニール袋や両面テープにはごくわずかに凹凸があるようで、シールの表面は完全な平面になりませんでした(汗)。
 そこで、自作クリアーカラーシールはパーツの片面だけに貼り、シールが付いた面は目立たない側に配置しました(GNソードⅡを腰に取り付ける場合、シールの面をソードの内側に来るようにする)。


 足のくるぶし部分はアキレス腱部分との塗り分けの境界がはっきりしていないため、スジ彫りを入れました。写真左側が加工後の状態です。

 ここからはHGオーライザーの製作記事です。半年前に組んだダブルオーの記事を再開するだけでは芸が無いですからねぇ(汗)。
 支援メカが別売りで発売され、しかもガンダム本体とのセット販売もあるというのはありがたいですねぇ♪ 筆者はすでにガンダム本体を持っているため、単体発売の方のオーライザーを購入しました。「HGダブルオーライザー」のカラーリングやシールも魅力的だったのですが…。

 このキットに使用されているポリキャップ(写真右側)は、1980年代後半から採用されている「超ベテラン」というべきものです。写真左側は旧キットの1/144ギラ・ドーガのものです。サイズが小さいため外観への影響が少なく、可動性能も充分だと思います。


 このキットは少ないパーツ数ながら色分けの再現度はかなり高いです。パーツ分割による色分けが再現されていないのは尻尾の白い部分ぐらいです。今回は作業時間短縮のため、この部分は塗装せず、キット付属のシールを使用することにしました。
 シールを貼る前にパーツを中性洗剤などで洗い、パーツ表面の油分を取り除いておけば、シールの定着性が良くなるそうです。筆者は洗うのが面倒くさかったので、消毒用アルコールでパーツ表面を拭きました。
 
 
 オーライザーの尻尾の青いパーツに白のシールを貼った状態です。このシールはパーツのサイズや形状に対して高い精度でカットされているため、位置を慎重に決めてから貼り込むとパーツにピッタリ合います。
 パーツの凹凸にシールをなじませるためにはMGシナンジュのサンプルレポート最終回と同様に、先端を耐水ペーパーで丸くした爪楊枝を使用しました。
 この部分のように平面的な部分なら、思ったより良い感じに仕上がりますよ~♪

HG Mr.ブシドー専用アヘッド(その6)

2009年04月15日 | 現在製作中
 ブシドー専用アヘッドの製作もいよいよ終盤です。

 ビームソードの刃先は安全対策のためかなり丸くなっています(写真下)。やっぱり尖っている方が格好良いので、ニッパーで先端部を斜めにカットし、ヤスリ掛けして形状を整えました。

 このキットのビーム刃はつや有りの無色透明パーツになっています。詳しいことは分かりませんが、「ガンダム」の世界で登場するビーム刃は光る粒子の集合体であり、外部からの光を鏡のように反射することはないはずだと筆者は考えています。そのため、ビーム刃のパーツ表面に荒めの耐水ペーパーを掛けてつやをなくし、光の反射による発光を抑えることにしました。


 ビーム刃の色はオレンジ色です。手元にクリアーオレンジの塗料が無かったので、手持ちの塗料を混色することにしました。ガンダムマーカーの「ガンダムメタレッド」と「Gジェネマーカーセット」の「ガンダムCGイエロー」のインクを混ぜたメタリックオレンジを「ガンダムマーカー消しペン」の溶剤で薄めて筆塗りしました。メタリック系のオレンジにしたのは、ビームの粒子を表現するためです。
 濃度が濃いインクをベッタリ塗るとせっかくの透明パーツの意味がなくなってしまいますので、かなり薄めに溶いたインクをサッと塗りました。なんとか「つや消しクリアーオレンジメタリック」という感じの色になったのですが、色むらが生じた上に、なんとなく地味な仕上がりになったような気が…(汗)。


 そこで、オレンジ色のメタリック粒子でさらにコーティングすることにしました。使用したのは「タミヤ ウェザリングマスター<Dセット>」の「赤焼け(BURNT RED)」です。化粧品のような汚し塗装用アイテムで、本来はバイクや自動車モデルの排気管の焼け表現に使用する色なのですが、赤やオレンジ色のビーム粒子の表現にも使えるのではないかと思います。


 とりあえずキットのビーム刃はこんな感じに仕上がりました。これで完成状態なのですが、ブシドー専用アヘッドの製作記事はまだ続きます。PGガンダムアストレイのガーベラストレートを見てしまったため、このブシドーアヘッドにも実体剣を持たせたくなってしまったんですよ…(汗)。

HG Mr.ブシドー専用アヘッド(その5)

2009年04月09日 | 現在製作中
 久しぶりのブシドー専用アヘッドです。PGアストレイを組み立てた後なので、大柄な機体であるはずのアヘッドがとても小さく感じます(笑)。


 コクピットハッチや背部ユニットなどのオレンジ色は、ガンダムマーカーの「ガンダムシルバー」→タミヤアクリルのフラットホワイト→タミヤアクリルのオレンジ+フラットベースで塗り重ねました。赤や黄色と同様にオレンジ色も下地の影響を受けやすい色なので、きれいに発色させるには白を下地に塗る必要があるのですが、その下地の白に色むらが無いようにしておかないと、下地を塗った意味がなくなるようです。
 筆者は完成を急ぐあまり、下地のフラットホワイトの塗り重ねが完全ではない状態の上からオレンジ色を塗ってしまったため、いくらオレンジ色を何度も塗り重ねても下地の色むらが分かってしまうという最悪の事態に…。
 読者の皆様は、黄色やオレンジ色などの色を塗る前の下地塗りを手抜きしないようにしてくださいね(泣)。

 結局、オレンジ色の色むらをごまかすために、オレンジ色の絵画用パステルをナイフで削って粉にしたものを塗装の上から綿棒でこすり付けました。わりと効果があります。通常、パステル粉末はやや暗めの色を用いて影の表現に使ったり、茶色系の色で土ぼこりの表現に使うことが多いですが(ユニオンフラッグの記事参照)、本体塗装色と似た色を使うと、塗装のむらを目立ちにくくすることができるんです。
 


 コクピットハッチの縁の部分は、胸部装甲のパーツに組み付ける時に、またしても塗装が剥がれてしまいました(泣)。
 何日にも分けて塗り重ねたオレンジ色が一瞬で台無しに…。

 結局、縁の部分をオレンジ色にするのはあきらめ、油性マーカーの黒で塗りました。これならパーツ同士がこすれ合っても剥がれる危険性は無いはずです。
 あ~、当初予定していた仕上がりから、どんどん遠ざかって行く…(汗)。

 背部のスラスターユニットは通常型のアヘッドとは違い、縦方向に長くなるように設置されています。腕の動きを妨げないための仕様変更という設定ですが、戦国武将が背中にかかげる軍旗(幟:のぼり)を意識したデザインなのではないかと思います。
 戦国武将の軍旗といえば、なんらかのマークや文字が入っていますので、この背部ユニットにも何かマークまたは文字を入れたいなぁと思いました。Mr.ブシドーの性格を考えると「アロウズ」のマークにするとは思えないので、この機体の通称「サキガケ」にちなんで、漢字の「魁」の文字を書き込むことにしました。
 
 金色の塗料を面相筆で塗っていきます。筆者は字が下手なので、お手本をよく見ながら少しずつ線を引いて文字にしていきました。
 下書き無しでいきなり線を引くので緊張して手が震えますが、最初は細い線で書き、徐々に線を太くして調整したらなんとかなりました。写真左が2度め、写真右が3度目の線引きをした状態です。
 左右同じ大きさ・同じ形の文字を書き込むのは難しいです(汗)。機体に取り付けてしまえば、左右の違いを見比べることもなくなるはずですので、これで良しとしました。
 



 各部の外装パーツが付き、完成が近付いてきました♪ 後はビームソードなのですが、以前の記事に陈树春さんからいただいたコメントにもあるとおり、ビーム刃がやや短く感じます。PGアストレイのガーベラストレートを見た後ではなおさらです。う~ん、どうしよう…。目の前に1/100アストレイのガーベラストレートの刀身が転がっているのですが、それを使いたくなってきています(笑)。


 PGアストレイ サンプルレポートの最終回に質問のコメントをいただきましたので…

 *不知火アスカさん:細かい話になりますが、ところどころ外装パーツの取り付けがゆるい部分があります。あと、首元の装甲(「00」に登場するガンダムの胸部クラビカルアンテナに似た部分)がアゴやヘルメットに干渉して、アゴを引いた状態では首の可動範囲が限られてしまうところが気になりました。全体から見るとささいなことなんですけどね…(汗)。

 *金さん:残念ながら、PGアストレイはMGザクver2.0のような腰をかがめて片方のひざを地に着けたポーズを取らせることは難しいです。
 内部フレームは充分に広い可動範囲を持つ優秀なものなのですが、外装がPGストライクガンダムに比べて厚みのあるデザインであるため、可動が妨げられている部分はいくつかあります。
 見た目の印象よりも脚を前に上げることができない原因は、腰の前部スカートの赤いパーツが腰前面中央の装甲に取り付けられているためです。このパーツの取り付け方法を変更すれば、脚の可動範囲が広がるかもしれません。

しつこい風邪でした… (HG Mr.ブシドー専用アヘッド その4.5)

2009年03月09日 | 現在製作中
 筆者の今回の風邪は胃を直撃するタイプのようで、10日ほどもずっと満腹感が続くという奇妙な体験をしました。胃がふくらんで、ノドの辺りまで上がってきているような感じです。
 久しぶりにお腹が「グ~っ」となって空腹感が出てきた時はとてもうれしかったです。でも、お見舞いのコメントをくださった読者の方がいらっしゃったのはもっとうれしかったです♪ ありがとうございます!

 久しぶりのブシドー専用アヘッドです。すでに後継機の改良型まで登場したというのに…(汗)。
 
 アヘッドは機体のサイズや腕・脚の関節の構造から、ティエレンをベースに開発されたように思えるのですが、どこにもそのような記述はありませんねぇ(?)。擬似太陽炉を積む次期主力機の開発ベースとして、重量級の機体を支える丈夫さとパイロットしだいではガンダムと互角に戦うことができる性能を持つティエレンが選ばれたという裏話があっても良いと思うのですが…。
 写真左:キットの脚の構造もティエレンとよく似ています。ひざ関節の合わせ目を消しておきましたが、接着はしていません。関節がゆるんできたときに分解整備するためです。
 写真右:太もも装甲のパーツの上部は合わせ目にわずかですがすき間ができます。パーツの裏側、黄色い丸で囲った部分に丸い突起(押し出しピンの跡?)があるためだと思われます。この突起をナイフで削り落とすと、合わせ目のすき間問題がかなり改善されます。ただ、これだけでは完全には解決しません(汗)。どうもパーツのはめ込みピンの位置にズレがあるようで…。 


 太ももの装甲は合わせ目部分を接着するかどうか迷いましたが、1/100ティエレンの設定画では太もも装甲に左右分割のラインがキッチリと描かれているため、「ティエレンの血を引く(?)アヘッドの太もも装甲も左右分割だろう」と判断してスジ彫り処理にしました。
 でも後ろ側がかなり違和感があるので、ちょっと後悔…(汗)。

 
 肩の装甲から生えているスパイクは、機体の内側方向の平面になっている部分を削って尖らせました。同時にこの平面に存在するヒケを消すこともできるので一石二鳥です(写真右のオレンジ色斜線で囲った部分がヒケです)。


 写真右側が作業後の状態です。


 前々回に混色した塗料(タミヤアクリルを使用)で赤い部分を塗装中です。塗りやすさと乾きやすさ優先でツヤ消しにしましたが、アニメのアヘッドはツヤありのワインレッドで格好良いですね。最近、「Zガンダム」関連のMGキットやトランザムカラーなどで「グロスインジェクション成型」のキットが発売されていますが、グロスインジェクションで深みのあるツヤありワインレッドに成型されたアヘッドも出たらなぁと思います。

HGUCザク地上戦セット(61式戦車編・その2)

2009年02月24日 | 現在製作中
 61式戦車の続きです。サイズが小さいので作業内容も非常に細かいです。

 砲塔の両サイドに一体成型されているスモークディスチャージャーは、金型からの抜けの都合上、サメのエラのような感じになっています。本来この部分は4本の角柱状のパーツが斜めに並んでいる形状です。とりあえず下側を削ってみましたが、かえって変な形になってしまいました(汗)。ここはやっぱりプラ板で作り直すのが良さそうです。ただし、プラ板で作った場合は取り付け強度に不安が出てくるでしょうねぇ…。


 砲塔裏側にもちゃんとモールドがあります。主砲の基部に肉抜き穴がありますが、このサイズですので下から見上げることは無いだろうと判断し、穴を埋めませんでした。でも戦車って下から見上げると格好良いんですよねぇ(笑)。


 61式戦車というと「紫色」というイメージがあります。旧作アニメ版のデザインだと紫色が似合うのですが、さすがにこのリファイン版のデザインで紫色というのも違和感がありそうだと思ったので、「紫色に近いグレー」で塗ることにしました。個人的なイメージとしてはガンダムマーカーの「ガンダムメカグレー」のような色です。
 雑誌の作例のドイツ戦車の中には、色褪せて薄いグレーになった状態に塗装されているものがあります。光の当たり具合によっては、その薄いグレーが紫色がかって見えることがあります。そんな色にしてみようと思ったのですが…
 実際にタミヤアクリルのフラットブルー・フラットレッド・ジャーマングレー・バフを混ぜてみると、紫色に近いグレーというより普通のダークグレーになってしまいました(汗)。
 仕方が無いので、このダークグレーを下塗りとして、徐々に明るいグレーでコートしていこうと思います。最初から素直に「ガンダムメカグレー」で塗っておけば良かったかも…。細かいモールドを塗料で埋めてしまわないように、かなり薄めに溶いた塗料で二度塗りしてあります。
 *「ガンダムメカグレー(もしくは「Zガンダム用セット」の「Zグレー」)」の色味については、この記事の写真を参考にしてくださいね。


 足回りを組み立てた状態です。写真では分かりにくいですが、履帯(キャタピラ)のたるみが再現されてるんですよ♪

 
 写真左:砲塔の上に付く機銃のパーツは、細い銃身を破損してしまわないように板状の保護材が付いています。この保護材は銃身よりもはるかに太いため、かなり目立ちます。
 銃身を折ってしまわないように気を付けながら、この保護材を削り取りました。良く切れるニッパーやナイフで少しずつ切ったり削ったりすると、銃身を折ってしまう危険性が少なくなると思います。恐竜の化石を硬い岩盤から掘り出す作業に似ています。
 写真右:保護材を削り取った機銃を砲塔に乗せてみました(赤い楕円で囲った部分)。完全にはめ込んでしまうと外れなくなってしまい、後の塗装作業の邪魔になりそうなので…(笑)。

 *やや地味な(失礼!)ネタですので、「どうかなぁ…?」と思っていたのですが、読者の皆様から予想外の反響がありました♪ コジロウさん、ジャアさん、HKRさん、δさん、アスカさん、かさぎさん、ありがとうございます! m(- -)m
 HKRさん:1/35、どんな感じになるか楽しみです! また画像お願いしますね♪

 ジャアさん・アスカさん:塗装は案外気楽にできそうだと思っています。ドライブラシでエッジを強調した後に「タミヤ・ウェザリングマスター」や「ガンダムマーカー ウェザリング用セット」そしてパステルの粉末などの「粉もん(←ちょっと意味が違うような…)」で砂ボコリを再現しようかと…。モノが小さいので、逆にごまかしも効きそうです(笑)。

 かさぎさん:現地改修で簡易スペースド・アーマーを取り付けた感じですね!


 *Kさん:もう2年とは早いもんですねぇ。Kさんとは当ブログの初期からの付き合いですので、ブログの閉鎖はとても寂しいです。
 でも、きっと近いうちに新しいブログでお会いできると信じています。リンク登録は画面上では削除させていただきましたが、「Kのプラモ部屋」の頃のリンク登録場所・順番はそのまま空けておきますね♪ 再びリンクするときは、以前の場所に貼らせていただきますからね!
 ではお体大切に…。またいつか、お会いしましょう……というか、今後もよろしくお願いします!! 


 黒紳士さん:はじめまして! コメント&リンク登録ありがとうございます! また黒紳士さんのブログにもおじゃまさせていただきますので、今後もよろしくお願いいたします。m(- -)m

HGUCザク地上戦セット(61式戦車編・その1)

2009年02月18日 | 現在製作中
 昔から筆者は小さな模型が好きなのですが、まさかガンプラでこんな小さいサイズの戦車が出るとは夢にも思いませんでした。しかも出来が良いので本当にうれしいです♪
 
 写真左:車体上面はサイドスカートも一体で成型されています。スライド金型の使用により、車体側面のディテールもきちんと再現されています。
 写真右:砲塔のパーツです。砲塔後部のバスケットの側面部が一体成型されているのがスゴいです。バスケットは強度確保のためにすき間が埋まっているのですが、このスケールなら仕方がないと思います。

 

 車体下部は底面と側面のパーツが分割されていて、3つのパーツを組み上げるとバスタブ状になります。小さいのに、1/72スケールや1/76スケールの戦車キット並みの構成です。

 
 写真左:転輪関連はほぼ一体で成型されています。
 写真右:転輪接地面のゴム部分をジャーマングレーで塗装しました。戦車模型の塗装をする上で面倒くさい部分の上位に来ると思われる部位なので、できるだけ早く済ませておきたかったので…(笑)。塗りやすいように車体下部にパーツを仮組みしてから塗りました。


 履帯(りたい)のパーツは持ち手にする部分が無いので、ランナーにつながった状態で塗装しました。ゲート部分は組み立てた後に塗装する予定です。
 塗装すると、プラスチックの成型色の状態では気付かなかった細かいモールドが見えるようになります。

 写真の左下に写っているのはザク用のクラッカーですが、シンプルなパーツ分割で複雑な形状が再現できるようになっています(詳しくはザク製作時にお送りします)。合わせ目を消すのは大変だとは思いますが…。

 
 写真左:車体の左右にあるフェンダーの前半分には大型の雑具箱が付いたデザインになっているのですが、この雑具箱は別パーツで着脱可能になっています(!)。
 雑具箱が無い状態だと旧作オリジナルの61式戦車に近いイメージに、雑具箱を取り付けると「第08MS小隊」版の61式戦車に近いフォルムになります。この写真では分かりにくいですねぇ(汗)。組み立てた後にもう一度検証してみることにします。
 写真右:雑具箱で隠れてしまうのですが、フェンダーには斧やシャベルなどがモールドされています。


 砲塔はこのような感じにパーツ分割されています。2連装砲の砲身は左右が独立して可動するようになっています。
 写真左上に写っているのは車体後部の兵員搬送用ハッチのパーツです。そういえば車体上面パーツの前部にはエンジンの冷却グリルらしきディテールとエンジンの点検用ハッチと思われる部分があります。このリファインデザイン版の61式戦車は、車体前方にエンジンを積み、車体後部は兵員や砲弾を収容するためのスペースになっているメルカバ戦車と同様の設計思想になっていると思われます。


 155ミリ砲の砲口はふさがっていますので、砲口部分の中心にデザインナイフの先端を突き立ててクルクルと砲身を回し、軽く穴を開けてからドリル刃で穴を広げました。ドリル刃は1ミリ径を使用しました。

 
 砲塔上面の車長用ハッチは別パーツになっています。キット付属の連邦兵フィギュアを改造して乗せることもできそうです。右の写真は食玩「ワールドタンク・ミュージアム」の90式戦車に付属しているフィギュアを乗せてみた状態です。やっぱりフィギュアが絡むとメカの巨大さが実感できて良いですねぇ♪

 
 *ブシドー専用アヘッドの記事に、読者の皆様からご質問をいただきました。

 コジロウさん:全塗装のネタはこのザク地上戦セットのザクです。定番化した感のあるHGUCザク+HGUC旧ザクのニコイチをやってみたいと思っています。着手するのはまだまだ先になりそうですが…。スローネアインも忘れたわけではありませんが、パーツの一部がどこかに…(汗)。

 わっきぃさん:肩のパーツのボールジョイントのゆるさ、気になりますねぇ! 塗料か瞬間接着剤でコーティングして対処しようと考えていますが、ちょうど良い固さというのはなかなか難しいんですよねぇ。

 陈树春先生:Hello! The beam sword of the kit is a little short as you say. I am trying and erring to make a cool sword somehow or other.  

HG Mr.ブシドー専用アヘッド(その4)

2009年02月09日 | 現在製作中
 広い面積の筆塗り作業にようやく慣れてきたところでトラブル発生です(汗)。

 胸部外装パーツを分解しやすいようにはめ込み用ピンを短く切って仮組みしていたのですが、胸部を分解する時にコクピットハッチのフチの部分のオレンジ色塗装が剥がれてしまいました(汗)。水性塗料はパーツ同士がこすれあったりすると、塗膜が欠けるような感じで剥がれるので、補修が難しいですねぇ。
 仕方がないので、ハッチの塗料を全て「ガンダムマーカー 消しペン」で溶かしてしまい、再度塗装することにしました。

 今後数回は胸部を分解する必要性がありそうなので(可動部がゆるくなった際のメンテナンスや、トップコート塗装時の内部透明パーツの取り外しまたはマスキングなど)、塗装が再度剥がれてしまうのを予防するべく、問題のハッチのフチ部分を斜めに削りました。これで分解する時に胸部外装の裏側とこすれあう心配もかなり減ったのではないかと期待しているのですが…。
 フチ部分を斜めに削ることによって、より設定画の雰囲気に近くなったと思います。 


 次は後頭部から生えているエネルギーケーブルです。

 設定ではケーブルの断面は平べったいベルト状なのですが、キットでは電気コードのように2本の線がつながった状態のリード線で再現されています。リード線はガンプラでは1/550ブラウ・ブロなどで昔から使われていましたが、このようなリード線は初登場でしょうか?
 先端部分はリード線の断面がむき出しになるので、接続端子を作ってみました。写真の黒いパーツは、ランナーの板状部分(タグ)を適当な大きさに切り、それを2枚貼り合わせてからリード線を差し込むための穴を開けたところです。

 
 プリンターケーブルやUSBコードの接続端子の形状を参考にしてタグを削り、先端部分にはキットのホイルシールの余白部分の細切りを貼ってみました。細かい作業なので、ちょっと疲れました。マスラオがキット化されたら、同じ作業をもう一度やらなければ…(汗)。



 前回の記事のコメント欄に、香港中文大学に在学中のリーアキオさんからご質問をいただきました。卒業論文のテーマが「日本のプラモデル産業」ということです♪
 質問文はリーアキオさんがお書きになったものをそのまま使わせていただきました。「*」が付いた文が筆者の回答です。  

① 貴方は何歳ですか?
 *37歳です。オッサンです(笑)。

② 貴方の初めてガンダムを知りうるのはいつですか?
 *あまりよく覚えていないのですが、確か1980年頃でした。

③ 貴方の第一台のガンプラが何ですか?
 *1/1200スケール「ジオン軍巡洋艦 シャア専用ムサイ」です。実は私が最初に買ったガンプラはモビルスーツではありませんでした。
 1980年代前半の、いわゆる「第1次ガンプラブーム」には、お店にガンプラが入荷してもすぐに売切れてしまうため、あまり人気がなく売れ残っている「ムサイ」や「ガンタンク」「ジオング」「ド・ダイYS」ぐらいしか買えませんでした(泣)。

④ 貴方の一番好きなガンダムシリーズが何ですか?
 *「機動戦士ガンダム0083 スターダストメモリー」です。現用兵器を思わせる姿になったザク・ドム・ゲルググなどのデザインが好きなんですよ。

⑤ 貴方は一番好きなガンプラが何ですか?
 *マスターグレードの「ザクver.2.0」です。作っていて楽しく、作りやすいのに良く動く可動機構に何度も驚きました。
 
⑥ 貴方、今までガンプラを持つ数は何台ですか?
 *今まで数え切れないぐらい買いました(笑:少なくとも300個ぐらいは買ったのではないかと思います)。古くなると捨ててしまうので、今持っているのは30個ぐらいです。

⑦ ガンプラは日本のプラモデルの代表だと思いますか?
 *他のメーカーの製品にも「日本のプラモデルの代表」といえるシリーズはいくつもありますが、ガンプラも間違いなく「日本のプラモデルの代表」といえると私は思います。

⑧ ガンプラの価額は購入意欲を影響しますか?
 *やっぱり安いとうれしいですね(笑)。最近は1/144HGクラスの価格帯が好きです。

⑨ 貴方はガンプラを買うの一番考えることは何ですか?例えば、メカデザイン、メカの表現、パイロット...
 *メカデザインを重視しています。他には可動機構が気になります。あと、アニメの戦闘シーンで活躍すればやっぱり欲しくなります(笑)。

⑩ ガンプラは成功の原因は何と思うか?
 *「ガンダム」というキャラクターの魅力と、新しいキットが出るごとに常に進化していくことが成功の原因だと思います。

⑪ 他社のプラモデルと比べて、ガンプラが好きなことは何ですか?
 *なにより「ガンダム」が好きですから!
 それから、新製品の開発ペースが早いところと、品質の良さ(組み立てやすさや工夫された可動機構など)です。

⑫ 他社のプラモデルと比べて、ガンプラの不足なことは何と思いますか?
 *安全対策のため、本来なら尖っている部分が丸くなっているところだと思います。対象年齢を考えると、これは仕方が無いことですけどね。
 
⑬ もし、ガンプラの販売中止した、その結果はどうと思いますか?
 *ガンプラがなくなってしまったら、私は何を楽しみにすれば良いのか分からなくなると思います。

⑭ ガンダムのアニメの重要な目的はガンプラの宣伝することだ、同感ですか?他の意見がありますか?
 *アニメで活躍するモビルスーツを観ると購買意欲が出てきます(笑)。確かにその点ではガンプラの宣伝になっていると思います。しかし、アニメの作品を観てみると物語や登場人物の心情なども実に面白いです。他のジャンルの映画やドラマ、コミックやアニメと同じぐらいの魅力があると私は思います。

⑮ 他のガンプラ対するの感想、意見がありますか?
 *来年はガンプラ30周年ですが、今後もますます進化・発展を続けて40周年、50周年…(以下、省略)を迎えられることを期待しています。


HG Mr.ブシドー専用アヘッド(その3)

2009年02月03日 | 現在製作中
 
 写真左:このキットは胸正面の黒い増加装甲と胸部本体前側(?)が一体成型されており、赤い部分は塗り分ける必要があります。
 写真右:とりあえずガンダムマーカー「SEED DESTINYセット」の「DESTINYレッド2」や「ファントムグレー」などのインクを混ぜてキットの赤成型色に近い色を作り、筆塗りしたのですが…
 2度塗りしたら最初に塗ったインクが溶ける、溶ける!(汗)。ほとんど筆圧を掛けないようにして塗っても溶けて下地のダークグレー成型色が見えてしまいます。結局、「ガンダムマーカー消しペン」でインクを完全に剥がしてしまいました。


 気を取りなおして、手持ちのタミヤアクリル塗料を適当に混ぜて赤成型色に近い色を作りました。「フラットレッド」「ジャーマングレー」「ダークイエロー」「明灰緑色」の4色を使用しています。配合は目分量で行っているので、どの色を何パーセント混ぜたかは分かりません(汗)。

 
 本当は時間節約のため胸正面パーツだけを塗り分けて、他の赤い部分はキットの成型色で済ませようと思ったのですが、やっぱり塗料の色つやと成型色の色つやを合わせるのは難しいです。
 「……やっぱり塗ろうか(汗)」
 結局、赤い部分は全部塗ることにしました。塗料を多めに作っておいて良かった~♪ でも、肩の部分の合わせ目をスジ彫り処理しておいたのが無意味になってしまいましたが…。

 胸部の擬似太陽炉のパーツ(?)は、胸の装甲に開いた穴から見える部分をガンダムマーカー「ガンダムメタレッド」で塗りました。


 頭部や首元のパーツを塗装しましたが、プラスチックの成型色に近い色の塗料を塗るのは気楽で良いなぁと思いました。もともとのプラスチックの色と塗料の色が近いと、薄く塗るだけで良い感じになってくれるんですねぇ。
 コクピットハッチのオレンジ色は、タミヤアクリルの「オレンジ」に「フラットベース」を混ぜた色で塗ってあります。
 広い面積の筆塗りは苦手なのですが、つや消しだと筆ムラが出にくいので非常に助かります。今後、筆塗りで全塗装しなければならないネタも出てきますので、今のうちに苦手な筆塗りを克服しておかなければなりません。そのネタとは、いったい何か!? ……今は内緒です(笑)。

HG Mr.ブシドー専用アヘッド(その2)

2009年01月27日 | 現在製作中
 今回はブシドー専用アヘッドの目の話の続きです。アニメの作画のイメージに近付けるために目を4つとも作り直すのですが、左右対称にするために同形・同サイズのパーツを複数、プラ板か何かで作り出す必要があります。しかも1/144スケールであるため、目は非常に小さいです。う~ん、どうしよう…。

 米粒よりも小さいパーツをプラ板から複数切り出す方法ですが、悩みまくった結果、次のような方法を思いつきました。基本的にはHGUCジム・ストライカーの肩関節カバーの時と同様の作業になります。
 ジム・ストライカーの時と異なるのは、切り出すプラ板が小さいので、プラ板どうしを瞬間接着剤で固定する時に接着剤を付ける位置と量を工夫する必要があるという点です。

 上の図のように適当なサイズに切ったプラ板を4枚接着します。赤い×印は瞬間接着剤を付ける位置です。接着剤の量は少なめにして、プラ板の反対側の端を接着してしまわないようにします。接着した側は削り出す時の持ち手になります。サイズが小さいので、実際に使用する部分を接着してしまうとプラ板どうしを剥がすのが大変です。

 後は4枚重ねのプラ板を1本のプラ棒として削っていきます。プラ板の断面を削る時は、広い面に対して垂直に削るよう気をつけます。作業台に両面テープを貼り付けて、その上にプラ板を貼って固定すると4枚のプラ板のサイズや削る角度をそろえやすいと思います。
 削る時はナイフやヤスリだけでなく、当て木した耐水ペーパーまで掛けて断面を整えるところまでやってしまうと後が楽なのですが、エッジが丸まってしまう危険性もありますねぇ(汗)。

 目頭側(図の下の方)の整形が終わったら、重ねたプラ板を作業台上の両面テープで固定したまま切断します(図の右から2番目)。さらにもう1ヶ所切り落として完成です(図のいちばん右)。


 ……という段取りでプラ板を切り出そうと考えたのですが、実際にやってみるとやや難しいです(汗)。

 写真は0.5ミリ厚プラ版を4枚重ねて切り出したものです。「良い感じに出来た~!」と思ったのですが、予定していたサイズよりもふた周りほど大きいことが分かりました。結局ボツに…(泣)。

 
 気を取りなおして0.3ミリ厚プラ板でチャレンジしてみました。プラ板は薄い方がパーツごとの形状やサイズの誤差が少なくなるはずですが、削り出しの作業は難しくなります。

 
 0.3ミリプラ板から切り出した目のパーツです。ちょっと精度が低くなってしまいました(汗)。
 上の図のような方法にするよりも、形状・サイズともイメージどおりの見本となるプラ板を一枚切り出しておいて、その見本をプラ板に両面テープで貼り付け、それを定規として一枚ずつ切り出した方が確実かもしれません。気付くのが遅かった…(汗)。

 
 写真左:目尻の部分を削って微調整しました。この時点ですでに上の図の方法で切り出した意味が無いような気が…(汗)。
 写真右:顔面に目を配置する際、干渉する部分が出てきます。目のパーツを削って対処しました。筆者は上下に2段ある目のうち、上の目の方がメイン(機能ではなく顔のバランス的に)だと思っているのですが、下の目の方が目立ってしまう結果になりました。上の目を貼る位置がやや高かったようです。



 さて、このキットでもう一つ気になる点があります。頭頂部の形状です。
 キットの頭頂部は、側頭部のGNバルカンが装備されたブロックとなだらかなラインでつながっています(図の左上)。
 設定画ではGNバルカンのブロックがやや高く、頭頂部はバルカンのブロックよりも一段低くなっています(図の右上。顔アップの設定画が手元に無いので、全身の設定画と記憶を元にしています)。
 アニメの作画では頭頂部がエクシアや00のように尖っていて、メリハリのある形状に描かれています。また、頭全体に対する顔のサイズが小さいようです(図の左下)。劇中では顔の彫りも深いですねぇ。
 パテ類を使わずに、パーツの肉厚の範囲内の削り込みだけで改修する場合、頭頂部とバルカンブロックの間のミゾを深く削り、頭頂部の左右を削ると良いかもなぁと考えた案が右下の図です。

 
 写真左:とりあえずパーツに穴が開かない程度に削り込んでみました。ミゾを深く削った後の仕上げには前回登場した爪楊枝ヤスリが活躍してくれました。
 でも、キットのままとあまり変わり映えしません(汗)。キットの説明書の完成写真とよく見比べても「微妙に違うかなぁ…?」という程度です。う~ん…。
 写真右:U字形に角が伸びた赤い鎧兜というと、「井伊の赤備え」を連想してしまいます。というか、ひこにゃんを…(笑)


HG Mr.ブシドー専用アヘッド(その1)

2009年01月25日 | 現在製作中
 後継機「マスラオ」の登場により、アニメ本編ではもう出番が無さそうな雰囲気ですが、今回から「サキガケ」ことMr.ブシドー専用アヘッドの製作に入ります。
 鎧武者をモチーフとしたロボットって、個人的に大好きなんです。バトルフィーバーロボとかバッシュとかダイゼンガーとかグレンラガンとか…。でもまさかモビルスーツでここまではっきりと鎧武者的なデザインが出てくるとは思いませんでした。
 設定画では横幅が広くてなで肩で脚の短いプロポーションでしたが、キットの方は引き締まった感じにアレンジされていて格好良いですねぇ♪ とりあえず顔というか目つきが気になりますので、その辺をメインにいじっていこうと思います。

 後頭部に付くクワガタは安全対策のため先端が丸くなっています。ヤスリやデザインナイフで鋭くなりすぎない程度に削ってみましたが、写真ではほとんど差が分かりませんねぇ(汗)。

 
 下あごのパーツにはヒゲを思わせる配置でアンテナらしきもの(ガンダムに付いている「クラビカルアンテナ」と同様のものなのでしょうか?)が付いています。このヒゲは安全性と強度を確保するためか、かなり分厚いです。薄く削ってしまうと強度が大幅にダウンしますので、裏側のエッジを削って「実際の厚みはあまり変わっていないけど薄く見えるように(図参照)」してみました(写真右側が加工後です)。


 下アゴのパーツは、上側の面(人間でいうと下唇付近?)の裏側を削り込みました。せっかく口の上側にキバが付いているので、下アゴからもキバが生えているように見せたかったので…(笑)。加工後に下アゴを顔面に取り付けてみると、削った部分がほとんど隠れてしまって分からなくなるのですが、少し浮かせ気味に下アゴを取り付けると、なんとか下アゴにもキバが生えているように見えるような気がします(?)。この写真はヒゲの加工前に撮ったものです。



 顔面パーツの目のモールドは、形状や位置が作画のイメージとは異なりますので、削り落としてプラ板で作り直すことにしました。右の写真は目を削り取った後の状態です。
 深いくぼみの底にある目を削り落とすのは普通のナイフやヤスリでは困難な作業になります。そこで、廃品を利用した工具を作ります。


 切れ味が悪くなったデザインナイフの刃先をペンチなどで挟んで折ります。折った刃先はケガをしないようにガムテープなどで厳重に包んで処分しましょう。刃の先端部分を砥石や耐水ペーパー(1000番ぐらい)で研いで、彫刻刀の平刀のように仕上げると、小型平刀の完成です。
 この平刀で目のモールドを削り落とします。目の周囲の装甲部分を削ってしまわないように注意しながら、カンナ掛けの要領でカリカリとモールドを削っていきました。ナイフの刃にマスキングテープを巻いておくと、装甲部分を削ってしまう危険性が減ると思います。
 精密マイナスドライバーの先端を研いで使うという方法もありますねぇ。


 仕上げのペーパー掛けには爪楊枝を使います。まず爪楊枝の先端をマイナスドライバーのような形状に削ります(図の中央)。次に裏面に両面テープを貼ってから細長い帯状に切った耐水ペーパーを用意します。その耐水ペーパーを半分に折って爪楊枝の先端部にかぶせるように貼れば、細かい部分に使えるヤスリになります。
 爪楊枝の先端を角材のように削れば、耐水ペーパーがパーツ表面に接触する面積が増えるので、さらに仕上がりが良くなると思います。

 
 写真左:画像加工で目を描き込み、顔の表情を検討します。劇中で顔が大写しになった時の作画では、上下の目がほぼ同形・同サイズで縦に並んでいるように描かれていました。その顔つきが精悍で格好良かったので目標にしてみました。トヨタのミニバン「ヴェルファイア」みたいな顔ですねぇ。
 写真右:理想は左の写真のような感じの目だったのですが、実際にプラ板で作ってみると難しいですねぇ(汗)。幅3ミリ・高さ1ミリ弱のパーツを0.3ミリ厚のプラ板で同形・同サイズに切り取るのは難しい! なんとか切り出したものの、予定よりも目の縦方向の寸法が大きくなってしまいました。
 目のプラ板の切り出しについては話が長くなりますので、次回にお送りします。

 *わっきいさんからのご質問、HGUCの「逆襲のシャア」登場MSなどに使われているガンメタリック成型色のゲート跡が黒くなる件についてですが…
 メタリックやパールなどの粒子が混入されたプラスチックの場合、どうしてもゲート跡の部分は色が違ってしまうんですよねぇ(汗)。今回のHGUCギラ・ドーガでは、「タミヤ ウェザリングマスター(Cセット)」の「ガンメタル」をフレームパーツの全体に軽くまぶしてみました。化粧品のファンデーションのような感じのウェザリング用素材で、気軽に使えますよ♪ 完全にゲート跡の黒を隠すことはできませんでしたが、わりと目立ちにくくなります。ゲート跡がある面全体に1000番ぐらいの耐水ペーパーをかけてツヤ消し面にしておくと、ウェザリングマスターの定着が良くなりますよ~。

HGUC ギラ・ドーガ(最終回)

2009年01月21日 | 現在製作中
 ブログの画面構成が変わりました。新しくなった画面にはまだ馴染めずにいるのですが、従来よりも文字が読みやすくなったので、良かったなぁと思うオッサン・かめっチです。特に「C」の字が右隣の字と離れて表示されるようになったのがうれしいです。今までだと「HGUCの」が「HGUOの」に見えてしまっていましたからねぇ…。

 今回でHGUCギラ・ドーガもいよいよ最終回! まずは先日に予告した新旧キット右肩比較です。

 写真左が旧キット、右がHGUCです。旧キットでは右の肩関節ブロックが左の物よりもやや大きく角張っており、このブロック前面に直接ノズルとカバーが付いています。 
 HGUCでは肩関節ブロックは左右同サイズの球状で、右肩には左のスパイクアーマーよりも小型のアーマーが追加されています。筆者の手元にある設定画には、右肩の構成がはっきり分かる絵が無いのですが、よく見てみるとHGUCの解釈の方が正解なのではという気がします。
 右肩シールドの大きさの違いにも驚きますねぇ。

 というわけでHGUCギラ・ドーガ、とりあえず完成です。

 本当はバトルダメージとか汚し塗装をしたかったのですが、スケジュールの都合上、やむを得ず省略しました(汗)。もしHGUCでジェガンが発売されたら化粧直しして再登場させたいですねぇ。


 正面から。旧キットは胸の横幅が広くて肩アーマーが小さい、MSVの頃までのザク系キットの血筋を感じさせるプロポーションでしたが、HGUCではギラ・ドーガらしいプロポーションになっていると思います。




 シールド裏のスモークディスチャージャーは、砲口を1ミリ径のドリルで開口してあります。すね横のノズルは、周囲の部分まで黄色く塗装しました。ノズルだけ黄色く塗るよりも塗り分けやすいですよ♪


 旧キットの箱絵を参考にして撮った写真です(一部、画像加工してあります)。旧キットから指揮官機用ビームマシンガンを拝借しています。レズン・シュナイダー機も購入された方なら、HGUCの純正パーツでこの構図を再現できますね♪ できればこの写真、レズン機の発売前に出しておきたかったのですが…(汗)。

 旧キットは「逆襲のシャア」シリーズ屈指の傑作キットでしたが、新キットもまたHGUCシリーズ屈指の傑作キットだと思います。ライバル機であるジェガンも欲しくなりますねぇ♪


 *闘病生活中のKさん:無理せずゆっくり養生してくださいね。そのうち本格的にプラモ作りができるようになることをお祈りしています。
 Kさんの家族の皆様、今後もどうぞよろしくお願いいたします。m(- -)m

HGUC ギラ・ドーガ(その6)

2009年01月14日 | 現在製作中
 HGUCギラ・ドーガ、今回は武器類の製作です。
 
 シュツルムファウストの弾頭部分は別パーツで赤く色分けされていますが、旧キットの塗装指示とは色分けの境界部分が異なります。タミヤアクリルの「メタリックグレイ」で塗装し、旧キットの指定に準じた塗り分けにしてみました。


 写真左:シールドのネオジオン紋章は、パーツ表面にシャープなモールドが彫られています。シールも付属していますが、破れ防止のために緑色の下地部分が付いています。
 写真右:マスターグレードの「逆襲のシャア」シリーズ対応の別売り水転写式デカールに含まれているネオジオン紋章は、このキットのシールドにピッタリのサイズです。
 このデカールを使おうと思ったのですが、筆者の管理が悪かった(むき出しで放置)ためか、水に漬けてもデカールの糊が溶けず、もうしばらくするとボロボロになってしまいました(汗)。デカールを保管する時は、ビニール袋か何かで密封しておいた方が良いと思います。

 
 当てにしていたデカールが使えないため、塗装することにしました。タミヤアクリルの「フラットイエロー」に「オレンジ」と「フラットベース」を適当に混ぜた色で塗り(写真左:はみ出しは気にせず、パーツ表面に塗料を置いていく感じに筆で塗りました)、塗料が乾いた後にはみ出し部分を爪楊枝でこすり落としました。全塗装をしない、部分塗装ならではの方法ですねぇ。
 この黄橙色は、機体各部のノズル内部にも使用しました。

 
 左手の「穴開きゲンコツ」は、ザクⅠスナイパーザクⅡ改と同様に深く握り込んだ感じに改修しました。


 量産機用ビームマシンガンはストックやフォアグリップが可動式に進化しています。メタリック成型色独特のマーブル模様が目立つので、タミヤアクリルの「メタリックグレイ」を全体にドライブラシし、マーブル模様を目立たなくしました。

 
 写真左:シールドを前腕に取り付けるためのジョイントは、2種類のポジションを選べるようになっています。ポーズ付けの際に威力を発揮するのですが、使わない方の取り付け軸が長くて目立ってしまいます。
 写真右:あまり使わない方の軸の長さを半分ぐらいに切って短くし、目立たないようにしてみました。これぐらいの長さでも、ギリギリですがシールドの取り付けは可能です(かなり外れやすくなりますが)。切った断面にはマイナスネジのような溝を彫ってあります。

 次回でいよいよ完成です♪